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番外編
挨拶と酔っ払い * リンゼイ視点
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ディノの家族に挨拶だけでもしたいと言ったら、ディノは喜んでくれた。
ディノも卒業したら一度ぐらい帰ろうと思っていたのでちょうど良いらしい。
ディノと寄り合いの馬車に乗って向かった先は、ファルザー伯爵家だった。
聞いてはいたが、伯爵家の長男だとは改めて驚きだった。
弟に後を継がせるらしいけれど、本来ならディノが後を継ぐべきなんじゃないかと思うと少し悪い気がした。
でも、そんな心配もなくなるほど、色んな人に祝福されてしまった。
「ディノ様、魔法使いになれたなんて使用人一同誇らしい気持ちです!」
「恋人ですか! それはおめでたい!」
ディノは、笑顔で『ありがとう』と受け応えていた。
出迎えてくれたファルザー伯爵夫人もすごく喜んでくれていた。
応接室に通されて、ディノと隣同士で座る。
夫人は、ニコニコが止まらないほど喜んでいる。
「魔法使いになった上にパートナーまで! こんなおめでたい事はないわ」
おほほと笑いだす夫人にディノの顔が引きつりそうになっていた。
(夫人は、弟が伯爵家を継ぐ事を喜んでいるんだ。それに俺は魔法使いになれたし、万々歳だろうな。機嫌は最高にいいけど、あまり相手にしなくていいからな)
そんな事を耳打ちしてくるディノに苦笑いする。
「しかも、学院の先生だなんて!」
「よろしくお願いします」
「まぁ。素敵な方ねぇ」
(リンゼイは、夫人の好きなポイントを押さえてるな。肩書きも見た目も合格みたいだ)
やたらとご機嫌の夫人にたじたじになっていれば、ディノにそんな事を言われてクスクスと笑われてしまう。
そのうちに応接室のドアが開いてファルザー伯爵とディノの弟のアンジェが帰ってきた。
「兄様!」
「アン……ジェ?」
挨拶をしようと二人で立ち上がる。
駆け寄ってきたアンジェにディノはガシッと抱き締められた。
「ア、アンジェ……だよね? 身長が伸びすぎてるね……」
「はい! 兄様を通り越してしまいましたね!」
「可愛いアンジェはどこに……」
アンジェは、ディノから聞いていた話とはかなり違っていた。
可愛らしい感じはしなくて、長身で男らしい。
今度は、その弟にたじたじになっているディノが少し面白かった。
アンジェは、私の方に向き直った。
「リンゼイさん? お会いできて嬉しいです。兄様の好きな人なら間違いないと思っています。兄様をよろしくお願いします」
ペコリとお辞儀をしながら、そんな風に言ってもらえて嬉しかった。
「私もお会いできて光栄です。ディノの家族に挨拶ができるなんて……嬉しいんです……とても……」
エルドには家族がいなかった。
物心ついた時には一人で生きていたらしい。
エルド自身は、最初からいないものを寂しいと感じる事もないと言っていた。
それを聞いた時は、私の方が寂しくなってしまった。
それが今は、ディノには家族も友人も恋人もいる。
幸せそうに家族と触れ合うディノを見て、胸がじんとする。
「ところで、結婚はどうするんだ? 男同士でも結婚はできるからな」
そう言ったのは伯爵だ。
ディノと顔を見合わせた。
私たちはもう指輪を交換している。
伯爵の言う結婚は、王家が決めた書類上の結婚の事だった。
「僕は、どちらでもいいと思っています」
そう言ったディノに同意する。
「私もです。一緒にいれるなら、あまり拘りはありません」
二人でニコニコとし合う。
私たちは、一緒に生きて一緒に死ぬのが目的だ。
