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帰還と浸入
菓子
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艶めく紫の髪を丁寧に纏め上げ、スッキリとしたデザインのドレスを纏ったアイヴァン・ドラモンドの妻ベアトリスは、メイド長とワゴンを押すメイドを引き連れ、扉の前に立つ。
この扉の中では愛しい夫と頼りになる二人の副団長、そして、今回はお客様と言っても良い商人達が競売を終え、談笑している頃であろう。
毎回、競売後の親睦の時間を見計らい顔を出している。
領主の妻としてのもてなしの一つであり、商人と領の経済、そして、領主である夫との円滑で良識ある関係性のための
一つである。
ベアトリスはワゴンを確認する。
ポットの中にはおかわりの為の温かい淹れたてのお茶。
皿には焼き菓子。
人数分と予備の楕円の小皿。
ワゴンに乗るそれらの完璧さを確認し、メイド長のイヴ、そして、メイド二人と目を合わせ、微笑むと、扉に向きノックをする。
「入れ。」
「…?」
夫の低く深みのある声が招く。
が、違和感ーー
いつもよりも、硬い、重いような気がする声。
一瞬戸惑うも、入らないのも不自然と、室内へ入る。
「アイヴァン様、お茶のおかわりをご用意いたしました。」
礼の後にメイドを引き連れ、室内へ足を踏み入れる。
夫の顔色が余り良くないように見受けられる…
ベアトリスはアイヴァンの座る椅子の横に立つ。
目配せし、頷くメイド長。
メイド長の目配せにより、メイド達が本日の来賓、商人達にお茶のおかわりと菓子をセッティングしていく。
商人一人一人の前に豊かな香りを立たせる新しいお茶と焼き菓子が乗った小皿。
商人達の後ろに控える付き人達にもメイド達がお茶のおかわりと、カップの横に焼き菓子を添えていく。
「この度も、我が領の競売にご参加くださり、誠にありがとうございます。」
ベアトリスはお茶とお菓子を配り終えたメイドが側に戻ってきたタイミングで礼をのべる。
「これはこれは、奥方様。相変わらずお美しい。」
ジョール・グリーソンが微笑みを向ける。
「まぁ、お上手ですこと…」
困ったような表情で微笑みを返すベアトリス。
「ふん…良く口が回る…」
ハーマン・コルケットがボソリと呟くが誰もあえて気にもとめない。
「本当にお美しい!我が娼館なら一夜の内に一番稼ぎになりますな!目にするだけで満足して金を置いて行くでしょう!」
オルセロが興奮気味に言う。
本人はかなりの称賛のつもりだろうが、喩えが喩えだけに、ハーマンさえも呆れからか悪態も皮肉も出ない。
当のベアトリスは誉められているのか微妙な為、微笑むのみにとどめた。
オルセロの後ろに控える男がそっと耳打ちし、
「……、奥方様、我が館の娼婦どもと比べるなど不躾な事を口にしてしまい、申し訳ありません。不快に思われたでしょう…。お詫びを申し上げます…しかし、あなた様がお美しく、そして、このように美しい方を妻にされているドラモンド様が男として羨ましいと感じたことは事実…」
まだまだ喋るオルセロに困惑しつつ、ベアトリスは何とか口を挟む。
「よいのです。悪気は無いとわかりましたから。それより、お茶が冷めない内にお召し上がりください。」
ベアトリスの慌てた様な口調に促され、それぞれカップを手にする。
商人や護衛役、そして、アイヴァンや二人の副団長達もお茶に口を付け、各々気になった菓子を摘まむ。
宝石商のグレース・ダイヤモンドはほんのり茶色の焼き色の付いた白くてコロンとした焼き菓子を摘まむ。
焼き色が薄い物はまるで真珠の様な白い焼き菓子。
始めてみる菓子ね…
一口で食べられる焼き菓子を口の中に入れ、驚く。
感じたことの無い食感。
軽い口溶け。さほど力を入れずとも、サクリと砕け、舌の上でシュワリと溶け、甘味が蕩け出す。
初めての口当たりに驚く。
「このお菓子は…」
思わずベアトリスを見る。
気づけば他の商人や護衛役も驚いた表情で菓子を口にしている。
「不思議な口当たりのお菓子ですのね。この様な菓子は初めて口にしましたわ。それに、白くて真珠を思わせますわ。」
グレースが白い菓子を摘まむ。
「私も初めて口にした時は、この食感に驚かされました。ですが、材料を聞けば、もっと驚かれると思いますわ。」
商人達はベアトリスを見る。
商人だけでなく、側に控える護衛役もベアトリスに注目している事から、この菓子への驚きが伺えた。
