3 / 58
第1話 王子様と踊りたい
しおりを挟む
「リアム、変じゃないかしら?」
スチュアート伯爵令嬢ルシア・スチュワートは、今日何度目かになる質問を口にした。
問われたのはリアム・ロード。ルシア専属の執事である。
「とてもかわいいですよ、お嬢様」
「そうかしら…?」
「ええ」
一級品のシルクのドレスを身にまとったルシアは、ハーフアップにして肩に自然にたらした髪を指でいじりながら、自信なさげに眉を下げている。
「でも、王子様はきれいな女性がお好きなのではないかしら?」
今日は第二王子ナリスの生誕を祝うパーティーが王宮で行われる。
すべての貴族が招待され、ナリス王子と同じ年ごろの子供たちも参加をすることになっている。
公言はされていないが、将来の側近候補と婚約者候補を探すという裏の目的があるためだ。
生誕パーティーの招待状がルシア宛てにも届いたとき、ルシアはまるで物語が始まるような胸のときめきを感じた。
(王子様にダンスに誘われたりして…!)
ルシアは想像する。
ナリス王子が自分の前にひざまずいて誘いの言葉を口にする。
「美しい人、私と踊ってくれないか」
白いドレスに身を包み、恥じらう自分。
「ええ、よろこんで」
大きなチェスナットブラウンの瞳を輝かせて王子とのダンスを夢見るルシアの姿を、リアムは微笑ましく見守っていた。
今年16歳になったばかりのルシアは、このパーティーが初めての公式行事である。
そのため、身に着けているのはデビュタントの白いドレスだ。
靴もドレスもアクセサリーも、王子様と踊りたい、というルシアの夢を叶えるためにリアムが手配した物で、どれも一流の職人が手掛けた。
美しく踊るためのぴったりとフィットした、それでいて華奢に見える細いヒールの靴。
質にも色味にもこだわった特別な白のシルクのドレス。
スカートは踊ってターンをした時に最も美しく広がるように計算されている。
オフショルダーの襟ぐりに、領地で産出された質の良いパールを存分に使った繊細なビブスネックレス。
耳には金の繊細な細工にぶら下がったパールのイヤリングが揺れる。
髪にはドレスと共布にパールを縫い込んで作れた花飾りを清楚にあしらっている。
まるで泉から姿を現した女神のように、瑞々しく麗しい姿となった。
リアムはにっこり笑うと音もなくルシアの目の前に近づき、ルシアの癖のないサラサラの髪をひと房、手に取った。
「お嬢様が一番かわいくて綺麗に決まっています」
そして手に持った髪に口づけを落とす。
ルシアは照れて赤くなった頬を両手で押さえ、ぷくっとむくれる。
「もう!リアム、まじめに答えてよ!」
「まじめにお答えしましたよ。さ、馬車の用意ができています。参りましょう」
リアムの腕に掴まりながらエントランスに出ると、すでに支度をすませたルシアの父と母が待っていた。
「おお!ルシア。なんてかわいいんだ。よく見せておくれ」
「ルシア、素敵よ。きっと今日は注目の的よ。ナリス王子の目にも留まってしまうわ」
「それは困るな。隠しておかなくては」
「でもあなた、挨拶にはいかなくてはいけないもの。隠せないわ」
夫婦の会話にルシアは小さくため息をついた。
「お父様、お母様。親のひいき目ですわ。ナリス王子の目になんて、きっと留まりません」
「何を言っているんだ、ルシア。目に留めないとしたら、そいつの目はとんだ節穴だ!」
「そうよ!」
「もう…どちらがいいのよ」
かわいい娘を自慢に思う親心。
それでいて王家に目を付けられていらぬ苦労を掛けたくないと思うのもまた本音である。
伯爵が王子をそいつ呼ばわりしたことなど華麗にスルーし、リアムは薄くほほ笑んだまま、家族の会話に終止符を打つ。
「だれしも目を奪われることでしょうね。さ、出発のお時間でございます」