「そうか。二人のタイミングで決めたらいいさ。ディノ、今日は泊まっていくだろう?」
「はい」
「それじゃあ、とっておきのワインを開けよう」
そして、私達は予想外に伯爵にかなりの酒を飲まされる羽目になった……。
◆◇◆
ディノは、相当飲まされて自分の部屋のベッドで横になっていた。
「ディノ、大丈夫?」
「今なら空も飛べそうな気がする……」
それは、酔っ払ってふわふわしているという事みたいだ。
顔を赤くして、ふぅと妖艶な息を吐くディノが色っぽい。
髪が解けてベッドに散らばる。綺麗で触りたくなる……。
「リンゼイってお酒強いんだな……」
「ディノほど飲んでないんだよ」
ボーッとこちらを見つめるディノに苦笑いする。
「水を持ってきてもらおうか?」
「それより、ここ……」
ポンポンとベッドの隣を叩いた。
隣に横になれという事らしい。
言われた通りに横になったら、擦り寄ってくる。
「可愛い……」
「リンゼイはすぐに俺を可愛いって言うけど、本当に可愛いのはリンゼイだ……」
横で向き合っていたのを上に覆いかぶさってきた。
両手を繋がれて動けない。
ボーッと見つめる顔が近付いてくる。
唇に触れる感触が気持ち良かった。
「んっ……んん……はっ……ちょ、待って……んっ! ふっ……」
呼吸を奪うほどの激しいキスだ。
舌が痺れるんじゃないかと思う頃に離された。
チュッと音を立てて離れられたら、口寂しく感じてしまう。
キスだけで呼吸は乱れて、蕩けさせられた。
「ほら、可愛い顔してる……」
ふにゃりと笑うディノに負けそうになる。
「ディノは酔っぱらってるんだ……っ」
首筋に吸い付かれる。
「酔ってない……」
「酔ってる人ほどそう──っ!」
今度は話の途中でキスしながら、服を脱がされる。
「ディノッ……!」
「リンゼイ……我慢できない……」
それは、これからするって事……?
「こ、ここは、ディノの実家で……」
「大丈夫……」
何が大丈夫なんだ!?
今度はディノ自身が服を脱ぐ。
馬乗りになられたまま、上から見下ろされる。
「ディノ、だめだよ……」
綺麗な裸を見せられて、我慢ができなくなりそうで視線を逸らす。
「俺を見てよ……」
寂しそうな声で囁かれたら、それに逆らう事はできなかった。
手を取られて、胸に持っていかれた。
「触って……いつもみたいに気持ちよくして……」
赤ら顔で首を傾げてそんなお願いをされて、逆らう事ができる人がいるんだろうか……。
断言できる──私にはできない。
そのままピンク色の頂きを指の腹でさする。
「んっ……あ……」
ため息混じりの吐息は、私の興奮を煽る。
両手でイジってやれば、素直な反応が返ってくる。
「あっ……んっ、ふっ……」
「もっと気持ちよくなりたいなら、口まで持ってきて……」
ディノは、前屈みになって胸の頂を私の目の前に差し出した。
そこを舌で舐めながら、もう片方を摘んであげる。
強弱をつけてやると、喘ぐ声もより甘く淫らに変わる。
そのうちに、ディノは私の腹に下がって行った。
腹にキスしたと思ったら、あろう事か、興奮して勃っていたモノを咥えられた。
口内のねっとりとした感触にビクッと反応してしまう。
「くっ……」
喉の奥まで吸い込まれて、何度も頭を上下に動かされた。
時々ディノの髪がパサリと落ちる。それを耳に掛ける仕草が可愛すぎる。
そのうちに、達しそうになってしまった。
「ま、待って……イッてしまうから……」
やっと口を離されて、ホッとする。
「それはだめ……イクなら俺の中でね……」
すると、ディノはそのまま私の上に跨った。
「ディノ……! まだ解してもいないし、濡れてないから……」
そのまま入れたら傷ついてしまう。
