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第八章
第三百八十三話 大陸歴訪 カリオンドル皇国編
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元カリオンドル皇国の第二皇女ルナーリス=カリオンドル。
初代皇帝の異能を発揮するのが当然の皇族の中で、何の力も発現できなかった“出来損ないの皇族”と呼ばれたルナーリスだったが、その代わりと言うように初代皇妃ディアナの姿と力を発現した。それだけには留まらず感情と記憶までが混濁した末に巨大なドラゴン、白き竜神ディアナ・ルナーリスへと変貌して、カリオンドル皇国だけでなく、アクロシア大陸全土を滅ぼさんと暴れ回ってしまう。
結局はフォルティシモ陛下に抑え込まれ、彼の事情も伴ってカリオンドル皇国の皇帝、女皇ルナーリスへ戴冠した。
そんなルナーリスは天空の王フォルティシモ陛下と悪魔の王クレシェンドの拠点攻防戦の間、『浮遊大陸』で待機しているよう命じられる。
ルナーリスの初代皇妃ディアナそっくりの容姿に、フォルティシモ陛下が惚れ込んだから安全な場所へ匿った、だったら良かったけれど、そんなことはない。フォルティシモ陛下は黄金狐の少女を溺愛しているのでそうはならない。
そんな時間が与えられた理由は、ルナーリスが『浮遊大陸』が攻撃された際の防衛戦力だからだ。
ルナーリスは実の父から初代皇帝の力を奪い取り、初代皇妃二人の力を発現できる。この世界では指折りの強者なのだ。戦えばルナーリスを上回れる者など、片手で数えられる人数に違いない。
とは言え、竜神ディアナ・ルナーリスを圧倒したフォルティシモ陛下が戦うのだから、何もやることはないと思っていた。
しかしルナーリスの予想に反して、悪魔の王クレシェンドが率いる<暗黒の光>は『浮遊大陸』に甚大な被害を与え始める。
ルナーリスは自分を救ってくれたデーモンの女性を好意的に捕らえていたけれど、今はルナーリスの平穏を奪う本物の悪魔にしか思えないようになった。
天空の王フォルティシモ陛下と悪魔の王クレシェンドの戦い。
どちらが勝つのかなんて考えもしなかった。とにかく死にたくないと思ったルナーリスは、逃げた。
いやルナーリスに流れ込んでくるディアナの記憶が、哀れな子であるクレシェンドと戦うのを避けたのかも知れない。そのお陰で、悪魔の王クレシェンドやその配下と戦うこともなく、生き残ることができたのだ。
と、その判断が間違っていたと思えるのは、あくまで生き残ったからだろう。
「ほら、何やっているのよ、ルナーリス! もうすぐフォルティシモ陛下がいらっしゃる時間でしょう!」
幼い頃から慣れ親しんだカリオンドル皇城の一室で、女皇ルナーリスと姉コーデリアはドレスを選び、着飾っていた。
それらの指示は、どちらが女皇か分からない姉コーデリアがすべて担当してくれていて、ルナーリスは言われるがままに頷いていただけである。
慣れ親しんだとは言え、皇族は長年ルナーリスを冷遇していたし、使用人や兵士たちもルナーリスを冷ややかな目で見ていた。
それが今では、カリオンドル皇国千年の歴史上初めての女皇として畏敬の念を抱かれ、兄たちは何かとルナーリスを持ち上げるし、姉コーデリアはこの有様だ。さらに竜人族の勢力からは、神の如く崇められている。
ルナーリスは装飾過多なドレスは重いしコルセットがキツいと思いながら、姉コーデリアや周囲の使用人には見えない情報ウィンドウを開く。
「コーデリアお姉様、そのまだ、二時間はありますから」
「もう二時間しかないのよ!? ああ、ルナーリスをフォルティシモ陛下の前に出しても恥ずかしくないように、あと三回は化粧と衣装を直させる予定だったのに。仕方ないわ。二回にしましょう」
ルナーリスは使用人たちの顔が真っ青になったのを横目で見つつ、姉コーデリアを説得する。
「コーデリアお姉様、フォルティシモ陛下はカリオンドル皇国ではアクロシア王国で開催されたようなパレードや夜会には参加されません」
「それは分からないでしょう!」
フォルティシモ陛下本人からそう聞いているのだけれど、それで姉コーデリアは納得しないだろう。ルナーリスは彼女を説得するために、少しだけ事情を話すことにした。
