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ハンナさんの部屋を静かに開けて覗き込むと、シンシアさんと目が合った。
「シンシアさん、遅くなってすみませんでした」
「いいんですよー。熱も下がりましたし、もう大丈夫ですね。一人にしてあげた方が熟睡できると思うので、私たちも部屋に戻りましょう」
ハンナさんの顔色もいつも通りに戻っていてホッとした。
サイドテーブルに水差しを置き、枕元に何かあれば呼んで欲しいと置手紙をして部屋を出た。
シンシアさんにもう一度お礼を言って自分の部屋に入ると、一気に頭がこんがらがって来た。
一体、何が起こったの?どうすればいい!?人間にするって何をしたらいいのよぉ。
ひとしきりグズグズと悩んでから……思考を放棄した。
マーガレット様と話しをしないことには、どうにもならない。
シャワーを浴びてさっさと寝よう。
ベッドに入って目を閉じるとニコラス様の上半身裸の姿が浮かんで来てしまい、このままでは明日は私が熱を出す羽目になると、無理やり頭の中を真っ白にした。
習慣とは素晴らしいもので、いつもの時間に目が覚め、いつもと同じように準備を進める。
ハンナさんの部屋の扉を小さくノックしてから、そっと開けるともぬけの殻で、書き物机にメモが置いてあり『早く目が覚めたから、先にマーガレット様の所に行きます』と書いてあった。
マーガレット様の部屋に向かうと、二人で何やら話し込んでいた。
ハンナさんがニヤニヤしている。さては『ニコラス様人間への道』を聞いたな。
「クロエ、昨日はごめんね。ありがとう。もう完全復活したから、あなたもニコラス様と頑張って」
だから何を頑張ればいいのか教えて欲しいです。
そう言えば、他のご家族はいらっしゃらないのだろうか。
誰かに止めてもらいたいが、主役のランドルフ様とアリー様はお忙しいだろう。
「スタン様はお着きでしょうか?」
マーガレットのお兄様で、伯爵家ご長男のスタン様は王都で騎士をされている。
奥様のベル様も騎士でご夫婦そろってカッコいい。
「スタンは前日に到着するそうよ。今朝、父も母を迎えに王都へと発ったから、往復する時間を考えるとスタンと同じころに到着するでしょう。まったく、皆の予定を無視して式を急ぐからバタバタするのです。これだから余裕のない男性はみっともない」
ランドルフ様をこき下ろしそうな流れになったので慌てて質問を続ける。
「旦那様は間に合うでしょうか?」
ここの伯爵様ではなく、侯爵様のほうだ。マーガレット様の夫君のフェルナン様は侯爵様として多忙な日々を送られている。
飄々とやってのけているので、周囲は気付きにくいが、国王様でも事前に申し込まないとお会いできない程の忙しさなのに、マーガレット様やご子息たちと過ごす時間を優先的に確保する素敵な旦那様だ。
ランドルフ様のことも可愛がっていらしゃるから間に合えばいいのだけど……。
「クロエったら、フェルナン様がマーガレット様と長い間離れていられるわけないじゃない。王様の呼び出しを無視してでもいらっしゃいますよ」
ハンナさんの言う通りだわ。マーガレット様が居ないと眠れないとおっしゃっていたもの。
「そろそろ本題に入りましょうか。クロエ、あなたにはニコラスの教育をお願いするわ。人間にしてちょうだい」
……人間離れした美貌だけれど、今も絶賛人間中だと思いますし、もし人間じゃないのなら私にはお手上げですってば。
困ってハンナさんの方を見たが、ニヤニヤするだけで助けてくれそうにない。
「難しい事ではございません。あの子と一緒に過ごせばいいのです。昨日のあの子の発言で分かったかと思いますが、人の気持ちに疎い子です。小さなころから自分の部屋に閉じこもり、人と向き合ってこなかったので、相手の事も自身の事も理解しておりません。お茶を飲んだり、散歩をしたり人間らしい行動を一緒にしてみてちょうだい」
マーガレット様のおっしゃる事は理解したが、今日を入れてあと六日間しか滞在しないし、六日目はここを早朝に発つ。実質五日間しかない。五日目は結婚式だから……ニコラス様と過ごすのは四日間。見た所かなりの重症の様子だし、そんな短い期間で何が出来るだろうか?
