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秘密
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「なぁ、ユズちゃんはなんでそんなにアズのことばっかりなの? いくら双子って言っても必死すぎじゃない?」
「確かにアズのあの美貌とあの天然さは心配になるけど、それにしたって……」
もう夕方が早くなり、吹く風にだいぶ涼しさも感じるようになったある日、漣と朔はユズに世間話のように話しかけた。
アズは奨と博物館へと出かけている。
二人だけでの外出に漣と朔は激しく抗議したが、昔からよく奨と二人で行っていた場所だっただけに、結局アズの「たまには奨くんと二人でゆっくり見たいんだ」という言葉に撃沈。ただ奨の一層爽やかにみえる勝ち誇った笑顔にブチ切れ、留守番しているからなるべく早く帰ってきて欲しいと懇願し、粘り勝ち。リビングで二人揃ってアズを待っている所だった。
いつかの放課後に自分へと向けられた質問がとうとう2人からも出てきたと、ユズは覚悟した。
そして、そろそろこの2人にも覚悟してもらう時かもしれないと。
「……私はアズが幸せになるためなら何でもする」
いつもの雰囲気とは違い、真剣で低い声に二人は固まる。
「アズの裸、見たことないでしょ?」
「あ、当たり前だろ、そこまでの関係じゃないって」
「そこまで許してくれねーの、ゆずちゃんのくせに」
「うん、それもそうだね。でも、体育の着替えでもプールの授業でも見たことないでしょ」
「まぁ、そう……だな」
「っていうか、着替えだってアズ同盟で周り取り囲んで、でも皆アズを中心に背中向けて着替えろって、ユズちゃんが……」
「それにどんなに暑くても薄手の長袖着てるし」
「プールは絶対ラッシュガードだし」
二人は一様に不満げに口を突き出して言い募る。
いつもならここで優珠からのツッコミが入るところだが、ユズは何も言っては来なかった。
「……どうしたの、ユズちゃん?」
「らしくねーな」
下を向いたままのユズにさすがに心配になった二人。
そんな朔と漣にユズが向き合う。
「うん。いい機会だから教えとく。もし、今後アズが君たちのどちらかを選んだとき、そういうことになってから受け付けないってなったらアズの心が傷つく。それだけはしたくない」
その表情に二人とも押し黙る。
ユズは自分の手が不安で震えていることに気がつく。
怖い……。
これでもし二人がアズから離れてしまったら……。
でも、大事なことだから。私が言わないと。
アズが傷つく前に……。
「私がモデルをしてるのに、アズがしてないっておかしいと思わない?」
「それは、アズがやりたくないんじゃ?」
「アズ、あんまり興味なさそうだもんな」
「ううん、違う。あのね」
ユズは一旦言葉を切り、自分を落ち着かせるように大きく息を吸い込む。
「アズの身体には傷があるの」
思ってもみなかった告白に朔と漣は声も出ない。
「一生消えない傷。……私のせいなの」
固まってしまった二人を窺いながらも、ユズは一気に話しだした。
「だからモデルが出来ないの。いつも一緒にスカウトされたわ。いつも二人でいたから。だけど、アズの身体に傷があることが分かると、腕が上がりにくいことがわかるとアズだけ断られるの。素材は抜群だけどって。
アズは私を庇って怪我をしたの。小2の夏休み、たまたま両親もナニーもお手伝いさんもいない時間だった。お昼を用意してくれていたからレンジで温めるだけだったけど、どうしても自分で素麺を作りたくて、アズは止めたけどお湯を沸かして、素麺を入れようとした時に踏み台がずれて倒れるときに鍋をひっくり返しちゃったの……。
とっさにアズが庇ってくれたけど、そのせいでアズが熱湯を被ってしまって。私どうしたらいいのかわからなくて、ただ奨に連絡することしか出来なかった。ワーワー泣いて、アズにすがって。そんなことしてないで冷やせば良かった。自分で救急車を呼べば良かった! でも何にも出来なかった。奨がすぐ救急車を呼んでくれて、駆けつけてくれた。救急車がくるまでずっとシャワーを浴びさせて氷水で冷やして、親にもお手伝いにも連絡してくれて……救急車でアズは運ばれていったけど、どうしても左の肩から腕にかけてケロイド状の痕が残ったの。それなのに、病院から帰ってきたアズは私に『ユズちゃんに痕が残らなくて良かった。女の子だもんね』って言ったのよ。リハビリで腕は上がるようになったし、火傷後も今はもうだいぶ薄いんだけど……。
何度かめかのモデル事務所から断られたあと、あの子は家族の前以外で肌を見せなくなった。私のせいなの。私のせいで自分には傷が残ったのに……。あの傷のせいでモデルも出来ないから、自分は醜いって思ってるの。酷い傷跡がある自分が褒められるわけないって、綺麗な訳ないって! そんなことないって私がいってもダメなの。だから、アズが本気で好きになった人、そしてアズを心から愛している人から言ってもらわないと、あの子はきっと信じない。あんなに、あんなに綺麗なのに」
ポロポロと涙を流しながらユズは続ける。
「だから、お願い! もしあの子があなた達に傷を見せることがあったら、受け入れてあげて。お願い、お願い!」
いつもどうしてアズは自分に向けられる言葉を受け取らないのだろうと不思議に思っていた。
可愛い、綺麗だ、素敵だ。どんなに称賛を送っても、そのまま水蒸気のように霧散し、アズの心には届いていないことは何となく気がついていた。いつも困ったような顔をして「そんなことないよ」と言うばかりだった。
その困った顔の理由が知りたくても、アズはすぐに話題を変えて踏み込ませてはくれない。外見だけを気に入ってるかのように思われるのも嫌で、漣も朔も挨拶のように可愛いとは言うものの思わず口をついて出てしまう言葉以外はあまり面と向かっては言わないようになっていた。
そうか、そうだったのか。
だから……。
でも。
「そんなこと、心配することじゃないって」
「どんなアズでもアズはアズだろ」
「たぶんもうそんなことぐらいじゃ、俺は離れられないんだよ」
「俺らな」
「だから心配しないで。話してくれてありがと」
ユズはようやく顔を上げた。
「ん。ありがと。二人ならきっと大丈夫かと思ってたけど、でも本当は話すのが怖くて……」
「でも、これでユズちゃんからも公認されたってことでOK?」
朔がいたずらっ子のような顔で言う。
「いきなり調子乗ってくるわね」
つられてユズもニヤッと笑う。
握りしめていた拳から力が抜けていくことをユズは感じた。
「……でも、そうね、これで奨が知ってて君たちが知らないことってなくなったかな」
「なら、アイツが一番リードしてんじゃん。それでも好きって言ってんなら……」
「ううん。アズは奨が自分に色々言うのは、傷を知ってるから、同情して言ってると思ってるから……。そう言う意味でいうと、奨の言葉が一番届いていないと思う。近いけど遠いんだ……」
「……そっか」
「それは……」
何というか、切ない。
二人の知らないアズをいっぱい知っていて、いつも余裕そうにしていた奨の時々寂しそうな横顔に気づいていないわけではなかった。
「まぁ、俺らの言葉も全然本気にしてはくれないけどな」
「それな……」
二人がため息をつく。
「そうかなぁ? 今までは奨と同盟のせいでアズにこんなにアプローチできた人っていないんだ。こんなイケメン2人にしっかり口説かれて、褒められて、アズは嬉しく思ってると思うよ。最近本当に楽しそうだもん」
「本当か?!」
「まぢかぁー」
朔は身を乗り出し、漣は片手で口を覆った。
「うわぁ、二人共真っ赤」
ユズが楽しそうに笑う。
「だからさ、私は3人の誰の味方でもない。3人平等って言ったでしょ。奨も漣くんも朔くんにも頑張って欲しい。アズを幸せにしてくれるなら」
誰でもいい。早くあの子の心を溶かしてよ。
でも、
願わくば、美しくも腹黒い、そして深い情を持つこの3人のうちから選ばれますように、3人の想いが届きますようにと思ってしまうのだった。
「確かにアズのあの美貌とあの天然さは心配になるけど、それにしたって……」
もう夕方が早くなり、吹く風にだいぶ涼しさも感じるようになったある日、漣と朔はユズに世間話のように話しかけた。
アズは奨と博物館へと出かけている。
二人だけでの外出に漣と朔は激しく抗議したが、昔からよく奨と二人で行っていた場所だっただけに、結局アズの「たまには奨くんと二人でゆっくり見たいんだ」という言葉に撃沈。ただ奨の一層爽やかにみえる勝ち誇った笑顔にブチ切れ、留守番しているからなるべく早く帰ってきて欲しいと懇願し、粘り勝ち。リビングで二人揃ってアズを待っている所だった。
いつかの放課後に自分へと向けられた質問がとうとう2人からも出てきたと、ユズは覚悟した。
そして、そろそろこの2人にも覚悟してもらう時かもしれないと。
「……私はアズが幸せになるためなら何でもする」
いつもの雰囲気とは違い、真剣で低い声に二人は固まる。
「アズの裸、見たことないでしょ?」
「あ、当たり前だろ、そこまでの関係じゃないって」
「そこまで許してくれねーの、ゆずちゃんのくせに」
「うん、それもそうだね。でも、体育の着替えでもプールの授業でも見たことないでしょ」
「まぁ、そう……だな」
「っていうか、着替えだってアズ同盟で周り取り囲んで、でも皆アズを中心に背中向けて着替えろって、ユズちゃんが……」
「それにどんなに暑くても薄手の長袖着てるし」
「プールは絶対ラッシュガードだし」
二人は一様に不満げに口を突き出して言い募る。
いつもならここで優珠からのツッコミが入るところだが、ユズは何も言っては来なかった。
「……どうしたの、ユズちゃん?」
「らしくねーな」
下を向いたままのユズにさすがに心配になった二人。
そんな朔と漣にユズが向き合う。
「うん。いい機会だから教えとく。もし、今後アズが君たちのどちらかを選んだとき、そういうことになってから受け付けないってなったらアズの心が傷つく。それだけはしたくない」
その表情に二人とも押し黙る。
ユズは自分の手が不安で震えていることに気がつく。
怖い……。
これでもし二人がアズから離れてしまったら……。
でも、大事なことだから。私が言わないと。
アズが傷つく前に……。
「私がモデルをしてるのに、アズがしてないっておかしいと思わない?」
「それは、アズがやりたくないんじゃ?」
「アズ、あんまり興味なさそうだもんな」
「ううん、違う。あのね」
ユズは一旦言葉を切り、自分を落ち着かせるように大きく息を吸い込む。
「アズの身体には傷があるの」
思ってもみなかった告白に朔と漣は声も出ない。
「一生消えない傷。……私のせいなの」
固まってしまった二人を窺いながらも、ユズは一気に話しだした。
「だからモデルが出来ないの。いつも一緒にスカウトされたわ。いつも二人でいたから。だけど、アズの身体に傷があることが分かると、腕が上がりにくいことがわかるとアズだけ断られるの。素材は抜群だけどって。
アズは私を庇って怪我をしたの。小2の夏休み、たまたま両親もナニーもお手伝いさんもいない時間だった。お昼を用意してくれていたからレンジで温めるだけだったけど、どうしても自分で素麺を作りたくて、アズは止めたけどお湯を沸かして、素麺を入れようとした時に踏み台がずれて倒れるときに鍋をひっくり返しちゃったの……。
