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第五章
第百九十三話 ルナーリスと仕事
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姿見の前に立ったルナーリスは、ルナーリスではなかった。キャロル似の虎人族の少女がそこに立っている。白い毛並みの耳と尻尾に、背丈も元のルナーリスとは異なる。頬を抓っても、顔を水で洗っても、変わらない誰かがそこに居た。
変装なんて生易しいものではない。竜人族の特徴が全て失われて、虎の耳と尻尾がある。それをまるで己が生まれた時から虎人族だったかのように、意思に従って動かすこともできた。
アクロシア王国は、純人族は、これ程までの技術を持っていたのか。こんなことができるなら、スパイでも犯罪でもやり放題だ。これが一般的な技術として浸透すれば、大陸中の純人族と亜人族の差別は無くなるに違いない。
キャロルは匿ってくれる代わりに、商会の仕事をするように言ってきた。皇女であるルナーリスにとって、商会の仕事に慣れるまで苦労はあったけれども、ルナーリスは真面目で他人を見下したりしなかったし、従業員たちは王侯貴族や政治家に比べたら素直で良い人たちばかりだったので安心して取り組めた。
気を遣って貰えたのは、鍵盤商会の皆から慕われているキャロルと同じ種族だから、彼女の親戚だろうと思われている影響も否定できないだろう。
そうして他の従業員とも打ち解けて話を聞くようになると、鍵盤商会にエルフや亜人族が多い理由も理解できた。鍵盤商会は行き場を失った者や奴隷として売られた者を中心に雇用している。辛い経験をした者が寄り添い、明るく働いている場所だと知った。
ここでのルナーリスは、学問や教養をいくら身につけても決して認められない出来損ないではなく、彼女たちと共に働く一人の従業員、虎人族ディアナだった。
ルナーリスは仕事をしながらも、カリオンドル皇国の大使館が襲撃された事件についての情報を集めていた。店舗での接客はキャロルが担当ではないらしく、ルナーリス本人が接客をしなかったものの、接客担当の従業員と寮内で仲良くなってそれとなく話を聞いたり、買い出しや外へ出る時は世間話を振ってみたりした。
大使館襲撃事件は、不自然なくらいカリオンドル皇国がアクロシア王国の調査に全面協力をしているらしい。今までのカリオンドル皇国であれば、襲撃者をアクロシア王国の手先だと断じて猛抗議していたのにも関わらずだ。
そして何故か、第二皇女ルナーリスは襲撃した賊に拉致されたことになっていた。
あの日、誰も竜人族が商会まで歩いていることを目撃していない。キャロルと出会ってから鍵盤商会へ来るまでの道のりで煙のように消えてしまった。だから賊さえも第二皇女ルナーリスを見失ってしまった。そんな錯覚に陥る。
賊はカリオンドル皇国の大使館を襲撃するという大事件を起こしてまで、ルナーリスを殺害したかった。事がどれほど公になろうが、誰が死のうがルナーリスを殺害しようという意思を感じる。少し失敗して逃げられたからと言って、諦めるとは思えない。
それなのに今日まで鍵盤商会は平穏だし、ルナーリスはこうして仕事をしながら従業員寮で毎日寝起きしている。
もちろんあの男性のお陰もある。虎人族ディアナを見て、ルナーリスだと考えるのは無理だろう。あの銀髪の男性がしてくれた、この種族を変える技術は、間違いなくルナーリスをカリオンドル皇国を襲撃した賊から守ってくれている。どこかの一族の秘法などでないのなら、是非教えて貰いたい。
「これが今日の納品分なのけ」
ルナーリスが鍵盤商会の契約している鍛冶師の工房を訪ねると、ドワーフの少女エイルギャヴァが無造作に積まれた魔法武具を指し示した。
とてつもない高級の魔法武具で、カリオンドル皇国軍どころか大陸中探してもこれだけの装備を揃えている軍隊は存在しないだろう。これほどまでに強大な軍事力を隠していたなんて、アクロシア王国の持っている力に戦慄してしまう。いやそれを一般に流してしまう鍵盤商会に驚くべきか。
「こちら、納品書になります」
エイルギャヴァは納品書に目を通さない。彼女たちは己が作った魔法武具が幾らの値段が付いたのか、気にもしないらしい。
「それから、こちらが新しい発注書とそのための素材になります」
ルナーリスが発注書と大量の魔法金属などを渡すと、エイルギャヴァの顔が引き攣った。彼女は引き攣りながらも笑っていて、拳から魔力が漏れ出しているようだ。何日も寝ていないのか目元に隈ができているのだが、瞳はギラギラして奥から炎が見える気がする。
「あの方は、本当に、容赦がないのけ。でも、納期までに必ず仕上げると伝えて欲しいのけ」
