3 / 6
怪しい江戸者
3
しおりを挟む
「あそこにいる夷人――いや、若いアイヌは何者だ」
「若いアイヌ? ああ、あそこに突っ立てる小僧のことか。エカシハユイだよ――確かあいつも留吉に金を借りてたクチだな」
「えかし……なんだって?」
「エ・カ・シ・ハ・ユ・イ! あんた、やっぱりこの辺の者じゃないな。アイヌの名前に不慣れだ。さては江戸から来た余所者――」
「まあ、それはそれとして……」
余所者という部分に言葉を被せるようにしてはぐらかし、会話を遮る。
そして、もう一度その目を広げて、騒ぎの源となったらしきそこから少し遠くの場所を見遣った。罪人を捕まえるための六尺棒という長い棒を持った二人の役人から問い詰められる、白い木綿服の少年。やはりそれは、昨日の若きアイヌであった。
こう見えてこの男、旅慣れているせいか遠目がよく利くのである。
(初めて聴く音の並びの名前――。やはりここは蝦夷地なのだ)
初めて聞いた和人とは明らかに違うアイヌ風な名前の音に、男は妙な部分で納得した。ようやくと言ってもいいかも知れないほどに今、この男の中に「自分は蝦夷地にいる」という実感がずしりと響いたのだ。
「……あのエカシハユイという者が、死んだ留吉に金を借りていた、と」
「ああ、俺はそう聞いているが。それにしても、哀れな奴よ。見た目はアイヌだが、噂では父親は松前藩の御役人様で――って、おっといけねえ、今のは聞かなかったことにしてくれ」
「ほお……今のはなかなか興味の湧く話だ。だが、今はそれよりも目の前の事だな。それで、どうしてあのエカシハユイが松前藩の捕吏に囲まれているのだ?」
「どうしてって……。そりゃおめえ、決まってるだろ。悪人とはいえ、人は人だ。その人を殺めた下手人と疑われてるからよ」
「下手人だって? あの、まだほんの子どものような者が?」
「俺に言うなよ。役人がそうだって言うなら、そうなんじゃないのか? 疑うんならテメエで直接聞いてみたらいいじゃねえか――って、おいっ! 本当に行く奴があるか! 戻って来い!」
騒動好きらしい人足の止める言葉など途中で耳に入らなくなっていた男は、その頑丈そうな足でずかずかと河川敷を歩いて行った。
雪解け水を多く含んでいる春先の北国の川は、水量が多い。
だが、アッサブ川のやや濁り気味の水は河川敷を飲み込むまでは水量を増やしていなかった。
そこは石のごろごろするような河原ではなく、夏ならば背の高い草木で覆われそうな場所だ。けれど雪が解けたばかりの春先では、夏には生命力溢れんばかりに生い茂る雑草もまだ生い茂るまでには至っていない。水分を含んだ柔らかめの黒土が、その場所を覆っている。
男が歩を進めるたび、そこに草鞋の形をした足跡が刻まれていった。
「うむ……。これは酷いな」
水を湛えた川岸から、二間ほど距離の離れた陸地。
そこに横たわっている筵を無造作に被された骸の前で足を止めたその男は、しゃがみこんで筵を勝手に捲り取り、顔をしかめた。そして、目を閉じると僧侶の如く手を合わせ、何やら念仏を唱え始めた。
暫くの後、再び目を開けた男は、骸の傷の様子をじっくりと眺めた。
死んだ男の左の額部分に、何か堅いもので殴られたような跡がある。
額の骨が凹むほどで、受けた衝撃の強さが如実にわかる。額から流れた夥しい血は既に固まっており、殺められたのが、もう幾時も前であることがわかった。
「こら、そこの者。何をしている!」
そう言って、二人の捕吏役人の内の一人が、血相を変えて旅人に駈け寄って来た。
二人の中では背も高く体も肥えた感じの捕吏だったが、そんな捕吏の上背よりもかなり長い六尺棒は如何にも迫力があり、旅人は仕方なく筵から手を放して元の状態に戻した。
筵の端から死人の骨ばった両足がかなりはみ出している。死んだ男は、なかなかの大男なのであろう。
「ああ、これはすまぬ。気になったゆえ、『仏様』の様子を見せていいただいた。今は還俗したが、私もかつては僧侶でしてな。弔いをさせていただきたくて――」
「弔いだと? とにかく、勝手に触れるでない! だが、それにしてもお主の言葉遣い……さては、江戸者だな? ならばなおの事、ここに居させるわけにはゆかぬわ。即刻、ここから立ち去られよ」
松前藩の捕吏役人が江戸の人間――江戸者に辛く当たるのには、訳があった。
実はこの松前藩、一度幕府により北方警備という名目の元で領地を召し上げられ、奥州梁川九千石に移封されたという、苦い経験を持っているのだ。
だが、その幕府直轄統治も上手くいかず、結局、お手上げ状態で幕府は蝦夷地を再び松前藩の領地とした。そして、松前藩が蝦夷地を領地に取り戻して二十年余り――江戸幕府に再び領地を奪われてはなるものかと、松前藩士は江戸者をまるで幕府からの密偵扱いして警戒するのである。
