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「ゆ~とぉ~」
玄関から大きな声で僕を呼ぶのは陽太くん。
電話では、話してたけどここに来てくれるのは久しぶりなんだよね。
色々な人達がここに来てくれるようになって、僕は淋しくなかったけど…やっぱり陽太くんに会えたら嬉しい。
この世界に来て、1番最初に僕に優しくしてくれた人だから。
前の世界での僕の人生は平凡だったと思う。両親から、あまり愛されてなかった…って言うかあの人達は愛し合って結婚したんじゃない。
昔はさ結婚適齢期ってのがあって、何歳までに結婚出産ってのが決まってて…その年齢を過ぎると
「売れ残り」とか「可哀想」なんて言われたらしいよ?
「普通」って枠から外れてる=「出来損ない」
って言われたんだって
だから、お見合いして結婚して僕が生まれた。
「普通」の枠に入るためだけにね。
だから…同性同士の恋愛…受け入れられる両親じゃないよ?
僕が同性しか好きになれないのにも気づいてただろうけど気づかないフリして…
ん~違うか…僕自身になんて興味なんて無かった。
僕って言う”カタチ”があればそれで良かったんだよ。
僕の”ココロ”なんて要らない。
あの人達は、きっと周りの人達の顔はみんな同じ顔に見えてる。
目元と口元の笑ったお面あるじゃない?
みーんなあの顔なんだよ。
もちろん自分達も同じ顔なんだ。
だって、”みんな同じ”で”普通”が大好き。
それ以外は、受け入れないし認めない。
透明人間になっちゃうんだ。
だから、僕は透明人間。
透明人間なりに、頑張ったんだけど疲れちゃって…。
だから、いっぱい頑張るの辞めたの。
「まぁ…仕方ないよね」って思うことにして透明人間な自分も受け入れることにして1人で生きてきたんだ。
経済的な援助はあったんだよ?
だって子供は育てなきゃ、あの人達の”普通”から外れちゃうからね。
だからね、僕はこの世界でみんながギューって抱きしめてくれるのが凄い幸せ。
って思いながら、陽太くんに抱きついてスンスン匂いを堪能する。
僕の大好きな匂い。おひさまの匂いがするんだよ?内緒だけどね。
「んふふふ…ゆと?くすぐったいよ…」
陽太くんが抱きしめながらギューってしてくれる。
「えへへ…陽太くんだぁ。おかえりー」
「ただいま。ゆと。ずっと会いに来れなくてごめんね?」
「ううん。みんな、来てくれてたから淋しくなかったよ?」
ホントにあれから、何度も来てくれる子も初めましての子も来てくれたから寂しくなかったんだけど…やっぱり陽太くんにも会いたかった。
「あのね…寂しくなかったのもホントなんだけど…けど…陽太くんと会いたかった…えへへっ」
恥ずかしくて顔を見れなくてギューって引っ付いて首元に隠れる僕のことをギューって抱き締め返してから
「ゆと?お顔見せて?」
ゆっくりと僕の顔を覗き込むから目をぎゅっと瞑ってるとさ
「俺にお顔見せてくれないんだ…」
って悲しそうな声が聞こえたから急いで目を開けたら、とっても優しい顔で微笑んでる陽太くんが目いっぱいに見えた。
「やっと目が合った。あぁ…」
ちゅっちゅちゅっちゅと僕の顔にいっぱいキスしてから
「俺のゆとが可愛いすぎて苦しいよ…ハァ~本当は、もっと早く会いたかったんだけど忙しくてね。神様、人使い荒いんだよな。この前なんてさ………」
って、神様の悪口をいっぱい言いながらも神様からの依頼をこなす為に
「必ずすぐ来るからいい子にしてるんだよ?困ったことがあれば、いつでも連絡してよ?無理しちゃダメだからね!わかった?」
って何度も何度も言ってから帰ってっちゃった。
陽太くん…過保護過ぎるよって笑っちゃった。
玄関から大きな声で僕を呼ぶのは陽太くん。
電話では、話してたけどここに来てくれるのは久しぶりなんだよね。
色々な人達がここに来てくれるようになって、僕は淋しくなかったけど…やっぱり陽太くんに会えたら嬉しい。
この世界に来て、1番最初に僕に優しくしてくれた人だから。
前の世界での僕の人生は平凡だったと思う。両親から、あまり愛されてなかった…って言うかあの人達は愛し合って結婚したんじゃない。
昔はさ結婚適齢期ってのがあって、何歳までに結婚出産ってのが決まってて…その年齢を過ぎると
「売れ残り」とか「可哀想」なんて言われたらしいよ?