「大丈夫。これ、できちゃった」
ディノの顔が赤いのはアルコールのせいなのか、恥ずかしいからなのかわからない。
ニンマリと笑ったと思ったら、ディノの尻からトロリとした液が出てきて、私の下腹部にトロリと垂れた。
エロすぎる……。
「そ、それ、どうしたの……?」
「水魔法の応用だよ。スライムをイメージしてるけど、舐めてもいいぐらい綺麗なやつ……」
ディノの中が濡れる魔法を使ったらしい……。
そんな魔法を使えるなんて聞いてない。
さすが大魔法使いだとこんな事で感心する事になろうとは……。
トロリとした液がディノの尻の奥から溢れてくる。
ディノは、そこを自分の指でズブリと挿した。
「あっ……」
グチュグチュと音を立てて自分で広げる光景は、たまらなく興奮を煽ってくる。
「ディノ……君はやっぱり酔ってるよ……」
「……んっ……そう?」
少なくとも、こんな事をしたのは初めてだ。
「もう挿れてもいい……?」
指を抜いたと思ったら、私のモノに尻を擦り付けながらねだられた。
エロすぎて鼻血が出てないか心配になる。
ほんの少しの理性がここはディノの実家なんだと囁いてきて頷けずにいた。
すると、何度か繰り返した後に、ズボッと吸い込まれるように挿入された。
「返事が遅いから挿れちゃった……」
私の上で照れながらエヘッと笑う顔がたまらなかった。それと同時に挿入時の快感が一気に来て耐えられなかった。
「──っ!」
動き出したディノの腰をガシッと掴んで止めた。
挿れただけでイクなんて……。
「リンゼイ? 動いていいでしょ?」
「ちょっと待って……」
イッたばかりは待って欲しい……。
「待てない……」
うん。可愛い……。
「でも……出ちゃったから……」
恥ずかしい……。
「え! ──あ。中でドクドク言ってるかも……」
嬉しそうに笑いながら、腰を動かされた。
「ちょ、待てって……言ってる……のに……!」
何度も私の上で動かれたら、気持ちよさに悶えながらも復活してきた。
「あっ、んっ……リンゼイの……気持ちいい……」
妖艶に微笑む顔にまた硬くなる。
何度も腰を振られて堪らなかった。
下から見上げる光景に更に興奮する。
じゅぶ、じゅぼと音を立てる水音が室内に響いていた。
目も耳も感触も、私の全てをディノに支配された気分だ。
それでも、私だけ気持ち良くなっていてはいけない。
「ディノもイクといいよ」
ディノの気持ちいい所を擦りながら、奥を下から突き上げた。
「あっ! そこ、あっ、すごいっ……!」
普段のディノからは信じられないぐらい乱れる姿が私の興奮を煽る。
何度も下から突き上げてやる。
「リンゼイッ……! あっ──ああっ!」
ディノがイケば、溢れてくる白濁が更にエロく見えた。
そのまま腰を止める事はせずにいれば、ディノはすぐに二度目の絶頂を迎えた。
◆◇◆
何度もイッて体力の限界が来たディノは、気を失うように眠ってしまった。
体を綺麗にしてあげて、服を着せた。
私もそのまま隣で寝入っていれば、朝方にモゾモゾと隣が動く気配で起きた。
「ディノ……?」
「うわっ! リ、リンゼイ……」
声をかけた事で驚いたディノは、布団に潜った。
「もう少し寝たら?」
「もう十分寝た……」
「ふふっ……昨日のディノすごかったね……」
すぐに口を塞がれた。
「言うな……っ! ……した事全部覚えてるんだ……忘れてた方がマシだった……」
手をどかして顔を覗き込めば、恥ずかしそうに視線をそらす。
「全部?」
「全部……」
「濡れる魔法を使った事も、上でガンガン動いた事も……?」
「だから、言うなって……」
真っ赤になるディノが可愛かった。
「私は覚えててくれて嬉しいよ。またしよう」
