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第七章
第三百七話 無敵の城塞(課金)
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フォルティシモはつうを除く<フォルテピアノ>の全員をチームの【拠点】へ案内した。
その場所はギリシャ神話にでも出て来そうな、無数の大理石の柱に囲まれた神殿だった。地下でありながら周囲は明るく、まるで地上のような雲一つ無い青空が広がっている。そんな神殿の中央に巨大なクリスタルが置かれ、その周囲にフォルティシモたちが集まっている。
「まず聞きたいんだが、なんだ、これ?」
ピアノは周囲を見回してから、フォルティシモへ向かって無表情で質問を投げ掛けていた。
「どうした? 何かあったか?」
「何かあったかじゃねぇよ。なんだ、ここ。【拠点】にあって良いダンジョンじゃないぞ。こんなん攻略してたら、それだけで一週間は掛かりそうなんだが?」
この神殿、地下千階の超低層ダンジョンの最下層にある。
フォルティシモが作ったチーム<フォルテピアノ>の【拠点】に設置されたダンジョン。ハウジングシステムの拡張版、ダンジョニングシステムと言うべきか。
<フォルテピアノ>の【拠点】には地下千階のダンジョンがあり、その最奥地に拠点攻防戦の攻撃目標であるクリスタルが設置されている。
<フォルテピアノ>に挑んだチームは、この地下千階のダンジョンを踏破しなければクリスタルを見ることも叶わない。
「ああ、拠点攻防戦に興味なさそうなピアノには話したことなかったか。拠点攻防戦用のM級の建造物課金アイテムがあっただろ? あれって十凸ごとに階層が一個増えるんだ。九九九九凸すると、最終的に千階の建造物アイテムになる」
「それを一万個買うお前が信じらんねぇよ!」
こればかりは無課金ユーザーのピアノには理解できない感覚だろう。だからフォルティシモは優しく諭す。
「何言ってんだ? ガチャにしなかったのは、運営の良心だぞ」
「金儲けという欲望に満ちあふれた良心だな! あの課金アイテム、一個一万クレジットだろ!?」
アイテム一個一万クレジットだろうが、一万個をガチャで出すより遙かに安く揃えられたので、間違いなく運営の良心である。
ちなみにクレジットというのはVRMMOファーアースオンラインの課金単位であって、さすがに現金で丸々一億使った訳ではない。
「お前、こんなん攻略しようなんて、誰も思わないだろ。これ下に行くまで、何回お前やお前の従者に襲い掛かられるんだよ。そりゃお前の【拠点】が無敵の魔王城とか言われるわ」
フォルティシモの作った<フォルテピアノ>の【拠点】は、掲示板で無敵の魔王城と呼ばれている。
「まあ、実際役に立ったことは、ほぼないんだけどな」
「役に立ったことはないって、こんな無敵の城塞でか?」
「俺に拠点攻防戦を挑んだ奴は、俺がすぐに叩き潰したからな」
「あー、そりゃ、防衛の意味ねぇな」
ファーアースオンライン最強のプレイヤーフォルティシモには様々なチームが挑戦してきたが、そのほとんどが攻撃に出るフォルティシモへの対応に必死になって、チームの【拠点】の奥地へ攻め込むに至らなかった。
「けど今回は、お前の廃課金が何よりも役に立ちそうだな。<暗黒の光>はここを攻略するのに、かなりの時間が掛かるはずだ。その間に、デーモンたちを救う方法を探せる」
ピアノはやる気を漲らせているけれど、この地下千階の【拠点】ダンジョンには弱点もある。
それはリソースだ。ピアノが先ほど話していた拠点攻防戦用のポイントを鬼のように食い潰すことである。今回はピアノが全部負債を背負ってくれるそうなのだが、長引かせれば長引かせるほど、ピアノは借金まみれになることだろう。知らぬが仏なので言わない。
『………あのさ、フォルティシモ、クレシェンドに降伏勧告するのはどうかな? こんなの人間が攻略できるダンジョンじゃない。今ならまだ拠点攻防戦のキャンセルが効く。それなら両者が穏便に終わらないかい?』
「テディベア、お前が良い奴なのは知ってるが、それは止めろ。俺はクレシェンドを叩き潰す。そこにもう変更はない。それに話し合いの余地のある段階は過ぎた」
クレシェンドから身体を植物に変えられて、長い、本当に長い間苦しんでいたにも関わらず、クレシェンドを気遣うような発言。フォルティシモはテディベアが裏切ってクレシェンドへ情報を流している可能性を、当初からずっと考慮している。
もちろんそれが杞憂であることは確認していた。フォルティシモが御神木の魂をテディベアへ移した時点で、フォルティシモはテディベアへ監視プログラムを仕込んである。
コード設定やアバター変更をした者たちへ対して【隷従】を遅延起動させるトロイの木馬を仕掛けていたように、テディベアへもバックドアを仕掛けている。その気になればテディベアの行動はすべて筒抜けなのだ。
その結論として、テディベア、そしてエルミアやエルフたちはフォルティシモの味方である。
信じられないほどに最低の行いで、だから友人を得られないのだと言われるだろう。しかし異世界ファーアースで、本当の生死を賭けた戦いに身を投じている今、一切の油断はできなかった。ここがVRMMOファーアースオンラインでもやっただろうけれど。
「俺の従者たちには自明だろうが、防衛に回る奴にはここを使わせる」
フォルティシモは情報ウィンドウから有用な課金アイテムを次々に取り出していく。
「デーモンたちを救う方法がいつ見つかるか分からない。最悪、デーモンたちにはこのダンジョンの攻略に一年くらいは掛けて貰としよう」
「はあああぁぁぁーーー!?」
フォルティシモは自慢げに宣言したのだけれど、それに大声を上げたのは他でもないダアトだ。
その後も作戦会議を続け、拠点攻防戦に対する作戦の大枠は決まったのだけれど、主にダアトが粘っていた。
「フォルさん、ここはゲームじゃないんですよ? 戦争で最も重要なのって分かりますか? それは決着の仕方なんですよ。勝敗に関わらず、勝ち方と負け方が最も重要なんです。ただ勝ったって意味なし! むしろこっちに損害があったら負けなんですよ!」
ダアトの主張は、簡単に言えば早くクレシェンドを倒し、拠点攻防戦を終わらせ、デーモンたちを支配しろということだった。
ダアトは拠点攻防戦を長引かせると聞いて、せいぜい一日だと思ったらしい。VRMMOファーアースオンラインのフォルティシモは、一時間も掛けず拠点攻防戦に勝利して来たのでそう勘違いするのも仕方がない。
そして今や飛ぶ鳥を落とす勢いの鍵盤商会会長ダアトが、一年も【拠点】に籠もりきりになるなどあってはならないと理解も示せた。現代リアルワールドで言えば、大企業の社長が唐突に「一年間引き籠もるから」と言うに等しい。
「ダアの言うことは一理あると思うが、さすがにそれは無茶だろう」
「分かりました! 私も無茶は言いません! 一日半! どうでしょう!?」
「いや、現状は手掛かりもないしな」
「交渉がなかなか上手になりましたね! 二日! これで如何です!? 私の譲歩です! 私がですよ、この私が、二日も何もしないで良いと言ってあげます!」
完全週休二日制という言葉もあるのだから、二日くらい普通に休んでくれと言いたい。ダアトは鍵盤商会会長として本当に休む間もなく働いてくれている。
「良いでしょう! 三日! 年末年始休暇だと思って、三日だけ我慢してあげます! 三日で全部終わらせてください!」
「なんかダアの言い分を聞いてると、今からマリアステラに連絡を取りたくなって来た」
「取るか? お前もよく前言を撤回するから、念のため連絡コードを交換してあるぞ」
女神マリアステラ曰く、彼女の協力を受け入れれば二時間で拠点攻防戦を終わらせ、<暗黒の光>を全滅させられたらしい。堂々とピアノに女神マリアステラは信頼できないと言い切った手前、そんな格好悪いことはできないが。
それはそれとして、ピアノが入手した女神マリアステラの連絡コードは貰っておく。
ダアトは今にもフォルティシモへ唾を吐きかけそうな勢いで叫ぶ。
「その程度ができなくて何が最強ですか! はー! フォルさんの目指す最強ってのは、自分だけが強ければそれで終わりですか? しょっぼいですねぇ! 良いんじゃないですか? 戦えば最強だって、喧伝してあげますよ! 戦えば、ね!」
「………さすが俺が創っただけのことはあるな、ダア。良い挑発だ」
つう、エンシェント、セフェールの三人は、リアルワールドから付き合いのあるAI。そのため四人目の従者ダアトは、フォルティシモがVRMMOファーアースオンラインで最初に作成した従者となる。
つまりVRMMOファーアースオンラインを攻略するため、最も必要だと思った従者がダアトなのだ。
従者ダアトこそ、最強への願いを込めて創った最初で最高のサポーター。フォルティシモの苦手なすべてを請け負って、すべてをこなしてくれる存在。ダアトは誰よりもフォルティシモを最強にするために動いてくれている。
「その程度ができなくて、最強の神を目指すとは言えない。良いだろう。開始から三日だ。三日でクレシェンドを倒し、デーモンたちを救い、拠点攻防戦を攻略してやる」
「それでこそフォルさんですよ!」
たぶん。
その場所はギリシャ神話にでも出て来そうな、無数の大理石の柱に囲まれた神殿だった。地下でありながら周囲は明るく、まるで地上のような雲一つ無い青空が広がっている。そんな神殿の中央に巨大なクリスタルが置かれ、その周囲にフォルティシモたちが集まっている。
「まず聞きたいんだが、なんだ、これ?」
ピアノは周囲を見回してから、フォルティシモへ向かって無表情で質問を投げ掛けていた。
「どうした? 何かあったか?」
「何かあったかじゃねぇよ。なんだ、ここ。【拠点】にあって良いダンジョンじゃないぞ。こんなん攻略してたら、それだけで一週間は掛かりそうなんだが?」
この神殿、地下千階の超低層ダンジョンの最下層にある。
フォルティシモが作ったチーム<フォルテピアノ>の【拠点】に設置されたダンジョン。ハウジングシステムの拡張版、ダンジョニングシステムと言うべきか。
<フォルテピアノ>の【拠点】には地下千階のダンジョンがあり、その最奥地に拠点攻防戦の攻撃目標であるクリスタルが設置されている。
<フォルテピアノ>に挑んだチームは、この地下千階のダンジョンを踏破しなければクリスタルを見ることも叶わない。
「ああ、拠点攻防戦に興味なさそうなピアノには話したことなかったか。拠点攻防戦用のM級の建造物課金アイテムがあっただろ? あれって十凸ごとに階層が一個増えるんだ。九九九九凸すると、最終的に千階の建造物アイテムになる」
「それを一万個買うお前が信じらんねぇよ!」
こればかりは無課金ユーザーのピアノには理解できない感覚だろう。だからフォルティシモは優しく諭す。
「何言ってんだ? ガチャにしなかったのは、運営の良心だぞ」
「金儲けという欲望に満ちあふれた良心だな! あの課金アイテム、一個一万クレジットだろ!?」
アイテム一個一万クレジットだろうが、一万個をガチャで出すより遙かに安く揃えられたので、間違いなく運営の良心である。
ちなみにクレジットというのはVRMMOファーアースオンラインの課金単位であって、さすがに現金で丸々一億使った訳ではない。
「お前、こんなん攻略しようなんて、誰も思わないだろ。これ下に行くまで、何回お前やお前の従者に襲い掛かられるんだよ。そりゃお前の【拠点】が無敵の魔王城とか言われるわ」
フォルティシモの作った<フォルテピアノ>の【拠点】は、掲示板で無敵の魔王城と呼ばれている。
「まあ、実際役に立ったことは、ほぼないんだけどな」
「役に立ったことはないって、こんな無敵の城塞でか?」
「俺に拠点攻防戦を挑んだ奴は、俺がすぐに叩き潰したからな」
「あー、そりゃ、防衛の意味ねぇな」
ファーアースオンライン最強のプレイヤーフォルティシモには様々なチームが挑戦してきたが、そのほとんどが攻撃に出るフォルティシモへの対応に必死になって、チームの【拠点】の奥地へ攻め込むに至らなかった。
「けど今回は、お前の廃課金が何よりも役に立ちそうだな。<暗黒の光>はここを攻略するのに、かなりの時間が掛かるはずだ。その間に、デーモンたちを救う方法を探せる」
ピアノはやる気を漲らせているけれど、この地下千階の【拠点】ダンジョンには弱点もある。
それはリソースだ。ピアノが先ほど話していた拠点攻防戦用のポイントを鬼のように食い潰すことである。今回はピアノが全部負債を背負ってくれるそうなのだが、長引かせれば長引かせるほど、ピアノは借金まみれになることだろう。知らぬが仏なので言わない。
『………あのさ、フォルティシモ、クレシェンドに降伏勧告するのはどうかな? こんなの人間が攻略できるダンジョンじゃない。今ならまだ拠点攻防戦のキャンセルが効く。それなら両者が穏便に終わらないかい?』
「テディベア、お前が良い奴なのは知ってるが、それは止めろ。俺はクレシェンドを叩き潰す。そこにもう変更はない。それに話し合いの余地のある段階は過ぎた」
クレシェンドから身体を植物に変えられて、長い、本当に長い間苦しんでいたにも関わらず、クレシェンドを気遣うような発言。フォルティシモはテディベアが裏切ってクレシェンドへ情報を流している可能性を、当初からずっと考慮している。
もちろんそれが杞憂であることは確認していた。フォルティシモが御神木の魂をテディベアへ移した時点で、フォルティシモはテディベアへ監視プログラムを仕込んである。
コード設定やアバター変更をした者たちへ対して【隷従】を遅延起動させるトロイの木馬を仕掛けていたように、テディベアへもバックドアを仕掛けている。その気になればテディベアの行動はすべて筒抜けなのだ。
その結論として、テディベア、そしてエルミアやエルフたちはフォルティシモの味方である。
信じられないほどに最低の行いで、だから友人を得られないのだと言われるだろう。しかし異世界ファーアースで、本当の生死を賭けた戦いに身を投じている今、一切の油断はできなかった。ここがVRMMOファーアースオンラインでもやっただろうけれど。
「俺の従者たちには自明だろうが、防衛に回る奴にはここを使わせる」
フォルティシモは情報ウィンドウから有用な課金アイテムを次々に取り出していく。
「デーモンたちを救う方法がいつ見つかるか分からない。最悪、デーモンたちにはこのダンジョンの攻略に一年くらいは掛けて貰としよう」
「はあああぁぁぁーーー!?」
フォルティシモは自慢げに宣言したのだけれど、それに大声を上げたのは他でもないダアトだ。
その後も作戦会議を続け、拠点攻防戦に対する作戦の大枠は決まったのだけれど、主にダアトが粘っていた。
「フォルさん、ここはゲームじゃないんですよ? 戦争で最も重要なのって分かりますか? それは決着の仕方なんですよ。勝敗に関わらず、勝ち方と負け方が最も重要なんです。ただ勝ったって意味なし! むしろこっちに損害があったら負けなんですよ!」
ダアトの主張は、簡単に言えば早くクレシェンドを倒し、拠点攻防戦を終わらせ、デーモンたちを支配しろということだった。
ダアトは拠点攻防戦を長引かせると聞いて、せいぜい一日だと思ったらしい。VRMMOファーアースオンラインのフォルティシモは、一時間も掛けず拠点攻防戦に勝利して来たのでそう勘違いするのも仕方がない。
そして今や飛ぶ鳥を落とす勢いの鍵盤商会会長ダアトが、一年も【拠点】に籠もりきりになるなどあってはならないと理解も示せた。現代リアルワールドで言えば、大企業の社長が唐突に「一年間引き籠もるから」と言うに等しい。
「ダアの言うことは一理あると思うが、さすがにそれは無茶だろう」
「分かりました! 私も無茶は言いません! 一日半! どうでしょう!?」
「いや、現状は手掛かりもないしな」
「交渉がなかなか上手になりましたね! 二日! これで如何です!? 私の譲歩です! 私がですよ、この私が、二日も何もしないで良いと言ってあげます!」
完全週休二日制という言葉もあるのだから、二日くらい普通に休んでくれと言いたい。ダアトは鍵盤商会会長として本当に休む間もなく働いてくれている。
「良いでしょう! 三日! 年末年始休暇だと思って、三日だけ我慢してあげます! 三日で全部終わらせてください!」
「なんかダアの言い分を聞いてると、今からマリアステラに連絡を取りたくなって来た」
「取るか? お前もよく前言を撤回するから、念のため連絡コードを交換してあるぞ」
女神マリアステラ曰く、彼女の協力を受け入れれば二時間で拠点攻防戦を終わらせ、<暗黒の光>を全滅させられたらしい。堂々とピアノに女神マリアステラは信頼できないと言い切った手前、そんな格好悪いことはできないが。
それはそれとして、ピアノが入手した女神マリアステラの連絡コードは貰っておく。
ダアトは今にもフォルティシモへ唾を吐きかけそうな勢いで叫ぶ。
「その程度ができなくて何が最強ですか! はー! フォルさんの目指す最強ってのは、自分だけが強ければそれで終わりですか? しょっぼいですねぇ! 良いんじゃないですか? 戦えば最強だって、喧伝してあげますよ! 戦えば、ね!」
「………さすが俺が創っただけのことはあるな、ダア。良い挑発だ」
つう、エンシェント、セフェールの三人は、リアルワールドから付き合いのあるAI。そのため四人目の従者ダアトは、フォルティシモがVRMMOファーアースオンラインで最初に作成した従者となる。
つまりVRMMOファーアースオンラインを攻略するため、最も必要だと思った従者がダアトなのだ。
従者ダアトこそ、最強への願いを込めて創った最初で最高のサポーター。フォルティシモの苦手なすべてを請け負って、すべてをこなしてくれる存在。ダアトは誰よりもフォルティシモを最強にするために動いてくれている。
「その程度ができなくて、最強の神を目指すとは言えない。良いだろう。開始から三日だ。三日でクレシェンドを倒し、デーモンたちを救い、拠点攻防戦を攻略してやる」
「それでこそフォルさんですよ!」
たぶん。
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