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第24章 全てはアルタシャのために?
第1316話 「乗騎」と「伴侶」と
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そんなわけでオレはいい加減、イオとも別れることにしよう。
イオ自身はオレと別れるのが嫌なようだが、いつまでも甘やかせるのはよくない。
真っ当なドラゴンの伴侶を見つけるのが、イオ自身のためでもあるはずだ。
「申し訳ないけど、ここでお別れです。あなたは自分の世界に、ドラゴンの世界に戻るべきでしょう」
「やだよ!アルタシャと一緒にいるんだ!」
「わがまま言わないで下さい。さあ出ていってドラゴン同士で仲良くするのを考えましょう」
今いるのはオレの領域だから、追い出すだけなら意思を示せば出来る……筈だった。
「あれ? どうしてイオは出ていかないのですか?」
「それは僕のわがままじゃないよ。どうやら僕はアルタシャといつも一緒だとみんな思っているみたいだし」
「え? あ? まさか?」
そういえば最近、何度もイオの背に乗って、多くの人間の前で目立ちまくっていたな。
どうやらイオは「アルタシャの乗騎」として崇拝されてしまっているらしい。
もちろん「アルタシャとのセット」であるが、それでも神として受け入れられるほどの存在になっているようだ。
確かに「神の乗騎」が神話でも偉大な存在として崇拝の対象になり、場合によっては「星」に名前がついたりもするからな。
要するに「オレと一体ということだから、オレの領域からも追い出せない」ということのようだ。
神が崇拝されている「権能」までの事しか出来ないというのは「信徒にとってこれが当たり前」という通りの姿になる事を意味しているわけで、一体として崇拝されていればこちらから追い出す事も出来ないらしい。
それを考えなかったの迂闊だった。
「これでボクはずっとアルタシャと一緒にいられるよね」
お前はそれでいいのか? ずっと「乗騎」だぞ?
アニメなんかでしばしば人間体では美形な乗騎(場合によっては機械なので乗機)キャラが出てきたりするけど、マジだとやっぱり引くな。
だけどイオはそれで十分に喜んでいるらしい。
何もわかっていないのか、分かっているけど満足しているのか、はたまた将来的にはもっと「関係」を発展させたいのか、そのいずれだろうか。
「これからアルタシャはずっと僕の背中に乗っていていいよ。みんなもそれを望んでいるし」
イオを崇拝している連中は「アルタシャの乗騎」と思っているのだから、それが当然と言うことか。
よくあるパターンとして将来的には「伴侶」だったり「乗騎」だったりと複数の神話が勝手に作られていくのだろう。
しばしば「乗る」をチョメチョメの隠語に使う事があったが、マジでそんな風になっていそうな悪寒が走る。
そこまで来たら、もう逆手にとって「乗騎」と言う事で決定するしかないのだろうか。
こうなるとイオ自身がすっかりその気だから、もう受け入れるしかないのだろうか。
そうなると今度は勝手に「ドラゴンの神」なんて称号まで入ってきそうだ。
ドラゴンを「神」と崇拝する教団は、結構あったけど、人間がドラゴンの神になるのは恐らくはインチキなハッタリ教団以外ではなかったはずだ。
だけどそんなの関係ない。火山に乙女が身を投げたら、それで「神の花嫁」として崇拝されるようなところなのだ。
きっとあちこちでオレがドラゴンに乗って現れたとか勝手に話が作られていそうだ。恐らくドラゴンを見かけただけで、オレの乗騎という話にエスカレートしていそうだな。
まあ殆どはしばらくしたら忘れられるんだろうけど、その中でも記憶に残ったものが真実とは関係なく語り継がれていく。
なんというか伝説とはそう言うものなんだと割り切るしかないか。
「ほら。アルタシャ。早く乗ってよ」
「乗るのはいいですけど、どこにいくんですか?」
「どこでもいいよ。どうせアルタシャだって決めていないだろう」
そらそうだ。だけど面と向かって言われるとちょっと気になる。
「イオには行きたいところはないんですか?」
「ないよ。全部風任せだ」
生みの親に対して何の感情も抱いていないことは知っている。
以前に聞いたように、ドラゴンはナワバリ意識が強いので、自分の子供ですら近くにいたら殺してしまいかねないと言う話は事実なのだろう
しかしそれでも何でもかんでもオレに丸投げしすぎだ。
ドラゴンはもっと「自分」を出すものじゃないのか?それともイオがあまりにも特別すぎるのだろうか。
まあそれならそれでもいいか。
そもそも「ドラゴンはこうあるべき」なんてのもオレの勝手な思い込みでしかないからな。
これからのドラゴンのスタンダードは言い過ぎでも、そんなドラゴンがいてもいいぐらいの気持ちでいよう。
そう考えるとちょっと気が楽になったように思える。多分気のせいだろうけど。
「分かりました。それでは一緒に行きましょう」
考えてみると「伴侶」は本来は「ともに連れ合うもの」の意味であって、別にチョメチョメする必要はないからこれでもいいか。
「嬉しいね! じゃあこれからもずっと一緒だね!」
「とりあえず。いろいろなところを回っていきましょう」
そうやって大勢が見ればイオが「アルタシャの乗騎」「相棒」から「旦那」に昇格したりしないだろうからな。
イオ自身はオレと別れるのが嫌なようだが、いつまでも甘やかせるのはよくない。
真っ当なドラゴンの伴侶を見つけるのが、イオ自身のためでもあるはずだ。
「申し訳ないけど、ここでお別れです。あなたは自分の世界に、ドラゴンの世界に戻るべきでしょう」
「やだよ!アルタシャと一緒にいるんだ!」
「わがまま言わないで下さい。さあ出ていってドラゴン同士で仲良くするのを考えましょう」
今いるのはオレの領域だから、追い出すだけなら意思を示せば出来る……筈だった。
「あれ? どうしてイオは出ていかないのですか?」
「それは僕のわがままじゃないよ。どうやら僕はアルタシャといつも一緒だとみんな思っているみたいだし」
「え? あ? まさか?」
そういえば最近、何度もイオの背に乗って、多くの人間の前で目立ちまくっていたな。
どうやらイオは「アルタシャの乗騎」として崇拝されてしまっているらしい。
もちろん「アルタシャとのセット」であるが、それでも神として受け入れられるほどの存在になっているようだ。
確かに「神の乗騎」が神話でも偉大な存在として崇拝の対象になり、場合によっては「星」に名前がついたりもするからな。
要するに「オレと一体ということだから、オレの領域からも追い出せない」ということのようだ。
神が崇拝されている「権能」までの事しか出来ないというのは「信徒にとってこれが当たり前」という通りの姿になる事を意味しているわけで、一体として崇拝されていればこちらから追い出す事も出来ないらしい。
それを考えなかったの迂闊だった。
「これでボクはずっとアルタシャと一緒にいられるよね」
お前はそれでいいのか? ずっと「乗騎」だぞ?
アニメなんかでしばしば人間体では美形な乗騎(場合によっては機械なので乗機)キャラが出てきたりするけど、マジだとやっぱり引くな。
だけどイオはそれで十分に喜んでいるらしい。
何もわかっていないのか、分かっているけど満足しているのか、はたまた将来的にはもっと「関係」を発展させたいのか、そのいずれだろうか。
「これからアルタシャはずっと僕の背中に乗っていていいよ。みんなもそれを望んでいるし」
イオを崇拝している連中は「アルタシャの乗騎」と思っているのだから、それが当然と言うことか。
よくあるパターンとして将来的には「伴侶」だったり「乗騎」だったりと複数の神話が勝手に作られていくのだろう。
しばしば「乗る」をチョメチョメの隠語に使う事があったが、マジでそんな風になっていそうな悪寒が走る。
そこまで来たら、もう逆手にとって「乗騎」と言う事で決定するしかないのだろうか。
こうなるとイオ自身がすっかりその気だから、もう受け入れるしかないのだろうか。
そうなると今度は勝手に「ドラゴンの神」なんて称号まで入ってきそうだ。
ドラゴンを「神」と崇拝する教団は、結構あったけど、人間がドラゴンの神になるのは恐らくはインチキなハッタリ教団以外ではなかったはずだ。
だけどそんなの関係ない。火山に乙女が身を投げたら、それで「神の花嫁」として崇拝されるようなところなのだ。
きっとあちこちでオレがドラゴンに乗って現れたとか勝手に話が作られていそうだ。恐らくドラゴンを見かけただけで、オレの乗騎という話にエスカレートしていそうだな。
まあ殆どはしばらくしたら忘れられるんだろうけど、その中でも記憶に残ったものが真実とは関係なく語り継がれていく。
なんというか伝説とはそう言うものなんだと割り切るしかないか。
「ほら。アルタシャ。早く乗ってよ」
「乗るのはいいですけど、どこにいくんですか?」
「どこでもいいよ。どうせアルタシャだって決めていないだろう」
そらそうだ。だけど面と向かって言われるとちょっと気になる。
「イオには行きたいところはないんですか?」
「ないよ。全部風任せだ」
生みの親に対して何の感情も抱いていないことは知っている。
以前に聞いたように、ドラゴンはナワバリ意識が強いので、自分の子供ですら近くにいたら殺してしまいかねないと言う話は事実なのだろう
しかしそれでも何でもかんでもオレに丸投げしすぎだ。
ドラゴンはもっと「自分」を出すものじゃないのか?それともイオがあまりにも特別すぎるのだろうか。
まあそれならそれでもいいか。
そもそも「ドラゴンはこうあるべき」なんてのもオレの勝手な思い込みでしかないからな。
これからのドラゴンのスタンダードは言い過ぎでも、そんなドラゴンがいてもいいぐらいの気持ちでいよう。
そう考えるとちょっと気が楽になったように思える。多分気のせいだろうけど。
「分かりました。それでは一緒に行きましょう」
考えてみると「伴侶」は本来は「ともに連れ合うもの」の意味であって、別にチョメチョメする必要はないからこれでもいいか。
「嬉しいね! じゃあこれからもずっと一緒だね!」
「とりあえず。いろいろなところを回っていきましょう」
そうやって大勢が見ればイオが「アルタシャの乗騎」「相棒」から「旦那」に昇格したりしないだろうからな。
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