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一方的な出会い
時は半年ほど遡る。
ツヴァイクはこの日も、ロファンの警護をしていた。
(……憂鬱だ)
ふんと短く鼻から息をはきだすと、ツヴァイクは斜め前にいる赤い頭を見下ろした。
ロファンは今日、王国魔法師団の視察に来ている。
わざわざ騎士の自分を護衛にしなくとも、魔法使いを呼べば案内人を兼ねることができただろう。
非効率なことをする従兄弟を睨んだ。
(……それか、何か企みでもあるのか?)
ロファンはやや子どもっぽい容姿や言動とは裏腹に、妙に勘が鋭いところがある。
(俺が魔導書や魔法を好むことを知っているのか……?)
ツヴァイクは魔導書の収集を趣味としている。子どもの頃は本気で魔法使いに憧れて、こっそり家の裏庭で魔法の練習をしたこともあった。
だが、生まれた家は歴代騎士師団長を何人も輩出してきた貴族。
魔法使いの道を選べるはずもなく、父や上の兄達と同じように騎士になった。
ロファンは、ツヴァイクの趣味を知っていて、この場に連れてきたのではないか。
(……くだらない)
今は任務の最中。
魔法使い達の演習を目にしたところで、心は動かない。
そう考えていたツヴァイクだったが。
突如、演習場に薄紅色の花びらが舞った。
演習場は灰色のタイル壁に床も乳白色のタイルという無機質な空間だった。
植物の類はなかったはずなのに、何故花びらが?
ふと前方を観ると、花びらの渦の中心に人がいた。
舞い上がる薄紅色の中で、煌びやかな金髪がなびいている。
ツヴァイクは息を呑む。
その人が花の妖精の、それも上位の存在に思えたからだ。
すぐに渦は止み、花びらは消えた。
この現象を起こしたらしい本人がこちらに向かってくる。
溢れ落ちそうなほど大きな青い瞳を揺らしながら。
『殿下! 申し訳ありません!』
『いいよいいよ、すごく綺麗だった! 新しい魔法?』
どうも彼女は魔法に失敗したらしく、何度もロファンに謝っていた。
他の魔法使い達とは違い、黒いローブで全身を包んでいる。
(……珍しいな)
王国魔法師団の魔法使いと言えば、露出の多いドレスのような制服だ。
今この場にいる魔法使いも、彼女以外は臙脂色の制服姿だった。大きく開いた胸元には魔石が輝いている。
『ねぇ、今の魔法使い可愛いと思わない? レンゼって言うんだ』
ロファンは去っていくレンゼの背を見送ったあと、片手の親指を立てながら振り返った。
そのいたずらっ子のような表情に、ツヴァイクはむしょうに腹が立った。
『……くだらない』
他の魔法使い達に聞かれぬよう、声をひそめた。
◆
それから何度もロファンに呼ばれて、ツヴァイクは王国魔法師団の視察に付き添った。
ロファンはレンゼをいつも呼び出していたが、彼女の視線がツヴァイクに向けられたことは一度もなかった。
当然だ。目の前に王太子がいるのに、護衛のほうを見ている余裕などないだろう。
それは分かっているのに、ツヴァイクはひどく残念な気持ちになる。
何故気分が沈むのか、よく分からなかった。
ロファンの客人に、自分のことを知られたいと思ったことなど、一度もないのに。
魔導書を多く取り扱う古書店で偶然レンゼと出くわしたこともあった。
声をかけたい衝動に駆られたが、彼女が取りたがっていた上段の本を代わりに取るだけに留めた。
本を渡すと、彼女は『ありがとうございます』と礼を言ってくれたが、その視線は皮表紙に注がれていた。
やはり、こちらの顔は見ていないだろう。
レンゼと接点を作りたい願望はずっとあったが、あれだけ愛らしい女性が結婚もせずずっと王国魔法師団にいるのだ。
長く付き合っている恋人がいるか、はたまた、男に興味がないのか。魔法がよほど好きなのか。
いずれにせよ、近づいても彼女を困らせるだけだろうと思い、声をかけないことにした。
レンゼはロファンから声をかけられても、眉を下げて曖昧な笑みを浮かべるばかりだった。
王族からの好意を利用しようなんて考えもしない。
(レンゼ様……)
レンゼのために自分ができることは何もなかった。
せいぜいロファンを諌めるぐらいだ。
『レンゼ様が困っているだろう。お前には妻があるのに、何故レンゼ様に構うんだ』
視察が終わるたび、ツヴァイクは毎回ロファンに注意した。
しかし、ロファンは反省した様子もなく。
『ツヴァイクはレンゼのことになるとムキになるよなぁ』
と面白そうに笑うばかりだった。
(……俺は試されていた)
レンゼへの気持ちを測られていたのだ。
自分の中では、彼女はただ気になる存在だった。
気になるだけで近づこうとは思わなかった。
王国騎士師団には毎日のように付き纏いの相談があった。
ほぼ外見しか知らない人間を気に入って、接点を持とうとすれば犯罪になりかねない。
(隠さなければ……)
もともとレンゼの存在を知っていて、気になっていたことを。
彼女から『気持ち悪い』などと思われたら、生きていけない。
◆
時は戻る。
(レンゼ様はお優しい方だな……)
多くの貴重な魔導書を目にし、興奮した自分に引くどころか、快く貸すと言ってくれたのだ。
この結婚で、レンゼの人生設計は崩れてしまっただろう。それでも自分と関わってくれる彼女の優しさに感謝しかなかった。
大量の魔導書を分別し、本棚に並べていく。
楽しく心浮かれる作業に、口覆いをした口元が綻ぶ。
(これからはこの本達と暮らせるのか)
レンゼと貴重な魔導書に囲まれた今後を思うと、胸が弾んでしまう。
彼女の心境を思えば、喜んではいけないと分かっているのだが。
(俺は従者に徹しよう)
レンゼを主人だと思い、仕えていこう。
二人の間に愛はなく、王太子の命で結ばれた身。
『愛がない』とか考えると心臓に杭を打たれた気分になるが、事実なのだから仕方がない。
せめてレンゼには『この男、使えるな』と思われたい。
「ツヴァイク、そろそろ休憩にしましょう」
「……はいっ!」
振り向くと、そこには黒いローブの上にエプロンを身につけたレンゼの姿が。
「お茶菓子も作ったの。不恰好だからちょっと恥ずかしいのだけど……」
レンゼが作ったものなら、たとえ塩の塊だろうが美味しく食べる自信があった。
手を洗い、食堂へ行くと、テーブルの上にはやや黄みがかった白くて丸い何かが置かれていた。
丸い何かは三つあったが、どれも大きさが違う。
一番大きなものは拳大あり、小さなものは一口で食べらそうな大きさだ。
(なんだこれは……?)
お茶菓子というよりも、河原に落ちている石に近しい見た目をしている。
「実家の母から芋が送られてきたの。クリームチーズと砂糖を合わせて練ったお菓子で見た目はあれだけど……味は美味しいから」
レンゼが言う材料を合わせれば、不味くなりようはない。
ツヴァイクは「お一ついただきます」と言いながら、中ぐらいの大きさの丸い菓子を手に取った。
半分に割ると、淡い湯気が上がる。菓子はほのかに温かく、立ち昇る匂いはどこかなつかしい。
口に入れると、優しい甘さが広がった。
「……うまいです」
「本当? 私、味見でけっこう食べちゃったから、良かったら他のも食べてね」
ほっとしたような笑顔を浮かべるレンゼは、ツヴァイクにカップを差し出す。カップを満たすどろっと黒い液体からは香ばしい匂いがする。
(昔、祖母の家で出されたものに似ている……)
この丸い菓子も茶も、口にしていると子どもの頃を思い出す。父方の祖母は王国出身ではなく、ずっと北の方から嫁いできたらしい。菓子は祖母の故郷の味だった。
優しく穏やかだった祖母の笑顔をふいに思い出し、胸が温かくなるが、レンゼには言わない。
手作りの菓子を『おばあさまの味』と言われて嬉しい女性はいないだろうから。
ツヴァイクは叙任を受けて七年目の騎士。
貴族女性の警護を担うこともそれなりにあり、何を言ったらいけないのか、多少知識があった。
「このお菓子、すべて魔法で作ったのだけど、大きさがばらばらになってしまって……」
「魔法で?」
「ええ」
レンゼは色々な魔法をかけ合わせ、この丸い菓子を生成したという。
芋は手で練ったのだとツヴァイクは疑っていなかった。
「すごい……。機会があれば、見せていただきたいです」
「いいわよ」
(やはりレンゼ様はすごい魔法使いだ)
初めてレンゼと会った時に見た、花びらの渦を出す魔法も凄かった。あんなものは魔導書の事例ですら見たことがない。
彼女に尋ねたいことは色々あったが、黒い茶と一緒に飲み干す。尋問だと思われたら堪らない。
ツヴァイクはこの日も、ロファンの警護をしていた。
(……憂鬱だ)
ふんと短く鼻から息をはきだすと、ツヴァイクは斜め前にいる赤い頭を見下ろした。
ロファンは今日、王国魔法師団の視察に来ている。
わざわざ騎士の自分を護衛にしなくとも、魔法使いを呼べば案内人を兼ねることができただろう。
非効率なことをする従兄弟を睨んだ。
(……それか、何か企みでもあるのか?)
