転生王子はスライムを育てたい ~最弱モンスターが世界を変える科学的飼育法~

宵町あかり

文字の大きさ
51 / 110

第51話 真実への推理

しおりを挟む
 朝日が差し込む遺跡の一室で、レオンは文献と証拠を机の上に並べていた。古代文献、魔力痕跡の結晶、破壊された遺跡の図面——それらは整然と配置され、まるで研究室のようだった。レオンの目には真剣な光が宿っている。研究者としてのモード——前世で培った科学的思考を、この世界の謎解明に注ぎ込むために。

「科学的に、真実を証明します」

 静かな宣言だったが、その言葉には強い決意が込められていた。

 五体とシグレが机を囲む。エオリアは少し離れた場所で、緊張しながらも期待の眼差しを向けていた。

(この少年なら...500年間誰も気づいてくれなかった真実に、きっと辿り着いてくれる。レオンの目は嘘をつかない。あの優しさと、あの探究心。この二つが揃えば、きっと——)

 かすかな希望が、エオリアの凍りついた心を溶かし始めていた。

 レオンが文献を一つずつ手に取りながら、まるで宝物を扱うように丁寧に眺める。

「まず、これらの証拠を検証します」

 前世の推理手法——ステップバイステップで真実に近づく方法を、この世界でも実践する。科学者として、論理的に、一つずつ。

(証拠を積み重ねれば、必ず真実が見える。前世で学んだ科学的手法——仮説を立て、検証し、結論を導く。この方法は、この世界でも通用するはずだ。感情に流されず、でも人を信じる。論理と温かさの両立——それが、僕のやり方だ)

 レオンの内面では、科学者としての魂と人間としての温かさが、完璧なバランスで共存していた。

 フィルミナが優しく問いかける。

「レオン様、私たちにもわかるように説明してくださいね」

 レオンが柔らかく微笑みながら頷く。

「はい。一緒に考えましょう」

 地上では、ガルヴァンが通信魔法で報告を受けていた。

「殿下が科学的推理を開始!」

「これが軍事作戦の戦略会議か!」

 メルキオールが祈りを捧げる。

「神の裁きが始まる...」

 チェン・ロンが算盤を弾く。

「殿下の新ビジネス手法...興味深い」

---

 レオンが最初の文献を広げると、古い羊皮紙の匂いが部屋に漂った。

「まず、時系列を整理します」

 机の上に、古代の記録を並べていく。日付が記された羊皮紙、石板、魔法で保存された書物——それらを年代順に配置しながら、レオンは指先で丁寧に文字を追っていく。その様子は、まるで考古学者が遺物を調べるかのようだった。

「この文献によれば...」

 レオンが一つの文献を指さすと、その表情が真剣さを増していく。

「『500年前、冬至の日、午前10時。エオリアが遺跡にて五体を攻撃』」

 具体的な日時が記載されている。証拠としては明確だった。しかし、レオンの目には疑問の色が浮かんでいる。

「でも」

 別の石板を取り出しながら、レオンは慎重に言葉を選ぶ。

「この石碑には、こう刻まれています」

「『同じ日の午前10時、エオリアは西の遺跡にて調和の祈りを捧げる』」

 室内に静寂が訪れる。

 シグレが驚いた表情を浮かべ、石碑に手を触れた。その手が微かに震えている。

「確かに...この石碑は古い時代のものです」

 レオンは机に地図を広げ、二つの場所を示した。彼の指が地図上を移動する——一方から、もう一方へ。

「ここと、ここ」

「距離にして、約50キロメートル」

「移動には、当時の交通手段で半日はかかる」

 論理的に、冷静に、でも明確に。レオンの声には確信が込められていた。

「エオリアは同時に二箇所にいることはできません」

 フィルミナが理解の光を目に宿しながら、その意味を確かめるように言葉にする。

「つまり...どちらかの記録が嘘?」

 レオンが頷きながら、石碑と羊皮紙を見比べる。

「そうです。そして、この石碑の方が古い記録です」

「つまり、裏切り者という記録は——」

 間を置いて、結論を告げる。

「後から挿入された可能性が高い」

 エオリアが驚いたように目を見開き、両手で口元を覆った。

「本当に...調べてくれている」

 涙が滲む。誰も気づいてくれなかった矛盾。この少年は、最初から冷静に分析していた。

(一つ一つ、丁寧に。真実は必ず見つかる。前世の恩師が教えてくれた——「データは嘘をつかない。正しく分析すれば、必ず答えは出る」。その言葉を、今こそ実践する時だ。この世界にも、科学的手法が通用することを証明する。そして何より、エオリアの無実を証明する——)

 レオンの心の中で、科学者としての信念が燃えていた。感情ではなく、論理で。証拠で、真実を証明する。でも、その根底には温かい想いがある——エオリアを救いたいという、純粋な願い。

---

 レオンが次の証拠を手に取ると、淡い光を放つ結晶が室内を柔らかく照らした。

「次に、この魔力結晶を調べます」

 エオリアの魔力が残されているとされるもの。これが本物なら、彼女の有罪を示す決定的な証拠になる。

 シグレが魔力を感じ取るために手を翳し、目を閉じた。数秒の沈黙——集中した表情で魔力のパターンを読み取っている。

「確かに...エオリアの魔力と似ています」

「でも」

 レオンは結晶を光にかざしながら、魔法の顕微鏡で魔力のパターンを観察した。その目が、何かを捉える。前世の知識が、この世界の魔力理論と結びついていく。

「周波数が、少しずれています」

 前世の知識が働く。レオンは説明を始めた。まるで大学の講義のように、でも優しく、わかりやすく。

「前世では、DNAという遺伝情報がありました」

「それをコピーする技術も存在した」

「でも、完全なコピーは難しく、必ず微妙なエラーが生じる」

 シグレの表情が驚きから理解へと変わっていく。目を見開き、まるで新しい世界が開けたかのように。

「魔力も同じ原理...?」

 レオンは頷きながら、結晶を丁寧に机に置いた。

「この結晶の魔力は、本物ではありません」

「模倣された魔力——コピーです」

 シグレは急いで別の文献を取り出すと、ページをめくりながら探していた知識を見つけた。その顔が興奮で紅潮している。

「古代魔法に『魔力写像』という技術があります」

「対象の魔力パターンを記録し、再現する」

「ただし、殿下のおっしゃる通り...完全なコピーは不可能」

「微妙なずれが生じる——まさに、この結晶のように」

 レオンは結論を告げた。その声は静かだが、確信に満ちていた。

「つまり、誰かがエオリアの魔力をコピーし」

「それを使って五体を攻撃した」

 クリスタが震える声で言う。手が小刻みに震え、涙が頬を伝っている。

「じゃあ、エオリアは...」

 レオンは優しく頷きながら、クリスタの肩に手を置いた。

「濡れ衣です」

(こんなに...真剣に調べてくれる人は初めて。500年間、誰も信じてくれなかった。誰も、この矛盾に気づいてくれなかった。でも、レオンは違う。この少年は、科学者として、そして人として——私を信じて、真実を探してくれている。温かさが胸に広がる。もしかしたら、本当に無実が証明されるかもしれない)

 エオリアの心が、温かくなっていく。500年間凍りついていた心が、少しずつ溶けていく。

 地上では、ガルヴァンが叫んでいた。

「敵兵器の複製技術だ!軍事機密!」

 メルキオールが祈る。

「神の力を複製...これは冒涜では」

 チェン・ロンが興奮する。

「特許申請急げ!世界初!」

---

 レオンは机を見つめ、深く息を吐いた。推理の核心——動機の検証に入る時だった。

「そして、最も重要な点——動機」

 エオリアを真正面から見る。その目は優しく、でも真剣だった。

「エオリアが五体を攻撃する理由が、どこにもありません」

「むしろ、あなたは六体共鳴を望んでいた」

 エオリアの証言を思い出しながら、レオンは言葉を紡ぐ。

「『私は...ずっと孤独だった』」

「家族を求めていた人が、なぜ家族を傷つける?」

 論理的に、でも温かく。

「動機がない行動は、不自然です」

「誰かが、あなたを陥れた」

 マリーナは理解の表情を浮かべ、拳を強く握りしめた。

「確かに...エオリアに理由がない」

 テラも静かに、でも確信を込めて付け加える。

「記憶を調べても、攻撃の動機が見当たらない」

 レオンは次の証拠を取り出すと、それを光にかざして細部を確認し始めた。古代文献——しかし、何かが不自然だった。

「そして、この文献をよく見てください」

 古代文書を広げ、細部を指摘する。その指先が、インクの色の微妙な違いを示していく。

「インクの新しさ——古代文書にしては、インクが新しい」

 羊皮紙を光にかざすと、透けて見える繊維の構造が明らかになった。

「紙質も、他の文献と微妙に違います」

「そして、この筆跡」

 文字を丁寧に追う。レオンの目が、筆跡の微妙な変化を捉えていく。

「途中で、書き方の癖が変わっています」

 シグレは驚きの声を上げ、文献に顔を近づけた。その表情には、学者としての興奮が浮かんでいる。

「確かに...言われてみれば」

 レオンは結論を告げた。声は静かだが、その言葉には重みがあった。

「この文献は、後から挿入された」

「偽造された証拠です」

(真実は、論理の先にある。感情に流されず、証拠を積み重ねる。前世で学んだ科学的手法が、この世界でも通用する。でも、それだけじゃない。人を信じる心——それがなければ、真実は見つからない。エオリアを信じている。その気持ちが、僕を導いてくれる)

 科学者としての魂が、レオンを突き動かしていた。感情に流されず、でも人を信じる。そのバランスを保ちながら。

 そして、最後のステップ。

「では、誰が?何のために?」

 別の文献を広げ、レオンは古い記述を指さした。

「この古い記録には『秩序を守る者たち』という記述があります」

「変化を恐れる組織」

「六体共鳴を阻止したい者たち」

 シグレが補足する。その声には、不安と確信が混ざっていた。

「古代の秘密結社『秩序の監視者』...伝説だと思われていましたが」

 レオンは全ての証拠を見渡し、パズルのピースが完全に揃ったことを確信した。

「真犯人は...秩序組織」

「彼らがエオリアの魔力をコピーし、五体を攻撃した」

「そして、証拠を偽造してエオリアを陥れた」

「六体の集合を防ぐために」

(殿下の推理力...恐ろしいほどだ。論理的で、説得力があり、しかも温かい。科学者としての冷静さと、人間としての温もりが完璧に融合している。前世で培った知識を、この世界の魔法理論と結びつけ、真実を導き出す——これほどの才能を持つ方が、我が国の王子でいらっしゃることを、心から誇りに思う)

 シグレは内心で感嘆していた。レオンの推理を見守りながら、その才能の深さに改めて驚かされていた。

 エオリアが涙を流す。両手で顔を覆い、肩が震えている。

「本当に...無実が証明された」

 500年間の重荷が、ようやく下りていく。

 レオンが優しく微笑む。

「魔力コピー理論...科学的に面白い!」

 地上では、ガルヴァンが興奮していた。

「殿下の新戦略だ!」

 メルキオールが祈る。

「神の力を...」

 チェン・ロンが算盤を弾く。

「独占契約の準備!」

---

 静寂が訪れた。

 推理が完了し、真実が明らかになった。でも、まだ語られていないことがある。

 エオリアがゆっくりと立ち上がると、その体が微かに震えていた。500年間封じていた真実を、ついに語る時が来た。

「レオン...みんな」

 震える声——でも、もう逃げない。

「あの日...私は確かに遺跡にいた」

「五体と会う予定だった。調和を深めるために」

「でも、突然...五体が攻撃された」

 涙が頬を伝う。

「私の魔力が、使われていた」

「でも、私じゃない。誰かが私の力をコピーして...」

 フィルミナは近づいて、エオリアの両手を優しく握った。その手は温かく、力強かった。

「エオリア...」

 エオリアは続けた。もう止まらない——500年間の想いが、言葉となって溢れ出していく。

「証拠が全て、私を指していた」

「誰も信じてくれなかった」

「戦えば、もっと誰かを傷つける」

「だから...」

 声が詰まる。

「自分が消えれば、平和が保たれると思った」

 自主的追放の真実。

「遺跡に封印した。誰も来ないように、結界を張った」

「300年後...記憶も薄れていった」

「でも、罪の意識だけは消えなかった」

 500年間の孤独——その重みが、言葉に込められていた。

 フィルミナはエオリアを抱きしめた。涙を流しながら、その背中を優しく撫でる。

「あなたは...犠牲者だったのね」

「ごめんなさい。私たちの前の世代が、あなたを守れなくて」

(私たちが、もっと早く気づいていれば。リーダーとして、守るべき仲間を守れなかった先代たちの過ちを、私は繰り返さない。今度こそ、エオリアを守る)

 リーダーとしての後悔と決意が、フィルミナの心を締め付ける。

 クリスタは涙を流しながら、エオリアの手を握った。その手は温かく、力強かった。

「私と同じ...濡れ衣を着せられた」

「でも、もう一人じゃない」

 テラも静かに手を差し伸べた。その目には、深い理解と共感が宿っている。

「記憶が...蘇ってきた」

「あの日、確かに不自然な魔力を感じた」

 マリーナは明るく、でも涙声で言った。いつもの元気さと、今の感動が混ざり合っている。

「もう二度と、一人にしない!」

 リヴィエルは剣を地面に突き立てながら、騎士としての誓いを立てた。その声は力強く、決意に満ちている。

「誓います。あなたを守ると」

 五人がエオリアを囲む。温かい抱擁——家族の絆。

 レオンも優しく言葉をかけた。その声は柔らかく、でも確信に満ちていた。

「エオリア、もう大丈夫」

「真実は証明された」

「君は、何も悪くない」

「これから先、一緒に生きよう」

 レオンと五人が手を繋ぐ。レオンの手が、エオリアの手に触れる。そしてフィルミナ、マリーナ、テラ、クリスタの手も——レオンと五体の手が、一つの円を作った。リヴィエルは少し離れた場所で、温かく見守っている。

 五色の光——フィルミナの白い炎、マリーナの青い水流、テラの茶色い大地、クリスタの青い氷、そしてエオリアの銀色の風。それぞれの魔力が輝き始め、美しい光の帯を作る。

 そして、レオンの魔力が中心で全てを包み込んだ——調和を生み出す力。

 五体共鳴——今度は、悲しみではなく喜びの光。調和が、優しく輝いた。部屋全体が温かい光に包まれ、まるで祝福されているかのようだった。

(ようやく...500年間の重荷が下りた。この温かさ、この光——ずっと求めていたもの。家族と呼べる人たち。信じてくれる人たち。もう一人じゃない。レオンが証明してくれた。みんなが信じてくれた。この喜びは、500年間味わえなかった、本当の幸せだ)

 エオリアの心が、本当の意味で解放される。

(家族...本当の家族ができた。もう失いたくない。この温もりを、この絆を。今度こそ、みんなと一緒に生きていく。逃げない。戦う。真実を守るために)

 温もり——それは、500年ぶりに訪れた、本当の光だった。

---

 感動の後、現実に戻る。

 レオンが真剣な表情で言う。

「秩序組織...まだ存在している可能性が高い」

「エオリアの無実を、公に証明しなければ」

「そして、彼らの陰謀を暴く」

「六体共鳴の真の意味を、世界に示す」

 フィルミナは頷きながら、リーダーとしての決意を瞳に宿した。その表情には、強さと優しさが同居している。

「私たちも戦います」

 リヴィエルは剣を掲げた。その動作は力強く、騎士としての誇りに満ちている。

「組織との戦い、覚悟は出来ています」

 クリスタは強く言った。いつもの優しさの中に、確固たる決意が込められている。

「エオリアを、絶対に守る」

 マリーナも明るく、でも真剣に宣言した。

「みんなで力を合わせれば!」

 テラは静かに、でも力強く言葉を紡ぐ。

「共鳴の力で、真実を示そう」

 エオリアは涙を拭い、決意を込めて言った。その声には、もう迷いがなかった。

「私も...もう逃げない」

「みんなと一緒に、戦う」

「真実を、証明する」

 遺跡の外——木々の影に、黒いローブの人物たちが立っていた。

「六体が集結した...予想通りだ」

「次の段階に移る」

「秩序の名の下に、彼らを排除する」

 リーダー格の人物が指示を出す。

「襲撃部隊、準備せよ」

 不穏な気配が、遺跡を包み始めていた。

 レオンが皆に告げる。

「まずは、王都に帰還して対策を」

「秩序組織の調査、学術的に興味深い!」

 地上では、ガルヴァンが興奮していた。

「国際テロ組織掃討作戦だ!」

 メルキオールが祈る。

「異端審問の始まりか...」

 チェン・ロンが算盤を弾く。

「組織壊滅後のビジネスチャンス!」

 レオンが首を傾げる。

「え、そういう話じゃ...」

 でも、六体は温かく微笑んでいた。

 家族がいる。真実がある。

 これから先、どんな困難が待っていても——

(真実を守る。それが、僕の使命。前世で学んだ科学的手法と、この世界で得た仲間たち。その両方が揃えば、どんな敵にも負けない。エオリアを守る。みんなを守る。そして、六体共鳴の本当の意味を、世界に示す)

 レオンの決意が、朝日に照らされて輝いていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

転生辺境の雑用兵、知らぬ間に世界最強になっていた件 〜追放されたけど美女たちに囲まれて安寧生活〜

eringi
ファンタジー
辺境軍の雑用兵として転生した青年・レオン。異世界に転生したのに、剣も魔法も地味でパッとしない日々。ところが彼の“地味な努力”が、実は世界の理をゆるがすほどの能力だと気づく者が次々と現れる。貴族令嬢、魔族の姫、神官少女──気づけばハーレム状態に。追放された元仲間が破滅していく流れの中、本人だけは「俺、そんな強いかな?」と首をかしげる。無自覚最強×ざまぁ×追放後スローライフ×英雄伝説が交錯する、異世界逆転ストーリー。

世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~

きよらかなこころ
ファンタジー
 シンゴはある日、事故で死んだ。  どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。  転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。  弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん
ファンタジー
主人公は俺、43歳独身久保田トシオだ。 人生に疲れて自ら命を絶とうとしていた所、それに失敗(というか妨害された)して異世界に辿り着いた。 最初は夢かと思っていたこの世界だが、どうやらそうではなかったらしい、しかも俺は魔物使いとか言う就いた覚えもない職業になっていた。 おまけにそれが判明したと同時に雑魚魔物使いだと罵倒される始末……随分とふざけた世界である。 だが……ここは現実の世界なんかよりもずっと面白い。 俺はこの世界で仲間たちと共に生きていこうと思う。 これは、そんなしがない中年である俺が四苦八苦しながらもセカンドライフを楽しんでいるだけの物語である。 ……分かっている、『図鑑要素が全くないじゃないか!』と言いたいんだろう? そこは勘弁してほしい、だってこれから俺が作り始めるんだから。 ※他サイト様にも同時掲載しています。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...