伯爵夫妻は馬車に乗り込んだ。
「お嬢様は私とこちらの馬車ですよ」
「ええ」
今日のルシアのエスコートはリアムが務める。
デビュタントのエスコートはすでに婚約者がいれば婚約者が、いなければ親族が務める。
近親者に程よい男性がいないときは、リアムのように従者が務めることもある。
令嬢たちの間でひそかに憧れなのは、己に忠誠を誓った騎士にエスコートされることである。
騎士に守られる令嬢、身分違いの恋、永遠の忠誠。
こういった、うるわしのワードが巷では大人気なのだった。
そういう意味では、リアムにエスコートされるルシアはこの流行に乗っている。
騎士ではなく執事だが、ルシアにだけ忠誠を誓っている。
しかもリアムは際立って美しい顔立ちをしている。
まるでビスクドールのように白く、なめらかな肌に、吸い込まれそうな紫紺の瞳、ヘーゼルナッツ色の髪は柔らかくウェーブがかかっている。
礼儀正しいリアムが時々ルシアにだけ見せる俺様な素顔。
令嬢たちの垂涎のシチュエーションである。
しかし悲しいかな、身近過ぎてルシアはおいしい立ち位置に気が付かず、王子とのダンスを夢見ている。
かと言って、ルシアは王子に恋しているわけではない。
幼い頃に参加した王子のお茶会では、一言も話すことなく、遠目に王子を拝見しただけだったし、王家に嫁ぐほど家柄がいいわけでもない。
ただ、多くの同世代の令嬢たちがナリス王子を恋慕っているから、なんとなくそんな王子様と踊れたら素敵だなと思っているだけだ。
王宮に着くと、たくさんの馬車が列をなし、1台ずつ案内されるのを待っている。
身分の低い下級貴族はすでに入場を終え、いま列になっているは同格の伯爵家のみである。
1台、また1台と進むにつれ、ルシアの緊張感も高まっていた。
手が小さく震えていることに気が付いたリアムが、そっと手を包み込んでくれる。
その手が温かくて、ルシアはホッと肩の力が抜けるのを感じた。
リアムはにこっと笑顔を見せ、握った手をそっと放すと、掌を上に向けてふっと息を吹きかける。
すると、吐息がきらきらと光を持って舞い上がり、光の粒子が空中で蝶をかたどって羽ばたく。
少し経つとすっと光は消えていく。
ルシアは嬉しそうに蝶を眺めたあと、ふーっと息を吐いて笑顔を見せた。
「ありがとう、リアム。緊張が解けたわ」
「どういたしまして」
ルシアはリアムが魔術で作り出す蝶が大好きだった。
子どもの頃から、ルシアが泣いたり落ち込んだりしたときに、いつもリアムが作って見せてくれた。
ルシアに笑顔が戻るとリアムも嬉しそうに笑う。
光の蝶を作り出すのに、繊細な魔力操作が必要なことを、ルシアは知らない。
落ち着きを取り戻したルシアが、リアムのエスコートで会場に入ると、色とりどりに着飾った貴婦人たちと、煌びやかなシャンデリアの輝きが目に飛び込んできた。
スチュアート伯爵令嬢ルシア・スチュワートは、今日何度目かになる質問を口にした。
問われたのはリアム・ロード。ルシア専属の執事である。
「とてもかわいいですよ、お嬢様」
「そうかしら…?」
「ええ」
一級品のシルクのドレスを身にまとったルシアは、ハーフアップにして肩に自然にたらした髪を指でいじりながら、自信なさげに眉を下げている。
「でも、王子様はきれいな女性がお好きなのではないかしら?」
今日は第二王子ナリスの生誕を祝うパーティーが王宮で行われる。
すべての貴族が招待され、ナリス王子と同じ年ごろの子供たちも参加をすることになっている。
公言はされていないが、将来の側近候補と婚約者候補を探すという裏の目的があるためだ。
生誕パーティーの招待状がルシア宛てにも届いたとき、ルシアはまるで物語が始まるような胸のときめきを感じた。
(王子様にダンスに誘われたりして…!)
