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第11話 喜劇の幕は引かず。
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件の茶番から1週間程経ったある日、私は王宮でヴィクトリカ王妃様のお茶会に参加していた。
王妃様の話ににこやかな笑顔で相槌を打ちながら、私の思考は脳漿の海をグルグルと泳ぎ回る。
”どうしてこうなったのかしら?”
自身の現状に溢れそうになるため息をカップに注がれた紅茶と一緒になんとか飲み下す。
あの茶番以降、私は非常に多忙な日々を過ごしていた。
茶番のあった翌日はエラリー様によってモンロー家に拉致され、散々アルトシュタイン公爵に対するこきおろしを聞いた挙句、耳を覆いたくなる様な私の讃美を延々聞かされ、今年は社交を頑張ると宣言させられた上で、エラリー様のやる気に油を注いだ。
その次の日は、ヴィクトリカ王妃の名前で王宮へと緊急招集され、件の件の謝罪を受けた後、王妃によるアルトシュタイン公爵のプレゼンを延々と聞かされ、挙句「私は二人の仲がうまくいく事を願っておりますよ」と応援された。
そこから、連日の様にエラリー様に連れ出されるか、ヴィクトリカ王妃に呼び出され、エラリー様による私のプレゼンを「そんな大した事はありませんわ」と笑って受け流すか、ヴィクトリカ王妃によるアルトシュタイン公爵のプレゼンに対して「そうなんですのね」と笑って相槌を打つだけの毎日を送っていた。
その結果、貧乏な子爵令嬢の分際で厚かましくもヴィクトリカ王妃に擦り寄る恥知らずと言う賤称が恐ろしいほどのスピードで王都の貴族の間を駆け巡った。
あの様な茶番を演じてまで回避したはずの賤称はその結末として、痴れ者から恥知らずへと頂く賤称が変わっただけであった。
全くもって納得がいかない。
”今年は厄年かもしれないわね。後で教会へお祈りにでも行こうかしら”
そんな事を考えながら私はカップの紅茶に口をつけた。
王妃様の話ににこやかな笑顔で相槌を打ちながら、私の思考は脳漿の海をグルグルと泳ぎ回る。
”どうしてこうなったのかしら?”
自身の現状に溢れそうになるため息をカップに注がれた紅茶と一緒になんとか飲み下す。
あの茶番以降、私は非常に多忙な日々を過ごしていた。
茶番のあった翌日はエラリー様によってモンロー家に拉致され、散々アルトシュタイン公爵に対するこきおろしを聞いた挙句、耳を覆いたくなる様な私の讃美を延々聞かされ、今年は社交を頑張ると宣言させられた上で、エラリー様のやる気に油を注いだ。
その次の日は、ヴィクトリカ王妃の名前で王宮へと緊急招集され、件の件の謝罪を受けた後、王妃によるアルトシュタイン公爵のプレゼンを延々と聞かされ、挙句「私は二人の仲がうまくいく事を願っておりますよ」と応援された。
そこから、連日の様にエラリー様に連れ出されるか、ヴィクトリカ王妃に呼び出され、エラリー様による私のプレゼンを「そんな大した事はありませんわ」と笑って受け流すか、ヴィクトリカ王妃によるアルトシュタイン公爵のプレゼンに対して「そうなんですのね」と笑って相槌を打つだけの毎日を送っていた。
その結果、貧乏な子爵令嬢の分際で厚かましくもヴィクトリカ王妃に擦り寄る恥知らずと言う賤称が恐ろしいほどのスピードで王都の貴族の間を駆け巡った。
あの様な茶番を演じてまで回避したはずの賤称はその結末として、痴れ者から恥知らずへと頂く賤称が変わっただけであった。
全くもって納得がいかない。
”今年は厄年かもしれないわね。後で教会へお祈りにでも行こうかしら”
そんな事を考えながら私はカップの紅茶に口をつけた。
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