だが、そんな尖った言葉にも動じる様子の無い旅人。
捕吏の言葉には答えずに、徐に目線を筵から離して顔を上げると、悠々と周りを見渡し始めた。亡くなった男が倒れていた位置から凡そ十間ほど川上の方向に行った場所に、粗末な漁小屋のような建物がある。どうやら、下手人として疑われているアイヌの若者――エカシハユイが、そこを住居としているらしい。
小屋の前で痩せたもう一人の捕吏に激しく抗う、エカシハユイの姿があった。
「だから、もう一度言うぞ。朝起きたら、その亡骸が川の畔に横たわっているのを見つけた。だから、それをあんたら役人に知らせに行ったまでだ」
「ふん、あくまでシラを切るか。知らせた者が実は真の下手人、などということはざらにあるのだ。ワシらは騙されんぞ」
「違うと言っておるのに」
「だが、ワシらがここに来たとき、留吉の周りには、留吉自身の足跡とこの小屋へと続くお前の足跡しかなかった。それは、お前が下手人だという証ではないか」
「そんなことは知らん。とにかく、オレはやってない」
厳しい役人の物言いにも、決して折れようとはしないアイヌの若者。
旅装の男は、その遠目の利く目で彼の者の瞳を覗いてみた。そこに宿る光は透き通った純粋な光であり、決して鈍く濁ったものではなかった。
「……」
足跡。
今は役人たちが踏み荒らしてしまったことで、留吉の周りにはたくさんの足跡がある。だが確かに、今できたばかりの自分のものを除けば、あと四種類が確認できた。
留吉の亡骸の周りにあるのは、エカシハユイの裸足の足跡と、捕吏の二人、そして留吉自身らしき草鞋の足跡。
ならば、やはり下手人はエカシハユイなのか――。
だが、若者の目の輝きは、決して嘘を吐いているようにどうしても思えない。
旅の男は水の悠々と流れる川面をじっと見つめた。
と、その刹那。
何かを閃いたらしい男が、自信ありげに何度か頷いた。そして、傍にいる役人が制止するのを無視して粗末な小屋に悠然とした歩みで近づくと、よく響く声で言った。
「さて、お役人の面々。そこのエカシハユイは下手人ではありませぬな」
「若いアイヌ? ああ、あそこに突っ立てる小僧のことか。エカシハユイだよ――確かあいつも留吉に金を借りてたクチだな」
「えかし……なんだって?」
「エ・カ・シ・ハ・ユ・イ! あんた、やっぱりこの辺の者じゃないな。アイヌの名前に不慣れだ。さては江戸から来た余所者――」
「まあ、それはそれとして……」
余所者という部分に言葉を被せるようにしてはぐらかし、会話を遮る。
そして、もう一度その目を広げて、騒ぎの源となったらしきそこから少し遠くの場所を見遣った。罪人を捕まえるための六尺棒という長い棒を持った二人の役人から問い詰められる、白い木綿服の少年。やはりそれは、昨日の若きアイヌであった。
こう見えてこの男、旅慣れているせいか遠目がよく利くのである。
(初めて聴く音の並びの名前――。やはりここは蝦夷地なのだ)
初めて聞いた和人とは明らかに違うアイヌ風な名前の音に、男は妙な部分で納得した。ようやくと言ってもいいかも知れないほどに今、この男の中に「自分は蝦夷地にいる」という実感がずしりと響いたのだ。
「……あのエカシハユイという者が、死んだ留吉に金を借りていた、と」
「ああ、俺はそう聞いているが。それにしても、哀れな奴よ。見た目はアイヌだが、噂では父親は松前藩の御役人様で――って、おっといけねえ、今のは聞かなかったことにしてくれ」
「ほお……今のはなかなか興味の湧く話だ。だが、今はそれよりも目の前の事だな。それで、どうしてあのエカシハユイが松前藩の捕吏に囲まれているのだ?」
「どうしてって……。そりゃおめえ、決まってるだろ。悪人とはいえ、人は人だ。その人を殺めた下手人と疑われてるからよ」
「下手人だって? あの、まだほんの子どものような者が?」
「俺に言うなよ。役人がそうだって言うなら、そうなんじゃないのか? 疑うんならテメエで直接聞いてみたらいいじゃねえか――って、おいっ! 本当に行く奴があるか! 戻って来い!」
騒動好きらしい人足の止める言葉など途中で耳に入らなくなっていた男は、その頑丈そうな足でずかずかと河川敷を歩いて行った。
雪解け水を多く含んでいる春先の北国の川は、水量が多い。
だが、アッサブ川のやや濁り気味の水は河川敷を飲み込むまでは水量を増やしていなかった。
そこは石のごろごろするような河原ではなく、夏ならば背の高い草木で覆われそうな場所だ。けれど雪が解けたばかりの春先では、夏には生命力溢れんばかりに生い茂る雑草もまだ生い茂るまでには至っていない。水分を含んだ柔らかめの黒土が、その場所を覆っている。
男が歩を進めるたび、そこに草鞋の形をした足跡が刻まれていった。
「うむ……。これは酷いな」