「この様な不可思議な舌触りを作り出すなど、かなり高価な食材を使ってあるのではあるまいかね?」
バイロン・マースが菓子を口に入れ、探るように味わってる。
ベアトリスは困ったように微笑むと、驚きますわよ、と、前置きをし、
「卵の白身とお砂糖、のみ、です。」
「…………」
「奥方殿、お戯れを…」
苦笑するバイロンに、再度ベアトリスは同じ言葉を繰り返す。
「卵の白身とお砂糖のみ、ですわ。」
「……」
菓子でも料理でも、卵は黄身と白身を分けて使うことはない。
卵は卵だ。白身も黄身も関係無く、白身と黄身で卵なのだ。
なのに、この菓子は、卵の白身だけだと言う。
「卵と砂糖だけなんて…なんて斬新な…。さぞ、高名な職人が特別な技術でお作りになられたのでしょう…」
グレースが驚きに口元を覆う。
「どこの料理人がお作りに……?」
ラルフ・ドレークが問うと、意外な返答に全員が目を丸くした。
「実は、娘が考えたお菓子ですの。」
ベアトリスが嬉しそうに伝えると、一番に反応したのは夫であるアイヴァンだった。
「リオが?」
ベアトリスは、ええ、と答える。
「作り方も簡単ですわ。誰でも作れます。」
「まぁ、それは、私でも?」
グレースが悪戯っ子の表情で問う。
「私、厨房には一切立ちませんのよ?そんな私でも作れますの?」
クスクス笑うグレースに、ベアトリスは微笑む。
「勿論です。作る気がございますなら、今すぐにでもお作りいただける程ですわ。」
「まぁ!そんなに?!」
「はい。だって、混ぜて焼くだけなんですもの。」
誰も何も言わない。
驚きで声がでないとは、こんなことなのだろうとベアトリスはおもう。
菓子であれ、料理であれ、調理と言うものは手間のかかるものばかりだ。
ましてや、貴族や上流階級の手の込んだ物となれば尚更。それゆえ、シェフは非常に貴重で重要な存在。
「こんな凄い物を作り出すなんて…」
嬉しそうに菓子を見つめるアイヴァンの肩にベアトリスは手を置く。
その手にアイヴァンも手を重ね、その手は机の影で繋がれたままとなる。
ベアトリスは、夫、アイヴァンが嬉しそうな事もだが、自身の娘であるリオノーラが皆を驚かせた事が嬉しかった。
ベアトリスは、グレースに目を向け、
「良ければレシピをお教えいたしましょうか?」
と、問えば、
「良いのですか!?」
グレースが叫ぶように問う。
「はい。娘は誰でも作れ簡単な物だから、レシピを隠したところで意味がないと。」
クスクス笑うベアトリス。
「少々お待ちください、レシピを書いたものをお渡ししますわ。」
そう言い、メイド長に視線を送る。
メイド長のイヴは礼をすると、筆記具の準備を始めた。
「私にもそのレシピをいただけますか?」
澄んだ男の声。
不快とは言わないが、耳に粘りつくように残る澄んだ声。
見ると、1人の男と目が合う。
ベアトリスを娼婦に例えた男の付き人。
「勿論です。」
笑顔を向け答える。
「…」
夫と繋ぐ手に強い感触が有る。
この男と何かあるのか、と頭に疑問がよぎる前に、
「どうせならば、お嬢様ご自身にご教授願いたいものです。」
男の隙の無い綺麗な笑顔。
「娘はまだ幼い。皆様へのお目通しは少々早いと思っている。日も更けていることだしね。」
自身が口を開く前に、夫の畳み掛けるようなもの言いに、動揺しつつも、顔にも態度にも出さないのは、幼少期からの貴族としての教育の賜物だろう。
「しかし、これ程の才をお持ちのお嬢様に、一度お目通りを、と思うのはここにいる皆、同じ気持ちと思いますが…それに、いかに簡単なレシピと言えど、やはりコツと言うものがございましょう?」
良い笑顔のまま、食い下がる男の言に、「確かにそうですわね…」
や、
「確かに…、薬でも料理でも、ただ混ぜれば良い、煮れば良いと言うものではないしのう……」
と、他の者も男の言に乗り出す。
「領主様も奥方様もお美しいのだ、きっとお嬢様もお可愛いに違いない」
「このような発想の持ち主ならば、将来が楽しみですな」
等と、言葉が飛び交い、明らかな期待がうかがえる。
「……。」
「だ、旦那様…」
「団長…なんか…」
「………」
期待に熱がおびはじめ、後に引けない雰囲気が充満する。
ベアトリスも、後ろに控える二人の副団長も動揺を隠せないでいる。
アイヴァンは内心歯噛みする。
本来、自身の家族を紹介するのはここまで拒否することではない。
顔見せしておくことで良くなる事や、得られる信頼も有る。
