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第六章
第二百九十七話 クレシェンドの妄執
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そこは八百万の神々を祭る神社によく似た建造物だった。その境内には百人近い刀や矛で武装した武者たちが集まっており、彼らの頭には動物の角が生えている。
異世界ファーアースでデーモンと呼称される種族。彼らの半数以上が武器を砕かれ、大怪我をして手当を受けている者もいる。見た印象だけを語れば、敗残兵が集まっているようにも見えるだろう。
「クレシェンド、貴様。何故、<フォルテピアノ>へ拠点攻防戦を挑んだ?」
そんな中で老人デーモングラーヴェがクレシェンドへ詰め寄っていた。
一人だけスーツの出で立ちのクレシェンドは、冷めた視線でグラーヴェを見つめている。クレシェンドにフォルティシモから受けた傷はない。衣服も綺麗なものだった。しかしクレシェンドの表情には、どこか疲れのようなものが浮かんでいる。
「直接の戦闘をしてみて分かりました。プレストの言うことが正しく、私の見立てが間違っておりました。その点は謝罪いたします」
クレシェンドはグラーヴェに向かって、丁寧に腰を折って頭を下げた。
「ですから、“最終手段”として何とか拠点攻防戦を成立させました。拠点攻防戦に勝つこと、それだけがあの天空の王を倒す唯一の手段だと思ったからです。私が勝利できなかったばかりに、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。デーモンの未来のために、女神に弄ばれたプレイヤーを倒しましょう」
もちろんクレシェンドの目的は、最初から拠点攻防戦の成立である。近衛翔の従者全員を彼の目の前で殺すため、拠点攻防戦は絶対条件だと言えた。その意味ではクレシェンドはデーモンたちを騙している。
それでもデーモンたちの目的、女神殺しと母なる大地の奪還は、クレシェンドの目的と反することはない。だからクレシェンドはデーモンたちと協力しているし、デーモンの邪魔をしたこともない。
今回のことだって独断専行が過ぎたことは謝罪した。しかし直接戦闘では討伐不可能な天空の王を倒すため、拠点攻防戦の仕様で殺すのは理に適っているはずだ。
真っ先に拠点攻防戦に勝利して天空の王を抹殺したいデーモンと、従者を一人一人殺して苦しめた上で殺したいクレシェンドでは、過程が少々異なるものの袂を分かつほどではない。
「グラーヴェ翁、クレシェンド殿の言う通りではないかと思う」
「我らは天空の王フォルティシモと戦ったが、何もできなかった。いやあれは戦いと呼べるものではない」
「あれを他のプレイヤー共と同じだと考えるべきではない。まるで別の常識で動いているかのように、違う」
近衛翔に叩きのめされたデーモンたちからは、クレシェンドを擁護する声が上がっていた。
デーモンたちは異世界ファーアースの法則に上書きされてからレベルを上げ続けて来た。
千年。
千年の間、神戯を終わらせるため女神の作った法則でレベルを上げ、スキルを覚え、戦って来たのだ。千年も同じゲームを強制的にプレイさせられているとも言えるが、それだけあればどんなプレイヤーにだって勝てるはずだった。
なのに天空の王には手も足も出なかった。自分たちの千年を否定されるかのような、恐怖が湧き上がるのも仕方がない。
まあクレシェンドからすれば、課金やイベント、ログインボーナスなど一切ない上、種族全体の衣食住まで気にしなければならない中で千年というのは、数字通りの強さとは思っていない。
「それと明確に敵対してしまった、ということになるのだぞ。どれだけ犠牲が出るのか分かっているのか」
「犠牲が出たとしても、母なる大地の奪還を優先するのが我々ではないですか? それとも何か、別のお困りごとでもありましたか?」
グラーヴェがクレシェンドに良い感情を抱いていないことは知っていた。デーモンは組織ではなく種族だ。組織の中にだって派閥ができるのだから、種族の中で考えが完全に統一されるはずがない。
特にグラーヴェとクレシェンドは、NPCと呼ぶ異世界ファーアースの住人に対する扱いで正反対の意見を掲げている。
女神が遊戯盤の上に作ったNPCは、人か、物か。
「始まってしまったものに文句を付けても仕方がない。こうなれば、いつものように勝利し、敵プレイヤーを全滅させるだけだ」
デーモンの女武者プレストが二人の争いに口を挟む。
彼女はクレシェンドを焚き付けた上、サンタ・エズレル神殿の作戦に参加していたが、目立った動きを一切見せなかった。怪しい動きをしていたと言えるだろう。
しかし演技や嘘が得意でもなく、策謀を張り巡らすタイプでもない。黄金狐のゴーレムを使っていた時、その受け答えが酷いものだったことからも確実だ。クレシェンドが操作しても、もう少しは似せられる。
一度解散して頭を冷やそうと言われ、クレシェンドは参道に立って手元の懐中時計を見つめていた。
クレシェンドに焦りと怒りがあったのは否定できない。近衛翔と正面から対峙して、それらが大きくなった。もっと冷静に対応するべきだった。他のプレイヤーと同じように好意的に近付くことは絶対にしないが、もう少し良い手段があったのではないか。
そう思うのに一秒でも長く近衛翔が生きていることを許せない気持ちが、そうさせてくれない。
じゃりと足音がしたので、懐中時計の蓋を閉じて懐へ仕舞う。
「クレシェンドさま」
それはサンタ・エズレル神殿で洗礼具が入った箱を運んでいた女性デーモンだった。クレシェンドは彼女から好意を持たれている。その好意を利用する予定はないが、何かのために維持しておくべきだろう。
「先ほどは申し訳ありません。私も熱くなってしまいました」
「そんなことは! 直接戦われるのはクレシェンドさまなのです! グラーヴェ翁は変な女と女神を名乗る不審者なんて者を信じたようで、おそらくは甘言に惑わされたのです」
「………女神を名乗る不審者?」
思い出すのは黄金狐だ。あの黄金狐を近衛翔に売ったのはクレシェンドだ。黄金狐は、あの時とはまったく違うように思えた。
それを証明するかのような、システムへの攻撃。
「あ、あの! 聞いてもよろしいでしょうか!?」
「私で答えられることであればなんなりと」
「あの、その写真の方は、その………クレシェンドさまの、お、奥様でしょうか?」
クレシェンドはピクリと表情を硬くした。しかしすぐに笑みへ戻す。
女性デーモンが指摘したのは、先ほどまでクレシェンドが見ていた懐中時計、その蓋の裏側に張り付けてあった写真である。
写真には一人の黒髪女性が写っている。
「ははは、そんな恐れ多い。違いますよ」
「そ、そう、なのですね。とてもお綺麗で、素晴らしい、御方なのが分かります」
「ありがとうございます。お世辞だとしても、褒めて貰えると嬉しいですよ。本当に、素晴らしい御方だったんです」
クレシェンドはどこか遠くへ視線を送っていた。その視線の先に、写真の女性がいるかのように。
「クレシェンドさまは、その御方を、愛して、おられたんですね」
「ええ、愛しておりました。私の生涯を捧げると約束したのです」
女性デーモンの好意を利用するのに都合が悪いが、これだけは偽れない。
クレシェンドのすべて。
「………姫桐様」
クレシェンドは写真の女性の名前を呟いた。その呟きには隠しきれない愛情が込められている。
その名を姫桐。
氏名を近衛姫桐。
近衛天翔王光の娘。
フォルティシモこと近衛翔の幼い頃に、誘拐人質事件によって命を落とした母親の名前だった。
異世界ファーアースでデーモンと呼称される種族。彼らの半数以上が武器を砕かれ、大怪我をして手当を受けている者もいる。見た印象だけを語れば、敗残兵が集まっているようにも見えるだろう。
「クレシェンド、貴様。何故、<フォルテピアノ>へ拠点攻防戦を挑んだ?」
そんな中で老人デーモングラーヴェがクレシェンドへ詰め寄っていた。
一人だけスーツの出で立ちのクレシェンドは、冷めた視線でグラーヴェを見つめている。クレシェンドにフォルティシモから受けた傷はない。衣服も綺麗なものだった。しかしクレシェンドの表情には、どこか疲れのようなものが浮かんでいる。
「直接の戦闘をしてみて分かりました。プレストの言うことが正しく、私の見立てが間違っておりました。その点は謝罪いたします」
クレシェンドはグラーヴェに向かって、丁寧に腰を折って頭を下げた。
「ですから、“最終手段”として何とか拠点攻防戦を成立させました。拠点攻防戦に勝つこと、それだけがあの天空の王を倒す唯一の手段だと思ったからです。私が勝利できなかったばかりに、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。デーモンの未来のために、女神に弄ばれたプレイヤーを倒しましょう」
もちろんクレシェンドの目的は、最初から拠点攻防戦の成立である。近衛翔の従者全員を彼の目の前で殺すため、拠点攻防戦は絶対条件だと言えた。その意味ではクレシェンドはデーモンたちを騙している。
それでもデーモンたちの目的、女神殺しと母なる大地の奪還は、クレシェンドの目的と反することはない。だからクレシェンドはデーモンたちと協力しているし、デーモンの邪魔をしたこともない。
今回のことだって独断専行が過ぎたことは謝罪した。しかし直接戦闘では討伐不可能な天空の王を倒すため、拠点攻防戦の仕様で殺すのは理に適っているはずだ。
真っ先に拠点攻防戦に勝利して天空の王を抹殺したいデーモンと、従者を一人一人殺して苦しめた上で殺したいクレシェンドでは、過程が少々異なるものの袂を分かつほどではない。
「グラーヴェ翁、クレシェンド殿の言う通りではないかと思う」
「我らは天空の王フォルティシモと戦ったが、何もできなかった。いやあれは戦いと呼べるものではない」
「あれを他のプレイヤー共と同じだと考えるべきではない。まるで別の常識で動いているかのように、違う」
近衛翔に叩きのめされたデーモンたちからは、クレシェンドを擁護する声が上がっていた。
デーモンたちは異世界ファーアースの法則に上書きされてからレベルを上げ続けて来た。
千年。
千年の間、神戯を終わらせるため女神の作った法則でレベルを上げ、スキルを覚え、戦って来たのだ。千年も同じゲームを強制的にプレイさせられているとも言えるが、それだけあればどんなプレイヤーにだって勝てるはずだった。
なのに天空の王には手も足も出なかった。自分たちの千年を否定されるかのような、恐怖が湧き上がるのも仕方がない。
まあクレシェンドからすれば、課金やイベント、ログインボーナスなど一切ない上、種族全体の衣食住まで気にしなければならない中で千年というのは、数字通りの強さとは思っていない。
「それと明確に敵対してしまった、ということになるのだぞ。どれだけ犠牲が出るのか分かっているのか」
「犠牲が出たとしても、母なる大地の奪還を優先するのが我々ではないですか? それとも何か、別のお困りごとでもありましたか?」
グラーヴェがクレシェンドに良い感情を抱いていないことは知っていた。デーモンは組織ではなく種族だ。組織の中にだって派閥ができるのだから、種族の中で考えが完全に統一されるはずがない。
特にグラーヴェとクレシェンドは、NPCと呼ぶ異世界ファーアースの住人に対する扱いで正反対の意見を掲げている。
女神が遊戯盤の上に作ったNPCは、人か、物か。
「始まってしまったものに文句を付けても仕方がない。こうなれば、いつものように勝利し、敵プレイヤーを全滅させるだけだ」
デーモンの女武者プレストが二人の争いに口を挟む。
彼女はクレシェンドを焚き付けた上、サンタ・エズレル神殿の作戦に参加していたが、目立った動きを一切見せなかった。怪しい動きをしていたと言えるだろう。
しかし演技や嘘が得意でもなく、策謀を張り巡らすタイプでもない。黄金狐のゴーレムを使っていた時、その受け答えが酷いものだったことからも確実だ。クレシェンドが操作しても、もう少しは似せられる。
一度解散して頭を冷やそうと言われ、クレシェンドは参道に立って手元の懐中時計を見つめていた。
クレシェンドに焦りと怒りがあったのは否定できない。近衛翔と正面から対峙して、それらが大きくなった。もっと冷静に対応するべきだった。他のプレイヤーと同じように好意的に近付くことは絶対にしないが、もう少し良い手段があったのではないか。
そう思うのに一秒でも長く近衛翔が生きていることを許せない気持ちが、そうさせてくれない。
じゃりと足音がしたので、懐中時計の蓋を閉じて懐へ仕舞う。
「クレシェンドさま」
それはサンタ・エズレル神殿で洗礼具が入った箱を運んでいた女性デーモンだった。クレシェンドは彼女から好意を持たれている。その好意を利用する予定はないが、何かのために維持しておくべきだろう。
「先ほどは申し訳ありません。私も熱くなってしまいました」
「そんなことは! 直接戦われるのはクレシェンドさまなのです! グラーヴェ翁は変な女と女神を名乗る不審者なんて者を信じたようで、おそらくは甘言に惑わされたのです」
「………女神を名乗る不審者?」
思い出すのは黄金狐だ。あの黄金狐を近衛翔に売ったのはクレシェンドだ。黄金狐は、あの時とはまったく違うように思えた。
それを証明するかのような、システムへの攻撃。
「あ、あの! 聞いてもよろしいでしょうか!?」
「私で答えられることであればなんなりと」
「あの、その写真の方は、その………クレシェンドさまの、お、奥様でしょうか?」
クレシェンドはピクリと表情を硬くした。しかしすぐに笑みへ戻す。
女性デーモンが指摘したのは、先ほどまでクレシェンドが見ていた懐中時計、その蓋の裏側に張り付けてあった写真である。
写真には一人の黒髪女性が写っている。
「ははは、そんな恐れ多い。違いますよ」
「そ、そう、なのですね。とてもお綺麗で、素晴らしい、御方なのが分かります」
「ありがとうございます。お世辞だとしても、褒めて貰えると嬉しいですよ。本当に、素晴らしい御方だったんです」
クレシェンドはどこか遠くへ視線を送っていた。その視線の先に、写真の女性がいるかのように。
「クレシェンドさまは、その御方を、愛して、おられたんですね」
「ええ、愛しておりました。私の生涯を捧げると約束したのです」
女性デーモンの好意を利用するのに都合が悪いが、これだけは偽れない。
クレシェンドのすべて。
「………姫桐様」
クレシェンドは写真の女性の名前を呟いた。その呟きには隠しきれない愛情が込められている。
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