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悪役令嬢が乙女ゲームのシナリオを辿るまで 3
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さて、と。
わたしは与えられた寮の部屋、その扉の前で思案する。
ヒロインのことはいじめないでいればとりあえずいいとして、情報収集はどうするかな。
寮やクラスで友達を作るか。公爵令嬢とはいえ一年生は個室ではないので、相部屋の子に期待しようか。その子がそれなりの身分を持っていて、かつ情報通でミーハーだったりすると助かるんだけど……。
などと、これから青春(?)が控えている学生らしからぬことを考えながら、わたしは扉をノックした。「入ってよろしいかしら」
「はい!」
「勿論ですわ!」
おやいいお返事。
先に着いていたらしい相部屋の子たちがすぐに返事をしてくれたので、遠慮せず中に入る。
そして目の前に広がったのは、高級ホテルのスイートもかくやというような豪奢な部屋。もちろん自宅の自室には劣るが、とても広い。相部屋であることを差し引いても、さすがは王立学園の寮といったところか。
「わたくし、ユリア・ヴェッケンシュタインと申します。これからよろしくお願い致しますわ」
「存じております、ユリア様。わたくし、アイリーン・ノールと申します。ノール伯爵家の次女にございます」
「初めてお目にかかります、ユリア様。わたくしはハンナ・ホルンベルガーと申します。ホルンベルガー侯爵家の長女でございます」
ルームメイトであろう二人のお嬢さんに声をかけると、彼女らは恭しくお辞儀をして自己紹介をしてくれた。現代日本人の感性を持つわたしからすれば、同級生なんだからそんな恭しくしなくていいよ……と思うが、身分がモノを言うのが貴族社会だ。口に出さずに曖昧に微笑み、「よき出会いに感謝を」とだけ言った。
アイリーンは真っ直ぐ伸びた焦げ茶の髪に紫の瞳を持つ、優等生らしい雰囲気の少女。ハンナはミディアムロングの黄金の髪を綺麗に巻き、青の瞳を持ついかにもお金持ちのお嬢様といった雰囲気の少女だ。うまいこと仲良くなれるといいのだが。
「お目にかかれて嬉しいですわ。何度かパーティーや夜会でお見かけしたことがあったのですけれど、ユリア様とハインツ殿下のお邪魔をしたくなくて、声を掛けられずにおりましたから……」
「あら……」
確かに時たま顔を出していたパーティーでは、だいたいハインツ殿下がわたしのエスコートをしていた。婚約者同士であることを周りに示すためのパフォーマンスだ。
しかしハインツ殿下がわたしに対して興味がないことはなんとなくわかっている。エスコートの時もダンスの時も淡白で、心理的な距離を置かれていることは明白だ。
必要最低限の社交しかしておらず、しかも大して取り柄もない、家柄だけの公爵令嬢。つまんねー女。……それがハインツ殿下のわたしへの認識である。多分だけど。
「いずれ国母となられるお方と同室になることができるなんて……! わたくしの一生誉れですわ」
目をきらきら輝かせてそう言うハンナに、「大袈裟ですわ」と返して微笑む。
ハンナちゃんごめんな。目の前の女は未来の王妃なんかではなくて、この国の暗部に片足を突っ込んでいるスパイで、死刑囚予備軍なんだよ。それで、今はせめて死刑囚予備軍から脱却しようと頑張っているところなんだ……。
「わたくしもパーティーで何度かお見かけしたことがありますが、ユリア様とハインツ殿下は本当にお似合いでいらっしゃいましたから……。お話聞きたいと思っていましたの」
「あら……」
アイリーンも乗っかってきて困惑する。
父親には遠回しに『万一にも嫌われないよう王子には媚びを売れ』と言われているので、わたし側はそれなりに好意があるように演じてきたつもりだが、ハインツ殿下はとっても塩なんだけれども。外面はそれなりによくしているみたいだが、わたしとの婚約をあまりよく思っていないことは明白。
あれがお似合いに見えるとは。
彼女らの目にはピンクの乙女フィルターでもかかっているのではなかろうか。
「素敵な婚約者がいらっしゃるというのはハンナ様もではありませんか。レオナルド様の評判はよく耳に届きますわ。わたくしはまだ婚約が決まっておりませんから、羨ましいと思っておりましたの」
(えっ)
「まあ、お恥ずかしいですわ。ですが確かにレオナルド様はとっても素敵なお方で……」
話を振られたハンナが桃色の空気を醸成し出す。意外と出歯亀のタチがあるのかもしれないアイリーンはにこにこと微笑んでおり、ハンナの婚約者自慢に聞き入っている。
(というか、この子、攻略対象の婚約者だったの……!?)
知らなかった。
レオナルド・ティガーは年上がほとんどのヒーローたちの中で、唯一同い年の攻略対象だ。まさかハンナが彼の婚約者だったとは。確かに、わたしとハインツ殿下のように、貴族は若いうちから婚約をしておき、家と家の繋がりを作っておくのが定石。よく考えてみれば当たり前のことなのだが、メインヒーロー以外の攻略対象に婚約者がいる可能性を完全に失念していた。割と大切なことだろうに。
(こういうところが零課ドベの所以なんだろうな……)
アイリーンと話に花を咲かせるハンナは、完全にレオナルドに心酔している様子だ。しかしそのレオナルドは、いずれシャルロットに心を奪われてしまう可能性が高いと来ている。なんということでしょう。
この様子では、ハンナがシャルロットに嫉妬し、彼女に嫌がらせをする展開が有り得そうだ――と、そこまで考えた時、あることに気がついた。
(もしかして、いじめの主犯格ってわたしたちの三人なんじゃ……)
…………いや。
普通に有り得るな、コレ。
わたしが攻略対象その一の婚約者、ハンナが攻略対象その三の婚約者。もう、これだけで婚約者が盗られた同盟としてユリアとハンナが組み、シャルロットをいじめていた絵面が浮かぶ。さらに、もう一人同室の少女がいるとくれば、残りの一人であるアイリーンがどういう存在かわかりそうなものだ……アレ?
アイリーンはまさに今婚約者がいないって言っていたような。というか、そもそも兄が婚約者を決めたという話を聞いたことがないということを、遅れて思い出す。
内心首を捻ったわたしの脳裏に、少し見ないうちに綺麗になっていた、とある侍女の姿がよぎった。
……え。もしやリタ。リタなのか。やったのか。そういうことなのか。秘密の恋、成就させちゃったのか。
頭の中でリンゴーンと鐘の音が鳴る。
(よくやったリタ! リタしか勝たん!)
まだそうと決まった訳でもないのに、かつての侍女を頭の中でひとしきり褒め称える。これで『三人で組んで嫌がらせフラグ』がちょっぴり傾いたぞ。
「――アイリーンさん、ハンナさん」
「はい、ユリア様」
とにかく、断罪ルートへの芽は早めに摘んでおくに限る。
ハンナがシャルロットへの嫌がらせに走らないように見張らねば。ただでさえ忙しいのにやることが増えて頭が痛いが、巻き込まれ事故はもっと御免だ。レオナルドのハンナがくっつけばなおいい。
決意を新たにしたわたしは二人に向き直ると、にっこりと笑ってみせた。
「これから仲良くいたしましょうね」
「はい!」
わたしは与えられた寮の部屋、その扉の前で思案する。
ヒロインのことはいじめないでいればとりあえずいいとして、情報収集はどうするかな。
寮やクラスで友達を作るか。公爵令嬢とはいえ一年生は個室ではないので、相部屋の子に期待しようか。その子がそれなりの身分を持っていて、かつ情報通でミーハーだったりすると助かるんだけど……。
などと、これから青春(?)が控えている学生らしからぬことを考えながら、わたしは扉をノックした。「入ってよろしいかしら」
「はい!」
「勿論ですわ!」
おやいいお返事。
先に着いていたらしい相部屋の子たちがすぐに返事をしてくれたので、遠慮せず中に入る。
そして目の前に広がったのは、高級ホテルのスイートもかくやというような豪奢な部屋。もちろん自宅の自室には劣るが、とても広い。相部屋であることを差し引いても、さすがは王立学園の寮といったところか。
「わたくし、ユリア・ヴェッケンシュタインと申します。これからよろしくお願い致しますわ」
「存じております、ユリア様。わたくし、アイリーン・ノールと申します。ノール伯爵家の次女にございます」
「初めてお目にかかります、ユリア様。わたくしはハンナ・ホルンベルガーと申します。ホルンベルガー侯爵家の長女でございます」
ルームメイトであろう二人のお嬢さんに声をかけると、彼女らは恭しくお辞儀をして自己紹介をしてくれた。現代日本人の感性を持つわたしからすれば、同級生なんだからそんな恭しくしなくていいよ……と思うが、身分がモノを言うのが貴族社会だ。口に出さずに曖昧に微笑み、「よき出会いに感謝を」とだけ言った。
アイリーンは真っ直ぐ伸びた焦げ茶の髪に紫の瞳を持つ、優等生らしい雰囲気の少女。ハンナはミディアムロングの黄金の髪を綺麗に巻き、青の瞳を持ついかにもお金持ちのお嬢様といった雰囲気の少女だ。うまいこと仲良くなれるといいのだが。
「お目にかかれて嬉しいですわ。何度かパーティーや夜会でお見かけしたことがあったのですけれど、ユリア様とハインツ殿下のお邪魔をしたくなくて、声を掛けられずにおりましたから……」
「あら……」
確かに時たま顔を出していたパーティーでは、だいたいハインツ殿下がわたしのエスコートをしていた。婚約者同士であることを周りに示すためのパフォーマンスだ。
しかしハインツ殿下がわたしに対して興味がないことはなんとなくわかっている。エスコートの時もダンスの時も淡白で、心理的な距離を置かれていることは明白だ。
必要最低限の社交しかしておらず、しかも大して取り柄もない、家柄だけの公爵令嬢。つまんねー女。……それがハインツ殿下のわたしへの認識である。多分だけど。
「いずれ国母となられるお方と同室になることができるなんて……! わたくしの一生誉れですわ」
目をきらきら輝かせてそう言うハンナに、「大袈裟ですわ」と返して微笑む。
ハンナちゃんごめんな。目の前の女は未来の王妃なんかではなくて、この国の暗部に片足を突っ込んでいるスパイで、死刑囚予備軍なんだよ。それで、今はせめて死刑囚予備軍から脱却しようと頑張っているところなんだ……。
「わたくしもパーティーで何度かお見かけしたことがありますが、ユリア様とハインツ殿下は本当にお似合いでいらっしゃいましたから……。お話聞きたいと思っていましたの」
「あら……」
アイリーンも乗っかってきて困惑する。
父親には遠回しに『万一にも嫌われないよう王子には媚びを売れ』と言われているので、わたし側はそれなりに好意があるように演じてきたつもりだが、ハインツ殿下はとっても塩なんだけれども。外面はそれなりによくしているみたいだが、わたしとの婚約をあまりよく思っていないことは明白。
あれがお似合いに見えるとは。
彼女らの目にはピンクの乙女フィルターでもかかっているのではなかろうか。
「素敵な婚約者がいらっしゃるというのはハンナ様もではありませんか。レオナルド様の評判はよく耳に届きますわ。わたくしはまだ婚約が決まっておりませんから、羨ましいと思っておりましたの」
(えっ)
「まあ、お恥ずかしいですわ。ですが確かにレオナルド様はとっても素敵なお方で……」
話を振られたハンナが桃色の空気を醸成し出す。意外と出歯亀のタチがあるのかもしれないアイリーンはにこにこと微笑んでおり、ハンナの婚約者自慢に聞き入っている。
(というか、この子、攻略対象の婚約者だったの……!?)
知らなかった。
レオナルド・ティガーは年上がほとんどのヒーローたちの中で、唯一同い年の攻略対象だ。まさかハンナが彼の婚約者だったとは。確かに、わたしとハインツ殿下のように、貴族は若いうちから婚約をしておき、家と家の繋がりを作っておくのが定石。よく考えてみれば当たり前のことなのだが、メインヒーロー以外の攻略対象に婚約者がいる可能性を完全に失念していた。割と大切なことだろうに。
(こういうところが零課ドベの所以なんだろうな……)
アイリーンと話に花を咲かせるハンナは、完全にレオナルドに心酔している様子だ。しかしそのレオナルドは、いずれシャルロットに心を奪われてしまう可能性が高いと来ている。なんということでしょう。
この様子では、ハンナがシャルロットに嫉妬し、彼女に嫌がらせをする展開が有り得そうだ――と、そこまで考えた時、あることに気がついた。
(もしかして、いじめの主犯格ってわたしたちの三人なんじゃ……)
…………いや。
普通に有り得るな、コレ。
わたしが攻略対象その一の婚約者、ハンナが攻略対象その三の婚約者。もう、これだけで婚約者が盗られた同盟としてユリアとハンナが組み、シャルロットをいじめていた絵面が浮かぶ。さらに、もう一人同室の少女がいるとくれば、残りの一人であるアイリーンがどういう存在かわかりそうなものだ……アレ?
アイリーンはまさに今婚約者がいないって言っていたような。というか、そもそも兄が婚約者を決めたという話を聞いたことがないということを、遅れて思い出す。
内心首を捻ったわたしの脳裏に、少し見ないうちに綺麗になっていた、とある侍女の姿がよぎった。
……え。もしやリタ。リタなのか。やったのか。そういうことなのか。秘密の恋、成就させちゃったのか。
頭の中でリンゴーンと鐘の音が鳴る。
(よくやったリタ! リタしか勝たん!)
まだそうと決まった訳でもないのに、かつての侍女を頭の中でひとしきり褒め称える。これで『三人で組んで嫌がらせフラグ』がちょっぴり傾いたぞ。
「――アイリーンさん、ハンナさん」
「はい、ユリア様」
とにかく、断罪ルートへの芽は早めに摘んでおくに限る。
ハンナがシャルロットへの嫌がらせに走らないように見張らねば。ただでさえ忙しいのにやることが増えて頭が痛いが、巻き込まれ事故はもっと御免だ。レオナルドのハンナがくっつけばなおいい。
決意を新たにしたわたしは二人に向き直ると、にっこりと笑ってみせた。
「これから仲良くいたしましょうね」
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