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悪役令嬢が××××××××× 15
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ハインツ殿下の表情がみるみるうちに、怪訝と不審から驚愕へ変わっていく。
……ここでは、エルンスト殿下、ハインツ殿下、そしてわたししか直接耳にしたことがない、その威厳ある声は。
「陛下……!」
ハインツ殿下が弾かれたように立ち上がり、エルンスト殿下の持つ通信機に飛びついた。
「もちろん、聞こえております! それにこれは、この機械は……それに、どうして叔父上がここにおられるのですか!?」
『お前が知る必要はない』
しかし、通信機から聞こえてくる陛下の声は、ひどく冷たくハインツ殿下を拒絶した。
『……このツウシンキとやらで、パーティーの様子は全て聞かせて貰った。どうやら余はお前を優秀な王子であるものと、長らく勘違いをしていたようだ。婚約者がいるというのに他の令嬢と仲睦まじく過ごし、碌な証拠もないのに無実の公女を侮辱した挙句、他国のスパイに騙され機密を漏らし、自ら己の身を危険に晒すとは。もはや庇い立てもできぬほどの愚かしさだ』
「へ、陛下……! そ、それは」
『もういい。……お前の望み通り、ヴェッケンシュタイン公爵令嬢とお前の婚約破棄を認める。
そして同時に、正式に第一王子ハインツの廃嫡を決定する』
一刀両断。
まさしく読んで字のごとくといった様子の口調に、ハインツ殿下が見る間に青ざめた。お待ちくださいと叫び、通信機に縋り付く。
「陛下の子はこの私ただ一人! 私を廃嫡するということは、叔父上が王太子位を得るということですか!? 陛下、ご存知ない訳ではないでしょう! この方が唱える思想は、」
「いいや」
意外にも、ハインツ殿下の言葉を遮ったのはエルンスト殿下だった。彼は片頬で微笑むと、静かな声で告げた。「――兄王陛下の御子はお前だけじゃないよ」
「え……?」
『そう。余にはもう一人、庶子がいるのだ』
通信機が、エルンスト殿下の言葉を継いで、陛下のお声を紡ぐ。
そしてエルンスト殿下は通信機を手にしたまま、ゆったりとした足取りで歩き出した。目を見開いたまま立ち尽くすハインツ殿下の横を通り過ぎ、
真っ直ぐ――クルトの方へと。
『第二王子クルト。まだほんの赤ん坊であった時に、母ともども誘拐され、長らく行方不明となっていたお前を、ずっと探していた。余はお前を王太子に据えたいと考えている』
「……え?」
聞き間違いかと、そう思った。
油を差していないブリキの人形のように固まって、上手く回らない首をなんとかクルトの方に向けると。……彼は、銃をデレトスに向けたの体勢のまま――ひどく顔を青ざめさせていた。
その反応を見て、わたしは短く息を呑む。
(嘘でしょ……本当に?)
……いや。
思えば、初めて会った時も、母親のことは話していたが、父親については一言も言っていなかった。そして確かにクルトはどこかハインツ殿下に似ている顔立ちをしている。眼の色彩こそ違うが、涼やかな目元が似ていると感じたこともあった。
そして、異能。
勿論シャルロットの例のように、庶民に発現することもない訳ではないものの。
基本的に異能を持っているのは、シルヴィアの王族の血を継ぐ者であることが多い――。
「な……にかの間違いでしょう!」ハインツ殿下が声を張り上げる。「クルト・アーレントの髪は銀ではない!」
それは、確かに。
わたしは改めてクルトを見遣る。……焦げ茶の髪は、ハインツ殿下やエルンスト殿下の白銀とは似ても似つかない色だ。
この国の王族は必ず銀か、それに近い灰色の髪を持っているはずだ。それ故に、銀は我が国でロイヤル・カラーと呼ばれているのだから。
しかしその反論を、エルンスト殿下はあっさりと切って捨てた。
「染めてるんだろ、自衛のために」
「な……ッ!?」
「銀の髪は王族の証。犯罪組織の人間にでも目をつけられれば、何をされるかわかったものじゃない。至極当然の対応だと思うが? ……なあ、クルト」
エルンスト殿下が、クルトの傍に立つ。
クルトは銃口をデレストに突きつけたまま、しかし視線は彼と、その手にある通信機に釘付けになっている。
『クルト』陛下の冷ややかな声が、宥めるように穏やかなそれに変わる。『……お前が王子の地位など望んでいないということは、ヴェッケンシュタイン大佐の部下となってからも、長年口を閉ざしていたことからもわかっている。……だが、もう、お前しかいないのだ。エルンストは王位継承権を正式に放棄したゆえ』
「……っ、」
『ずっとお前を見つけられず、父親らしいことを何一つとしてしてやれなかった余が、頼み事をできる立場ではないということはわかっている。
だが、お前は防諜零課所属のエージェント――国と国民の平穏のため、この任務、受けてくれるな?』
沈黙が、あった。
一瞬のようにも、永遠のようにも感じられる長さの沈黙だった。
張り詰めた空気の中、クルトがゆっくりと口を開く。覚悟を決めた瞳で。
「――承知致しました、国王陛下」
(クルト……!)