しかし、今、ここでは、ダメだ。
「大変申し訳ないが、今はまだ娘には会わせることは難しい」
と、言うよりも早く、
ガチャ
やたらと大きな音をたて、会議室奥の扉が開き、リオノーラが立っていた。
この扉の中では愛しい夫と頼りになる二人の副団長、そして、今回はお客様と言っても良い商人達が競売を終え、談笑している頃であろう。
毎回、競売後の親睦の時間を見計らい顔を出している。
領主の妻としてのもてなしの一つであり、商人と領の経済、そして、領主である夫との円滑で良識ある関係性のための
一つである。
ベアトリスはワゴンを確認する。
ポットの中にはおかわりの為の温かい淹れたてのお茶。
皿には焼き菓子。
人数分と予備の楕円の小皿。
ワゴンに乗るそれらの完璧さを確認し、メイド長のイヴ、そして、メイド二人と目を合わせ、微笑むと、扉に向きノックをする。
「入れ。」
「…?」
夫の低く深みのある声が招く。
が、違和感ーー
いつもよりも、硬い、重いような気がする声。
一瞬戸惑うも、入らないのも不自然と、室内へ入る。
「アイヴァン様、お茶のおかわりをご用意いたしました。」
礼の後にメイドを引き連れ、室内へ足を踏み入れる。
夫の顔色が余り良くないように見受けられる…
ベアトリスはアイヴァンの座る椅子の横に立つ。
目配せし、頷くメイド長。
メイド長の目配せにより、メイド達が本日の来賓、商人達にお茶のおかわりと菓子をセッティングしていく。
商人一人一人の前に豊かな香りを立たせる新しいお茶と焼き菓子が乗った小皿。
商人達の後ろに控える付き人達にもメイド達がお茶のおかわりと、カップの横に焼き菓子を添えていく。
「この度も、我が領の競売にご参加くださり、誠にありがとうございます。」
ベアトリスはお茶とお菓子を配り終えたメイドが側に戻ってきたタイミングで礼をのべる。
「これはこれは、奥方様。相変わらずお美しい。」
ジョール・グリーソンが微笑みを向ける。
「まぁ、お上手ですこと…」
困ったような表情で微笑みを返すベアトリス。
「ふん…良く口が回る…」
ハーマン・コルケットがボソリと呟くが誰もあえて気にもとめない。
「本当にお美しい!我が娼館なら一夜の内に一番稼ぎになりますな!目にするだけで満足して金を置いて行くでしょう!」
オルセロが興奮気味に言う。
本人はかなりの称賛のつもりだろうが、喩えが喩えだけに、ハーマンさえも呆れからか悪態も皮肉も出ない。
当のベアトリスは誉められているのか微妙な為、微笑むのみにとどめた。
オルセロの後ろに控える男がそっと耳打ちし、
「……、奥方様、我が館の娼婦どもと比べるなど不躾な事を口にしてしまい、申し訳ありません。不快に思われたでしょう…。お詫びを申し上げます…しかし、あなた様がお美しく、そして、このように美しい方を妻にされているドラモンド様が男として羨ましいと感じたことは事実…」
まだまだ喋るオルセロに困惑しつつ、ベアトリスは何とか口を挟む。
「よいのです。悪気は無いとわかりましたから。それより、お茶が冷めない内にお召し上がりください。」
ベアトリスの慌てた様な口調に促され、それぞれカップを手にする。
商人や護衛役、そして、アイヴァンや二人の副団長達もお茶に口を付け、各々気になった菓子を摘まむ。
宝石商のグレース・ダイヤモンドはほんのり茶色の焼き色の付いた白くてコロンとした焼き菓子を摘まむ。
焼き色が薄い物はまるで真珠の様な白い焼き菓子。
始めてみる菓子ね…
一口で食べられる焼き菓子を口の中に入れ、驚く。
感じたことの無い食感。
軽い口溶け。さほど力を入れずとも、サクリと砕け、舌の上でシュワリと溶け、甘味が蕩け出す。
初めての口当たりに驚く。
「このお菓子は…」
思わずベアトリスを見る。
気づけば他の商人や護衛役も驚いた表情で菓子を口にしている。
「不思議な口当たりのお菓子ですのね。この様な菓子は初めて口にしましたわ。それに、白くて真珠を思わせますわ。」
グレースが白い菓子を摘まむ。
「私も初めて口にした時は、この食感に驚かされました。ですが、材料を聞けば、もっと驚かれると思いますわ。」
商人達はベアトリスを見る。
商人だけでなく、側に控える護衛役もベアトリスに注目している事から、この菓子への驚きが伺えた。
「この様な不可思議な舌触りを作り出すなど、かなり高価な食材を使ってあるのではあるまいかね?」
バイロン・マースが菓子を口に入れ、探るように味わってる。