カリオンドル皇国にもドワーフは住んでいる。彼らは国からの要請に応えて武具を打っているが、これほどまでの意欲を見せているだろうか。
何気なく工房の中を覗いてみたら、エイルギャヴァの工房のドワーフたちは皆が鬼気迫る表情で必死に武具を打っていた。工房長や若いドワーフまで、まるで皆が弟子入りしたばかりの新人かと言うほどに、全力でひたむきに鍛冶に向かっている。
亜人族の平等を標榜するカリオンドル皇国。それに対して純人族の支配するアクロシア王国で、ドワーフがこれほど生き生きとしている。
ルナーリスから見て、アクロシア王国を侵略しようとしたエルフたちが多く働く鍵盤商会が受け入れられ、ドワーフたちが自らの意思で率先して働き、奴隷制度を廃絶したのが今のアクロシア王国だ。
初代皇帝の力を持っていないというだけで、ルナーリスのすべてを認めようとしないカリオンドル皇国。ルナーリスにはどちらが初代皇帝の理念を体現しているのか分からなかった。
荷馬車を引いて鍵盤商会へ戻ると、従業員寮の玄関に人が集まってちょっとした騒ぎが起こっていた。カリオンドル皇国の大使館を思い出して逃げ出し掛けたが、すぐに従業員が集まって話しているだけで、火事や強盗の類いではないと分かる。
非番や遅番の従業員まで出て来ていたので、親しくなった相手を探して話を聞いてみると、なんでも気絶した男性が運び込まれ、その男性が有名人らしい。閉鎖的なエルディンに住んでいることの多いエルフたちとは違い、亜人族の従業員たちはすぐにその男性が誰か分かった。
大氾濫の英雄アーサー。ナルシスト気味な言動を除けば信頼に値する人物だった。彼はある理由から、何度もルナーリスに会いに来てくれた。
彼ならカリオンドル皇国が何故ルナーリスを殺そうとしたのか分かるかも知れない。
「気絶して運び込まれたって、どうしたんですか?」
「王女様たちとの会食中にお酒を飲み過ぎて倒れたそうよ」
ルナーリスの記憶では、大氾濫の英雄アーサーはアクロシア王女に執着していた。だから彼女に勧められれば、限界まで飲んでしまうのも仕方がないと思える。
今すぐにでも会いに行きたいところだが、その状態では目を覚ましてもまともな話にならないだろう。
そもそも今のルナーリスは虎人族ディアナなのだ。話をするにはカリオンドル皇国第二皇女の竜人族ルナーリスへ戻らなければならない。
まずはキャロルへ連絡をして、あの銀髪の男性に一時的に元へ戻してくれないか頼む。アーサーと話すのはそれからだ。
「これで大使館を襲って警備の人たちを殺した犯人が見つかれば」
ルナーリスは晴れて天空の国へ売られる。ルナーリスの歩みは知らず知らずの内に重くなっていた。
変装なんて生易しいものではない。竜人族の特徴が全て失われて、虎の耳と尻尾がある。それをまるで己が生まれた時から虎人族だったかのように、意思に従って動かすこともできた。
アクロシア王国は、純人族は、これ程までの技術を持っていたのか。こんなことができるなら、スパイでも犯罪でもやり放題だ。これが一般的な技術として浸透すれば、大陸中の純人族と亜人族の差別は無くなるに違いない。
キャロルは匿ってくれる代わりに、商会の仕事をするように言ってきた。皇女であるルナーリスにとって、商会の仕事に慣れるまで苦労はあったけれども、ルナーリスは真面目で他人を見下したりしなかったし、従業員たちは王侯貴族や政治家に比べたら素直で良い人たちばかりだったので安心して取り組めた。
気を遣って貰えたのは、鍵盤商会の皆から慕われているキャロルと同じ種族だから、彼女の親戚だろうと思われている影響も否定できないだろう。
そうして他の従業員とも打ち解けて話を聞くようになると、鍵盤商会にエルフや亜人族が多い理由も理解できた。鍵盤商会は行き場を失った者や奴隷として売られた者を中心に雇用している。辛い経験をした者が寄り添い、明るく働いている場所だと知った。
ここでのルナーリスは、学問や教養をいくら身につけても決して認められない出来損ないではなく、彼女たちと共に働く一人の従業員、虎人族ディアナだった。
ルナーリスは仕事をしながらも、カリオンドル皇国の大使館が襲撃された事件についての情報を集めていた。店舗での接客はキャロルが担当ではないらしく、ルナーリス本人が接客をしなかったものの、接客担当の従業員と寮内で仲良くなってそれとなく話を聞いたり、買い出しや外へ出る時は世間話を振ってみたりした。
大使館襲撃事件は、不自然なくらいカリオンドル皇国がアクロシア王国の調査に全面協力をしているらしい。今までのカリオンドル皇国であれば、襲撃者をアクロシア王国の手先だと断じて猛抗議していたのにも関わらずだ。
そして何故か、第二皇女ルナーリスは襲撃した賊に拉致されたことになっていた。