「きっかけだけでいいのよ。いつかあの子にもランドルフのように愛し愛される関係を知って欲しいの。試すだけでいいから、やってみてちょうだい」
あんな美丈夫と一緒に過ごすのは緊張しっぱなしになりそうだから断りたいけど……マーガレット様の頼みを断るなんて出来ない。今、侍女としてここに居られるのはマーガレット様のおかげだもの。
「かしこまりました。自信は無いですがやってみます」
「ええ、自然体でいいのよ。あなたらしくね」
と、いう訳でニコラス様の部屋の前に居るわけだが、ノックしてもお返事が無い。
お留守かもしれないが、滅多に部屋から出てこないと聞いているので、ノックが聞こえていないのかもしれない。
「ニコラス様、クロエです。開けますよ」
そっと扉を開けると、むおっと暖かい空気が顔に当たった。
部屋の温度が下がってしまってはいけないと急いで中に入り、部屋を見渡すがとにかく薄暗い。でも人の気配はする。
床に積みあがった本を避けながら、大きなソファーまで進み覗き込むと、開いた本で顔だけを隠した人物が素っ裸で横たわっていた。
「ぎゃーー!」
見てしまった。黒い茂みを分断するように、太くて長い赤黒いブツが、おへその方に向って寝息と共鳴するように揺れている。
その後は、スローモーションのように、ゆっくりと時が流れた。
飛び起きたニコラス様の顔を隠していた本が落ちて行く。閉じながらブツめがけて落ちて行く。
黒い茂みにぶわりと風を送り、本の角が直撃したブツは大きくしなってから跳ね上がった。
「ぐぇぇー」
踏まれたカエルのような声を出し、床に転がり落ちたニコラス様を見てハッと現実に引き戻される。
私にお尻を突き出した格好でうずくまったものだから、すぼまりまでバッチリと見てしまった。
「ぎゃーー!うわぁーー」
また叫んで一歩後ろに下がると、床にあった本に足を取られ、すっころんでしまった。
とっさに両肘で体を支えようとしたせいで、床と激突した肘から全身に電気が走った。
まくれ上がったスカートを直すことも、足を閉じることも忘れて、しびれる体に全神経が持って行かれる。
「だ、大丈夫か!?」
傷ついた獣のように、よたよたと四足歩行でニコラス様が近寄って来て、私の体を跨ぎ膝立ちになる。
「頭を打ったのか?これは何本に見える?」
突き出された二本の指と指の間で少し力を失って一回り小さくなったブツが真っすぐ私を指し、会釈するようにペコリと揺れる。
二……いや三?パニックで頭がグルグルする。
「やはり頭を打ったな。頭を動かすなよ!確か枕がこの辺りに……」
跨いだまま膝でズリ上がって来たかと思うと、体を倒して私の頭の方にある何かに手を伸ばしたものだから、ブツが、ブツがーーーっ!
先端が口から十センチまで迫り、その奥にある重力に従いぶら下がる袋の皺まで目にしてしまう。
嗅いだことのないフェロモンのような匂いを鼻孔が察知し、このままでは唇と唇のファーストキスより先に、あのぶらぶら揺れる袋にキスしてしまうと思った時、気を失った。
ブラックアウト直前に、マーガレット様の「何事ですか」と言う声が聞こえた気がした――――
【マーガレット様、ブツですぅーー!!】
「シンシアさん、遅くなってすみませんでした」
「いいんですよー。熱も下がりましたし、もう大丈夫ですね。一人にしてあげた方が熟睡できると思うので、私たちも部屋に戻りましょう」
ハンナさんの顔色もいつも通りに戻っていてホッとした。
サイドテーブルに水差しを置き、枕元に何かあれば呼んで欲しいと置手紙をして部屋を出た。
シンシアさんにもう一度お礼を言って自分の部屋に入ると、一気に頭がこんがらがって来た。
一体、何が起こったの?どうすればいい!?人間にするって何をしたらいいのよぉ。
ひとしきりグズグズと悩んでから……思考を放棄した。
マーガレット様と話しをしないことには、どうにもならない。
シャワーを浴びてさっさと寝よう。
ベッドに入って目を閉じるとニコラス様の上半身裸の姿が浮かんで来てしまい、このままでは明日は私が熱を出す羽目になると、無理やり頭の中を真っ白にした。
習慣とは素晴らしいもので、いつもの時間に目が覚め、いつもと同じように準備を進める。
ハンナさんの部屋の扉を小さくノックしてから、そっと開けるともぬけの殻で、書き物机にメモが置いてあり『早く目が覚めたから、先にマーガレット様の所に行きます』と書いてあった。
マーガレット様の部屋に向かうと、二人で何やら話し込んでいた。
ハンナさんがニヤニヤしている。さては『ニコラス様人間への道』を聞いたな。
「クロエ、昨日はごめんね。ありがとう。もう完全復活したから、あなたもニコラス様と頑張って」
だから何を頑張ればいいのか教えて欲しいです。
そう言えば、他のご家族はいらっしゃらないのだろうか。
誰かに止めてもらいたいが、主役のランドルフ様とアリー様はお忙しいだろう。
「スタン様はお着きでしょうか?」
マーガレットのお兄様で、伯爵家ご長男のスタン様は王都で騎士をされている。
奥様のベル様も騎士でご夫婦そろってカッコいい。
