6 / 29
第6話 奴隷の焼き印
しおりを挟む
次に目覚めたのは、身体に走る衝撃のせいだった。
全身に痛みが走る。薄目を開けると、目の前は地面。
淑音は地面に倒れ込んでいた。口の中に幾らか砂が入り、ゴホゴホと咳き込む。
──え? 何?
状況が分からない。覚醒し始めた意識の中で、身体が動かせない事に気がついた。
腕が後ろ手に何かロープのようなもので縛られている。そのせいで身体を起こすことすら出来ない。
目線の先には誰かの足が映っていた。必死に顔を上げて誰かを確認しようとする。
「おお。目覚めたか? 随分気持ちよく眠っていたみたいだなあ」
声の主は嘲笑うように言った。
褐色の肌。カーミラだ。少しずつ思考が回り始めてきた。
淑音の両隣を見ると同じように拘束されたミリィや奴隷仲間が転がされている。
少し離れた場所でユルダの哀れな死体が転がっていた。間違いない。
見張りのユルダは呆気なく殺され、主導権を取り戻したカーミラに再び拘束されたという所だろうか。
状況が理解出来ると、今度は激しい後悔が襲ってきた。
あそこで眠るべきではなかった。見張りをユルダに任せるべきではなかった。
背筋から嫌な汗が吹き上がってくる。
だが、どれほど後悔しようと状況は変わらない。
自分を縛っているロープに渾身の力を込めるが、ビクともしなかった。
「お前のせいで奴隷二人が死んだ。大迷惑だ」
「二人」と言った。ユルダ以外にも誰か犠牲になったのかもしれない。
「違う! カーミラ! あんたが殺した!」
カーミラに対しての怒りが淑音のなかから沸きあがってくる。
カーミラがにやにやと笑いながら淑音の前にしゃがみこんで、顔を合わせる。
表情に張り付いているのは弱者をいたぶる強者の笑い。虫を見るような目だ。
ふと、カーミラは貼り付けた表情を消し、一転して憎しみに満ちた目を向けて来た。
「お前のせいで、このカーミラ様の初めての仕事が泥まみれだよ!」
怒気の含んだ声。酷くプライドを傷つけられたらしい。
ただ、その声には死んでしまった部下についての怒りは含まれて居ないように思える。
カーミラの手が伸びて淑音の髪を掴んだ。そのまま引っ張って強引に上を向かせる。
「お前は知る限り酷い方法で殺してやる。そう出ないと気が収まらねえ」
カーミラの瞳孔の開いた目がそれが、真実だと告げている。
ぞくりと怖気だった。
惨い方法で殺す。
一体どんな方法で。
瞬間的に自分に降りかかる死のイメージが浮かんで、水を浴びせられたように冷静さを取り戻す。
「そう。じゃあ、あなたには一銭の儲けにもならないんじゃない?」
震える声を悟られぬよう、できるだけ落ち着いて言葉を紡ぐ。
その言葉に、はっとしたように、カミーラは逡巡しているようだった。
カミーラも商人であるなら、これ以上の損失は避けたいと思うはずだ。
淑音はごくりと息を飲みつつ、その様子を伺った。
やがて何か思いついたらしい。
カミーラはにたりと嫌な笑みを浮かべ淑音に顔を近づける。
「考えてみたんだが、この都市にはわたしの願いを叶える方法があることを思い出したよ。お前がなぶり殺される様子を見ながら、その上で儲けも得られる方法がな」
その方法が何かは分からないが、碌でもないアイディアに違いないことはわかった。
だが、今この場で殺されるわけではないらしい。その事に内心胸を撫で下ろす。
それでも今この場で死んだ方がましなのか、それとも延命できた事を喜ぶべきなのか、答えはまだ分からない。
淑音は、自身から吹き出す嫌な汗を止めることが出来なかった。
後悔の瞬間は都市に辿り着いて直ぐに訪れた。
耳を澄ます。賑やかな人々の声が聞こえる。荷車は都市の中に入ったらしい。
強引に淑音を含めた奴隷たちは荷車から引きずり出され再び地面に投げ出された。
「まずはお前の立場ってものを、思い知らせてやる」
カーミラは都市につくとすぐ自分たちの別の仲間と合流出来たらしい。
