遊兎ℝ𝕠𝕠𝕞

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4-大夢day

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「そろそろかなぁ」

僕のおしりの準備を終え自分のお膝に僕を跨がせて座らせて、ぎゅーぎゅー抱き締めてる陽太くんが呟いたら…

ホワンホワン ホワンホワン

何だか気の抜けた音が鳴った。

「遊兎?今から始まるけど大丈夫そう?今日はね、俺の友達なんだよ。玄関までお迎えに行ってくれる?あ!タブレットのボタン押してからね!」

今からなのかぁなんて思いながらボタンを押して、僕は玄関にパタパタとお迎えに行った。

カチャリ…
ガチャガチャ…
あれ?
開かないな…

ん?
何で?

「陽太く~ん開かないよぉー」

「ん?あららー遊兎?ココ外さなきゃね!」

「そっか!!陽太くんありがと!」

「もぅ─遊兎かわい!!」

ぎゅうぎゅう陽太くんが抱き締めてると

「オイ…俺は何を見せらてるんだよ 陽太。」

眉間に皺を寄せて不機嫌そうなイケメンが居た。

大夢ひろむ…相変わらず不機嫌だな。遊兎?コレは大夢だよ。この可愛いのが遊兎ゆとだ。じゃあ俺は戻るから…遊兎またね!」
ん?え?陽太くん?

パタン…
いつもみたいに、ちゅっちゅってキスをして行っちゃった。

「またね…行ってらっしゃい─えーっと、あの、、おかえりなさい?」

声をかけたけど…眉間にシワ!!沈黙!!怖い!!

ん…どうしよう…かなぁ。

「…オジャマシマス」

とても小さな声で挨拶をしたのは…180cmはありそうな、きっちり靴を揃えて脱ぐ…不機嫌な人だった。

僕たちは、リビングで向かい合ったままお茶を飲んでる。

「あの…えーっと、僕は遊兎…ゆと って呼んでね?」

「あぁ…俺は 大夢ひろむでいい…」

「んと…えーっと、、ベッド行く?」

ココは、広い部屋に仕切りがないからリビングも寝室も無いんだけどね。
とりあえず、お仕事はセックスをするって陽太くんは言ってたからベッドに行かなきゃと思ったんだけど…大夢は、ますます不機嫌になっちゃったかも…。

「行こ?」

僕は気にせずに、手を引っ張ってった。

そして今、僕と大夢は向かい合ってベッドの上に正座してる。

なんで?

「あの…大夢?」

「童…なんだ」

「ん?なぁに?」

「経験が…」

「ん?経験?」

「………」

小さな声で聞こえないから僕は、大夢のお顔にグイッと近づいてから見上げた。

大夢は真っ赤なお顔で目をギュッと瞑ってポツリと呟いた…

「経験が無い…童貞なんだ…」

え?もしかして不機嫌なんじゃなくて、困ってたの?!
そっか、そうだよね。年齢を重ねると、経験が無いことって話辛くなるもんね。
僕が嫌とかじゃ無かったんだ─。

「ん。なぁ~んだぁ良かったぁ…本当はココに来るのが嫌で僕のことが嫌なのかと思ってたんだぁ。安心しちゃった!」

大夢に抱きついて眉間のシワにキスをしてから

「えーっと、、僕に大夢の初めてをプレゼントしてくれるの?嬉しい!」

ってニコニコしてたら

「ゆと…キスをしてもいいか?」って、眉間のシワがあるまま言ってきたけどもう怖くないよ?

「うん。いっぱいして?」

僕たちは触れるだけの優しくて可愛いキスをした。

「ゆと…ゆと…」

ぎゅぅっ抱きしめ合いながら触れるだけのキスをして、啄むようなキスに変わり…遠慮がちに大夢の熱い舌が僕の口の中を探りだんだんと深くて気持ちいいキスになる。

チュパって可愛い音をさせて唇が離れた。

「ゆと…俺…キスちゃんとできてたか?」

「うん。すごい気持ちいい…」

もう一度キスをしながら、お互いの服を脱がせて 大夢の手が僕の体を撫でていく…硬くなった乳首を見つけると人差し指の腹でコスコスしてきた。

「…あぁ…んん」

「気持ちいいのか?もっと触っていいか?」

うんと頷くと

僕の目を見ながらペロリと舐めて、ゆっくりとちゅぱちゅぱして…反対の乳首はクリクリしてコスコスする。
僕は、気持ち良くて胸を突き出しちゃった。
大夢は、嬉しそうに目を細めて両方の乳首を順番にちゅぱちゅぱして涎でテカテカしてるのを…両方同時に摘んだ。

「はぁぅっ…やぁー」

気持ち良すぎて大夢の足に硬さを増してる僕のを擦り付けてヘコヘコ腰を動かしてると大夢も、僕にガチガチのを擦り付けながらおしりを触って

「ゆと…ココに俺の挿入れたい。どうすれば良い?」

少し掠れた声で雄の香りが増した 大夢が言った。
僕は、ドキッとしちゃって目を逸らして

「準備できてるから…」

って言ったんだけど…
大夢はローションをたっぷり指につけて

「俺のデカいからちゃんと慣らさなきゃダメだ。ゆとに傷はつけられない。」

って1本から始まってグチョグチョと音を立てて中を広げて…指を増やして…中で指をチョキチョキして広げたりしながら僕の気持ち良いとこを探しだした。
ぷっくりとなってるとこを見つけると指でトントンされて…僕2回もイッちゃったよ…。

「はぁっ…んんーうぅーもぉ無理だょ…挿入れて…我慢できないよぉ…ひろむぅ」

ホントに童貞なの?僕もうトロトロだよ…
…だってさ、あんなにされたらもう我慢できないよぉ

「うっ…本当はまだ慣らしたいんだけど…ゆと、今から挿入れる」

大夢の三本の指が出てっちゃったからパクパクと寂しくて…ヒクヒクして早く早く…っておねだりするようにお尻をゆらゆらしちゃう。

「ひろむぅ…お顔…見ながらがいい…」

「ぐぅ─わかった。痛かったらすぐに言ってくれ。」

いつの間にかゴムを着けてた熱くてガチガチで大きいのをクチュクチュと入口付近に何度か擦り付けてやっと挿入ってきた。

「あぁぁ─ちょっとだけ待って─ひろむ…待って…ね?ンん…待って待って…あっ」

ギチギチでおしりの皺も全部伸びてる感じがする。苦しい…でも気持ち良くてぎゅっと大夢のを締め付けた。

「くっ!ゆと…挿入った…挿入ってる…」

馴染むまで、じっとしてくれたけど徐々にゆらゆらと腰を動かして僕の奥まで挿入ってトントンとキスをして行き止まりをトチュトチュついてくる。
大夢と目が合うと…優しい目をしてキスをしてくれたから僕は、胸がきゅんってなっちゃって僕の中もぎゅっと締まっちゃたみたいで

「ゆと…そんなに締め付けないでくれ…クッ…すまん動く」

そこからは…激しかった。
抜かずに2回。
僕は、もうドロドロのグチョグチョだ…
体に力も入らないよ─。

「もぅ…出ないからぁ!あぁぁ……ぁんーんーイクのイッちゃっうーー」

「あぁ…俺もイク…ゆとの奥に出すから…うっ─」

パンパン…パンっ!1番奥にグリグリしながらゴム越しでもビクビクしていっぱい出てるのがわかる。
僕はぎゅっと抱き締められてるのが嬉しくて…ふにゃふにゃって笑ってそのまま意識が途切れちゃった。


───────────────


俺は今ベッドで眠っている遊兎ゆとを抱き締めている…可愛いな。

中学の頃に、年の離れた姉の彼氏(今は旦那で俺の事務所の社長)に、1回だけモデルに!!って言われてそのままズルズルとこの業界で俳優しごとをしている。

元々、人付き合いが好きじゃない。多人数より少人数が良い。仕事柄表面上は取り繕ってるから本来の俺を知る数少ない友達の一人が陽太ようただ。
陽太は、俺がセックスの経験が無いことを気にしていることに気づいていて色々考えて経験できるようにしてくれていたがいつも断っていた。

ここ最近の仕事が上手くいかない事が増えていることにも陽太は気づいていたようで連絡をくれていた。

理由はわかっていた。1番の原因は【自信の無さ】だ。ドラマでも映画でも恋愛系は性的なスパイスは必ずある。
俺は経験が無いことがバレないように勉強した。映像を見たり官能小説を読んだり…知識だけは増えていったが実践の経験のない俺は薄っぺらい。
監督や共演者からのちょっとした視線にも

”経験ないの?まさか童貞?この年で?”

こんな気持ちが篭っているように思えてどんどん被害妄想が膨れ上がっていたんだ。

俺は薄っぺらくて全てが欠けてるようで…どんどん自信が無くなるから仕事も上手くいかない…。
拗らせていた俺に陽太から

「覚悟決めて来い逃げんな」

と場所と日時の連絡が来て今日は緊張してインターフォンを押して待っていたらドアが開いて…
そこには、ぽわぽわとした空気を纏った男がいた。
あれだけ緊張して、覚悟を決めて来たのになんだろうこの緊張感のない空気の男…肩の力が一気に抜けてった。

だけど「行こ?」ってベッドへ引っ張ってく遊兎の手が少し震えてて…なんだかすごく安心した。

でも、やっぱり経験が無いことを伝えたらバカにされた視線を向けられたり気をつかわれたりするのかと色んなことを考えていたがまさか…まさかの…言葉だった。

俺の初めてをプレゼントしてくれるの?嬉しいと言った。

そんな遊兎に、ありのままの自分で良いんだと言われているようで素直になれた。
今俺の腕の中でスヤスヤ眠ってる遊兎の髪に触れて笑っている自分が不思議だった。

…笑ってるな俺…。

「んんン─あ─僕…寝ちゃったんだ…ごめんね…」

目覚めた遊兎が…可愛くて思わずぎゅっと抱き締めて額にキスをして

「無理させてしまった…ごめんな」

こんなセリフが言えた自分に驚いた。

「大丈夫だょ」

ふにゃりと遊兎は笑った。









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