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第一話 可愛い鮫の聖女が住まう島
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寄せてけ、反ってけ、砕けて、波々。
まぁるい、まぁるい、離れ小島に。
寄せてけ、反ってけ、砕けて、波々。
ここは鮫の聖女が住まう、世界樹の生えた小島。
「聖女ちゃん。今日はぁ~、お留守番ですぅ~」
青いふんわりとしたコットンドレスをまとった【聖女ちゃん】こと聖女シャーリンは、よく晴れた空の下、波打ち際の砂浜で、ベッドのように大きな白いビーチチェアの上に寝そべりながら海を見ていた。
鮫の聖女であるシャーリンは、頭部は鮫で、体は人間の子どもだ。
カスピエル公爵の養女であるシャーリンは、公爵令嬢でもある。
設定が渋滞していて忙しいが、五歳の養女であるシャーリンは、ストローを差したココナッツの実を両手に持って、ゆっくりとすすっていた。
「……ん、聖女ちゃん、ストロー使うの、へたくそ」
ギザギザの鮫歯で、ついついストローをガジッと噛んでしまうので、すぐに吸えなくなってしまうのだ。
シャーリンは、まだタプンタプンと音がするココナッツの実を小さな手のひらで両側から持ち、傍らにある小さなテーブルの上へゆっくり慎重に置いた。
今日は、保護者であるカスピエル公爵が王城への報告のため、留守にしている。
いつもならストローをすぐに変えてくれる執事のジアも、一緒に行ってしまった。
「んー……聖女ちゃん、ちょっとお暇……」
ザザーンという波の音を聞きながら、シャーリンは呟いた。
島の陽気は年中暑いが、半そでの青いコットンドレスは海風にふんわり揺られているので快適だ。
お腹もすいていないし、喉も乾いていない。
問題は『ちょっとお暇』ということだけである。
「セージョちゃ~ん、あ・そ・ぼー」
そこに丁度良く同い年友人で、将来のバディとなるドラゴンがやってきた。
「あ、ドラ美ちゃん。こんにちは」
「こんにちは、セージョちゃん。あたち、ちゃんと宿題したから、遊べるよ~」
ドラ美は子どものピンク色したドラゴンだ。
ドラゴンだが、小さくて丸っこくて可愛い。
シャーリンとは仲良しこよしな仲である。
「おお、わが友よ。かしこぉ~い、よいこぉ~」
「えへへへ」
褒められてドラ美は照れ笑いをした。
シャーリンは、よいしょよいしょと大きなビーチチェアからおりると、トコトコとドラ美の側に駆け寄った。
「何して遊ぶ?」
「なにしようか?」
シャーリンとドラ美は、二人して首を傾げた。
まぁるい、まぁるい、離れ小島に。
寄せてけ、反ってけ、砕けて、波々。
ここは鮫の聖女が住まう、世界樹の生えた小島。
「聖女ちゃん。今日はぁ~、お留守番ですぅ~」
青いふんわりとしたコットンドレスをまとった【聖女ちゃん】こと聖女シャーリンは、よく晴れた空の下、波打ち際の砂浜で、ベッドのように大きな白いビーチチェアの上に寝そべりながら海を見ていた。
鮫の聖女であるシャーリンは、頭部は鮫で、体は人間の子どもだ。
カスピエル公爵の養女であるシャーリンは、公爵令嬢でもある。
設定が渋滞していて忙しいが、五歳の養女であるシャーリンは、ストローを差したココナッツの実を両手に持って、ゆっくりとすすっていた。
「……ん、聖女ちゃん、ストロー使うの、へたくそ」
ギザギザの鮫歯で、ついついストローをガジッと噛んでしまうので、すぐに吸えなくなってしまうのだ。
シャーリンは、まだタプンタプンと音がするココナッツの実を小さな手のひらで両側から持ち、傍らにある小さなテーブルの上へゆっくり慎重に置いた。
今日は、保護者であるカスピエル公爵が王城への報告のため、留守にしている。
いつもならストローをすぐに変えてくれる執事のジアも、一緒に行ってしまった。
「んー……聖女ちゃん、ちょっとお暇……」
ザザーンという波の音を聞きながら、シャーリンは呟いた。
島の陽気は年中暑いが、半そでの青いコットンドレスは海風にふんわり揺られているので快適だ。
お腹もすいていないし、喉も乾いていない。
問題は『ちょっとお暇』ということだけである。
「セージョちゃ~ん、あ・そ・ぼー」
そこに丁度良く同い年友人で、将来のバディとなるドラゴンがやってきた。
「あ、ドラ美ちゃん。こんにちは」
「こんにちは、セージョちゃん。あたち、ちゃんと宿題したから、遊べるよ~」
ドラ美は子どものピンク色したドラゴンだ。
ドラゴンだが、小さくて丸っこくて可愛い。
シャーリンとは仲良しこよしな仲である。
「おお、わが友よ。かしこぉ~い、よいこぉ~」
「えへへへ」
褒められてドラ美は照れ笑いをした。
シャーリンは、よいしょよいしょと大きなビーチチェアからおりると、トコトコとドラ美の側に駆け寄った。
「何して遊ぶ?」
「なにしようか?」
シャーリンとドラ美は、二人して首を傾げた。
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URL of this novel:https://www.alphapolis.co.jp/novel/628331665/937590458
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