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元勇者さんはスローライフを送りたい。
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街の隅にあるとある自分以外誰も客がいない酒場で、昼間なのにも関わらず俺はゴクゴクと酒を飲んでいた。
今のこの世界は平和だ。
___100年前までの数千年間、魔王が率いる魔族と人間との間で世界は2分されていたが、勇者と呼ばれる者とその仲間のパーティーが魔王討伐に向かい、圧倒的な力で魔王領をわずか4年で突破して魔王の元まで辿り着いた。
その後、魔王と勇者が平和協定を結んで、魔族と人間の戦いの歴史に終止符が打たれた。
勿論始めの頃は種族間でのわだかまりもあったが、それから100年が経過した今では、街で人間と魔族が共に歩いている光景を日常的に見る事ができる。
それだけでなく、人間と魔族との間での交流、貿易、結婚などもされており、まだまだ課題は残っているものの、この100年で確実に人間と魔族間のわだかまりも解消されつつある。
「お姉さん、ビールもう一つお願いっ!ジョッキで!」
そんな変わりゆく世界に俺は感慨深さをおぼえつつ、追加のお酒を頼む。
「も~飲みすぎですよ。いいんですか?こんな昼間からこんなにお酒を飲んで」
「あ~大丈夫大丈夫!どうせ特にこの後も予定ないし」
「全く・・・ほんとにダメ人間なんですから・・・」
俺にそんな事を言ってくる酒場のお姉さんはカインドという名前で、大きな胸と綺麗な瞳、尖った耳が特徴のエルフだ。
エルフは亜人という種族に分類され、100年前までは人間側についていた。亜人には他にもドワーフやウルフ、ヴァンパイアなどがおり、それぞれ人間側か魔族側のどちらかの勢力に付いていた。
元から魔族以外にもこういった種族がいた事が、人間と魔族との共存社会を作るのにも役に立っていた。
「もお・・・貴方もいい歳なんですから手に職つけて結婚したらどうですか?」
「そんな呆れた目でこっち見んなよ~。生憎俺は生涯独身を貫く予定なんでな」
「そりゃもう呆れてますよ・・・20歳も後半に差し掛かろうとしているのにニートのアル中なんて」
「ニートで悪かったな、俺はもう働きたくないんだ!一生遊んで暮らすんだ!」
「そんな訳のわからないことを言って・・・少しはかの英雄、勇者様を見習ったらどうなんですか?」
カインドは酒場の壁を指差しながらそんな事を言ってくる。
そこには一枚の絵が額縁に入れられて飾られており、神聖な剣、豪華な鎧、歴戦の風格など、誰がどう見ても勇者であろう特徴を捉えた人物が描かれていた。
「勇者様はかっこいいんですよ!私の祖母も昔勇者様に命を救われたと言っていました。貴方も勇者様みたいに誰かの役に立つような人間になってください!」
「あ~はいはい。そうだねぇ~」
そんな事を言いながらカインドが運んできたジョッキのビールを、俺は一気に飲み干して席を立つ。
「ほい、これお代。じゃあまた来るね~!」
「はぁ・・・都合が悪くなったら直ぐ逃げるんですから」
そんな事を呟きながら頭を抱えるカインドを見て、俺は1つ質問をする。
「なあ、もしも"俺がその勇者さんだ"って言ったら信じてくれるか?」
「はぁ?何言ってるんですか。信じるわけないじゃないですよ、貴方みたいなニートが勇者様だなんて!」
「ハハッ!そりゃそうだよな!当たり前だ」
俺はそう笑いながら酒場の扉を開けて外に出る。
「・・・まあ、ほんとに元勇者なんだけどな」
酒場を出た俺は、空を見上げながらそんな事実を呟く。
勇者とは、神に選ばれた人間の事だ。勇者は普通の人間よりも強くて成長速度も早く、寿命という概念が無い。故に代々勇者として生を受けた者は、周囲から魔族と戦うという宿命を背負わされる。
それでも数千年間、強大な力を持つ魔王に届き得る実力を持った勇者が現れなかった事により人間と魔族の戦いは続いていた。
そして、俺は勇者として120年ほど前に生を受けたのだが、どうやら俺の力は歴代の勇者の中でも最強だったらしく、18歳の時にこの街から旅に出て、22歳になる頃には仲間と共に魔王のいる城まで辿り着いていた。
魔王との戦いは激戦だった。勇者である俺と戦士のガルドがアタッカーとなり、タンクのグウィルが魔王の攻撃を受けて、魔法使いのサラとアルトが後方からサポートする。誰か一人でも欠ければすぐさま敗北となるギリギリの綱渡りの末、俺たちは魔王に勝利した。