強面の別の3人の男を引き連れて、荷車の乗せられている奴隷たちの所にやってきた。
「まずは都市に無事に着いたことを喜ぼうじゃないか。途中何人かが死んだのは本当に残念だった」
やけに演技掛かった言葉で、カーミラは続ける。
「これからお前らを主人に売りさばく訳だが……元々は労働用の奴隷として売るつもりだった。けれど気が変わった」
この都市では労働用奴隷。
金持ち達の劣情のための性奴隷。
能力のある奴隷はそれよりは待遇の良い雇用奴隷といて売買される。
カーミラは労働用としては売らないと言う。ならば、どうなる。
考える限り最悪の想像が脳裏に浮かぶ。
「お前らはまとめて闘技用の奴隷として売ってやる」
予想とは違う言葉が飛び出して、淑音は一瞬ぽかんとした。
聞きなれない言葉だった。
だが、周りの奴隷たちが絶望的な声を漏らした。
顔面は蒼白になり、口が戦慄いている。
淑音だけが状況を良く理解していないようだった。
小声で隣のミリィに尋ねようとした所で、身体を強引に引き起こされた。
二人の強面の男達に両腕を掴まれている。
一人は淑音の左に。もう一人は右に。
そして既にボロボロだった制服の右肩口を引き裂かれた。淑音の肩が露になる。
「え? 何」
理解が追いつかない。
狼狽する淑音に向き合うようにカーミラがニタリと邪悪な笑みを浮かべた。
見たものを心の底から震え上がらせるような笑いだった。
淑音はカーミラが手にしているものに気がついた。あれは、焼きごてだ。
その鉄の棒は先に刻印が刻まれていて、ごてに焼かれた皮膚に奴隷の証印を刻む。
先端は高温の火で炙られていたらしく、じゅうじゅうと嫌な音をたてている。
「ちょっと、やめてカーミラ!」
思わず叫ぶ。
あんなもので証印を押されてしまったら。もう消えない。
全身の毛穴から汗が吹き出してきた。カーミラの表情は変わらず残酷な笑みをたたえていた。
「お願い!やめて!」
カーミラは淑音の懇願に心底楽しそうな顔をした。
ゆっくりと。
わざとゆっくりと焼きごてを淑音の肩に近づける。
淑音は渾身の力で男たちを振り払おうともがいた。屈強な男達はビクともしなかった。
「やめてやめてやめて──!!」
淑音の悲痛な叫びに奴隷たちも、内心では男たちも目を逸らした。
カーミラだけが笑っていた。
やがて「じゅっ」という音。
肩から走る火傷の激痛。
肉が焼ける嫌な匂いが充満した。
淑音の肩口に焼きごてがあてられたのだ。
淑音は絶叫した。
肩に走る激痛。
このまま気を失えればどんなに楽かと思ったが、残念ながら意識は鮮明だった。
焼きごてが肌から離れる。肩口には奴隷の証印が赤黒く刻まれていた。
淑音はもはや抵抗する気も起きなかった。ぐったりと男達に取り押さえられたまま項垂れている。
涙が堰を切ったように止まらない。
「これでお前は間違いなく奴隷だよ。安心して取引できるってもんだ」
カーミラは勝ち誇るように言った。
淑音は項垂れたまま何も話さなかった。ただ、ぽろぽろと涙を流し続ける。
それでも最後の抵抗なのか、声は漏らさなかった。
頭の中をぐるぐると色々なことが巡っていた。
──どうしてこんなことに。奴隷の証印。これでもう逃れられない。
人の心を打ち砕くのに奴隷の証印は効果があった。
どんな人間でも身体の一部に刻まれた証印を見るたびに、自分自分が奴隷であることを強制的に再認識させられる。
決して逃れられない運命を突きつけられるたびに、人間としての自我を剥ぎ取られていく。
奴隷たちの大半は次第に抵抗する気力も失われていった。合理的なやり方である。
頭がくらくらした。後悔。絶望。しかしそれでも最後に残ったのはカーミラに対しての怒りだった。
腹の奥から煮えたぎるようなどす黒い感情が湧き上がって来るのを感じた。
かつて義父の雄哉に対して湧きあがったのと同じ感情である。
全身に痛みが走る。薄目を開けると、目の前は地面。
淑音は地面に倒れ込んでいた。口の中に幾らか砂が入り、ゴホゴホと咳き込む。
──え? 何?
