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居なくても大丈夫…じゃない 煌麻視点
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『なんで……なんでこんな事までするんだ……?』
僕の質問に崇臣はニッコリと微笑む。
『──私は煌麻様の執事ですからね』
わかっていた返事に聞いてしまった事を後悔する。
崇臣は、執事だからと僕に触れてきた。
それがどんなに僕の心を掻き乱すのかわかっていない。
僕以外にも執事の仕事だと言われたらこんな事までするんだろうか。
それが無性に腹が立った。
『ふざけるなっ……! 今後は僕に触れるんじゃない!』
執事であるというだけで崇臣にこんな事をされるのは、酷く情けない気持ちになる。
『お体が冷えましたね。もう一度湯船に浸かりましょう』
何事もなかったかのように抱えられて湯船に戻された。
湯冷めした体に温かさがやけに染みる。
『触れるなと……言ったばかりなのに……』
『申し訳ありません。お風邪をひかれてはいけませんから──』
感情的になる自分が子供みたいだ……。
ニッコリと笑う崇臣が、僕を泣きたいような気持ちにさせた。
思わずギュッと崇臣のシャツを掴む。
行かないで……そばにいて──……。
その手をそっと離された事がショックだった……。
崇臣は、この家の執事だ。
それ以上でも、それ以下でもない。
僕達は、ただの執事と主人でしかない。
それならば、僕もそれでいいと割り切らなければいけない。
そうでなければ、執事の仕事だと割り切る崇臣に、僕はきっと耐えられない──。
僕は崇臣が好きなんだろう──……。
執事としてと言われるたびに僕の心を痛くするのは、そういう事なんだろう。
本当はずっと崇臣が好きだ。
こんなにも心で求めている。
でも、それを素直に口にする事ができないでいた……。
◆◇◆
「煌麻様、お目覚めの時間です」
いつもと同じ朝の目覚め……のはずが、この耳心地の良い低音ボイスは、崇臣じゃない……。
「煌麻様」
遠慮がちに声を掛けてくるのは霧久だ……。
目を開ければ、気遣ってくれている霧久と目が合った。
霧久は、執事ではないが使用人として崇臣の補佐をしている。
崇臣が手を離せない場合など、霧久が手伝う事も多い。
「おはようございます。煌麻様」
「おはよぅ……霧久……。崇臣は……?」
「──しばらくは、私がお世話を致します」
崇臣……どうして……。
僕が触れるなと言ったから……か?
いつも僕が何を言っても気にしないくせに、なんで今回に限って!
「崇臣に…………いや……いい。ありがとう、霧久」
触れるなと言ったのは僕だ。崇臣に来いだなんて言えない。
「煌麻様、お着替えを致しましょう」
「頼む……」
のっそりと起き出して、全てを霧久に任せる。
霧久は優しい。
僕の世話をするのは、崇臣じゃなくても問題はないはずだ。
◆◇◆
それから数日経った。
それなのに、崇臣に会えていない。
崇臣がこの家の執事になってから、こんな事は初めてだ。
僕は避けられているんだろうか……。
そばを離れないと言ったくせにどこへ行ったんだ……。
こんな風にいなくなってしまうぐらいなら、あんな事で触れるなと言うんじゃなかった……。
本当は嬉しいんだ……崇臣に触れてもらえる事は嬉しかった。
崇臣が何をしているのかも霧久には訊けずにいた。
訊いてしまって僕が気にしていると思われたくない。そのうち帰ってくるはずだ。
それに霧久は、とても良くやってくれている。
それなのに、何かが物足りないだなんて認めたくもない。
そんな風に思っていたせいで、慎也が僕の邸宅に来た事でとても驚く事になる。
「よぅ、煌麻」
慎也の背後にいる崇臣を、まじまじと見つめてしまった。
慎也と共に家に来たのだ。
「な、なんで……崇臣が……」
「煌麻様、ご機嫌いかがですか?」
崇臣にニッコリと笑顔で挨拶された。
それが無性に腹が立つ。そして、悲しくて……苦しい──……。
「悪くは……ない……」
狼狽えているように見せたくない。それなのに、顔がくしゃりと歪んでしまいそうで歯を食いしばる。
僕ばかりが気にしているようで……気に入らない。
「お元気そうで何よりです」
いつもと同じ笑顔の崇臣に胸の奥がズキンッと痛くなる。
崇臣は、僕と離れていても全然平気そうじゃないか……。
それなのに……僕は……ずっと崇臣の事ばかり考えていた……。
「崇臣のこと、助かってるよ」
慎也に言われた事が、なんの事なのかわからない。
けれど、崇臣は今、慎也の家の執事だという事はわかる……。
慎也と一緒に来るなんて……。
「慎也、僕に用はないだろう? 僕は行く」
「煌麻は相変わらずだな」
ため息をつかれても、足早にその場を離れた。
自分の部屋のベッドにあぐらをかいて座り込む。
「あんなやつ──大っ嫌いだ!」
そう叫びながら枕を殴る。
ボスボスと殴っているうちに虚しくなる。
……嘘だ……大好きだ……。
慎也の隣にいた崇臣が思い浮かんで枕をギュッと抱き込んで横になった。
崇臣は、本当にここからいなくなってしまうんじゃないかと思うと怖くなり、枕に顔を埋める。
執事だからと慎也に頼まれたら、僕以外にもあんな事までしてしまうんだろうか?
嫌だ──僕以外に触れないで……。
他の誰かの執事にならないで欲しい。僕だけの崇臣でいて欲しい……。
僕のそばを離れないって言ったじゃないか……。
そのうちに霧久は、僕の部屋にきた。
ベッドの横に来て、僕の事を心配そうに覗き込んできた。
霧久はこんなにも優しいのに、どうして僕は崇臣がいいんだろう……。
「霧久、崇臣は今、慎也の所にいるんだな?」
「はい。分家の執事が私用で里帰りをしていますので、その代わりに本家から執事を派遣致しました」
そんなの……訊いていない……。
報告もせずに勝手に決めたのか?
「崇臣は、自分から分家に行ったのか……?」
「はい……本来は、私が行く予定でしたが、崇臣様が自ら名乗り出ました……」
「わかった……」
崇臣が他の家の執事になるなんて思ってもいなかった。
もう僕の世話は嫌になったか……。
こちらを見つめる霧久の瞳が心配そうに揺らめいた。
思わず霧久の腕を掴む。
「霧久……僕は……崇臣に嫌われたんだろうか……? もう戻ってこない……?」
嫌だ……こんなにも胸が苦しい──……。
崇臣は、どうしたらずっと僕のそばにいてくれるんだろうか……。
「煌麻様、決してそんな事はありません。崇臣様は、すぐに戻って参ります……」
そっと背中をさすって慰めてくれる霧久の言葉に救われる。
その手が崇臣だったらと思う僕はどうしようもないな……。
崇臣の腕の中が恋しくてたまらなかった……。
僕の質問に崇臣はニッコリと微笑む。
『──私は煌麻様の執事ですからね』
わかっていた返事に聞いてしまった事を後悔する。
崇臣は、執事だからと僕に触れてきた。
それがどんなに僕の心を掻き乱すのかわかっていない。
僕以外にも執事の仕事だと言われたらこんな事までするんだろうか。
それが無性に腹が立った。
『ふざけるなっ……! 今後は僕に触れるんじゃない!』
執事であるというだけで崇臣にこんな事をされるのは、酷く情けない気持ちになる。
『お体が冷えましたね。もう一度湯船に浸かりましょう』
何事もなかったかのように抱えられて湯船に戻された。
湯冷めした体に温かさがやけに染みる。
『触れるなと……言ったばかりなのに……』
『申し訳ありません。お風邪をひかれてはいけませんから──』
感情的になる自分が子供みたいだ……。
ニッコリと笑う崇臣が、僕を泣きたいような気持ちにさせた。
思わずギュッと崇臣のシャツを掴む。
行かないで……そばにいて──……。
その手をそっと離された事がショックだった……。
崇臣は、この家の執事だ。
それ以上でも、それ以下でもない。
僕達は、ただの執事と主人でしかない。
それならば、僕もそれでいいと割り切らなければいけない。
そうでなければ、執事の仕事だと割り切る崇臣に、僕はきっと耐えられない──。
僕は崇臣が好きなんだろう──……。
執事としてと言われるたびに僕の心を痛くするのは、そういう事なんだろう。
本当はずっと崇臣が好きだ。
こんなにも心で求めている。
でも、それを素直に口にする事ができないでいた……。
◆◇◆
「煌麻様、お目覚めの時間です」
いつもと同じ朝の目覚め……のはずが、この耳心地の良い低音ボイスは、崇臣じゃない……。
「煌麻様」
遠慮がちに声を掛けてくるのは霧久だ……。
目を開ければ、気遣ってくれている霧久と目が合った。
霧久は、執事ではないが使用人として崇臣の補佐をしている。
崇臣が手を離せない場合など、霧久が手伝う事も多い。
「おはようございます。煌麻様」
「おはよぅ……霧久……。崇臣は……?」
「──しばらくは、私がお世話を致します」
崇臣……どうして……。
僕が触れるなと言ったから……か?
いつも僕が何を言っても気にしないくせに、なんで今回に限って!
「崇臣に…………いや……いい。ありがとう、霧久」
触れるなと言ったのは僕だ。崇臣に来いだなんて言えない。
「煌麻様、お着替えを致しましょう」
「頼む……」
のっそりと起き出して、全てを霧久に任せる。
霧久は優しい。
僕の世話をするのは、崇臣じゃなくても問題はないはずだ。
◆◇◆
それから数日経った。
それなのに、崇臣に会えていない。
崇臣がこの家の執事になってから、こんな事は初めてだ。
僕は避けられているんだろうか……。
そばを離れないと言ったくせにどこへ行ったんだ……。
こんな風にいなくなってしまうぐらいなら、あんな事で触れるなと言うんじゃなかった……。
本当は嬉しいんだ……崇臣に触れてもらえる事は嬉しかった。
崇臣が何をしているのかも霧久には訊けずにいた。
訊いてしまって僕が気にしていると思われたくない。そのうち帰ってくるはずだ。
それに霧久は、とても良くやってくれている。
それなのに、何かが物足りないだなんて認めたくもない。
そんな風に思っていたせいで、慎也が僕の邸宅に来た事でとても驚く事になる。
「よぅ、煌麻」
慎也の背後にいる崇臣を、まじまじと見つめてしまった。
慎也と共に家に来たのだ。
「な、なんで……崇臣が……」
「煌麻様、ご機嫌いかがですか?」
崇臣にニッコリと笑顔で挨拶された。
それが無性に腹が立つ。そして、悲しくて……苦しい──……。
「悪くは……ない……」
狼狽えているように見せたくない。それなのに、顔がくしゃりと歪んでしまいそうで歯を食いしばる。
僕ばかりが気にしているようで……気に入らない。
「お元気そうで何よりです」
いつもと同じ笑顔の崇臣に胸の奥がズキンッと痛くなる。
崇臣は、僕と離れていても全然平気そうじゃないか……。
それなのに……僕は……ずっと崇臣の事ばかり考えていた……。
「崇臣のこと、助かってるよ」
慎也に言われた事が、なんの事なのかわからない。
けれど、崇臣は今、慎也の家の執事だという事はわかる……。
慎也と一緒に来るなんて……。
「慎也、僕に用はないだろう? 僕は行く」
「煌麻は相変わらずだな」
ため息をつかれても、足早にその場を離れた。
自分の部屋のベッドにあぐらをかいて座り込む。
「あんなやつ──大っ嫌いだ!」
そう叫びながら枕を殴る。
ボスボスと殴っているうちに虚しくなる。
……嘘だ……大好きだ……。
慎也の隣にいた崇臣が思い浮かんで枕をギュッと抱き込んで横になった。
崇臣は、本当にここからいなくなってしまうんじゃないかと思うと怖くなり、枕に顔を埋める。
執事だからと慎也に頼まれたら、僕以外にもあんな事までしてしまうんだろうか?
嫌だ──僕以外に触れないで……。
他の誰かの執事にならないで欲しい。僕だけの崇臣でいて欲しい……。
僕のそばを離れないって言ったじゃないか……。
そのうちに霧久は、僕の部屋にきた。
ベッドの横に来て、僕の事を心配そうに覗き込んできた。
霧久はこんなにも優しいのに、どうして僕は崇臣がいいんだろう……。
「霧久、崇臣は今、慎也の所にいるんだな?」
「はい。分家の執事が私用で里帰りをしていますので、その代わりに本家から執事を派遣致しました」
そんなの……訊いていない……。
報告もせずに勝手に決めたのか?
「崇臣は、自分から分家に行ったのか……?」
「はい……本来は、私が行く予定でしたが、崇臣様が自ら名乗り出ました……」
「わかった……」
崇臣が他の家の執事になるなんて思ってもいなかった。
もう僕の世話は嫌になったか……。
こちらを見つめる霧久の瞳が心配そうに揺らめいた。
思わず霧久の腕を掴む。
「霧久……僕は……崇臣に嫌われたんだろうか……? もう戻ってこない……?」
嫌だ……こんなにも胸が苦しい──……。
崇臣は、どうしたらずっと僕のそばにいてくれるんだろうか……。
「煌麻様、決してそんな事はありません。崇臣様は、すぐに戻って参ります……」
そっと背中をさすって慰めてくれる霧久の言葉に救われる。
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崇臣の腕の中が恋しくてたまらなかった……。
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