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第18話 夏休み終了~
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全寮制の陸の孤島学園の新学期はぬるっと始まる。
「八雲ティーチャー、新学期早々に抜き打ち小テストとか半端ねぇ」
「はは。何気に厳しいからな? この学校」
初日の授業を終えた真城は嘆きながら寮への廊下を黒江と歩いていた。
午後といっても夏ということでまだ充分に明るい。
校庭では運動部が賑やかだ。
「でもさ、でもさ。新学期は今日始まったところだろ?」
「まぁまぁ。先生には先生の都合ってもんがあるだろ」
もにょる真城の隣で、ハハハッと黒江は大らかに笑った。
八雲は英語教師だ。
真城はボソッと言う。
「海外駐在組が多いからって、英語圏だけだと思うなよ?」
「ん? 真城の親の赴任先って、英語が公用語じゃなかったっけ?」
黒江に突っ込まれて、真城は笑って誤魔化した。
「まぁなんだ。今週末は文化祭だね。楽しみ~」
「そうだな」
文化祭の準備に追われる文化部も、校庭で賑やかに騒いでいる。
「まー文化祭って言ったって、保護者とか他校の生徒とかが来るわけじゃないけどなー」
「ハハハッ。そりゃ、ここは『陸の孤島』学園だからな」
文化祭といっても、学園内でのお祭り騒ぎだ。
「寮母さんたちがイカ焼きとかの出店を出したり、先生方が同人誌だしたりするらしい」
真城の言葉に黒江は眉をしかめた。
「なんだそりゃ? 寮母さんたちの出店はともかく、先生方の同人誌って?」
「個人で研究している内容を冊子にして売るらしいよ」
「需要あるのかよ……」
「さぁ? 需要が微妙だから同人誌なんじゃない?」
真城に言われて、黒江は納得がいったように「あぁ」と言いながらコクンと頷いた。
「とにかくさー。ココの文化祭って、ちょっと変わった文化祭らしいよ」
「ハハハッ。そもそもこの学校自体が変わった謎学校だからなー」
「言えてる~。でもオレ、文化祭とか初めてだから楽しみ~」
「俺も~」
2人は共通点を見つけて目を見合わせてフフフと笑った。
その平穏を破るかのように、彼らの後ろから2人まとめてガバッと背中から抱きしめる人物が現れた。
「わっ⁉」
「なんだよ、お前っ⁉」
動揺する真城と黒江の後ろで銀縁眼鏡をキラーンと輝かせるのは、同じクラスの杉田だ。
「君たち。文化祭が楽しみ組なようだね?」
「何だよ、杉田っ。驚かせるなよっ」
「そうだよ、なんなんだっ」
思わせぶりな杉田に、真城と黒江は突っ込んだ。
「ふふふ。この学校には、独自文化が他にもあるのだよ。君たち、興味はないかね?」
「え? なになに?」
「あっ、やめろ真城っ。面倒ごとの予感がするっ」
思わせぶりに言う杉田に、思わず興味を持ってしまった真城を、黒江が慌てて制止する。
そこに坂下がやってきた。
「おー、真城と黒江。ここにいたのか……って何で杉田が一緒に?」
「おっ。ちょうどいいところに来たな、坂下。お前も来い」
こうして真城たちは杉田に連行された。
「八雲ティーチャー、新学期早々に抜き打ち小テストとか半端ねぇ」
「はは。何気に厳しいからな? この学校」
初日の授業を終えた真城は嘆きながら寮への廊下を黒江と歩いていた。
午後といっても夏ということでまだ充分に明るい。
校庭では運動部が賑やかだ。
「でもさ、でもさ。新学期は今日始まったところだろ?」
「まぁまぁ。先生には先生の都合ってもんがあるだろ」
もにょる真城の隣で、ハハハッと黒江は大らかに笑った。
八雲は英語教師だ。
真城はボソッと言う。
「海外駐在組が多いからって、英語圏だけだと思うなよ?」
「ん? 真城の親の赴任先って、英語が公用語じゃなかったっけ?」
黒江に突っ込まれて、真城は笑って誤魔化した。
「まぁなんだ。今週末は文化祭だね。楽しみ~」
「そうだな」
文化祭の準備に追われる文化部も、校庭で賑やかに騒いでいる。
「まー文化祭って言ったって、保護者とか他校の生徒とかが来るわけじゃないけどなー」
「ハハハッ。そりゃ、ここは『陸の孤島』学園だからな」
文化祭といっても、学園内でのお祭り騒ぎだ。
「寮母さんたちがイカ焼きとかの出店を出したり、先生方が同人誌だしたりするらしい」
真城の言葉に黒江は眉をしかめた。
「なんだそりゃ? 寮母さんたちの出店はともかく、先生方の同人誌って?」
「個人で研究している内容を冊子にして売るらしいよ」
「需要あるのかよ……」
「さぁ? 需要が微妙だから同人誌なんじゃない?」
真城に言われて、黒江は納得がいったように「あぁ」と言いながらコクンと頷いた。
「とにかくさー。ココの文化祭って、ちょっと変わった文化祭らしいよ」
「ハハハッ。そもそもこの学校自体が変わった謎学校だからなー」
「言えてる~。でもオレ、文化祭とか初めてだから楽しみ~」
「俺も~」
2人は共通点を見つけて目を見合わせてフフフと笑った。
その平穏を破るかのように、彼らの後ろから2人まとめてガバッと背中から抱きしめる人物が現れた。
「わっ⁉」
「なんだよ、お前っ⁉」
動揺する真城と黒江の後ろで銀縁眼鏡をキラーンと輝かせるのは、同じクラスの杉田だ。
「君たち。文化祭が楽しみ組なようだね?」
「何だよ、杉田っ。驚かせるなよっ」
「そうだよ、なんなんだっ」
思わせぶりな杉田に、真城と黒江は突っ込んだ。
「ふふふ。この学校には、独自文化が他にもあるのだよ。君たち、興味はないかね?」
「え? なになに?」
「あっ、やめろ真城っ。面倒ごとの予感がするっ」
思わせぶりに言う杉田に、思わず興味を持ってしまった真城を、黒江が慌てて制止する。
そこに坂下がやってきた。
「おー、真城と黒江。ここにいたのか……って何で杉田が一緒に?」
「おっ。ちょうどいいところに来たな、坂下。お前も来い」
こうして真城たちは杉田に連行された。
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