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マーガレット様が指示してくれたのか、使用人たちが入ってきて、窓を開け放ち換気をしながら紅茶を淹れてくれる。
落ち着かないのは、普段は自分が紅茶を淹れる立場だからというだけではなく、今座っているソファーの丁度私のお尻辺りに、ニコラス様のお尻があったと思い出してしまったからだ。どうにも下半身がムズムズする。
目の前においしそうな朝食がセットされ、キュッと鳴ったお腹を慌てて押さえたが、ニコラス様にも聞こえてしまった。
「とりあえず食べようか」
押さえたお腹を見ながら言われ、恥ずかしくて頬が赤くなった。
「音ぐらいどうってことないだろう?空腹期収縮は胃の掃除だ。重要な働きだから尊重すべきだ」
お腹の音を尊重して頂きありがとうございます。人生で初めての経験です。
まぁ、あれもこれも見られた本人から冷静に「音ぐらい」と言われると納得するしかない。
でもブツを見せたことは謝ってくれたけど、見られたことは恥ずかしがっていないのがニコラス様らしい。
使用人たちが出て行き、気づまりになるだろうと思ったが、意外と空気は軽かった。
なんと言うか、あんなところまで見てしまったので、目の前の美貌にも緊張しなくなった。
それに寝ている間に服を脱いでしまうなんて、ちょっと間抜けで人間臭い可愛らしさがある。
「しまった!食事中の会話もマナーだとマーガレットから言われていたのに何か話しすべきだった。すまない……」
すっかり食べ終わってから謝られ笑ってしまった。
「ふふっ、いいですよ。私も考え事をしていたのでおあいこです。それに美味しかったですものね?」
マナーを改善しようと努力はしているのだろうが、どうも空回りしている。
「久しぶりの朝食だったから、ついつい食べることに夢中になってしまった」
紅茶を飲みながら、一人掛けのソファーに背中を預けなおした姿は優雅そのものだが、下がった眉が叱られた子供みたいだ。
本当に三十八歳なのだろうか?お肌も艶々だし、シミも皺も無い。今後の為に、昨夜の紫外線が肌に与える影響を聞いておいた方が良いかもしれない。
「君には、昨日から謝る事ばかりしているな。おじさんの裸の上半身だけではなく、全裸まで見せつけた上に、生殖器を顔に――」
「ごふっ!掘り起こさないで下さい!そこは埋めたままにしておくところです!」
キョトンとして頭を傾ける姿も可愛らしいが、発言がセクハラなのが残念無念。
「埋める?生殖器を埋めればいいのか?庭に行くか?」
庭でうつ伏せになり、真剣な顔でブツを穴に差し込む姿が浮かんできてしまった。さすがに美丈夫でもダメなやつです。
「違いますっ!お願いですからソレを埋めないで下さい!」
「逆か?体を埋めて、生殖器だけ地上に出すのか?ふむ、まるで植物のようだな」
眉間に皺を寄せながら、
「生き埋め自体は古典的だが、生殖器のみを土から出すのは心理的に興味深い。体験することで新たな発見があるかもしれない」
と頷いているけど、全然、まーーったく望んでいませんから!
庭から生えていたら恐怖です!ご立派なブツでもホラーです!