「私たち大陸東側の亜人族は、初代皇帝オウコー陛下が統一された後は、解体と統合を繰り返して来ました。お父様がそれを大陸東部同盟として再び結集させようとしましたが、それはフォルティシモ陛下に破られたのはご存知の通りです」
姉コーデリアは父親である先代カリオンドル皇帝の話題へ、一瞬だけ怒りを露わにしたが、フォルティシモ陛下の名前を聞いてすぐに笑顔を取り戻した。
「しかし今でも大陸東部同盟のいくつかは、未だに抵抗を続けています。フォルティシモ陛下は、大陸東側の亜人族たちを再び一つにまとめるため、『武闘大会』を開催するんです」
姉コーデリアが笑顔の内に話を続ける。
「それもフォルティシモ陛下一人に対して、エントリーした各国が、何度でも何人でも挑めるルールで」
それは大陸東部同盟を完全に制圧するための、大陸東部の人々だけに通じる施策である。
◇
初代皇帝の時代から続くコロッセオの中央には、フォルティシモ陛下が一人で仁王立ちしていた。周囲に従者の一人も付けず、たった一人で、絶対的な威容を見せ付けている。
観客席は大陸東部同盟の国々だけでなく、アクロシア大陸中から見学者が集まって立ち見を含めて超満員だ。ルナーリスの座る席はVIPの観覧席だけれど、VIPの観覧席さえ結構な人数がいる。
容姿は王后キュウに見えるが中身は宰相エンシェント、聖女セフェール、鍵盤商会会長ダアト、副会長キャロル、ラナリアたち。エンシェントが王后キュウに変装している点と、本物の王后キュウへ付いていったはずの聖女セフェールが居る点は、考え無いようにしている。
ルナーリスはキャロルの直ぐ傍をキープだ。何か僅かでも問題があれば、最速でキャロルへ相談できる。
アクロシア王国の国王やほとんど外遊をしないことで有名なラナリアの母マリアナ、他にも様々な国の有力者たちが座っていた。そんな中で挨拶だけでも苦労したので、ぐったりと椅子にもたれている。
「フォルティシモ陛下の力を見せつけてくださいませ!」
大声で応援している姉コーデリアは、ルナーリスにも応援しろと腕を引っ張るので困る。
ルナーリスは大陸東部同盟で未だに反抗を続ける者たちの席区画を見た。
大陸東部同盟はカリオンドル皇国が早々に降伏したこと、最強を誇った前カリオンドル皇帝や先行した幾名のプレイヤーが何もできずにフォルティシモ陛下に敗北したこと、そして敗戦国へ対して賠償を請求するどころか支援までしていること、それらによってかなりの国への懐柔が成功している。
しかし未だに戦い続ける国も少なくない。既に引っ込みがつかないところまで来ている国もあるのだ。
それらを納得させ、大氾濫へ協力させるのが武闘大会開催の目的である。
もちろん国家と国家の行く末を武闘大会へ委ねるなんてことは有り得ない。どれだけ脳筋国家なら、武闘大会で負けたからと言って国家の行く末を決められるのか。
しかし、ここでフォルティシモ陛下の首を取れれば、大陸東部同盟の戦争の趨勢は一気に変わる。そう思った国々が参加しているのも事実である。
参加した時点で、フォルティシモ陛下たち天空の国フォルテピアノの罠に掛かっているとも知らずに。
ルナーリスは心を無にして武闘大会を見届けた。
大陸東部各地の実力者たち、百人以上で襲い掛かった者たち、魔物を引っ張ってきた者、禁じられた呪具を使った者、攻城魔法道具まで持ち出した者、終いには一個師団を投入して圧殺しようとした者。
結果は聞くまでもなく、フォルティシモ陛下の勝利だ。
筆舌に尽くしがたいほどに惨憺たる有り様である。
そしてかつて力によって統一され、同時に今でもカリオンドル初代皇帝オウコーを神のように崇める大陸東部同盟の国々へ対して、決定的な一言が告げられる。
「俺は、オウコーの孫だ! 爺さんのことなら、お前たちの誰よりも知ってる!」
その証拠として、空中へ映像が流れる。
フォルティシモ陛下に都合の良いように切り取られているけれど、映像の中の初代皇帝はたしかにフォルティシモ陛下へ向かって孫だと呼んでいた。
ディアナの記憶が流れ込んでいるルナーリスにとっても、それは事実である。
もしカリオンドル皇国と大陸東部を受け継ぐべき人間が誰かと問われたら、フォルティシモ陛下以上の適格者はいない。
フォルティシモ陛下は、オウコーの、本当の、唯一の孫だ。
圧倒的な力を示した後に衝撃的な事実の発表。初代皇帝の能力を引き継ぐことが何よりもの評価に繋がるカリオンドル皇国や大陸東部においては、衝撃的な事実。
そして絶大な能力と初代皇帝への献身を持っていた姉コーデリアは、あまりの興奮で踊り出した末に気絶した。
初代皇帝の異能を発揮するのが当然の皇族の中で、何の力も発現できなかった“出来損ないの皇族”と呼ばれたルナーリスだったが、その代わりと言うように初代皇妃ディアナの姿と力を発現した。それだけには留まらず感情と記憶までが混濁した末に巨大なドラゴン、白き竜神ディアナ・ルナーリスへと変貌して、カリオンドル皇国だけでなく、アクロシア大陸全土を滅ぼさんと暴れ回ってしまう。
結局はフォルティシモ陛下に抑え込まれ、彼の事情も伴ってカリオンドル皇国の皇帝、女皇ルナーリスへ戴冠した。
そんなルナーリスは天空の王フォルティシモ陛下と悪魔の王クレシェンドの拠点攻防戦の間、『浮遊大陸』で待機しているよう命じられる。
ルナーリスの初代皇妃ディアナそっくりの容姿に、フォルティシモ陛下が惚れ込んだから安全な場所へ匿った、だったら良かったけれど、そんなことはない。フォルティシモ陛下は黄金狐の少女を溺愛しているのでそうはならない。
そんな時間が与えられた理由は、ルナーリスが『浮遊大陸』が攻撃された際の防衛戦力だからだ。
ルナーリスは実の父から初代皇帝の力を奪い取り、初代皇妃二人の力を発現できる。この世界では指折りの強者なのだ。戦えばルナーリスを上回れる者など、片手で数えられる人数に違いない。
とは言え、竜神ディアナ・ルナーリスを圧倒したフォルティシモ陛下が戦うのだから、何もやることはないと思っていた。
しかしルナーリスの予想に反して、悪魔の王クレシェンドが率いる<暗黒の光>は『浮遊大陸』に甚大な被害を与え始める。
ルナーリスは自分を救ってくれたデーモンの女性を好意的に捕らえていたけれど、今はルナーリスの平穏を奪う本物の悪魔にしか思えないようになった。
天空の王フォルティシモ陛下と悪魔の王クレシェンドの戦い。
どちらが勝つのかなんて考えもしなかった。とにかく死にたくないと思ったルナーリスは、逃げた。
いやルナーリスに流れ込んでくるディアナの記憶が、哀れな子であるクレシェンドと戦うのを避けたのかも知れない。そのお陰で、悪魔の王クレシェンドやその配下と戦うこともなく、生き残ることができたのだ。
と、その判断が間違っていたと思えるのは、あくまで生き残ったからだろう。
「ほら、何やっているのよ、ルナーリス! もうすぐフォルティシモ陛下がいらっしゃる時間でしょう!」
幼い頃から慣れ親しんだカリオンドル皇城の一室で、女皇ルナーリスと姉コーデリアはドレスを選び、着飾っていた。
それらの指示は、どちらが女皇か分からない姉コーデリアがすべて担当してくれていて、ルナーリスは言われるがままに頷いていただけである。
慣れ親しんだとは言え、皇族は長年ルナーリスを冷遇していたし、使用人や兵士たちもルナーリスを冷ややかな目で見ていた。
それが今では、カリオンドル皇国千年の歴史上初めての女皇として畏敬の念を抱かれ、兄たちは何かとルナーリスを持ち上げるし、姉コーデリアはこの有様だ。さらに竜人族の勢力からは、神の如く崇められている。
ルナーリスは装飾過多なドレスは重いしコルセットがキツいと思いながら、姉コーデリアや周囲の使用人には見えない情報ウィンドウを開く。
「コーデリアお姉様、そのまだ、二時間はありますから」
「もう二時間しかないのよ!? ああ、ルナーリスをフォルティシモ陛下の前に出しても恥ずかしくないように、あと三回は化粧と衣装を直させる予定だったのに。仕方ないわ。二回にしましょう」
ルナーリスは使用人たちの顔が真っ青になったのを横目で見つつ、姉コーデリアを説得する。
「コーデリアお姉様、フォルティシモ陛下はカリオンドル皇国ではアクロシア王国で開催されたようなパレードや夜会には参加されません」
「それは分からないでしょう!」
フォルティシモ陛下本人からそう聞いているのだけれど、それで姉コーデリアは納得しないだろう。ルナーリスは彼女を説得するために、少しだけ事情を話すことにした。
「私たち大陸東側の亜人族は、初代皇帝オウコー陛下が統一された後は、解体と統合を繰り返して来ました。お父様がそれを大陸東部同盟として再び結集させようとしましたが、それはフォルティシモ陛下に破られたのはご存知の通りです」
姉コーデリアは父親である先代カリオンドル皇帝の話題へ、一瞬だけ怒りを露わにしたが、フォルティシモ陛下の名前を聞いてすぐに笑顔を取り戻した。
「しかし今でも大陸東部同盟のいくつかは、未だに抵抗を続けています。フォルティシモ陛下は、大陸東側の亜人族たちを再び一つにまとめるため、『武闘大会』を開催するんです」
姉コーデリアが笑顔の内に話を続ける。
「それもフォルティシモ陛下一人に対して、エントリーした各国が、何度でも何人でも挑めるルールで」
それは大陸東部同盟を完全に制圧するための、大陸東部の人々だけに通じる施策である。
◇
初代皇帝の時代から続くコロッセオの中央には、フォルティシモ陛下が一人で仁王立ちしていた。周囲に従者の一人も付けず、たった一人で、絶対的な威容を見せ付けている。
観客席は大陸東部同盟の国々だけでなく、アクロシア大陸中から見学者が集まって立ち見を含めて超満員だ。ルナーリスの座る席はVIPの観覧席だけれど、VIPの観覧席さえ結構な人数がいる。
容姿は王后キュウに見えるが中身は宰相エンシェント、聖女セフェール、鍵盤商会会長ダアト、副会長キャロル、ラナリアたち。エンシェントが王后キュウに変装している点と、本物の王后キュウへ付いていったはずの聖女セフェールが居る点は、考え無いようにしている。
ルナーリスはキャロルの直ぐ傍をキープだ。何か僅かでも問題があれば、最速でキャロルへ相談できる。
アクロシア王国の国王やほとんど外遊をしないことで有名なラナリアの母マリアナ、他にも様々な国の有力者たちが座っていた。そんな中で挨拶だけでも苦労したので、ぐったりと椅子にもたれている。
「フォルティシモ陛下の力を見せつけてくださいませ!」
大声で応援している姉コーデリアは、ルナーリスにも応援しろと腕を引っ張るので困る。
ルナーリスは大陸東部同盟で未だに反抗を続ける者たちの席区画を見た。
大陸東部同盟はカリオンドル皇国が早々に降伏したこと、最強を誇った前カリオンドル皇帝や先行した幾名のプレイヤーが何もできずにフォルティシモ陛下に敗北したこと、そして敗戦国へ対して賠償を請求するどころか支援までしていること、それらによってかなりの国への懐柔が成功している。
しかし未だに戦い続ける国も少なくない。既に引っ込みがつかないところまで来ている国もあるのだ。
それらを納得させ、大氾濫へ協力させるのが武闘大会開催の目的である。
もちろん国家と国家の行く末を武闘大会へ委ねるなんてことは有り得ない。どれだけ脳筋国家なら、武闘大会で負けたからと言って国家の行く末を決められるのか。
しかし、ここでフォルティシモ陛下の首を取れれば、大陸東部同盟の戦争の趨勢は一気に変わる。そう思った国々が参加しているのも事実である。
参加した時点で、フォルティシモ陛下たち天空の国フォルテピアノの罠に掛かっているとも知らずに。
ルナーリスは心を無にして武闘大会を見届けた。
大陸東部各地の実力者たち、百人以上で襲い掛かった者たち、魔物を引っ張ってきた者、禁じられた呪具を使った者、攻城魔法道具まで持ち出した者、終いには一個師団を投入して圧殺しようとした者。
結果は聞くまでもなく、フォルティシモ陛下の勝利だ。
筆舌に尽くしがたいほどに惨憺たる有り様である。
そしてかつて力によって統一され、同時に今でもカリオンドル初代皇帝オウコーを神のように崇める大陸東部同盟の国々へ対して、決定的な一言が告げられる。
「俺は、オウコーの孫だ! 爺さんのことなら、お前たちの誰よりも知ってる!」
その証拠として、空中へ映像が流れる。
フォルティシモ陛下に都合の良いように切り取られているけれど、映像の中の初代皇帝はたしかにフォルティシモ陛下へ向かって孫だと呼んでいた。
ディアナの記憶が流れ込んでいるルナーリスにとっても、それは事実である。
もしカリオンドル皇国と大陸東部を受け継ぐべき人間が誰かと問われたら、フォルティシモ陛下以上の適格者はいない。
フォルティシモ陛下は、オウコーの、本当の、唯一の孫だ。
圧倒的な力を示した後に衝撃的な事実の発表。初代皇帝の能力を引き継ぐことが何よりもの評価に繋がるカリオンドル皇国や大陸東部においては、衝撃的な事実。
そして絶大な能力と初代皇帝への献身を持っていた姉コーデリアは、あまりの興奮で踊り出した末に気絶した。
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