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第二章
若い男 ※
後半部から攻略可能となるメノとは、割と簡単に寝ることができる。
でなければ、ユーザーは今更攻略キャラクターを変えたり増やしたりしないだろう。
登場が遅いキャラクターは、軽くつまみ食いできるぐらいでちょうどいい。
ティキレは自分の部屋にメノを誘った。
侍女長の部屋は壁が厚く、明らかに平の侍女とは待遇が違った。
より男を連れ込みやすい環境になった。
(侍女長なんて、最初は面倒くさいって思ったけど、遊びやすくなってラッキー!)
前半部のメノはまだ十代だったため、手出しはできなかったが、後半部では外見はそのままに合法的に寝れた。
エルトリウスのような屈強な男に抱かれるのはもちろん楽しいが、たまには少年のあどけなさを残した男と肌を重ねたいと思う。
(メノはどうしようかしら……私から攻めるのもいいけれど、メノから攻めさせてもいいわよね)
ティキレの頭の中ではありとあらゆる体位が浮かぶ。きめ細やかなメノの肌を想像するだけで、口端から涎が溢れそうになった。
◆
「あっああっ、あっ、あんっ……!」
寝台の上に四つん這いになったティキレは、背後からぶつけられる若い劣情を一身に受けていた。
メノは男としては華奢に見えたが、全身鋼のように鍛えあげられた肉体の持ち主だった。
腰使いは素晴らしく、素早く的確に股間を打ちつけてくる。
その動きに無駄はなく、ティキレは震える手で敷布を握りしめた。
(すごい……すごいっ……!)
メノの雄はエルトリウスのように長大ではないが、ほどほどに大きく、癖のない見た目をしていた。
だが、硬さの持続力と上向く力はずば抜けている。
そして何より、メノには体力と俊敏さがある。
ずっと腰を振り続けているというのに、息一つ切らさない。
ティキレはたえだえしているというのに。
「……侍女長、気持ちいいですか?」
「あっあっ! いいのっ、いいのぉ……!」
少年のような少し高い声で囁かれると、膣が戦慄いた。メノの硬い陰茎に、濡れた膣壁がまとわりつく。
(あー……、やっぱり若い男って最高だわ)
結婚をせがんできたり、遊ばれたと恨みがましい視線を向けられることもない。
ただただ性欲を満たすことに集中できる。
メノは性交に慣れていた。彼のテキストを担当していたわけではないので、すみずみまで設定を知っているわけではないが、きっと任務遂行のためなら寝ることも厭わないキャラクターなのだろう。
(……いいわね)
エルトリウスの重たい感情を日々ぶつけられていると、たまには感情ぬきの行為がしたくなる。
ねっとり甘いものを食べていると、酸っぱいものが食べたくなるのに似ているかもしれない。
エルトリウスが焼き芋なら、メノはレモンシャーベットだ。
「はっ、はっ、もっとっ、もっと強くっ、強く突いて……っ!」
口を半開きにして、全身に汗を滴らせる。
自らも腰を振り、行為をねだると身体が軽くなるような錯覚に陥る。
(私、生きてる。最高に生きてる……!)
また視界に黒いものがぱっと散る。
喉の奥から、悲鳴があがった。
「……んっ」
話し声がする。ティキレは薄目を開ける。
メノと性交していたはずだが、途中で気を失ってしまったようだ。
見上げると、そこにはすっかり身支度を整えたメノと、白髪が混じる紳士がいた。
(……レンデルブルグ)
宰相のレンデルブルグだ。何故こんなところに。
起き上がって問いたかったが、身体が鉛のように重くて腕一つ動かせなかった。
「……よくやった、メノ。戻っていいぞ」
「はい」
メノは足音一つさせることなく、部屋から出ていく。
二人のやりとりを見るに、どうも自分は嵌められたらしい。
だが、ティキレに怒りの感情はない。
(……まぁいいか、楽しかったし)
メノの若い身体はしっかり堪能できた。
それにFOLLOWedのヒロインに破滅エンドはないのだ。
どうふるまったって、形はどうであれ、最終的には幸せを掴む。
(レンデルブルグはこれから私に何をするのかしら?)
このまま犯してくれるのなら万々歳だ。
尋問もあまり好みではないが、美しい初老の紳士に淡々と詰められるのも悪くない。
これからの展開を期待すると、下腹の奥が疼いた。
でなければ、ユーザーは今更攻略キャラクターを変えたり増やしたりしないだろう。
登場が遅いキャラクターは、軽くつまみ食いできるぐらいでちょうどいい。
ティキレは自分の部屋にメノを誘った。
侍女長の部屋は壁が厚く、明らかに平の侍女とは待遇が違った。
より男を連れ込みやすい環境になった。
(侍女長なんて、最初は面倒くさいって思ったけど、遊びやすくなってラッキー!)
前半部のメノはまだ十代だったため、手出しはできなかったが、後半部では外見はそのままに合法的に寝れた。
エルトリウスのような屈強な男に抱かれるのはもちろん楽しいが、たまには少年のあどけなさを残した男と肌を重ねたいと思う。
(メノはどうしようかしら……私から攻めるのもいいけれど、メノから攻めさせてもいいわよね)
ティキレの頭の中ではありとあらゆる体位が浮かぶ。きめ細やかなメノの肌を想像するだけで、口端から涎が溢れそうになった。
◆
「あっああっ、あっ、あんっ……!」
寝台の上に四つん這いになったティキレは、背後からぶつけられる若い劣情を一身に受けていた。
メノは男としては華奢に見えたが、全身鋼のように鍛えあげられた肉体の持ち主だった。
腰使いは素晴らしく、素早く的確に股間を打ちつけてくる。
その動きに無駄はなく、ティキレは震える手で敷布を握りしめた。
(すごい……すごいっ……!)
メノの雄はエルトリウスのように長大ではないが、ほどほどに大きく、癖のない見た目をしていた。
だが、硬さの持続力と上向く力はずば抜けている。
そして何より、メノには体力と俊敏さがある。
ずっと腰を振り続けているというのに、息一つ切らさない。
ティキレはたえだえしているというのに。
「……侍女長、気持ちいいですか?」
「あっあっ! いいのっ、いいのぉ……!」
少年のような少し高い声で囁かれると、膣が戦慄いた。メノの硬い陰茎に、濡れた膣壁がまとわりつく。
(あー……、やっぱり若い男って最高だわ)
結婚をせがんできたり、遊ばれたと恨みがましい視線を向けられることもない。
ただただ性欲を満たすことに集中できる。
メノは性交に慣れていた。彼のテキストを担当していたわけではないので、すみずみまで設定を知っているわけではないが、きっと任務遂行のためなら寝ることも厭わないキャラクターなのだろう。
(……いいわね)
エルトリウスの重たい感情を日々ぶつけられていると、たまには感情ぬきの行為がしたくなる。
ねっとり甘いものを食べていると、酸っぱいものが食べたくなるのに似ているかもしれない。
エルトリウスが焼き芋なら、メノはレモンシャーベットだ。
「はっ、はっ、もっとっ、もっと強くっ、強く突いて……っ!」
口を半開きにして、全身に汗を滴らせる。
自らも腰を振り、行為をねだると身体が軽くなるような錯覚に陥る。
(私、生きてる。最高に生きてる……!)
また視界に黒いものがぱっと散る。
喉の奥から、悲鳴があがった。
「……んっ」
話し声がする。ティキレは薄目を開ける。
メノと性交していたはずだが、途中で気を失ってしまったようだ。
見上げると、そこにはすっかり身支度を整えたメノと、白髪が混じる紳士がいた。
(……レンデルブルグ)
宰相のレンデルブルグだ。何故こんなところに。
起き上がって問いたかったが、身体が鉛のように重くて腕一つ動かせなかった。
「……よくやった、メノ。戻っていいぞ」
「はい」
メノは足音一つさせることなく、部屋から出ていく。
二人のやりとりを見るに、どうも自分は嵌められたらしい。
だが、ティキレに怒りの感情はない。
(……まぁいいか、楽しかったし)
メノの若い身体はしっかり堪能できた。
それにFOLLOWedのヒロインに破滅エンドはないのだ。
どうふるまったって、形はどうであれ、最終的には幸せを掴む。
(レンデルブルグはこれから私に何をするのかしら?)
このまま犯してくれるのなら万々歳だ。
尋問もあまり好みではないが、美しい初老の紳士に淡々と詰められるのも悪くない。
これからの展開を期待すると、下腹の奥が疼いた。
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