「もう贖罪は忘れて下さい。埋めるは本当に埋めるわけじゃなくて、その話はもうなかった事にしましょうという事です」
「しかしだな。中年の生殖器を顔に――」
「だぁーー!生殖器って単語も禁止です」
つい禁止ワードを大声で叫んでしまい、はぁはぁと息切れしながら睨みつけるが、
「むむっ、分かった。だが何と呼べばいい?」
微妙に伝わっていなかった。
「言わなきゃいいんです!そもそも普通の会話でそんな単語出ませんよぉーー」
目上の人に対するマナーなど吹っ飛んでしまい、半泣きで告げると納得はしていない様子だが、出来るだけ言わないと誓ってくれた。
【マーガレット様、庭にとんでもない物を生やすところでした……】
落ち着かないのは、普段は自分が紅茶を淹れる立場だからというだけではなく、今座っているソファーの丁度私のお尻辺りに、ニコラス様のお尻があったと思い出してしまったからだ。どうにも下半身がムズムズする。
目の前においしそうな朝食がセットされ、キュッと鳴ったお腹を慌てて押さえたが、ニコラス様にも聞こえてしまった。
「とりあえず食べようか」
押さえたお腹を見ながら言われ、恥ずかしくて頬が赤くなった。
「音ぐらいどうってことないだろう?空腹期収縮は胃の掃除だ。重要な働きだから尊重すべきだ」
お腹の音を尊重して頂きありがとうございます。人生で初めての経験です。
まぁ、あれもこれも見られた本人から冷静に「音ぐらい」と言われると納得するしかない。
でもブツを見せたことは謝ってくれたけど、見られたことは恥ずかしがっていないのがニコラス様らしい。
使用人たちが出て行き、気づまりになるだろうと思ったが、意外と空気は軽かった。
なんと言うか、あんなところまで見てしまったので、目の前の美貌にも緊張しなくなった。
それに寝ている間に服を脱いでしまうなんて、ちょっと間抜けで人間臭い可愛らしさがある。
「しまった!食事中の会話もマナーだとマーガレットから言われていたのに何か話しすべきだった。すまない……」
すっかり食べ終わってから謝られ笑ってしまった。
「ふふっ、いいですよ。私も考え事をしていたのでおあいこです。それに美味しかったですものね?」
マナーを改善しようと努力はしているのだろうが、どうも空回りしている。
「久しぶりの朝食だったから、ついつい食べることに夢中になってしまった」
紅茶を飲みながら、一人掛けのソファーに背中を預けなおした姿は優雅そのものだが、下がった眉が叱られた子供みたいだ。
本当に三十八歳なのだろうか?お肌も艶々だし、シミも皺も無い。今後の為に、昨夜の紫外線が肌に与える影響を聞いておいた方が良いかもしれない。
「君には、昨日から謝る事ばかりしているな。おじさんの裸の上半身だけではなく、全裸まで見せつけた上に、生殖器を顔に――」
「ごふっ!掘り起こさないで下さい!そこは埋めたままにしておくところです!」
キョトンとして頭を傾ける姿も可愛らしいが、発言がセクハラなのが残念無念。
「埋める?生殖器を埋めればいいのか?庭に行くか?」
庭でうつ伏せになり、真剣な顔でブツを穴に差し込む姿が浮かんできてしまった。さすがに美丈夫でもダメなやつです。
「違いますっ!お願いですからソレを埋めないで下さい!」
「逆か?体を埋めて、生殖器だけ地上に出すのか?ふむ、まるで植物のようだな」
眉間に皺を寄せながら、
「生き埋め自体は古典的だが、生殖器のみを土から出すのは心理的に興味深い。体験することで新たな発見があるかもしれない」
と頷いているけど、全然、まーーったく望んでいませんから!
庭から生えていたら恐怖です!ご立派なブツでもホラーです!
「もう贖罪は忘れて下さい。埋めるは本当に埋めるわけじゃなくて、その話はもうなかった事にしましょうという事です」
「しかしだな。中年の生殖器を顔に――」
「だぁーー!生殖器って単語も禁止です」
つい禁止ワードを大声で叫んでしまい、はぁはぁと息切れしながら睨みつけるが、
「むむっ、分かった。だが何と呼べばいい?」
微妙に伝わっていなかった。
「言わなきゃいいんです!そもそも普通の会話でそんな単語出ませんよぉーー」
目上の人に対するマナーなど吹っ飛んでしまい、半泣きで告げると納得はしていない様子だが、出来るだけ言わないと誓ってくれた。
【マーガレット様、庭にとんでもない物を生やすところでした……】
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