・・・だが、俺は魔王にトドメを刺さなかった。
理由はただ一つ、"人間と魔族との共存を実現させたかったから"だ。
4年の間に様々な魔族と戦ってきて分かったことが"人間と魔族はそう違わない"という事だった。そもそもとして人間と魔族が争っていたのは、数千年間で両種族に敵対意識が芽生えていたからだ。
とある魔族の集落に立ち寄った際に、そこに住んでいる者達に命乞いをされた。その者達にも家族や大切な人がおり、それを守るために必死だったのだ。俺はその時から人間と魔族の違いが分からなくなった。
そしてその3年後に魔王城で魔王と対峙したときには、人間と魔族の共存社会を作ることが俺の生涯の目標となっていた。
そのためにもまずは魔族のボスである魔王と話し合う必要があり、それには魔王に勝ってこちら側の主張を聞いてもらう必要があった。
結果俺は魔王に勝利し、魔王は主張を受け入れて、そこから人間と魔族の共存社会作りが始まった。
そしてつい最近、大抵の大きな課題を解決し終わったことで、この"始まりの街"に帰ってきたのだった。
この100年の間にグウィル、サラ、アルトの3人は寿命を迎えて亡くなり、人間よりも寿命の長いドワーフだったガルドともこの街に来る前に別れてきた。
・・・てな訳で絶賛ボッチ&ニートなのだが、金はあるため働く必要はない。ここ100年頑張って働いてきたのだ、始まりの街でスローライフを送っても誰も文句は言わないだろう。
「・・・ん?」
宿へと帰ろうとしていたところ、路地裏で何やら数名が揉めているのを目撃する。
腐っても元勇者ということで、目の前で起こっている問題には関わらずには居られず、俺は路地裏へと入っていく。
「へへへっ、お嬢ぉちゃんオレらとイイコトしようぜ~」
「嫌っ!止めてくださいよ!」
「まあまあそんな事言わずにさぁ」
そこには人間の男数名が、一人のエルフの少女を襲おうとしていた。
そのエルフはまだ幼く、俺は「こいつらロリコン確定だな」と思いつつ、背後から忍び寄り男の一人の肩をトントンと叩く。
「あ?何だてめぇ・・・グッ!?」
瞬間、振り向いた男の顔面に拳を入れ、男を吹き飛ばして路地の壁に激突させる。
「このヤロウ!!」
「てめぇ、覚悟しろよ!」
「・・・・・」
他の男達も俺に殴り掛かって来るが、動きが単純過ぎて簡単に避けてそれぞれ顔面と腹部へカウンターを入れ、気絶させることに成功する。
「大丈夫か?」
「う、うん・・・ありがとうございます」
「全然いいんだよ、それより今度からは気を付けろよ?こんな奴らに付いて行くんじゃねぇぞ?」
「うん、分かった!」
少女は俺の言葉に笑顔で頷く。
「あ~~~疲れたぁぁぁ!」
あの後、エルフの少女を親の元へ送り届けてから宿に帰ってきた俺は布団にダイブして息を吐く。
結局、エルフの少女を家に親の元へ送り届けたのが酒場を出て3時間が経過した頃で、現在の時刻は午後の6時だ。
「疲れたし、もう寝るか・・・」
俺がそう呟いた瞬間だった。突然俺の部屋のドアが外側から蹴破られ、何者かが室内に侵入してくる。
「おう勇者!会いに来てやったぞ」
「おまっ・・・ふざけんな!これ絶対強制退去になるって!」
「ああそうか、すまんな!」
そう悪びれる様子もなく笑みを浮かべる女性は、魔族のボスで、この世で最も強い存在である魔王だ。
この100年の間共に、人間と魔族の共存社会を作るために頑張ってくれて、今では親友と言っても差し支えないほどの関係になっている。
長くて少しボサついた黒い髪に、この世の者とは思えないほどの美型な顔、そしてその抜群のスタイルの艶めかしい肉体を大きく晒した刺激的な服を来ており、最早魔王というよりサキュバスという様な印象を受ける。
「だからお前はその服を着るのを止めろって言ってるだろ?」
「なんでじゃ?私の着たい服を着て何が悪いんだ?」
そんな純粋な疑問とばかりにそんな事を聞いてくる魔王に対して俺は答える。
「お前のその服、誘ってる様にしか見えないんだよ」
「そうだが?」
「・・・は?」
「私はお前になら一晩中抱かれても良いと思っているぞ?」
俺は魔王のそんな言葉に脳が一瞬フリーズするが、すぐに再起動して質問をする。
「冗談はよせ・・・で、ここに来た要件は?」
「別に冗談でもないのだがな・・・あと要件には関しては、喜べ!追加の仕事だ!」
「はぁぁぁぁ!?」
馬鹿みたいな量の仕事がようやく終わったのに、さらに追加と言われた俺はそんな叫び声を上げながらベッドに倒れ込む。
"元勇者さんはスローライフを送りたい"んですがね・・・
今のこの世界は平和だ。
___100年前までの数千年間、魔王が率いる魔族と人間との間で世界は2分されていたが、勇者と呼ばれる者とその仲間のパーティーが魔王討伐に向かい、圧倒的な力で魔王領をわずか4年で突破して魔王の元まで辿り着いた。
その後、魔王と勇者が平和協定を結んで、魔族と人間の戦いの歴史に終止符が打たれた。
勿論始めの頃は種族間でのわだかまりもあったが、それから100年が経過した今では、街で人間と魔族が共に歩いている光景を日常的に見る事ができる。
それだけでなく、人間と魔族との間での交流、貿易、結婚などもされており、まだまだ課題は残っているものの、この100年で確実に人間と魔族間のわだかまりも解消されつつある。
「お姉さん、ビールもう一つお願いっ!ジョッキで!」
そんな変わりゆく世界に俺は感慨深さをおぼえつつ、追加のお酒を頼む。
「も~飲みすぎですよ。いいんですか?こんな昼間からこんなにお酒を飲んで」
「あ~大丈夫大丈夫!どうせ特にこの後も予定ないし」
「全く・・・ほんとにダメ人間なんですから・・・」
俺にそんな事を言ってくる酒場のお姉さんはカインドという名前で、大きな胸と綺麗な瞳、尖った耳が特徴のエルフだ。
エルフは亜人という種族に分類され、100年前までは人間側についていた。亜人には他にもドワーフやウルフ、ヴァンパイアなどがおり、それぞれ人間側か魔族側のどちらかの勢力に付いていた。
元から魔族以外にもこういった種族がいた事が、人間と魔族との共存社会を作るのにも役に立っていた。
「もお・・・貴方もいい歳なんですから手に職つけて結婚したらどうですか?」
「そんな呆れた目でこっち見んなよ~。生憎俺は生涯独身を貫く予定なんでな」
「そりゃもう呆れてますよ・・・20歳も後半に差し掛かろうとしているのにニートのアル中なんて」
「ニートで悪かったな、俺はもう働きたくないんだ!一生遊んで暮らすんだ!」
「そんな訳のわからないことを言って・・・少しはかの英雄、勇者様を見習ったらどうなんですか?」
カインドは酒場の壁を指差しながらそんな事を言ってくる。
そこには一枚の絵が額縁に入れられて飾られており、神聖な剣、豪華な鎧、歴戦の風格など、誰がどう見ても勇者であろう特徴を捉えた人物が描かれていた。
「勇者様はかっこいいんですよ!私の祖母も昔勇者様に命を救われたと言っていました。貴方も勇者様みたいに誰かの役に立つような人間になってください!」
「あ~はいはい。そうだねぇ~」
そんな事を言いながらカインドが運んできたジョッキのビールを、俺は一気に飲み干して席を立つ。
「ほい、これお代。じゃあまた来るね~!」
「はぁ・・・都合が悪くなったら直ぐ逃げるんですから」
そんな事を呟きながら頭を抱えるカインドを見て、俺は1つ質問をする。
「なあ、もしも"俺がその勇者さんだ"って言ったら信じてくれるか?」
「はぁ?何言ってるんですか。信じるわけないじゃないですよ、貴方みたいなニートが勇者様だなんて!」
「ハハッ!そりゃそうだよな!当たり前だ」
俺はそう笑いながら酒場の扉を開けて外に出る。
「・・・まあ、ほんとに元勇者なんだけどな」
酒場を出た俺は、空を見上げながらそんな事実を呟く。
勇者とは、神に選ばれた人間の事だ。勇者は普通の人間よりも強くて成長速度も早く、寿命という概念が無い。故に代々勇者として生を受けた者は、周囲から魔族と戦うという宿命を背負わされる。
それでも数千年間、強大な力を持つ魔王に届き得る実力を持った勇者が現れなかった事により人間と魔族の戦いは続いていた。
そして、俺は勇者として120年ほど前に生を受けたのだが、どうやら俺の力は歴代の勇者の中でも最強だったらしく、18歳の時にこの街から旅に出て、22歳になる頃には仲間と共に魔王のいる城まで辿り着いていた。
魔王との戦いは激戦だった。勇者である俺と戦士のガルドがアタッカーとなり、タンクのグウィルが魔王の攻撃を受けて、魔法使いのサラとアルトが後方からサポートする。誰か一人でも欠ければすぐさま敗北となるギリギリの綱渡りの末、俺たちは魔王に勝利した。
・・・だが、俺は魔王にトドメを刺さなかった。
理由はただ一つ、"人間と魔族との共存を実現させたかったから"だ。
4年の間に様々な魔族と戦ってきて分かったことが"人間と魔族はそう違わない"という事だった。そもそもとして人間と魔族が争っていたのは、数千年間で両種族に敵対意識が芽生えていたからだ。
とある魔族の集落に立ち寄った際に、そこに住んでいる者達に命乞いをされた。その者達にも家族や大切な人がおり、それを守るために必死だったのだ。俺はその時から人間と魔族の違いが分からなくなった。
そしてその3年後に魔王城で魔王と対峙したときには、人間と魔族の共存社会を作ることが俺の生涯の目標となっていた。
そのためにもまずは魔族のボスである魔王と話し合う必要があり、それには魔王に勝ってこちら側の主張を聞いてもらう必要があった。
結果俺は魔王に勝利し、魔王は主張を受け入れて、そこから人間と魔族の共存社会作りが始まった。
そしてつい最近、大抵の大きな課題を解決し終わったことで、この"始まりの街"に帰ってきたのだった。
この100年の間にグウィル、サラ、アルトの3人は寿命を迎えて亡くなり、人間よりも寿命の長いドワーフだったガルドともこの街に来る前に別れてきた。
・・・てな訳で絶賛ボッチ&ニートなのだが、金はあるため働く必要はない。ここ100年頑張って働いてきたのだ、始まりの街でスローライフを送っても誰も文句は言わないだろう。
「・・・ん?」
宿へと帰ろうとしていたところ、路地裏で何やら数名が揉めているのを目撃する。
腐っても元勇者ということで、目の前で起こっている問題には関わらずには居られず、俺は路地裏へと入っていく。
「へへへっ、お嬢ぉちゃんオレらとイイコトしようぜ~」
「嫌っ!止めてくださいよ!」
「まあまあそんな事言わずにさぁ」
そこには人間の男数名が、一人のエルフの少女を襲おうとしていた。
そのエルフはまだ幼く、俺は「こいつらロリコン確定だな」と思いつつ、背後から忍び寄り男の一人の肩をトントンと叩く。
「あ?何だてめぇ・・・グッ!?」
瞬間、振り向いた男の顔面に拳を入れ、男を吹き飛ばして路地の壁に激突させる。
「このヤロウ!!」
「てめぇ、覚悟しろよ!」
「・・・・・」
他の男達も俺に殴り掛かって来るが、動きが単純過ぎて簡単に避けてそれぞれ顔面と腹部へカウンターを入れ、気絶させることに成功する。
「大丈夫か?」
「う、うん・・・ありがとうございます」
「全然いいんだよ、それより今度からは気を付けろよ?こんな奴らに付いて行くんじゃねぇぞ?」
「うん、分かった!」
少女は俺の言葉に笑顔で頷く。
「あ~~~疲れたぁぁぁ!」
あの後、エルフの少女を親の元へ送り届けてから宿に帰ってきた俺は布団にダイブして息を吐く。
結局、エルフの少女を家に親の元へ送り届けたのが酒場を出て3時間が経過した頃で、現在の時刻は午後の6時だ。
「疲れたし、もう寝るか・・・」
俺がそう呟いた瞬間だった。突然俺の部屋のドアが外側から蹴破られ、何者かが室内に侵入してくる。
「おう勇者!会いに来てやったぞ」
「おまっ・・・ふざけんな!これ絶対強制退去になるって!」
「ああそうか、すまんな!」
そう悪びれる様子もなく笑みを浮かべる女性は、魔族のボスで、この世で最も強い存在である魔王だ。
この100年の間共に、人間と魔族の共存社会を作るために頑張ってくれて、今では親友と言っても差し支えないほどの関係になっている。
長くて少しボサついた黒い髪に、この世の者とは思えないほどの美型な顔、そしてその抜群のスタイルの艶めかしい肉体を大きく晒した刺激的な服を来ており、最早魔王というよりサキュバスという様な印象を受ける。
「だからお前はその服を着るのを止めろって言ってるだろ?」
「なんでじゃ?私の着たい服を着て何が悪いんだ?」
そんな純粋な疑問とばかりにそんな事を聞いてくる魔王に対して俺は答える。
「お前のその服、誘ってる様にしか見えないんだよ」
「そうだが?」
「・・・は?」
「私はお前になら一晩中抱かれても良いと思っているぞ?」
俺は魔王のそんな言葉に脳が一瞬フリーズするが、すぐに再起動して質問をする。
「冗談はよせ・・・で、ここに来た要件は?」
「別に冗談でもないのだがな・・・あと要件には関しては、喜べ!追加の仕事だ!」
「はぁぁぁぁ!?」
馬鹿みたいな量の仕事がようやく終わったのに、さらに追加と言われた俺はそんな叫び声を上げながらベッドに倒れ込む。
"元勇者さんはスローライフを送りたい"んですがね・・・
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