水を湛えた川岸から、二間ほど距離の離れた陸地。
そこに横たわっている筵を無造作に被された骸の前で足を止めたその男は、しゃがみこんで筵を勝手に捲り取り、顔をしかめた。そして、目を閉じると僧侶の如く手を合わせ、何やら念仏を唱え始めた。
暫くの後、再び目を開けた男は、骸の傷の様子をじっくりと眺めた。
死んだ男の左の額部分に、何か堅いもので殴られたような跡がある。
額の骨が凹むほどで、受けた衝撃の強さが如実にわかる。額から流れた夥しい血は既に固まっており、殺められたのが、もう幾時も前であることがわかった。
「こら、そこの者。何をしている!」
そう言って、二人の捕吏役人の内の一人が、血相を変えて旅人に駈け寄って来た。
二人の中では背も高く体も肥えた感じの捕吏だったが、そんな捕吏の上背よりもかなり長い六尺棒は如何にも迫力があり、旅人は仕方なく筵から手を放して元の状態に戻した。
筵の端から死人の骨ばった両足がかなりはみ出している。死んだ男は、なかなかの大男なのであろう。
「ああ、これはすまぬ。気になったゆえ、『仏様』の様子を見せていいただいた。今は還俗したが、私もかつては僧侶でしてな。弔いをさせていただきたくて――」
「弔いだと? とにかく、勝手に触れるでない! だが、それにしてもお主の言葉遣い……さては、江戸者だな? ならばなおの事、ここに居させるわけにはゆかぬわ。即刻、ここから立ち去られよ」
松前藩の捕吏役人が江戸の人間――江戸者に辛く当たるのには、訳があった。
実はこの松前藩、一度幕府により北方警備という名目の元で領地を召し上げられ、奥州梁川九千石に移封されたという、苦い経験を持っているのだ。
だが、その幕府直轄統治も上手くいかず、結局、お手上げ状態で幕府は蝦夷地を再び松前藩の領地とした。そして、松前藩が蝦夷地を領地に取り戻して二十年余り――江戸幕府に再び領地を奪われてはなるものかと、松前藩士は江戸者をまるで幕府からの密偵扱いして警戒するのである。
だが、そんな尖った言葉にも動じる様子の無い旅人。
捕吏の言葉には答えずに、徐に目線を筵から離して顔を上げると、悠々と周りを見渡し始めた。亡くなった男が倒れていた位置から凡そ十間ほど川上の方向に行った場所に、粗末な漁小屋のような建物がある。どうやら、下手人として疑われているアイヌの若者――エカシハユイが、そこを住居としているらしい。
小屋の前で痩せたもう一人の捕吏に激しく抗う、エカシハユイの姿があった。
「だから、もう一度言うぞ。朝起きたら、その亡骸が川の畔に横たわっているのを見つけた。だから、それをあんたら役人に知らせに行ったまでだ」
「ふん、あくまでシラを切るか。知らせた者が実は真の下手人、などということはざらにあるのだ。ワシらは騙されんぞ」
「違うと言っておるのに」
「だが、ワシらがここに来たとき、留吉の周りには、留吉自身の足跡とこの小屋へと続くお前の足跡しかなかった。それは、お前が下手人だという証ではないか」
「そんなことは知らん。とにかく、オレはやってない」
厳しい役人の物言いにも、決して折れようとはしないアイヌの若者。
旅装の男は、その遠目の利く目で彼の者の瞳を覗いてみた。そこに宿る光は透き通った純粋な光であり、決して鈍く濁ったものではなかった。
「……」
足跡。
今は役人たちが踏み荒らしてしまったことで、留吉の周りにはたくさんの足跡がある。だが確かに、今できたばかりの自分のものを除けば、あと四種類が確認できた。
留吉の亡骸の周りにあるのは、エカシハユイの裸足の足跡と、捕吏の二人、そして留吉自身らしき草鞋の足跡。
ならば、やはり下手人はエカシハユイなのか――。
だが、若者の目の輝きは、決して嘘を吐いているようにどうしても思えない。
旅の男は水の悠々と流れる川面をじっと見つめた。
と、その刹那。
何かを閃いたらしい男が、自信ありげに何度か頷いた。そして、傍にいる役人が制止するのを無視して粗末な小屋に悠然とした歩みで近づくと、よく響く声で言った。
「さて、お役人の面々。そこのエカシハユイは下手人ではありませぬな」
0
あなたにおすすめの小説
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
山本五十六の逆襲
ypaaaaaaa
歴史・時代
ミッドウェー海戦において飛龍を除く3隻の空母を一挙に失った日本海軍であったが、当の連合艦隊司令長官である山本五十六の闘志は消えることは無かった。山本は新たに、連合艦隊の参謀長に大西瀧次郎、そして第一航空艦隊司令長官に山口多聞を任命しアメリカ軍に対して”逆襲”を実行していく…
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる