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第34話 演劇開始~
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「はい、素晴らしい演奏を披露してくれた軽音楽部の皆さんに拍手~」
司会進行役がそう言うと、客席からは大きな拍手と歓声が上がった。
軽音楽部の皆が一礼すると照明が落ちて、舞台はいったん暗くなる。
「えー、続きまして、演劇部の皆さんによる本格的な劇っぽいものが始まりまぁ~す。演目は……ロミオとロミオ?」
司会進行役すら訝しむ演劇部の「ロミオとロミオ」は男同士な上に両方とも「ロミオ」という名前で色々と混乱していくというBL劇だった。
「この男だらけの環境下でBLってさー……」
坂下が呆れた調子で言うと、真城がクルッと後ろを振り返って口を開いた。
「いや、男しかいないからこそのBLっ」
「女装するよりも潔い、かも?」
黒江も首を傾げつつ呟く。
坂下は「だからって全部ロミオにしなくても……」とブツブツ言っている。
最初はとにかくコメディだった。
笑いのハードルが低いティーンエイジャーの真城たちの笑いは止まらない。
「クックックッ。もうやめて。「ロミオ」多すぎてわけわからん」
黒江は笑いながら呆れている。
「ハッハッハッ、また「ロミオ」かよ?」
坂下も口をあんぐり開けている。
「そりゃ「ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」ってなるよなー」
佐藤がメイドコスプレしたまま使用人として出てくる所も真城たちの笑いのツボを押した。
「佐藤が……佐藤が活躍しているぅ~」
「あのメイド服、元を取り過ぎだろ?」
「周りあんななのに、よく佐藤は真顔でいられるよなぁ~」
真城は腹を抱えて笑い、黒江は呆れ、坂下は感心していた。
そんな中でも、劇中では「ロミオ」と「ロミオ」でカップルが出来始めていた。
「えー? そこの「ロミオ」と「ロミオ」がくっつくの?」
「そこは意外だったな」
「あっちの「ロミオ」と「ロミオ」も怪しいぞ」
真城たちは驚いたり、予想したりと楽しく観劇していた。
「ちょっ……「ロミオ」あり得んっ」
真城は衝撃を受けながら両手のひらで口元を隠した。
「カップルになってからの裏切り。ん、あり得んな」
「つかそもそも両方「ロミオ」ってのがあり得んだろ?」
黒江と坂下が、どっちの「ロミオ」があり得ないかを議論し始めると、真城は「ほぼ全員「ロミオ」だもんなぁ。佐藤に至っては「メイド」で名前すらない」などと呟きながらコクコクと頷いていた。
芝居も中盤を過ぎると内容はコメディに裏切りや悲劇がチラチラし始める。
真城が衝撃を受けたように頭を抱えた。
「え、なんで「ロミオ」死ぬ? 処方箋の取り違えで両方死んでしまうんか?」
「こえぇぇぇぇぇぇぇ。気楽なラブコメかと思ってたのに、こえぇぇぇぇぇぇぇ」
「これは悲恋だ。いや、むしろメリバ?」
真城と黒江がギャーギャー言っている後ろで、坂下は首をひねった。
最終的には3人とも「「「うわぁぁぁぁぁ「ロミオォォォォォォォォォッ!」」」」と叫ぶ羽目になった。
スポットライトのなかで2人のロミオは天使になって容赦なく闇の中に消えていく。
パッと照明が明るくなり、司会進行役の姿が舞台上に戻ってきた。
「はい、演劇部の皆さん、お疲れさまでした~。素晴らしい演技に拍手~」
司会進行役の言葉に合わせて、客席からは拍手喝采。
意味の分からない感動を呼び、生徒たちを号泣させて演劇部の出し物は終わった。
司会進行役がそう言うと、客席からは大きな拍手と歓声が上がった。
軽音楽部の皆が一礼すると照明が落ちて、舞台はいったん暗くなる。
「えー、続きまして、演劇部の皆さんによる本格的な劇っぽいものが始まりまぁ~す。演目は……ロミオとロミオ?」
司会進行役すら訝しむ演劇部の「ロミオとロミオ」は男同士な上に両方とも「ロミオ」という名前で色々と混乱していくというBL劇だった。
「この男だらけの環境下でBLってさー……」
坂下が呆れた調子で言うと、真城がクルッと後ろを振り返って口を開いた。
「いや、男しかいないからこそのBLっ」
「女装するよりも潔い、かも?」
黒江も首を傾げつつ呟く。
坂下は「だからって全部ロミオにしなくても……」とブツブツ言っている。
最初はとにかくコメディだった。
笑いのハードルが低いティーンエイジャーの真城たちの笑いは止まらない。
「クックックッ。もうやめて。「ロミオ」多すぎてわけわからん」
黒江は笑いながら呆れている。
「ハッハッハッ、また「ロミオ」かよ?」
坂下も口をあんぐり開けている。
「そりゃ「ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」ってなるよなー」
佐藤がメイドコスプレしたまま使用人として出てくる所も真城たちの笑いのツボを押した。
「佐藤が……佐藤が活躍しているぅ~」
「あのメイド服、元を取り過ぎだろ?」
「周りあんななのに、よく佐藤は真顔でいられるよなぁ~」
真城は腹を抱えて笑い、黒江は呆れ、坂下は感心していた。
そんな中でも、劇中では「ロミオ」と「ロミオ」でカップルが出来始めていた。
「えー? そこの「ロミオ」と「ロミオ」がくっつくの?」
「そこは意外だったな」
「あっちの「ロミオ」と「ロミオ」も怪しいぞ」
真城たちは驚いたり、予想したりと楽しく観劇していた。
「ちょっ……「ロミオ」あり得んっ」
真城は衝撃を受けながら両手のひらで口元を隠した。
「カップルになってからの裏切り。ん、あり得んな」
「つかそもそも両方「ロミオ」ってのがあり得んだろ?」
黒江と坂下が、どっちの「ロミオ」があり得ないかを議論し始めると、真城は「ほぼ全員「ロミオ」だもんなぁ。佐藤に至っては「メイド」で名前すらない」などと呟きながらコクコクと頷いていた。
芝居も中盤を過ぎると内容はコメディに裏切りや悲劇がチラチラし始める。
真城が衝撃を受けたように頭を抱えた。
「え、なんで「ロミオ」死ぬ? 処方箋の取り違えで両方死んでしまうんか?」
「こえぇぇぇぇぇぇぇ。気楽なラブコメかと思ってたのに、こえぇぇぇぇぇぇぇ」
「これは悲恋だ。いや、むしろメリバ?」
真城と黒江がギャーギャー言っている後ろで、坂下は首をひねった。
最終的には3人とも「「「うわぁぁぁぁぁ「ロミオォォォォォォォォォッ!」」」」と叫ぶ羽目になった。
スポットライトのなかで2人のロミオは天使になって容赦なく闇の中に消えていく。
パッと照明が明るくなり、司会進行役の姿が舞台上に戻ってきた。
「はい、演劇部の皆さん、お疲れさまでした~。素晴らしい演技に拍手~」
司会進行役の言葉に合わせて、客席からは拍手喝采。
意味の分からない感動を呼び、生徒たちを号泣させて演劇部の出し物は終わった。
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