「……恥ずかしい事はしない……」
近いうちにワインを買ってディノと二人で飲もうと思ったのは内緒だ。
ディノも卒業したら一度ぐらい帰ろうと思っていたのでちょうど良いらしい。
ディノと寄り合いの馬車に乗って向かった先は、ファルザー伯爵家だった。
聞いてはいたが、伯爵家の長男だとは改めて驚きだった。
弟に後を継がせるらしいけれど、本来ならディノが後を継ぐべきなんじゃないかと思うと少し悪い気がした。
でも、そんな心配もなくなるほど、色んな人に祝福されてしまった。
「ディノ様、魔法使いになれたなんて使用人一同誇らしい気持ちです!」
「恋人ですか! それはおめでたい!」
ディノは、笑顔で『ありがとう』と受け応えていた。
出迎えてくれたファルザー伯爵夫人もすごく喜んでくれていた。
応接室に通されて、ディノと隣同士で座る。
夫人は、ニコニコが止まらないほど喜んでいる。
「魔法使いになった上にパートナーまで! こんなおめでたい事はないわ」
おほほと笑いだす夫人にディノの顔が引きつりそうになっていた。
(夫人は、弟が伯爵家を継ぐ事を喜んでいるんだ。それに俺は魔法使いになれたし、万々歳だろうな。機嫌は最高にいいけど、あまり相手にしなくていいからな)
そんな事を耳打ちしてくるディノに苦笑いする。
「しかも、学院の先生だなんて!」
「よろしくお願いします」
「まぁ。素敵な方ねぇ」
(リンゼイは、夫人の好きなポイントを押さえてるな。肩書きも見た目も合格みたいだ)
やたらとご機嫌の夫人にたじたじになっていれば、ディノにそんな事を言われてクスクスと笑われてしまう。
そのうちに応接室のドアが開いてファルザー伯爵とディノの弟のアンジェが帰ってきた。
「兄様!」
「アン……ジェ?」
挨拶をしようと二人で立ち上がる。
駆け寄ってきたアンジェにディノはガシッと抱き締められた。
「ア、アンジェ……だよね? 身長が伸びすぎてるね……」
「はい! 兄様を通り越してしまいましたね!」
「可愛いアンジェはどこに……」
アンジェは、ディノから聞いていた話とはかなり違っていた。
可愛らしい感じはしなくて、長身で男らしい。
今度は、その弟にたじたじになっているディノが少し面白かった。
アンジェは、私の方に向き直った。
「リンゼイさん? お会いできて嬉しいです。兄様の好きな人なら間違いないと思っています。兄様をよろしくお願いします」
ペコリとお辞儀をしながら、そんな風に言ってもらえて嬉しかった。
「私もお会いできて光栄です。ディノの家族に挨拶ができるなんて……嬉しいんです……とても……」
エルドには家族がいなかった。
物心ついた時には一人で生きていたらしい。
エルド自身は、最初からいないものを寂しいと感じる事もないと言っていた。
それを聞いた時は、私の方が寂しくなってしまった。
それが今は、ディノには家族も友人も恋人もいる。
幸せそうに家族と触れ合うディノを見て、胸がじんとする。
「ところで、結婚はどうするんだ? 男同士でも結婚はできるからな」
そう言ったのは伯爵だ。
ディノと顔を見合わせた。
私たちはもう指輪を交換している。
伯爵の言う結婚は、王家が決めた書類上の結婚の事だった。
「僕は、どちらでもいいと思っています」
そう言ったディノに同意する。
「私もです。一緒にいれるなら、あまり拘りはありません」
二人でニコニコとし合う。
私たちは、一緒に生きて一緒に死ぬのが目的だ。
「そうか。二人のタイミングで決めたらいいさ。ディノ、今日は泊まっていくだろう?」
「はい」
「それじゃあ、とっておきのワインを開けよう」
そして、私達は予想外に伯爵にかなりの酒を飲まされる羽目になった……。
◆◇◆
ディノは、相当飲まされて自分の部屋のベッドで横になっていた。
「ディノ、大丈夫?」
「今なら空も飛べそうな気がする……」
それは、酔っ払ってふわふわしているという事みたいだ。
顔を赤くして、ふぅと妖艶な息を吐くディノが色っぽい。
髪が解けてベッドに散らばる。綺麗で触りたくなる……。
「リンゼイってお酒強いんだな……」
「ディノほど飲んでないんだよ」
ボーッとこちらを見つめるディノに苦笑いする。
「水を持ってきてもらおうか?」
「それより、ここ……」
ポンポンとベッドの隣を叩いた。
隣に横になれという事らしい。
言われた通りに横になったら、擦り寄ってくる。
「可愛い……」
「リンゼイはすぐに俺を可愛いって言うけど、本当に可愛いのはリンゼイだ……」
横で向き合っていたのを上に覆いかぶさってきた。
両手を繋がれて動けない。
ボーッと見つめる顔が近付いてくる。
唇に触れる感触が気持ち良かった。
「んっ……んん……はっ……ちょ、待って……んっ! ふっ……」
呼吸を奪うほどの激しいキスだ。
舌が痺れるんじゃないかと思う頃に離された。
チュッと音を立てて離れられたら、口寂しく感じてしまう。
キスだけで呼吸は乱れて、蕩けさせられた。
「ほら、可愛い顔してる……」
ふにゃりと笑うディノに負けそうになる。
「ディノは酔っぱらってるんだ……っ」
首筋に吸い付かれる。
「酔ってない……」
「酔ってる人ほどそう──っ!」
今度は話の途中でキスしながら、服を脱がされる。
「ディノッ……!」
「リンゼイ……我慢できない……」
それは、これからするって事……?
「こ、ここは、ディノの実家で……」
「大丈夫……」
何が大丈夫なんだ!?
今度はディノ自身が服を脱ぐ。
馬乗りになられたまま、上から見下ろされる。
「ディノ、だめだよ……」
綺麗な裸を見せられて、我慢ができなくなりそうで視線を逸らす。
「俺を見てよ……」
寂しそうな声で囁かれたら、それに逆らう事はできなかった。
手を取られて、胸に持っていかれた。
「触って……いつもみたいに気持ちよくして……」
赤ら顔で首を傾げてそんなお願いをされて、逆らう事ができる人がいるんだろうか……。
断言できる──私にはできない。
そのままピンク色の頂きを指の腹でさする。
「んっ……あ……」
ため息混じりの吐息は、私の興奮を煽る。
両手でイジってやれば、素直な反応が返ってくる。
「あっ……んっ、ふっ……」
「もっと気持ちよくなりたいなら、口まで持ってきて……」
ディノは、前屈みになって胸の頂を私の目の前に差し出した。
そこを舌で舐めながら、もう片方を摘んであげる。
強弱をつけてやると、喘ぐ声もより甘く淫らに変わる。
そのうちに、ディノは私の腹に下がって行った。
腹にキスしたと思ったら、あろう事か、興奮して勃っていたモノを咥えられた。
口内のねっとりとした感触にビクッと反応してしまう。
「くっ……」
喉の奥まで吸い込まれて、何度も頭を上下に動かされた。
時々ディノの髪がパサリと落ちる。それを耳に掛ける仕草が可愛すぎる。
そのうちに、達しそうになってしまった。
「ま、待って……イッてしまうから……」
やっと口を離されて、ホッとする。
「それはだめ……イクなら俺の中でね……」
すると、ディノはそのまま私の上に跨った。
「ディノ……! まだ解してもいないし、濡れてないから……」
そのまま入れたら傷ついてしまう。
「大丈夫。これ、できちゃった」
ディノの顔が赤いのはアルコールのせいなのか、恥ずかしいからなのかわからない。
ニンマリと笑ったと思ったら、ディノの尻からトロリとした液が出てきて、私の下腹部にトロリと垂れた。