「スタンは前日に到着するそうよ。今朝、父も母を迎えに王都へと発ったから、往復する時間を考えるとスタンと同じころに到着するでしょう。まったく、皆の予定を無視して式を急ぐからバタバタするのです。これだから余裕のない男性はみっともない」
ランドルフ様をこき下ろしそうな流れになったので慌てて質問を続ける。
「旦那様は間に合うでしょうか?」
ここの伯爵様ではなく、侯爵様のほうだ。マーガレット様の夫君のフェルナン様は侯爵様として多忙な日々を送られている。
飄々とやってのけているので、周囲は気付きにくいが、国王様でも事前に申し込まないとお会いできない程の忙しさなのに、マーガレット様やご子息たちと過ごす時間を優先的に確保する素敵な旦那様だ。
ランドルフ様のことも可愛がっていらしゃるから間に合えばいいのだけど……。
「クロエったら、フェルナン様がマーガレット様と長い間離れていられるわけないじゃない。王様の呼び出しを無視してでもいらっしゃいますよ」
ハンナさんの言う通りだわ。マーガレット様が居ないと眠れないとおっしゃっていたもの。
「そろそろ本題に入りましょうか。クロエ、あなたにはニコラスの教育をお願いするわ。人間にしてちょうだい」
……人間離れした美貌だけれど、今も絶賛人間中だと思いますし、もし人間じゃないのなら私にはお手上げですってば。
困ってハンナさんの方を見たが、ニヤニヤするだけで助けてくれそうにない。
「難しい事ではございません。あの子と一緒に過ごせばいいのです。昨日のあの子の発言で分かったかと思いますが、人の気持ちに疎い子です。小さなころから自分の部屋に閉じこもり、人と向き合ってこなかったので、相手の事も自身の事も理解しておりません。お茶を飲んだり、散歩をしたり人間らしい行動を一緒にしてみてちょうだい」
マーガレット様のおっしゃる事は理解したが、今日を入れてあと六日間しか滞在しないし、六日目はここを早朝に発つ。実質五日間しかない。五日目は結婚式だから……ニコラス様と過ごすのは四日間。見た所かなりの重症の様子だし、そんな短い期間で何が出来るだろうか?
「きっかけだけでいいのよ。いつかあの子にもランドルフのように愛し愛される関係を知って欲しいの。試すだけでいいから、やってみてちょうだい」
あんな美丈夫と一緒に過ごすのは緊張しっぱなしになりそうだから断りたいけど……マーガレット様の頼みを断るなんて出来ない。今、侍女としてここに居られるのはマーガレット様のおかげだもの。
「かしこまりました。自信は無いですがやってみます」
「ええ、自然体でいいのよ。あなたらしくね」
と、いう訳でニコラス様の部屋の前に居るわけだが、ノックしてもお返事が無い。
お留守かもしれないが、滅多に部屋から出てこないと聞いているので、ノックが聞こえていないのかもしれない。
「ニコラス様、クロエです。開けますよ」
そっと扉を開けると、むおっと暖かい空気が顔に当たった。
部屋の温度が下がってしまってはいけないと急いで中に入り、部屋を見渡すがとにかく薄暗い。でも人の気配はする。
床に積みあがった本を避けながら、大きなソファーまで進み覗き込むと、開いた本で顔だけを隠した人物が素っ裸で横たわっていた。
「ぎゃーー!」
見てしまった。黒い茂みを分断するように、太くて長い赤黒いブツが、おへその方に向って寝息と共鳴するように揺れている。
その後は、スローモーションのように、ゆっくりと時が流れた。
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黒い茂みにぶわりと風を送り、本の角が直撃したブツは大きくしなってから跳ね上がった。
「ぐぇぇー」
踏まれたカエルのような声を出し、床に転がり落ちたニコラス様を見てハッと現実に引き戻される。
私にお尻を突き出した格好でうずくまったものだから、すぼまりまでバッチリと見てしまった。
「ぎゃーー!うわぁーー」
また叫んで一歩後ろに下がると、床にあった本に足を取られ、すっころんでしまった。
とっさに両肘で体を支えようとしたせいで、床と激突した肘から全身に電気が走った。
まくれ上がったスカートを直すことも、足を閉じることも忘れて、しびれる体に全神経が持って行かれる。
「だ、大丈夫か!?」
傷ついた獣のように、よたよたと四足歩行でニコラス様が近寄って来て、私の体を跨ぎ膝立ちになる。
「頭を打ったのか?これは何本に見える?」
突き出された二本の指と指の間で少し力を失って一回り小さくなったブツが真っすぐ私を指し、会釈するようにペコリと揺れる。
二……いや三?パニックで頭がグルグルする。
「やはり頭を打ったな。頭を動かすなよ!確か枕がこの辺りに……」
跨いだまま膝でズリ上がって来たかと思うと、体を倒して私の頭の方にある何かに手を伸ばしたものだから、ブツが、ブツがーーーっ!
先端が口から十センチまで迫り、その奥にある重力に従いぶら下がる袋の皺まで目にしてしまう。
嗅いだことのないフェロモンのような匂いを鼻孔が察知し、このままでは唇と唇のファーストキスより先に、あのぶらぶら揺れる袋にキスしてしまうと思った時、気を失った。
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