ロファンはやや子どもっぽい容姿や言動とは裏腹に、妙に勘が鋭いところがある。
(俺が魔導書や魔法を好むことを知っているのか……?)
ツヴァイクは魔導書の収集を趣味としている。子どもの頃は本気で魔法使いに憧れて、こっそり家の裏庭で魔法の練習をしたこともあった。
だが、生まれた家は歴代騎士師団長を何人も輩出してきた貴族。
魔法使いの道を選べるはずもなく、父や上の兄達と同じように騎士になった。
ロファンは、ツヴァイクの趣味を知っていて、この場に連れてきたのではないか。
(……くだらない)
今は任務の最中。
魔法使い達の演習を目にしたところで、心は動かない。
そう考えていたツヴァイクだったが。
突如、演習場に薄紅色の花びらが舞った。
演習場は灰色のタイル壁に床も乳白色のタイルという無機質な空間だった。
植物の類はなかったはずなのに、何故花びらが?
ふと前方を観ると、花びらの渦の中心に人がいた。
舞い上がる薄紅色の中で、煌びやかな金髪がなびいている。
ツヴァイクは息を呑む。
その人が花の妖精の、それも上位の存在に思えたからだ。
すぐに渦は止み、花びらは消えた。
この現象を起こしたらしい本人がこちらに向かってくる。
溢れ落ちそうなほど大きな青い瞳を揺らしながら。
『殿下! 申し訳ありません!』
『いいよいいよ、すごく綺麗だった! 新しい魔法?』
どうも彼女は魔法に失敗したらしく、何度もロファンに謝っていた。
他の魔法使い達とは違い、黒いローブで全身を包んでいる。
(……珍しいな)
王国魔法師団の魔法使いと言えば、露出の多いドレスのような制服だ。
今この場にいる魔法使いも、彼女以外は臙脂色の制服姿だった。大きく開いた胸元には魔石が輝いている。
『ねぇ、今の魔法使い可愛いと思わない? レンゼって言うんだ』
ロファンは去っていくレンゼの背を見送ったあと、片手の親指を立てながら振り返った。
そのいたずらっ子のような表情に、ツヴァイクはむしょうに腹が立った。
『……くだらない』
他の魔法使い達に聞かれぬよう、声をひそめた。
◆
それから何度もロファンに呼ばれて、ツヴァイクは王国魔法師団の視察に付き添った。
ロファンはレンゼをいつも呼び出していたが、彼女の視線がツヴァイクに向けられたことは一度もなかった。
当然だ。目の前に王太子がいるのに、護衛のほうを見ている余裕などないだろう。
それは分かっているのに、ツヴァイクはひどく残念な気持ちになる。
何故気分が沈むのか、よく分からなかった。
ロファンの客人に、自分のことを知られたいと思ったことなど、一度もないのに。
魔導書を多く取り扱う古書店で偶然レンゼと出くわしたこともあった。
声をかけたい衝動に駆られたが、彼女が取りたがっていた上段の本を代わりに取るだけに留めた。
本を渡すと、彼女は『ありがとうございます』と礼を言ってくれたが、その視線は皮表紙に注がれていた。
やはり、こちらの顔は見ていないだろう。
レンゼと接点を作りたい願望はずっとあったが、あれだけ愛らしい女性が結婚もせずずっと王国魔法師団にいるのだ。
長く付き合っている恋人がいるか、はたまた、男に興味がないのか。魔法がよほど好きなのか。
いずれにせよ、近づいても彼女を困らせるだけだろうと思い、声をかけないことにした。
レンゼはロファンから声をかけられても、眉を下げて曖昧な笑みを浮かべるばかりだった。
王族からの好意を利用しようなんて考えもしない。
(レンゼ様……)
レンゼのために自分ができることは何もなかった。
せいぜいロファンを諌めるぐらいだ。
『レンゼ様が困っているだろう。お前には妻があるのに、何故レンゼ様に構うんだ』
視察が終わるたび、ツヴァイクは毎回ロファンに注意した。
しかし、ロファンは反省した様子もなく。
『ツヴァイクはレンゼのことになるとムキになるよなぁ』
と面白そうに笑うばかりだった。
(……俺は試されていた)
レンゼへの気持ちを測られていたのだ。
自分の中では、彼女はただ気になる存在だった。
気になるだけで近づこうとは思わなかった。
王国騎士師団には毎日のように付き纏いの相談があった。
ほぼ外見しか知らない人間を気に入って、接点を持とうとすれば犯罪になりかねない。
(隠さなければ……)
もともとレンゼの存在を知っていて、気になっていたことを。
彼女から『気持ち悪い』などと思われたら、生きていけない。
◆
時は戻る。
(レンゼ様はお優しい方だな……)
多くの貴重な魔導書を目にし、興奮した自分に引くどころか、快く貸すと言ってくれたのだ。
この結婚で、レンゼの人生設計は崩れてしまっただろう。それでも自分と関わってくれる彼女の優しさに感謝しかなかった。
大量の魔導書を分別し、本棚に並べていく。
楽しく心浮かれる作業に、口覆いをした口元が綻ぶ。
(これからはこの本達と暮らせるのか)
レンゼと貴重な魔導書に囲まれた今後を思うと、胸が弾んでしまう。
彼女の心境を思えば、喜んではいけないと分かっているのだが。
(俺は従者に徹しよう)
レンゼを主人だと思い、仕えていこう。
二人の間に愛はなく、王太子の命で結ばれた身。
『愛がない』とか考えると心臓に杭を打たれた気分になるが、事実なのだから仕方がない。
せめてレンゼには『この男、使えるな』と思われたい。
「ツヴァイク、そろそろ休憩にしましょう」
「……はいっ!」
振り向くと、そこには黒いローブの上にエプロンを身につけたレンゼの姿が。
「お茶菓子も作ったの。不恰好だからちょっと恥ずかしいのだけど……」
レンゼが作ったものなら、たとえ塩の塊だろうが美味しく食べる自信があった。
手を洗い、食堂へ行くと、テーブルの上にはやや黄みがかった白くて丸い何かが置かれていた。
丸い何かは三つあったが、どれも大きさが違う。
一番大きなものは拳大あり、小さなものは一口で食べらそうな大きさだ。
(なんだこれは……?)
お茶菓子というよりも、河原に落ちている石に近しい見た目をしている。
「実家の母から芋が送られてきたの。クリームチーズと砂糖を合わせて練ったお菓子で見た目はあれだけど……味は美味しいから」
レンゼが言う材料を合わせれば、不味くなりようはない。
ツヴァイクは「お一ついただきます」と言いながら、中ぐらいの大きさの丸い菓子を手に取った。
半分に割ると、淡い湯気が上がる。菓子はほのかに温かく、立ち昇る匂いはどこかなつかしい。
口に入れると、優しい甘さが広がった。
「……うまいです」
「本当? 私、味見でけっこう食べちゃったから、良かったら他のも食べてね」
ほっとしたような笑顔を浮かべるレンゼは、ツヴァイクにカップを差し出す。カップを満たすどろっと黒い液体からは香ばしい匂いがする。
(昔、祖母の家で出されたものに似ている……)
この丸い菓子も茶も、口にしていると子どもの頃を思い出す。父方の祖母は王国出身ではなく、ずっと北の方から嫁いできたらしい。菓子は祖母の故郷の味だった。
優しく穏やかだった祖母の笑顔をふいに思い出し、胸が温かくなるが、レンゼには言わない。
手作りの菓子を『おばあさまの味』と言われて嬉しい女性はいないだろうから。
ツヴァイクは叙任を受けて七年目の騎士。
貴族女性の警護を担うこともそれなりにあり、何を言ったらいけないのか、多少知識があった。
「このお菓子、すべて魔法で作ったのだけど、大きさがばらばらになってしまって……」
「魔法で?」
「ええ」
レンゼは色々な魔法をかけ合わせ、この丸い菓子を生成したという。
芋は手で練ったのだとツヴァイクは疑っていなかった。
「すごい……。機会があれば、見せていただきたいです」
「いいわよ」
(やはりレンゼ様はすごい魔法使いだ)
初めてレンゼと会った時に見た、花びらの渦を出す魔法も凄かった。あんなものは魔導書の事例ですら見たことがない。
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