ベアトリスは困ったように微笑むと、驚きますわよ、と、前置きをし、
「卵の白身とお砂糖、のみ、です。」
「…………」
「奥方殿、お戯れを…」
苦笑するバイロンに、再度ベアトリスは同じ言葉を繰り返す。
「卵の白身とお砂糖のみ、ですわ。」
「……」
菓子でも料理でも、卵は黄身と白身を分けて使うことはない。
卵は卵だ。白身も黄身も関係無く、白身と黄身で卵なのだ。
なのに、この菓子は、卵の白身だけだと言う。
「卵と砂糖だけなんて…なんて斬新な…。さぞ、高名な職人が特別な技術でお作りになられたのでしょう…」
グレースが驚きに口元を覆う。
「どこの料理人がお作りに……?」
ラルフ・ドレークが問うと、意外な返答に全員が目を丸くした。
「実は、娘が考えたお菓子ですの。」
ベアトリスが嬉しそうに伝えると、一番に反応したのは夫であるアイヴァンだった。
「リオが?」
ベアトリスは、ええ、と答える。
「作り方も簡単ですわ。誰でも作れます。」
「まぁ、それは、私でも?」
グレースが悪戯っ子の表情で問う。
「私、厨房には一切立ちませんのよ?そんな私でも作れますの?」
クスクス笑うグレースに、ベアトリスは微笑む。
「勿論です。作る気がございますなら、今すぐにでもお作りいただける程ですわ。」
「まぁ!そんなに?!」
「はい。だって、混ぜて焼くだけなんですもの。」
誰も何も言わない。
驚きで声がでないとは、こんなことなのだろうとベアトリスはおもう。
菓子であれ、料理であれ、調理と言うものは手間のかかるものばかりだ。
ましてや、貴族や上流階級の手の込んだ物となれば尚更。それゆえ、シェフは非常に貴重で重要な存在。
「こんな凄い物を作り出すなんて…」
嬉しそうに菓子を見つめるアイヴァンの肩にベアトリスは手を置く。
その手にアイヴァンも手を重ね、その手は机の影で繋がれたままとなる。
ベアトリスは、夫、アイヴァンが嬉しそうな事もだが、自身の娘であるリオノーラが皆を驚かせた事が嬉しかった。
ベアトリスは、グレースに目を向け、
「良ければレシピをお教えいたしましょうか?」
と、問えば、
「良いのですか!?」
グレースが叫ぶように問う。
「はい。娘は誰でも作れ簡単な物だから、レシピを隠したところで意味がないと。」
クスクス笑うベアトリス。
「少々お待ちください、レシピを書いたものをお渡ししますわ。」
そう言い、メイド長に視線を送る。
メイド長のイヴは礼をすると、筆記具の準備を始めた。
「私にもそのレシピをいただけますか?」
澄んだ男の声。
不快とは言わないが、耳に粘りつくように残る澄んだ声。
見ると、1人の男と目が合う。
ベアトリスを娼婦に例えた男の付き人。
「勿論です。」
笑顔を向け答える。
「…」
夫と繋ぐ手に強い感触が有る。
この男と何かあるのか、と頭に疑問がよぎる前に、
「どうせならば、お嬢様ご自身にご教授願いたいものです。」
男の隙の無い綺麗な笑顔。
「娘はまだ幼い。皆様へのお目通しは少々早いと思っている。日も更けていることだしね。」
自身が口を開く前に、夫の畳み掛けるようなもの言いに、動揺しつつも、顔にも態度にも出さないのは、幼少期からの貴族としての教育の賜物だろう。
「しかし、これ程の才をお持ちのお嬢様に、一度お目通りを、と思うのはここにいる皆、同じ気持ちと思いますが…それに、いかに簡単なレシピと言えど、やはりコツと言うものがございましょう?」
良い笑顔のまま、食い下がる男の言に、「確かにそうですわね…」
や、
「確かに…、薬でも料理でも、ただ混ぜれば良い、煮れば良いと言うものではないしのう……」
と、他の者も男の言に乗り出す。
「領主様も奥方様もお美しいのだ、きっとお嬢様もお可愛いに違いない」
「このような発想の持ち主ならば、将来が楽しみですな」
等と、言葉が飛び交い、明らかな期待がうかがえる。
「……。」
「だ、旦那様…」
「団長…なんか…」
「………」
期待に熱がおびはじめ、後に引けない雰囲気が充満する。
ベアトリスも、後ろに控える二人の副団長も動揺を隠せないでいる。
アイヴァンは内心歯噛みする。
本来、自身の家族を紹介するのはここまで拒否することではない。
顔見せしておくことで良くなる事や、得られる信頼も有る。
しかし、今、ここでは、ダメだ。
「大変申し訳ないが、今はまだ娘には会わせることは難しい」
と、言うよりも早く、
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