あの日、誰も竜人族が商会まで歩いていることを目撃していない。キャロルと出会ってから鍵盤商会へ来るまでの道のりで煙のように消えてしまった。だから賊さえも第二皇女ルナーリスを見失ってしまった。そんな錯覚に陥る。
賊はカリオンドル皇国の大使館を襲撃するという大事件を起こしてまで、ルナーリスを殺害したかった。事がどれほど公になろうが、誰が死のうがルナーリスを殺害しようという意思を感じる。少し失敗して逃げられたからと言って、諦めるとは思えない。
それなのに今日まで鍵盤商会は平穏だし、ルナーリスはこうして仕事をしながら従業員寮で毎日寝起きしている。
もちろんあの男性のお陰もある。虎人族ディアナを見て、ルナーリスだと考えるのは無理だろう。あの銀髪の男性がしてくれた、この種族を変える技術は、間違いなくルナーリスをカリオンドル皇国を襲撃した賊から守ってくれている。どこかの一族の秘法などでないのなら、是非教えて貰いたい。
「これが今日の納品分なのけ」
ルナーリスが鍵盤商会の契約している鍛冶師の工房を訪ねると、ドワーフの少女エイルギャヴァが無造作に積まれた魔法武具を指し示した。
とてつもない高級の魔法武具で、カリオンドル皇国軍どころか大陸中探してもこれだけの装備を揃えている軍隊は存在しないだろう。これほどまでに強大な軍事力を隠していたなんて、アクロシア王国の持っている力に戦慄してしまう。いやそれを一般に流してしまう鍵盤商会に驚くべきか。
「こちら、納品書になります」
エイルギャヴァは納品書に目を通さない。彼女たちは己が作った魔法武具が幾らの値段が付いたのか、気にもしないらしい。
「それから、こちらが新しい発注書とそのための素材になります」
ルナーリスが発注書と大量の魔法金属などを渡すと、エイルギャヴァの顔が引き攣った。彼女は引き攣りながらも笑っていて、拳から魔力が漏れ出しているようだ。何日も寝ていないのか目元に隈ができているのだが、瞳はギラギラして奥から炎が見える気がする。
「あの方は、本当に、容赦がないのけ。でも、納期までに必ず仕上げると伝えて欲しいのけ」
カリオンドル皇国にもドワーフは住んでいる。彼らは国からの要請に応えて武具を打っているが、これほどまでの意欲を見せているだろうか。
何気なく工房の中を覗いてみたら、エイルギャヴァの工房のドワーフたちは皆が鬼気迫る表情で必死に武具を打っていた。工房長や若いドワーフまで、まるで皆が弟子入りしたばかりの新人かと言うほどに、全力でひたむきに鍛冶に向かっている。
亜人族の平等を標榜するカリオンドル皇国。それに対して純人族の支配するアクロシア王国で、ドワーフがこれほど生き生きとしている。
ルナーリスから見て、アクロシア王国を侵略しようとしたエルフたちが多く働く鍵盤商会が受け入れられ、ドワーフたちが自らの意思で率先して働き、奴隷制度を廃絶したのが今のアクロシア王国だ。
初代皇帝の力を持っていないというだけで、ルナーリスのすべてを認めようとしないカリオンドル皇国。ルナーリスにはどちらが初代皇帝の理念を体現しているのか分からなかった。
荷馬車を引いて鍵盤商会へ戻ると、従業員寮の玄関に人が集まってちょっとした騒ぎが起こっていた。カリオンドル皇国の大使館を思い出して逃げ出し掛けたが、すぐに従業員が集まって話しているだけで、火事や強盗の類いではないと分かる。
非番や遅番の従業員まで出て来ていたので、親しくなった相手を探して話を聞いてみると、なんでも気絶した男性が運び込まれ、その男性が有名人らしい。閉鎖的なエルディンに住んでいることの多いエルフたちとは違い、亜人族の従業員たちはすぐにその男性が誰か分かった。
大氾濫の英雄アーサー。ナルシスト気味な言動を除けば信頼に値する人物だった。彼はある理由から、何度もルナーリスに会いに来てくれた。
彼ならカリオンドル皇国が何故ルナーリスを殺そうとしたのか分かるかも知れない。
「気絶して運び込まれたって、どうしたんですか?」
「王女様たちとの会食中にお酒を飲み過ぎて倒れたそうよ」
ルナーリスの記憶では、大氾濫の英雄アーサーはアクロシア王女に執着していた。だから彼女に勧められれば、限界まで飲んでしまうのも仕方がないと思える。
今すぐにでも会いに行きたいところだが、その状態では目を覚ましてもまともな話にならないだろう。
そもそも今のルナーリスは虎人族ディアナなのだ。話をするにはカリオンドル皇国第二皇女の竜人族ルナーリスへ戻らなければならない。
まずはキャロルへ連絡をして、あの銀髪の男性に一時的に元へ戻してくれないか頼む。アーサーと話すのはそれからだ。
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