勇者パーティーに科学者はいらないと追放されたが魔力を無限に生成する方法を編み出して無双する ！私の設立した研究者ギルドは婚約者でいっぱいです

第2話 研究員確保！！

「『研究者ギルド』を設立したい」
「はい！分かりました！ギルドマスターにお願いしてみます！」

そう言いってあわててギルドマスターのところへ走って行った。

するとギルド長の部屋から聞こえてくるのであった。

「お願いします！何でもするので研究者ギルドを作ってください！Sランク冒険者なのできっと街の役に立てます！」

「ちょ、土下座ないでくれるか？どうしたんだ？靴を舐めるんじゃない！！わかった！わかったから離れろおおおおおおおおおおお！！」

という事で、ちかじか研究者ギルドが設立されるとのこと。私は研究員候補を探しに行くとするか。

◆◇



「あれ、今まで普通に音が出てたのに…音程が合わない…私はこの音楽でお金を稼がないといけないのに…そしてお母さんの病気を治さないと…」

この少女は母親しかおらず、病気になった母親を治すべくお金を稼ぐ手段を探したが、なかなか見つからなかった。やっと見つけたのがこの捨てられた楽器で、使い方もよくわかっていなかった。

噴水の端に座り、弦楽器を奏でる少女。そこを通りかかったのは科学者のサイエン

「おや、弦が緩いんでいるな。それでは音程が下がってしまう。貸してくれ」
「はぁ…」

サイエンはクルクルと弦を巻き取り、音程を調節した。
「これでいいだろう。弾いてみてくれ」

「ええええええええ！？音が戻ってる！？何で！？」
「これは科学の力だ。どうだろう。私の研究者ギルドで働かないか？」

(こんなにすごい人と働けるの？そしたらきっとお母さんをお医者さんにみてもらうお金だって手に入るかも)

「もちろん！働かせてください！」