ルシアは想像する。
ナリス王子が自分の前にひざまずいて誘いの言葉を口にする。
「美しい人、私と踊ってくれないか」
白いドレスに身を包み、恥じらう自分。
「ええ、よろこんで」
大きなチェスナットブラウンの瞳を輝かせて王子とのダンスを夢見るルシアの姿を、リアムは微笑ましく見守っていた。
今年16歳になったばかりのルシアは、このパーティーが初めての公式行事である。
そのため、身に着けているのはデビュタントの白いドレスだ。
靴もドレスもアクセサリーも、王子様と踊りたい、というルシアの夢を叶えるためにリアムが手配した物で、どれも一流の職人が手掛けた。
美しく踊るためのぴったりとフィットした、それでいて華奢に見える細いヒールの靴。
質にも色味にもこだわった特別な白のシルクのドレス。
スカートは踊ってターンをした時に最も美しく広がるように計算されている。
オフショルダーの襟ぐりに、領地で産出された質の良いパールを存分に使った繊細なビブスネックレス。
耳には金の繊細な細工にぶら下がったパールのイヤリングが揺れる。
髪にはドレスと共布にパールを縫い込んで作れた花飾りを清楚にあしらっている。
まるで泉から姿を現した女神のように、瑞々しく麗しい姿となった。
リアムはにっこり笑うと音もなくルシアの目の前に近づき、ルシアの癖のないサラサラの髪をひと房、手に取った。
「お嬢様が一番かわいくて綺麗に決まっています」
そして手に持った髪に口づけを落とす。
ルシアは照れて赤くなった頬を両手で押さえ、ぷくっとむくれる。
「もう!リアム、まじめに答えてよ!」
「まじめにお答えしましたよ。さ、馬車の用意ができています。参りましょう」
リアムの腕に掴まりながらエントランスに出ると、すでに支度をすませたルシアの父と母が待っていた。
「おお!ルシア。なんてかわいいんだ。よく見せておくれ」
「ルシア、素敵よ。きっと今日は注目の的よ。ナリス王子の目にも留まってしまうわ」
「それは困るな。隠しておかなくては」
「でもあなた、挨拶にはいかなくてはいけないもの。隠せないわ」
夫婦の会話にルシアは小さくため息をついた。
「お父様、お母様。親のひいき目ですわ。ナリス王子の目になんて、きっと留まりません」
「何を言っているんだ、ルシア。目に留めないとしたら、そいつの目はとんだ節穴だ!」
「そうよ!」
「もう…どちらがいいのよ」
かわいい娘を自慢に思う親心。
それでいて王家に目を付けられていらぬ苦労を掛けたくないと思うのもまた本音である。
伯爵が王子をそいつ呼ばわりしたことなど華麗にスルーし、リアムは薄くほほ笑んだまま、家族の会話に終止符を打つ。
「だれしも目を奪われることでしょうね。さ、出発のお時間でございます」
伯爵夫妻は馬車に乗り込んだ。
「お嬢様は私とこちらの馬車ですよ」
「ええ」
今日のルシアのエスコートはリアムが務める。
デビュタントのエスコートはすでに婚約者がいれば婚約者が、いなければ親族が務める。
近親者に程よい男性がいないときは、リアムのように従者が務めることもある。
令嬢たちの間でひそかに憧れなのは、己に忠誠を誓った騎士にエスコートされることである。
騎士に守られる令嬢、身分違いの恋、永遠の忠誠。
こういった、うるわしのワードが巷では大人気なのだった。
そういう意味では、リアムにエスコートされるルシアはこの流行に乗っている。
騎士ではなく執事だが、ルシアにだけ忠誠を誓っている。
しかもリアムは際立って美しい顔立ちをしている。
まるでビスクドールのように白く、なめらかな肌に、吸い込まれそうな紫紺の瞳、ヘーゼルナッツ色の髪は柔らかくウェーブがかかっている。
礼儀正しいリアムが時々ルシアにだけ見せる俺様な素顔。
令嬢たちの垂涎のシチュエーションである。
しかし悲しいかな、身近過ぎてルシアはおいしい立ち位置に気が付かず、王子とのダンスを夢見ている。
かと言って、ルシアは王子に恋しているわけではない。
幼い頃に参加した王子のお茶会では、一言も話すことなく、遠目に王子を拝見しただけだったし、王家に嫁ぐほど家柄がいいわけでもない。
ただ、多くの同世代の令嬢たちがナリス王子を恋慕っているから、なんとなくそんな王子様と踊れたら素敵だなと思っているだけだ。
王宮に着くと、たくさんの馬車が列をなし、1台ずつ案内されるのを待っている。
身分の低い下級貴族はすでに入場を終え、いま列になっているは同格の伯爵家のみである。
1台、また1台と進むにつれ、ルシアの緊張感も高まっていた。
手が小さく震えていることに気が付いたリアムが、そっと手を包み込んでくれる。
その手が温かくて、ルシアはホッと肩の力が抜けるのを感じた。
リアムはにこっと笑顔を見せ、握った手をそっと放すと、掌を上に向けてふっと息を吹きかける。
すると、吐息がきらきらと光を持って舞い上がり、光の粒子が空中で蝶をかたどって羽ばたく。
少し経つとすっと光は消えていく。
ルシアは嬉しそうに蝶を眺めたあと、ふーっと息を吐いて笑顔を見せた。
「ありがとう、リアム。緊張が解けたわ」
「どういたしまして」
ルシアはリアムが魔術で作り出す蝶が大好きだった。
子どもの頃から、ルシアが泣いたり落ち込んだりしたときに、いつもリアムが作って見せてくれた。
ルシアに笑顔が戻るとリアムも嬉しそうに笑う。
光の蝶を作り出すのに、繊細な魔力操作が必要なことを、ルシアは知らない。
落ち着きを取り戻したルシアが、リアムのエスコートで会場に入ると、色とりどりに着飾った貴婦人たちと、煌びやかなシャンデリアの輝きが目に飛び込んできた。
10
あなたにおすすめの小説
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
転生賢妻は最高のスパダリ辺境伯の愛を独占し、やがて王国を救う〜現代知識で悪女と王都の陰謀を打ち砕く溺愛新婚記〜
紅葉山参
恋愛
ブラック企業から辺境伯夫人アナスタシアとして転生した私は、愛する完璧な夫マクナル様と溺愛の新婚生活を送っていた。私は前世の「合理的常識」と「科学知識」を駆使し、元公爵令嬢ローナのあらゆる悪意を打ち破り、彼女を辺境の落ちぶれた貴族の元へ追放した。
第一の試練を乗り越えた辺境伯領は、私の導入した投資戦略とシンプルな経営手法により、瞬く間に王国一の経済力を確立する。この成功は、王都の中央貴族、特に王弟公爵とその腹心である奸猾な財務大臣の強烈な嫉妬と警戒を引き寄せる。彼らは、辺境伯領の富を「危険な独立勢力」と見なし、マクナル様を王都へ召喚し、アナスタシアを孤立させる第二の試練を仕掛けてきた。
夫が不在となる中、アナスタシアは辺境領の全ての重責を一人で背負うことになる。王都からの横暴な監査団の干渉、領地の資源を狙う裏切り者、そして辺境ならではの飢饉と疫病の発生。アナスタシアは「現代のインフラ技術」と「危機管理広報」を駆使し、夫の留守を完璧に守り抜くだけでなく、王都の監査団を論破し、辺境領の半独立的な経済圏を確立する。
第三の試練として、隣国との緊張が高まり、王国全体が未曽有の財政危機に瀕する。マクナル様は王国の窮地を救うため王都へ戻るが、保守派の貴族に阻まれ無力化される。この時、アナスタシアは辺境伯夫人として王都へ乗り込むことを決意する。彼女は前世の「国家予算の再建理論」や「国際金融の知識」を武器に、王国の経済再建計画を提案する。
最終的に、アナスタシアとマクナル様は、王国の腐敗した権力構造と対峙し、愛と知恵、そして辺境の強大な経済力を背景に、全ての敵対勢力を打ち砕く。王国の危機を救った二人は、辺境伯としての地位を王国の基盤として確立し、二人の愛の結晶と共に、永遠に続く溺愛と繁栄の歴史を築き上げる。 予定です……
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません
由香
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。
破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。
しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。
外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!?
さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、
静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。
「恋をすると破滅する」
そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、
断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる