転生王子はスライムを育てたい ~最弱モンスターが世界を変える科学的飼育法~

宵町あかり

文字の大きさ
108 / 110

第108話 炎と氷の対話

しおりを挟む
 朝の光が、火山地帯の入口を照らす。

 レオン、フィルミナ、クリスタの三人が、高台に立っていた。

 目の前には、広大な火山地帯が広がっている。赤黒い溶岩が激しく流れ、その熱が空気を歪ませている。火山灰が舞う空は暗く、遠くに見える巨大な火山の頂上からは黒い煙が立ち昇っていた。大地は黒と赤に染まり、溶岩の川が複雑な模様を描いている。

 レオンが、その光景に息を呑む。フィルミナの白い炎が、反応するように微かに揺れ、クリスタの氷が静かに輝いている。

 レオンが、装備を確認しながら言う。

「準備はいい?今日から、本格的な調査だ」

 フィルミナが、力強く頷く。

「はい、レオン様」

 クリスタが、静かに答える。

「ええ。参りましょう」

 三人が、火山地帯の中へと足を踏み入れる。

---

 火山地帯の内部は、予想以上に過酷だった。

 熱気が、三人を包み込む。耐熱服を着ていても、その暑さは容赦なく襲いかかってくる。足元の大地は黒く焼け焦げ、所々から蒸気が噴き出している。

 レオンが、冷却用の魔道具を起動する。青白い光が、三人の周囲に広がり、熱気を和らげていく。

 フィルミナが、周囲を警戒する。

「『憤怒の牙』の気配が...昨日よりも強いですわ」

 クリスタが、冷静に分析する。

「ええ。火山の中心に近づくほど、さらに強くなるでしょう」

 レオンが、研究者の目で観察する。魔素測定器を取り出し、周囲の魔素濃度を測定していく。針が、大きく振れている。

 レオンが、興奮した様子で言う。

「すごい...魔素濃度が、王都の10倍以上だ!」

 フィルミナとクリスタが、レオンの様子に微笑む。危険な場所でも、研究に没頭するレオンらしい反応だった。

 この魔素濃度...『憤怒の牙』の影響だけでなく、火山活動そのものが魔素を生み出している可能性がある。地下のマグマと魔素の関係を調べたい。

 でも、まずはフィルミナとクリスタの安全を最優先にしなければ。二人を危険に晒すわけにはいかない。慎重に、一歩ずつ進もう。そして、この環境が二人にどう影響するか、しっかり観察する。

 レオンは二人の様子を確認するように見つめる。

「二人とも、体調は大丈夫?」

 フィルミナが、自分の炎を見ながら答える。

「はい。むしろ、私の炎が活性化しているような...」

 クリスタは冷静に状況を分析して頷く。

「私の氷も、熱を吸収してより強固になっています」

 レオンが、その反応に目を輝かせる。

「面白い!炎は熱に反応し、氷は熱を吸収する...対極の属性が、同じ環境に異なる反応を示している!」

 フィルミナとクリスタが、互いに視線を交わす。レオンの研究者モードが始まった。二人は、それを微笑ましく見守る。

 しばらく歩くと、目の前に大きな溶岩の川が現れた。

---

 溶岩の川は、幅が約10メートル。激しく流れる溶岩が、赤い光を放っている。熱気が、さらに強まる。

 レオンは川の流れを観察しながら言う。

「これを越えなければ、先に進めない」

 フィルミナは空を見上げて提案する。

「私の炎で、空を飛ぶことは...」

 レオンは火山灰が濃く舞う上空を見て、首を横に振る。

「上空は火山灰が濃い。視界が悪すぎる。地上を進む方が安全だ」

 クリスタが、溶岩の川を見つめる。

「氷の橋を作ります」

 クリスタが、両手を前に出す。氷の魔力が集まり、溶岩の川の上に氷の橋が形成されていく。透明で美しい氷の橋。

 しかし。

 溶岩の熱が、氷の橋を溶かし始める。氷が蒸気となり、消えていく。

 クリスタは集中を高めて魔力を増す。

「もっと強固に...!」

 しかし、溶岩の熱は強すぎる。氷の橋が、すぐに崩れてしまう。

 私の氷だけでは...この溶岩の熱には勝てない。300年間、多くの環境で氷を使ってきた。でも、この火山地帯の熱は、私の経験を超えている。

 でも、今の私には、フィルミナがいる。対極の調和がある。炎と氷、正反対の力が一つになる。Episode 107で、私たちはその力を確認した。今こそ、その調和を活かす時だ。

 フィルミナは自分の手のひらの炎を見つめる。

 私の白い炎...熱ではなく、冷却もできる。Episode 107で学んだ。対極の調和で、クリスタと力を合わせれば...

 フィルミナはクリスタに視線を向けて呼びかける。

「クリスタ、一緒に」

 クリスタが、フィルミナの意図を理解する。

「対極の調和...ですわね」

 二人が、互いに頷く。

 フィルミナの白い炎とクリスタの氷が、同時に発動する。

 白い炎が、氷の橋を包み込む。炎が熱ではなく、冷却の力を発揮する。氷がその冷却を受け止め、溶岩の熱に耐える。

 紫色の波動が生まれる。

 氷の橋が、紫色の波動に包まれる。

 レオンが、その様子を観察する。

「すごい...対極の調和が、物理的な構造物の安定化に貢献している!」

 フィルミナとクリスタが、力を込める。

 氷の橋が、完全に安定する。溶岩の熱にも耐え、紫色の波動が橋を守っている。

 フィルミナが、レオンに言う。

「レオン様、橋が安定しました。渡れますわ」

 レオンは紫色の波動に包まれた橋の美しさに見入りながら言う。

「完璧だ。二人の調和が、こんな形で発揮されるなんて...」

 レオンが、ノートに記録する。

「対極の調和による物理構造の安定化...これは重要な発見だ!」

 三人が、慎重に氷の橋を渡る。

 紫色の波動が、橋を守り続ける。

 無事に対岸に到着した。

 フィルミナとクリスタが、互いに微笑む。

「やりましたわ」

 クリスタは満足そうに頷いて応える。

「ええ。私たちの調和が、また深まりました」

 レオンは二人の成功を心から喜んで感謝する。

「ありがとう。君たちの力があれば、どんな困難も乗り越えられる」

---

 さらに奥へと進む。

 突然。

 北の方角から、強烈な赤黒い気配が襲いかかってきた。

 それは、昨日感じた気配よりもはるかに強い。憤怒の気配。怒り、焦り、不安...全てが混ざり合った、圧倒的な負の感情。

 レオンが、気配を感じて叫ぶ。

「...っ!この気配...昨日よりも強い!」

 フィルミナの白い炎が、激しく赤く染まる。

「...レオン様...私の炎が...!」

 フィルミナの炎が、暴走しかける。Episode 107の時と同じ。いや、それ以上に激しい。

 クリスタが、即座に反応する。

「フィルミナ!」

 クリスタの氷が、フィルミナの炎を包み込む。冷却の力が、暴走を抑える。

 レオンが、二人の肩に手を置く。

「二人とも、僕を見て!」

 魔素が、レオンから二人へと流れ込む。

 フィルミナの炎が、徐々に白に戻る。クリスタの氷が、その冷却を続ける。

 紫色の波動が、三人を包み込む。

 赤黒い気配が、紫色の波動に触れる。

 そして、押し返される。

 紫色の波動が、赤黒い気配を押し戻していく。

 フィルミナは全身に力を込めて耐える。

 私は...負けない。『憤怒の牙』の気配が、私の炎を暴走させようとしている。でも、クリスタがいる。レオン様がいる。

 私たちの絆は、どんな負の感情よりも強い。Episode 107で学んだ。対極の調和は、互いを支え合う力。だから、私は負けない。白い炎の力を信じて、クリスタとの調和を深めて、レオン様を必ず守る。

 クリスタは冷静さを保って氷の力を制御する。

 この気配...300年前、私が感じたことのない強さ。でも、今の私は一人じゃない。フィルミナがいる。レオン様がいる。

 私たちの調和は、確かに成長している。冷静に、氷の力を制御する。フィルミナの炎を支える。そして、この気配を押し返す。私の300年の経験を、今こそ活かす時だ。

 レオンは全力で魔素を二人に注ぎ込む。

 この気配...『憤怒の牙』の影響が、ここまで強いとは。でも、僕たちには調和がある。フィルミナとクリスタの絆を信じる。

 僕の魔素を、全て二人に注ぐ。そして、この危機を乗り越える。三人で、必ず。

 紫色の波動が、さらに強まる。

 赤黒い気配が、完全に押し返される。

 そして、北へ向かって消えていく。

 三人が、深く息をつく。

 フィルミナは自分の手のひらの炎を見つめる。完全に白に戻っている。

「...レオン様、クリスタ...ありがとうございます」

 クリスタは穏やかに頷いて応える。

「お互い様ですわ」

 レオンは二人の様子を確認して言う。

「Episode 107の経験が活きたね。でも、火山の中心に近づくほど、気配は強くなる。警戒を怠らないようにしよう」

 フィルミナとクリスタが、力強く頷く。

「はい」

「ええ」

---

 さらに進むと、大きな洞窟の入口が見えてきた。

 洞窟の中から、赤い光が漏れている。

 レオンは不思議そうに赤い光を見つめて呟く。

「あの光...何だろう」

 フィルミナが、警戒しながら言う。

「慎重に進みましょう」

 クリスタは静かに同意して頷く。

「ええ。私が先に偵察します」

 三人が、洞窟の中へと入る。

 洞窟の中は、赤い光に満ちていた。壁面には特殊な鉱石が埋め込まれ、それが『憤怒の牙』の魔素を吸収して赤く発光している。空気は熱く、でも不思議と息苦しくない。

 レオンが、その光景に目を輝かせる。

「すごい...これは、魔素吸収鉱石だ!」

 レオンが、壁面に近づき、鉱石を観察する。研究者としての興奮が、顔に表れている。

「この鉱石が、『憤怒の牙』の魔素を吸収して発光している...素晴らしい!」

 フィルミナとクリスタが、レオンの様子を微笑ましく見守る。危険な火山洞窟の中で、研究に没頭するレオン。それが、いつものレオンだった。

 レオンが、採取道具を取り出す。

「サンプルを採取しよう。この鉱石を研究すれば、『憤怒の牙』の魔素を制御する方法が見つかるかもしれない」

 フィルミナが、周囲を警戒しながら言う。

「レオン様、私とクリスタが警戒しています。ゆっくり採取してくださいませ」

 レオンは二人の支援に感謝の笑みを浮かべる。

「ありがとう」

 レオンが、慎重に鉱石のサンプルを採取する。専用の容器に入れ、魔素測定器で詳細なデータを記録していく。

 クリスタが、洞窟の奥を見つめる。

「レオン様、奥に何かが...」

 レオンはクリスタの方に視線を向ける。

「何か?」

 クリスタが、静かに言う。

「気配を感じます。生命の...いえ、スライムの気配です」

 レオンの目が、さらに輝く。

「スライム!?行ってみよう!」

---

 洞窟の奥へと進む。

 そこには、赤いスライムがいた。

 体は赤く輝き、『憤怒の牙』の魔素を吸収している様子。でも、その動きは不安定で、暴走しているように見える。

 レオンが、慎重に観察する。

「赤いスライム...『憤怒の牙』の影響で暴走している」

 フィルミナは自分の炎を確認しながら言う。

「私の白い炎で、接触を試みてもよろしいでしょうか」

 レオンは慎重に同意して頷く。

「慎重にね」

 フィルミナが、ゆっくりと赤いスライムに近づく。

 白い炎を、小さく灯す。

 赤いスライムが、フィルミナの炎に反応する。

 しかし、暴走の気配が強まる。

 クリスタが、即座に動く。

「冷却します」

 クリスタの氷が、赤いスライムを包み込む。冷却の力が、暴走を抑える。

 フィルミナの白い炎とクリスタの氷が、赤いスライムに触れる。

 紫色の波動が生まれる。

 赤いスライムが、その波動を受けて、徐々に落ち着いていく。

 レオンが、その様子を観察する。

「対極の調和が、スライムの暴走を抑えている...」

 赤いスライムが、完全に落ち着く。

 そして、フィルミナとクリスタを見つめる。

 フィルミナが、優しく言う。

「大丈夫よ。私たち、敵じゃないわ」

 クリスタが、静かに言う。

「ゆっくり、落ち着いて」

 赤いスライムが、二人に近づく。

 そして、レオンを見る。

 レオンが、赤いスライムに手を伸ばす。

「君も、『憤怒の牙』の影響で苦しんでいたんだね。でも、もう大丈夫だ」

 赤いスライムが、レオンの手に触れる。

 温かい。

 レオンは温かく微笑む。

「君とも、友達になれるかな」

 赤いスライムが、小さく震える。

 それは、喜びの震えだった。

 フィルミナとクリスタが、その光景を見守る。

 レオンとスライムの、新しい出会い。

---

 夕方。

 三人は、洞窟から出て、安全な場所で野営の準備をしていた。

 火山地帯の夜景が、眼前に広がる。溶岩の赤い光が、闇を照らしている。遠くに見える火山の頂上からは、黒い煙が立ち昇り、時折、赤い炎が噴き上がる。

 レオンが、焚き火を囲みながら、今日の発見を整理する。

「魔素吸収鉱石...そして、赤いスライム。今日は大きな収穫だった」

 フィルミナが、炎を見つめながら言う。

「対極の調和が、物理構造の安定化にも有効でしたわ」

 クリスタが、頷く。

「そして、スライムの暴走も抑えることができました」

 レオンは二人を温かく見つめて言う。

「君たちのおかげだ。ありがとう」

 今日、私たちは大きな試練を乗り越えた。溶岩の川を渡り、『憤怒の牙』の気配を押し返し、赤いスライムを救った。

 対極の調和が、さらに深まった。クリスタとの絆が、より強くなった。そして、レオン様の研究が、また一歩前に進んだ。

 明日は、あの赤いスライムともっと交流したい。彼も、私たちの仲間になれるかもしれない。そうなれば、レオン様はきっと喜ぶ。

 300年の旅で、私は多くのことを経験した。でも、今日のような発見は初めてだ。魔素吸収鉱石、赤いスライム、そして対極の調和の新しい応用。

 フィルミナと力を合わせて、レオン様の研究を支えることができた。この火山地帯は、確かに危険だ。でも、それ以上に、大きな可能性がある。明日も、慎重に、でも積極的に探索を続けよう。

 今日は、本当に多くのことを学んだ。対極の調和が物理構造に影響を与える。魔素吸収鉱石が『憤怒の牙』の魔素を吸収する。そして、赤いスライムとの出会い。

 彼も、覚醒個体なのかもしれない。明日、もっと詳しく調べたい。彼との対話を試みたい。フィルミナとクリスタの力を借りて、この火山地帯の秘密を解き明かしたい。

 三人の決意が、一つになる。

 火山地帯の夜は、静かに更けていく。

 溶岩の赤い光が、三人を照らしている。

 明日、新しい発見が待っている。

 赤いスライムとの本格的な交流。

 火山地帯の奥深くへの探索。

 そして、『憤怒の牙』の真実。

 全てが、これから明らかになる。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~

きよらかなこころ
ファンタジー
 シンゴはある日、事故で死んだ。  どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。  転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。  弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

転生辺境の雑用兵、知らぬ間に世界最強になっていた件 〜追放されたけど美女たちに囲まれて安寧生活〜

eringi
ファンタジー
辺境軍の雑用兵として転生した青年・レオン。異世界に転生したのに、剣も魔法も地味でパッとしない日々。ところが彼の“地味な努力”が、実は世界の理をゆるがすほどの能力だと気づく者が次々と現れる。貴族令嬢、魔族の姫、神官少女──気づけばハーレム状態に。追放された元仲間が破滅していく流れの中、本人だけは「俺、そんな強いかな?」と首をかしげる。無自覚最強×ざまぁ×追放後スローライフ×英雄伝説が交錯する、異世界逆転ストーリー。

ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました

たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。 「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」 どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。 彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。 幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。 記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。 新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。 この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。 主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。 ※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。

42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。

町島航太
ファンタジー
 かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。  しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。  失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。  だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

戦えない魔法で追放された俺、家電の知識で異世界の生存率を塗り替える

yukataka
ファンタジー
安全を無視したコスト削減に反対した結果、 家電メーカーの開発エンジニア・三浦恒一は「価値がない」と切り捨てられた。 降格先の倉庫で事故に巻き込まれ、彼が辿り着いたのは――魔法がすべてを決める異世界だった。 この世界では、魔法は一人一つが常識。 そんな中で恒一が与えられたのは、 元の世界の“家電”しか召喚できない外れ魔法〈異界家電召喚〉。 戦えない。派手じゃない。評価もされない。 だが、召喚した家電に応じて発現する魔法は、 戦闘ではなく「生き延びるための正しい使い方」に特化していた。 保存、浄化、環境制御―― 誰も見向きもしなかった力は、やがて人々の生活と命を静かに支え始める。 理解されず、切り捨てられてきた男が選ぶのは、 英雄になることではない。 事故を起こさず、仲間を死なせず、 “必要とされる仕事”を積み上げること。 これは、 才能ではなく使い方で世界を変える男の、 静かな成り上がりの物語。

処理中です...