まさか、彼が王子様だったなんて――。
わたし、全然知らなかった。
あまりの衝撃に呆然としていると、クルトが眉尻を下げてこちらを見た。今まで黙っていてごめん、と、そう唇が動く。
わたしは少し間を置いてから、首を振った。
……確かに隠し事をされていたのは、ショックだった。だって、わたしたちは唯一無二の相棒だから。
けれど、仕方がなかったんだろうな、とも思う。
彼はわたしと会ったその日から――否、きっともっと前から、ずっと自分の出自を隠してきたのだ。ありふれた色を纏うことで自身の身に宿るロイヤル・カラーを隠し、その身を守るために。
それに、零課でのクルトは、本当に楽しそうだった。彼はきっと、ずっとあそこにいたかったのだ。
また、もし彼が第二王子として陛下に認められてしまっていたとしたら……第一王子の婚約者であるわたしは、今のようにクルトと気の置けない友人になることはできなかったろう。
だから、きっとこれでよかったのだ。
「っふ、ふざけるな……!」
すると突如、甲高い怒声が夜の講堂に響き渡った。ハッとして声の方向を見ると、額に青筋を立てたデトレスが目にも止まらぬ蹴りで、クルトの手から銃を叩き落としたところだった。「グッ、」と、クルトが顔を顰めてデトレスを睨みつける。
「よくも、この私の前で茶番を繰り広げてくれたものですね……! いいでしょう、どうせ終わりなら新王太子よ、貴様を道連れにガッ」
デトレスが懐を手を伸ばそうとした、まさにその刹那。
背後からの強烈な回し蹴りが、彼のこめかみに突き刺さった。
「ヒュウ」
エルンスト殿下が、愉快そうに口笛を吹く。
その場でたたらを踏んだデトレスは、悲鳴も上げられずにその場に倒れ込んだ。
……美しい回し蹴りをお見舞いしたのは、シャルロットだった。
彼女はふぅ、と軽く息を吐き出すと、胸に手を当て、エルンスト殿下の持つ通信機の前に跪く。
そして言った。
「恐れながら国王陛下。どうか、わたくしに発言と、名を名乗ることをお許しください」
『許す。名乗りなさい』
「……わたくしはシャルロット、シャルロット・マグダリアと申します。愚かにも仇敵に利用され、ハインツ様の命を脅かした浅はかな女です。最早、お詫びのしようもございません。どのような罰でも謹んでお受け致します。
ですが……もし、わたくしの異能『治癒』が、この国のために役立てることができると仰せなら、わたくしのこの命、どうかこの国の力なき民のために使って頂きたいと存じます」
『――よろしい』
陛下が通信機の向こうで、ゆっくりと頷いたのが見えたかのようだった。
『そなたの異能は我が国にとっても有用。……沙汰は追って伝えるが、悪いようにはならぬだろう。その力、シルヴィアのために使え』
「ハッ」
シャルロットが短く応え、跪いたまま深々と頭を下げる。
……よかった。わたしはホッ、と胸を撫で下ろす。
これならば、復讐に駆られた彼女も、これでようやく光の道を歩き始めることが出来るかもしれない。ゲームのシナリオとはきっと違うが、この世界ではこれで正解なのだろう。
なぜなら、ここはゲームの世界であっても、ゲームなどではないのだから。
『……ときに、ユリア・ヴェッケンシュタイン嬢よ』
「は」
不意に話を振られ、わたしは硬直する。
え、何? ここでわたしに振るべき話、あった? わたしの処刑ルートへの道はさすがに折れたよね?
じゃあ、一体何だというのか――戦々恐々とするわたしに、通信機は構わず陛下の声を紡いだ。
『少し、そなたに提案があるのだが。構わないかね?』
……ここでは、エルンスト殿下、ハインツ殿下、そしてわたししか直接耳にしたことがない、その威厳ある声は。
「陛下……!」
ハインツ殿下が弾かれたように立ち上がり、エルンスト殿下の持つ通信機に飛びついた。
「もちろん、聞こえております! それにこれは、この機械は……それに、どうして叔父上がここにおられるのですか!?」
『お前が知る必要はない』
しかし、通信機から聞こえてくる陛下の声は、ひどく冷たくハインツ殿下を拒絶した。
『……このツウシンキとやらで、パーティーの様子は全て聞かせて貰った。どうやら余はお前を優秀な王子であるものと、長らく勘違いをしていたようだ。婚約者がいるというのに他の令嬢と仲睦まじく過ごし、碌な証拠もないのに無実の公女を侮辱した挙句、他国のスパイに騙され機密を漏らし、自ら己の身を危険に晒すとは。もはや庇い立てもできぬほどの愚かしさだ』
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『もういい。……お前の望み通り、ヴェッケンシュタイン公爵令嬢とお前の婚約破棄を認める。
そして同時に、正式に第一王子ハインツの廃嫡を決定する』
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「陛下の子はこの私ただ一人! 私を廃嫡するということは、叔父上が王太子位を得るということですか!? 陛下、ご存知ない訳ではないでしょう! この方が唱える思想は、」
「いいや」
意外にも、ハインツ殿下の言葉を遮ったのはエルンスト殿下だった。彼は片頬で微笑むと、静かな声で告げた。「――兄王陛下の御子はお前だけじゃないよ」
「え……?」
『そう。余にはもう一人、庶子がいるのだ』
通信機が、エルンスト殿下の言葉を継いで、陛下のお声を紡ぐ。
そしてエルンスト殿下は通信機を手にしたまま、ゆったりとした足取りで歩き出した。目を見開いたまま立ち尽くすハインツ殿下の横を通り過ぎ、
真っ直ぐ――クルトの方へと。
『第二王子クルト。まだほんの赤ん坊であった時に、母ともども誘拐され、長らく行方不明となっていたお前を、ずっと探していた。余はお前を王太子に据えたいと考えている』
「……え?」
聞き間違いかと、そう思った。
油を差していないブリキの人形のように固まって、上手く回らない首をなんとかクルトの方に向けると。……彼は、銃をデレトスに向けたの体勢のまま――ひどく顔を青ざめさせていた。
その反応を見て、わたしは短く息を呑む。
(嘘でしょ……本当に?)
……いや。
思えば、初めて会った時も、母親のことは話していたが、父親については一言も言っていなかった。そして確かにクルトはどこかハインツ殿下に似ている顔立ちをしている。眼の色彩こそ違うが、涼やかな目元が似ていると感じたこともあった。
そして、異能。
勿論シャルロットの例のように、庶民に発現することもない訳ではないものの。
基本的に異能を持っているのは、シルヴィアの王族の血を継ぐ者であることが多い――。
「な……にかの間違いでしょう!」ハインツ殿下が声を張り上げる。「クルト・アーレントの髪は銀ではない!」
それは、確かに。
わたしは改めてクルトを見遣る。……焦げ茶の髪は、ハインツ殿下やエルンスト殿下の白銀とは似ても似つかない色だ。
この国の王族は必ず銀か、それに近い灰色の髪を持っているはずだ。それ故に、銀は我が国でロイヤル・カラーと呼ばれているのだから。
しかしその反論を、エルンスト殿下はあっさりと切って捨てた。
「染めてるんだろ、自衛のために」
「な……ッ!?」
「銀の髪は王族の証。犯罪組織の人間にでも目をつけられれば、何をされるかわかったものじゃない。至極当然の対応だと思うが? ……なあ、クルト」
エルンスト殿下が、クルトの傍に立つ。
クルトは銃口をデレストに突きつけたまま、しかし視線は彼と、その手にある通信機に釘付けになっている。
『クルト』陛下の冷ややかな声が、宥めるように穏やかなそれに変わる。『……お前が王子の地位など望んでいないということは、ヴェッケンシュタイン大佐の部下となってからも、長年口を閉ざしていたことからもわかっている。……だが、もう、お前しかいないのだ。エルンストは王位継承権を正式に放棄したゆえ』
「……っ、」
『ずっとお前を見つけられず、父親らしいことを何一つとしてしてやれなかった余が、頼み事をできる立場ではないということはわかっている。
だが、お前は防諜零課所属のエージェント――国と国民の平穏のため、この任務、受けてくれるな?』
沈黙が、あった。
一瞬のようにも、永遠のようにも感じられる長さの沈黙だった。
張り詰めた空気の中、クルトがゆっくりと口を開く。覚悟を決めた瞳で。
「――承知致しました、国王陛下」
(クルト……!)
まさか、彼が王子様だったなんて――。
わたし、全然知らなかった。
あまりの衝撃に呆然としていると、クルトが眉尻を下げてこちらを見た。今まで黙っていてごめん、と、そう唇が動く。
わたしは少し間を置いてから、首を振った。
……確かに隠し事をされていたのは、ショックだった。だって、わたしたちは唯一無二の相棒だから。
けれど、仕方がなかったんだろうな、とも思う。
彼はわたしと会ったその日から――否、きっともっと前から、ずっと自分の出自を隠してきたのだ。ありふれた色を纏うことで自身の身に宿るロイヤル・カラーを隠し、その身を守るために。
それに、零課でのクルトは、本当に楽しそうだった。彼はきっと、ずっとあそこにいたかったのだ。
また、もし彼が第二王子として陛下に認められてしまっていたとしたら……第一王子の婚約者であるわたしは、今のようにクルトと気の置けない友人になることはできなかったろう。
だから、きっとこれでよかったのだ。
「っふ、ふざけるな……!」
すると突如、甲高い怒声が夜の講堂に響き渡った。ハッとして声の方向を見ると、額に青筋を立てたデトレスが目にも止まらぬ蹴りで、クルトの手から銃を叩き落としたところだった。「グッ、」と、クルトが顔を顰めてデトレスを睨みつける。
「よくも、この私の前で茶番を繰り広げてくれたものですね……! いいでしょう、どうせ終わりなら新王太子よ、貴様を道連れにガッ」
デトレスが懐を手を伸ばそうとした、まさにその刹那。
背後からの強烈な回し蹴りが、彼のこめかみに突き刺さった。
「ヒュウ」
エルンスト殿下が、愉快そうに口笛を吹く。
その場でたたらを踏んだデトレスは、悲鳴も上げられずにその場に倒れ込んだ。
……美しい回し蹴りをお見舞いしたのは、シャルロットだった。
彼女はふぅ、と軽く息を吐き出すと、胸に手を当て、エルンスト殿下の持つ通信機の前に跪く。
そして言った。
「恐れながら国王陛下。どうか、わたくしに発言と、名を名乗ることをお許しください」
『許す。名乗りなさい』
「……わたくしはシャルロット、シャルロット・マグダリアと申します。愚かにも仇敵に利用され、ハインツ様の命を脅かした浅はかな女です。最早、お詫びのしようもございません。どのような罰でも謹んでお受け致します。
ですが……もし、わたくしの異能『治癒』が、この国のために役立てることができると仰せなら、わたくしのこの命、どうかこの国の力なき民のために使って頂きたいと存じます」
『――よろしい』
陛下が通信機の向こうで、ゆっくりと頷いたのが見えたかのようだった。
『そなたの異能は我が国にとっても有用。……沙汰は追って伝えるが、悪いようにはならぬだろう。その力、シルヴィアのために使え』
「ハッ」
シャルロットが短く応え、跪いたまま深々と頭を下げる。
……よかった。わたしはホッ、と胸を撫で下ろす。
これならば、復讐に駆られた彼女も、これでようやく光の道を歩き始めることが出来るかもしれない。ゲームのシナリオとはきっと違うが、この世界ではこれで正解なのだろう。
なぜなら、ここはゲームの世界であっても、ゲームなどではないのだから。
『……ときに、ユリア・ヴェッケンシュタイン嬢よ』
「は」
不意に話を振られ、わたしは硬直する。
え、何? ここでわたしに振るべき話、あった? わたしの処刑ルートへの道はさすがに折れたよね?
じゃあ、一体何だというのか――戦々恐々とするわたしに、通信機は構わず陛下の声を紡いだ。
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