「普通」って枠から外れてる=「出来損ない」
って言われたんだって
だから、お見合いして結婚して僕が生まれた。
「普通」の枠に入るためだけにね。
だから…同性同士の恋愛…受け入れられる両親じゃないよ?
僕が同性しか好きになれないのにも気づいてただろうけど気づかないフリして…
ん~違うか…僕自身になんて興味なんて無かった。
僕って言う”カタチ”があればそれで良かったんだよ。
僕の”ココロ”なんて要らない。
あの人達は、きっと周りの人達の顔はみんな同じ顔に見えてる。
目元と口元の笑ったお面あるじゃない?
みーんなあの顔なんだよ。
もちろん自分達も同じ顔なんだ。
だって、”みんな同じ”で”普通”が大好き。
それ以外は、受け入れないし認めない。
透明人間になっちゃうんだ。
だから、僕は透明人間。
透明人間なりに、頑張ったんだけど疲れちゃって…。
だから、いっぱい頑張るの辞めたの。
「まぁ…仕方ないよね」って思うことにして透明人間な自分も受け入れることにして1人で生きてきたんだ。
経済的な援助はあったんだよ?
だって子供は育てなきゃ、あの人達の”普通”から外れちゃうからね。
だからね、僕はこの世界でみんながギューって抱きしめてくれるのが凄い幸せ。
って思いながら、陽太くんに抱きついてスンスン匂いを堪能する。
僕の大好きな匂い。おひさまの匂いがするんだよ?内緒だけどね。
「んふふふ…ゆと?くすぐったいよ…」
陽太くんが抱きしめながらギューってしてくれる。
「えへへ…陽太くんだぁ。おかえりー」
「ただいま。ゆと。ずっと会いに来れなくてごめんね?」
「ううん。みんな、来てくれてたから淋しくなかったよ?」
ホントにあれから、何度も来てくれる子も初めましての子も来てくれたから寂しくなかったんだけど…やっぱり陽太くんにも会いたかった。
「あのね…寂しくなかったのもホントなんだけど…けど…陽太くんと会いたかった…えへへっ」
恥ずかしくて顔を見れなくてギューって引っ付いて首元に隠れる僕のことをギューって抱き締め返してから
「ゆと?お顔見せて?」
ゆっくりと僕の顔を覗き込むから目をぎゅっと瞑ってるとさ
「俺にお顔見せてくれないんだ…」
って悲しそうな声が聞こえたから急いで目を開けたら、とっても優しい顔で微笑んでる陽太くんが目いっぱいに見えた。
「やっと目が合った。あぁ…」
ちゅっちゅちゅっちゅと僕の顔にいっぱいキスしてから
「俺のゆとが可愛いすぎて苦しいよ…ハァ~本当は、もっと早く会いたかったんだけど忙しくてね。神様、人使い荒いんだよな。この前なんてさ………」
って、神様の悪口をいっぱい言いながらも神様からの依頼をこなす為に
「必ずすぐ来るからいい子にしてるんだよ?困ったことがあれば、いつでも連絡してよ?無理しちゃダメだからね!わかった?」
って何度も何度も言ってから帰ってっちゃった。
陽太くん…過保護過ぎるよって笑っちゃった。
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