エロすぎる……。
「そ、それ、どうしたの……?」
「水魔法の応用だよ。スライムをイメージしてるけど、舐めてもいいぐらい綺麗なやつ……」
ディノの中が濡れる魔法を使ったらしい……。
そんな魔法を使えるなんて聞いてない。
さすが大魔法使いだとこんな事で感心する事になろうとは……。
トロリとした液がディノの尻の奥から溢れてくる。
ディノは、そこを自分の指でズブリと挿した。
「あっ……」
グチュグチュと音を立てて自分で広げる光景は、たまらなく興奮を煽ってくる。
「ディノ……君はやっぱり酔ってるよ……」
「……んっ……そう?」
少なくとも、こんな事をしたのは初めてだ。
「もう挿れてもいい……?」
指を抜いたと思ったら、私のモノに尻を擦り付けながらねだられた。
エロすぎて鼻血が出てないか心配になる。
ほんの少しの理性がここはディノの実家なんだと囁いてきて頷けずにいた。
すると、何度か繰り返した後に、ズボッと吸い込まれるように挿入された。
「返事が遅いから挿れちゃった……」
私の上で照れながらエヘッと笑う顔がたまらなかった。それと同時に挿入時の快感が一気に来て耐えられなかった。
「──っ!」
動き出したディノの腰をガシッと掴んで止めた。
挿れただけでイクなんて……。
「リンゼイ? 動いていいでしょ?」
「ちょっと待って……」
イッたばかりは待って欲しい……。
「待てない……」
うん。可愛い……。
「でも……出ちゃったから……」
恥ずかしい……。
「え! ──あ。中でドクドク言ってるかも……」
嬉しそうに笑いながら、腰を動かされた。
「ちょ、待てって……言ってる……のに……!」
何度も私の上で動かれたら、気持ちよさに悶えながらも復活してきた。
「あっ、んっ……リンゼイの……気持ちいい……」
妖艶に微笑む顔にまた硬くなる。
何度も腰を振られて堪らなかった。
下から見上げる光景に更に興奮する。
じゅぶ、じゅぼと音を立てる水音が室内に響いていた。
目も耳も感触も、私の全てをディノに支配された気分だ。
それでも、私だけ気持ち良くなっていてはいけない。
「ディノもイクといいよ」
ディノの気持ちいい所を擦りながら、奥を下から突き上げた。
「あっ! そこ、あっ、すごいっ……!」
普段のディノからは信じられないぐらい乱れる姿が私の興奮を煽る。
何度も下から突き上げてやる。
「リンゼイッ……! あっ──ああっ!」
ディノがイケば、溢れてくる白濁が更にエロく見えた。
そのまま腰を止める事はせずにいれば、ディノはすぐに二度目の絶頂を迎えた。
◆◇◆
何度もイッて体力の限界が来たディノは、気を失うように眠ってしまった。
体を綺麗にしてあげて、服を着せた。
私もそのまま隣で寝入っていれば、朝方にモゾモゾと隣が動く気配で起きた。
「ディノ……?」
「うわっ! リ、リンゼイ……」
声をかけた事で驚いたディノは、布団に潜った。
「もう少し寝たら?」
「もう十分寝た……」
「ふふっ……昨日のディノすごかったね……」
すぐに口を塞がれた。
「言うな……っ! ……した事全部覚えてるんだ……忘れてた方がマシだった……」
手をどかして顔を覗き込めば、恥ずかしそうに視線をそらす。
「全部?」
「全部……」
「濡れる魔法を使った事も、上でガンガン動いた事も……?」
「だから、言うなって……」
真っ赤になるディノが可愛かった。
「私は覚えててくれて嬉しいよ。またしよう」
「……恥ずかしい事はしない……」
近いうちにワインを買ってディノと二人で飲もうと思ったのは内緒だ。
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