とっさにアズが庇ってくれたけど、そのせいでアズが熱湯を被ってしまって。私どうしたらいいのかわからなくて、ただ奨に連絡することしか出来なかった。ワーワー泣いて、アズにすがって。そんなことしてないで冷やせば良かった。自分で救急車を呼べば良かった! でも何にも出来なかった。奨がすぐ救急車を呼んでくれて、駆けつけてくれた。救急車がくるまでずっとシャワーを浴びさせて氷水で冷やして、親にもお手伝いにも連絡してくれて……救急車でアズは運ばれていったけど、どうしても左の肩から腕にかけてケロイド状の痕が残ったの。それなのに、病院から帰ってきたアズは私に『ユズちゃんに痕が残らなくて良かった。女の子だもんね』って言ったのよ。リハビリで腕は上がるようになったし、火傷後も今はもうだいぶ薄いんだけど……。
何度かめかのモデル事務所から断られたあと、あの子は家族の前以外で肌を見せなくなった。私のせいなの。私のせいで自分には傷が残ったのに……。あの傷のせいでモデルも出来ないから、自分は醜いって思ってるの。酷い傷跡がある自分が褒められるわけないって、綺麗な訳ないって! そんなことないって私がいってもダメなの。だから、アズが本気で好きになった人、そしてアズを心から愛している人から言ってもらわないと、あの子はきっと信じない。あんなに、あんなに綺麗なのに」
ポロポロと涙を流しながらユズは続ける。
「だから、お願い! もしあの子があなた達に傷を見せることがあったら、受け入れてあげて。お願い、お願い!」
いつもどうしてアズは自分に向けられる言葉を受け取らないのだろうと不思議に思っていた。
可愛い、綺麗だ、素敵だ。どんなに称賛を送っても、そのまま水蒸気のように霧散し、アズの心には届いていないことは何となく気がついていた。いつも困ったような顔をして「そんなことないよ」と言うばかりだった。
その困った顔の理由が知りたくても、アズはすぐに話題を変えて踏み込ませてはくれない。外見だけを気に入ってるかのように思われるのも嫌で、漣も朔も挨拶のように可愛いとは言うものの思わず口をついて出てしまう言葉以外はあまり面と向かっては言わないようになっていた。
そうか、そうだったのか。
だから……。
でも。
「そんなこと、心配することじゃないって」
「どんなアズでもアズはアズだろ」
「たぶんもうそんなことぐらいじゃ、俺は離れられないんだよ」
「俺らな」
「だから心配しないで。話してくれてありがと」
ユズはようやく顔を上げた。
「ん。ありがと。二人ならきっと大丈夫かと思ってたけど、でも本当は話すのが怖くて……」
「でも、これでユズちゃんからも公認されたってことでOK?」
朔がいたずらっ子のような顔で言う。
「いきなり調子乗ってくるわね」
つられてユズもニヤッと笑う。
握りしめていた拳から力が抜けていくことをユズは感じた。
「……でも、そうね、これで奨が知ってて君たちが知らないことってなくなったかな」
「なら、アイツが一番リードしてんじゃん。それでも好きって言ってんなら……」
「ううん。アズは奨が自分に色々言うのは、傷を知ってるから、同情して言ってると思ってるから……。そう言う意味でいうと、奨の言葉が一番届いていないと思う。近いけど遠いんだ……」
「……そっか」
「それは……」
何というか、切ない。
二人の知らないアズをいっぱい知っていて、いつも余裕そうにしていた奨の時々寂しそうな横顔に気づいていないわけではなかった。
「まぁ、俺らの言葉も全然本気にしてはくれないけどな」
「それな……」
二人がため息をつく。
「そうかなぁ? 今までは奨と同盟のせいでアズにこんなにアプローチできた人っていないんだ。こんなイケメン2人にしっかり口説かれて、褒められて、アズは嬉しく思ってると思うよ。最近本当に楽しそうだもん」
「本当か?!」
「まぢかぁー」
朔は身を乗り出し、漣は片手で口を覆った。
「うわぁ、二人共真っ赤」
ユズが楽しそうに笑う。
「だからさ、私は3人の誰の味方でもない。3人平等って言ったでしょ。奨も漣くんも朔くんにも頑張って欲しい。アズを幸せにしてくれるなら」
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