状況が分からない。覚醒し始めた意識の中で、身体が動かせない事に気がついた。
腕が後ろ手に何かロープのようなもので縛られている。そのせいで身体を起こすことすら出来ない。
目線の先には誰かの足が映っていた。必死に顔を上げて誰かを確認しようとする。
「おお。目覚めたか? 随分気持ちよく眠っていたみたいだなあ」
声の主は嘲笑うように言った。
褐色の肌。カーミラだ。少しずつ思考が回り始めてきた。
淑音の両隣を見ると同じように拘束されたミリィや奴隷仲間が転がされている。
少し離れた場所でユルダの哀れな死体が転がっていた。間違いない。
見張りのユルダは呆気なく殺され、主導権を取り戻したカーミラに再び拘束されたという所だろうか。
状況が理解出来ると、今度は激しい後悔が襲ってきた。
あそこで眠るべきではなかった。見張りをユルダに任せるべきではなかった。
背筋から嫌な汗が吹き上がってくる。
だが、どれほど後悔しようと状況は変わらない。
自分を縛っているロープに渾身の力を込めるが、ビクともしなかった。
「お前のせいで奴隷二人が死んだ。大迷惑だ」
「二人」と言った。ユルダ以外にも誰か犠牲になったのかもしれない。
「違う! カーミラ! あんたが殺した!」
カーミラに対しての怒りが淑音のなかから沸きあがってくる。
カーミラがにやにやと笑いながら淑音の前にしゃがみこんで、顔を合わせる。
表情に張り付いているのは弱者をいたぶる強者の笑い。虫を見るような目だ。
ふと、カーミラは貼り付けた表情を消し、一転して憎しみに満ちた目を向けて来た。
「お前のせいで、このカーミラ様の初めての仕事が泥まみれだよ!」
怒気の含んだ声。酷くプライドを傷つけられたらしい。
ただ、その声には死んでしまった部下についての怒りは含まれて居ないように思える。
カーミラの手が伸びて淑音の髪を掴んだ。そのまま引っ張って強引に上を向かせる。
「お前は知る限り酷い方法で殺してやる。そう出ないと気が収まらねえ」
カーミラの瞳孔の開いた目がそれが、真実だと告げている。
ぞくりと怖気だった。
惨い方法で殺す。
一体どんな方法で。
瞬間的に自分に降りかかる死のイメージが浮かんで、水を浴びせられたように冷静さを取り戻す。
「そう。じゃあ、あなたには一銭の儲けにもならないんじゃない?」
震える声を悟られぬよう、できるだけ落ち着いて言葉を紡ぐ。
その言葉に、はっとしたように、カミーラは逡巡しているようだった。
カミーラも商人であるなら、これ以上の損失は避けたいと思うはずだ。
淑音はごくりと息を飲みつつ、その様子を伺った。
やがて何か思いついたらしい。
カミーラはにたりと嫌な笑みを浮かべ淑音に顔を近づける。
「考えてみたんだが、この都市にはわたしの願いを叶える方法があることを思い出したよ。お前がなぶり殺される様子を見ながら、その上で儲けも得られる方法がな」
その方法が何かは分からないが、碌でもないアイディアに違いないことはわかった。
だが、今この場で殺されるわけではないらしい。その事に内心胸を撫で下ろす。
それでも今この場で死んだ方がましなのか、それとも延命できた事を喜ぶべきなのか、答えはまだ分からない。
淑音は、自身から吹き出す嫌な汗を止めることが出来なかった。
後悔の瞬間は都市に辿り着いて直ぐに訪れた。
耳を澄ます。賑やかな人々の声が聞こえる。荷車は都市の中に入ったらしい。
強引に淑音を含めた奴隷たちは荷車から引きずり出され再び地面に投げ出された。
「まずはお前の立場ってものを、思い知らせてやる」
カーミラは都市につくとすぐ自分たちの別の仲間と合流出来たらしい。
強面の別の3人の男を引き連れて、荷車の乗せられている奴隷たちの所にやってきた。
「まずは都市に無事に着いたことを喜ぼうじゃないか。途中何人かが死んだのは本当に残念だった」
やけに演技掛かった言葉で、カーミラは続ける。
「これからお前らを主人に売りさばく訳だが……元々は労働用の奴隷として売るつもりだった。けれど気が変わった」
この都市では労働用奴隷。
金持ち達の劣情のための性奴隷。
能力のある奴隷はそれよりは待遇の良い雇用奴隷といて売買される。
カーミラは労働用としては売らないと言う。ならば、どうなる。
考える限り最悪の想像が脳裏に浮かぶ。
「お前らはまとめて闘技用の奴隷として売ってやる」
予想とは違う言葉が飛び出して、淑音は一瞬ぽかんとした。
聞きなれない言葉だった。
だが、周りの奴隷たちが絶望的な声を漏らした。
顔面は蒼白になり、口が戦慄いている。
淑音だけが状況を良く理解していないようだった。
小声で隣のミリィに尋ねようとした所で、身体を強引に引き起こされた。
二人の強面の男達に両腕を掴まれている。
一人は淑音の左に。もう一人は右に。
そして既にボロボロだった制服の右肩口を引き裂かれた。淑音の肩が露になる。
「え? 何」
理解が追いつかない。
狼狽する淑音に向き合うようにカーミラがニタリと邪悪な笑みを浮かべた。
見たものを心の底から震え上がらせるような笑いだった。
淑音はカーミラが手にしているものに気がついた。あれは、焼きごてだ。
その鉄の棒は先に刻印が刻まれていて、ごてに焼かれた皮膚に奴隷の証印を刻む。
先端は高温の火で炙られていたらしく、じゅうじゅうと嫌な音をたてている。
「ちょっと、やめてカーミラ!」
思わず叫ぶ。
あんなもので証印を押されてしまったら。もう消えない。
全身の毛穴から汗が吹き出してきた。カーミラの表情は変わらず残酷な笑みをたたえていた。
「お願い!やめて!」
カーミラは淑音の懇願に心底楽しそうな顔をした。
ゆっくりと。
わざとゆっくりと焼きごてを淑音の肩に近づける。
淑音は渾身の力で男たちを振り払おうともがいた。屈強な男達はビクともしなかった。
「やめてやめてやめて──!!」
淑音の悲痛な叫びに奴隷たちも、内心では男たちも目を逸らした。
カーミラだけが笑っていた。
やがて「じゅっ」という音。
肩から走る火傷の激痛。
肉が焼ける嫌な匂いが充満した。
淑音の肩口に焼きごてがあてられたのだ。
淑音は絶叫した。
肩に走る激痛。
このまま気を失えればどんなに楽かと思ったが、残念ながら意識は鮮明だった。
焼きごてが肌から離れる。肩口には奴隷の証印が赤黒く刻まれていた。
淑音はもはや抵抗する気も起きなかった。ぐったりと男達に取り押さえられたまま項垂れている。
涙が堰を切ったように止まらない。
「これでお前は間違いなく奴隷だよ。安心して取引できるってもんだ」
カーミラは勝ち誇るように言った。
淑音は項垂れたまま何も話さなかった。ただ、ぽろぽろと涙を流し続ける。
それでも最後の抵抗なのか、声は漏らさなかった。
頭の中をぐるぐると色々なことが巡っていた。
──どうしてこんなことに。奴隷の証印。これでもう逃れられない。
人の心を打ち砕くのに奴隷の証印は効果があった。
どんな人間でも身体の一部に刻まれた証印を見るたびに、自分自分が奴隷であることを強制的に再認識させられる。
決して逃れられない運命を突きつけられるたびに、人間としての自我を剥ぎ取られていく。
奴隷たちの大半は次第に抵抗する気力も失われていった。合理的なやり方である。
頭がくらくらした。後悔。絶望。しかしそれでも最後に残ったのはカーミラに対しての怒りだった。
腹の奥から煮えたぎるようなどす黒い感情が湧き上がって来るのを感じた。
かつて義父の雄哉に対して湧きあがったのと同じ感情である。
0
あなたにおすすめの小説
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる