179 / 185
第2部 消えた志求磨
71 楊永順(伊能九十朗視点)
しおりを挟む
「おいおいおい……嘘だろ」
俺の剣……華叉丸から借りた志求磨の剣はシエラ=イデアルに届いていなかった。
素手で剣身を掴まれている。しかも片手で。
あり得ない。この駄女神はやかましいだけの役立たず。戦闘能力は皆無だというのはこれまでの覚醒時に何度も確認している。
「ちいっ」
こっちは両手で柄を掴み、ぐうっと押し込むが──動かない。なんて力だ。
うつむいたままの《女神》シエラはこちらを見てすらいない。いや、ぼそぼそと何かをしゃべりだした。しかし……これは……男の声!?
「ずいぶんとご機嫌っスねぇ~、伊能。てっきり死んだモンと思ってたっスよ」
顔を上げたシエラの顔は少女のままだが……この目。寒気がして思わず剣を放し、飛び退いた。
「カンがいいっスね……あとちょっと離れるのが遅かったらその胴体に風穴空けられたのに」
シエラは剣を放り投げ、自分の右手を確認するように何度も握ったり開いたりしている。
「お前……葉桜溢忌なのか?」
この声、目つき、そして願望の力……。
だがヤツは死んだはずだ。深淵でこっぱみじんになって吹っ飛んだと聞いた。
いや、この《女神》に吸収されたとも……。
「いやあ、どうなんスかね。ちょっとシエラの身体を借りられたっつーか。ああ、また眠くなってきたっスよ。残念っス、まだ話したい事とか人とかいたのに……よりによって最初が伊能だなんて。ツイてないっス……」
そう言ってシエラはだらんと手を下げ、うつむく。そしてゆっくりとその場に座り込んだ。
「俺で悪かったな……ビビらせやがって。だが一時的にしろ、もう甦ることはねぇぜ」
落ちている志求磨の剣を拾いに走る。
華叉丸と魔王はエサだ。ジャマしそうなヤツら全員の目をそちらに向けさせるための。
カーラがここに残っていたことと、さっきの一撃でシエラを貫けなかったのは予想外だったが問題ない。
あの剣、願望の力を打ち消す力を持つあの剣さえ再び手にすれば……。
だが俺の目の前で剣は浮遊し、カーラのもとへ。ヤバいと思った時には全身に衝撃。地面を転がった。
「伊能……この剣で何をするつもりだったの? シエラを殺すのが目的ならこの剣じゃなくても可能なはず。まさか葉桜溢忌がシエラを助けるとは思わなかったけど」
カーラの両目が紅く光る。
《青の魔女》じゃねえ。《紅玉の殲滅者》と呼ばれていたときの目だ。
こいつはマジでヤバい。作戦は失敗だ。この場はなんとか逃げ切って次の機会を狙うしかない。
「答えなさい」
「ぐあっ!」
また衝撃。俺はさらに吹っ飛ばされた。
地面を転がりながら考える。どうする。どうやって切り抜ける。俺なら逃げ切れるはずだ。今までもうまくやれてきた。生き延びてこれた。俺の真の目的を果たすまでは──。
「隠形も擬死もわたしには通じないわ。逃げられるとは思わないほうがいいわね」
「まてまて、荒っぽいことはよせよ……。アンタの過去……葉桜溢忌よりもさらに昔の事を知っているのは俺だけなんだぜ。そこの《女神》すら忘れてる過去を……」
バチイッ、と電撃。カーラの杖から発せられたものだ。
俺は苦痛に呻き、のたうちまわる。
「わたしの過去なんてどうでもいい事なの。言ったでしょう。あなたはなぜこの志求磨君の剣でシエラを貫こうとしたのか。それが知りたいの」
「ハ……ハハ。だからよ、アンタの過去と関係あることなんだよ。その《女神》の中にあるもうひとつの世界を解放するには《解放の騎士》天塚志求磨の力が必要ってことさ」
「もうひとつの世界……? どういう意味? なぜわたしの過去と関係があるの?」
「知りたきゃあ、その剣をこっちに返しな。そうすれば教えてやるよ、《青の魔神》」
ここでカーラの杖が下がり、フッ、と目の光が消えた。動揺している──。
隠形を使い、姿を消す。そして接近。
カーラの側で浮いている志求磨の剣に手を伸ばす。
剣の柄に触れた。だがその瞬間、指先からボゴボゴボゴォッと手が膨れ上がり、右腕が爆発したように弾け飛んだ。
「──があっ!? ちくしょうっ!」
罠だった。右ヒジから下が吹っ飛ばされた。
倒れる俺の隠形は解除され、冷たく見下ろすカーラの視線。その目が再び紅く光りだす。
「……やっぱりいいわ。あなたの口は信用ならない。死んだあとに脳に直接聞いたほうが確実だから」
やべェ。やべェやべェ、やべェ! 死ぬ! カーラの杖の先から閃光が放たれて──。
ドンッ、と俺は突き飛ばされた。
カーラの攻撃を避けることができた。だが、俺を突き飛ばしたのは……楊だ。
楊の身体は閃光に貫かれて人形のように崩れ落ちる。
「楊っ、どうして──!」
カーラがすぐに治癒魔法をかけるが……ダメだ。一目で分かる。もう手遅れだ。
《斉天大聖》楊永順は血をゴホゴホ吐きながら俺に向かって言う。
「伊能さん……逃げて……ください……今のうちに」
……分かってる。お前の犠牲はムダにはしねえ。お前はいつか……こんな真似をするんじゃねえかって思っていた。お前はそんなヤツだ。分かっててここまで連れてきた。
「楊……あなたは利用されていたのよ。伊能にも華叉丸にも。あなたの純真さを知っていて……」
カーラが抱きかかえながら必死に呼びかけている。俺のことは眼中にない。
「伊能さんは……命の恩人なんです。少しでも恩返しができたんなら……それよりカーラ……さん。最期に会えてよかった……。以前、ギルドを黙って離れたことを……謝れなくて……ごめんなさい」
「そんなことはいいの。そんなこと、わたしは気にしてなんていなかった……」
今のうちだ。俺は隠形を使い、スウッと消えながら楊の最期の表情を見届ける。
頭巾も布も取れ、猫耳と琥珀色の瞳が露になっている。
少し笑い、涙がこぼれ落ちたように見えた。
あばよ……楊。
俺の剣……華叉丸から借りた志求磨の剣はシエラ=イデアルに届いていなかった。
素手で剣身を掴まれている。しかも片手で。
あり得ない。この駄女神はやかましいだけの役立たず。戦闘能力は皆無だというのはこれまでの覚醒時に何度も確認している。
「ちいっ」
こっちは両手で柄を掴み、ぐうっと押し込むが──動かない。なんて力だ。
うつむいたままの《女神》シエラはこちらを見てすらいない。いや、ぼそぼそと何かをしゃべりだした。しかし……これは……男の声!?
「ずいぶんとご機嫌っスねぇ~、伊能。てっきり死んだモンと思ってたっスよ」
顔を上げたシエラの顔は少女のままだが……この目。寒気がして思わず剣を放し、飛び退いた。
「カンがいいっスね……あとちょっと離れるのが遅かったらその胴体に風穴空けられたのに」
シエラは剣を放り投げ、自分の右手を確認するように何度も握ったり開いたりしている。
「お前……葉桜溢忌なのか?」
この声、目つき、そして願望の力……。
だがヤツは死んだはずだ。深淵でこっぱみじんになって吹っ飛んだと聞いた。
いや、この《女神》に吸収されたとも……。
「いやあ、どうなんスかね。ちょっとシエラの身体を借りられたっつーか。ああ、また眠くなってきたっスよ。残念っス、まだ話したい事とか人とかいたのに……よりによって最初が伊能だなんて。ツイてないっス……」
そう言ってシエラはだらんと手を下げ、うつむく。そしてゆっくりとその場に座り込んだ。
「俺で悪かったな……ビビらせやがって。だが一時的にしろ、もう甦ることはねぇぜ」
落ちている志求磨の剣を拾いに走る。
華叉丸と魔王はエサだ。ジャマしそうなヤツら全員の目をそちらに向けさせるための。
カーラがここに残っていたことと、さっきの一撃でシエラを貫けなかったのは予想外だったが問題ない。
あの剣、願望の力を打ち消す力を持つあの剣さえ再び手にすれば……。
だが俺の目の前で剣は浮遊し、カーラのもとへ。ヤバいと思った時には全身に衝撃。地面を転がった。
「伊能……この剣で何をするつもりだったの? シエラを殺すのが目的ならこの剣じゃなくても可能なはず。まさか葉桜溢忌がシエラを助けるとは思わなかったけど」
カーラの両目が紅く光る。
《青の魔女》じゃねえ。《紅玉の殲滅者》と呼ばれていたときの目だ。
こいつはマジでヤバい。作戦は失敗だ。この場はなんとか逃げ切って次の機会を狙うしかない。
「答えなさい」
「ぐあっ!」
また衝撃。俺はさらに吹っ飛ばされた。
地面を転がりながら考える。どうする。どうやって切り抜ける。俺なら逃げ切れるはずだ。今までもうまくやれてきた。生き延びてこれた。俺の真の目的を果たすまでは──。
「隠形も擬死もわたしには通じないわ。逃げられるとは思わないほうがいいわね」
「まてまて、荒っぽいことはよせよ……。アンタの過去……葉桜溢忌よりもさらに昔の事を知っているのは俺だけなんだぜ。そこの《女神》すら忘れてる過去を……」
バチイッ、と電撃。カーラの杖から発せられたものだ。
俺は苦痛に呻き、のたうちまわる。
「わたしの過去なんてどうでもいい事なの。言ったでしょう。あなたはなぜこの志求磨君の剣でシエラを貫こうとしたのか。それが知りたいの」
「ハ……ハハ。だからよ、アンタの過去と関係あることなんだよ。その《女神》の中にあるもうひとつの世界を解放するには《解放の騎士》天塚志求磨の力が必要ってことさ」
「もうひとつの世界……? どういう意味? なぜわたしの過去と関係があるの?」
「知りたきゃあ、その剣をこっちに返しな。そうすれば教えてやるよ、《青の魔神》」
ここでカーラの杖が下がり、フッ、と目の光が消えた。動揺している──。
隠形を使い、姿を消す。そして接近。
カーラの側で浮いている志求磨の剣に手を伸ばす。
剣の柄に触れた。だがその瞬間、指先からボゴボゴボゴォッと手が膨れ上がり、右腕が爆発したように弾け飛んだ。
「──があっ!? ちくしょうっ!」
罠だった。右ヒジから下が吹っ飛ばされた。
倒れる俺の隠形は解除され、冷たく見下ろすカーラの視線。その目が再び紅く光りだす。
「……やっぱりいいわ。あなたの口は信用ならない。死んだあとに脳に直接聞いたほうが確実だから」
やべェ。やべェやべェ、やべェ! 死ぬ! カーラの杖の先から閃光が放たれて──。
ドンッ、と俺は突き飛ばされた。
カーラの攻撃を避けることができた。だが、俺を突き飛ばしたのは……楊だ。
楊の身体は閃光に貫かれて人形のように崩れ落ちる。
「楊っ、どうして──!」
カーラがすぐに治癒魔法をかけるが……ダメだ。一目で分かる。もう手遅れだ。
《斉天大聖》楊永順は血をゴホゴホ吐きながら俺に向かって言う。
「伊能さん……逃げて……ください……今のうちに」
……分かってる。お前の犠牲はムダにはしねえ。お前はいつか……こんな真似をするんじゃねえかって思っていた。お前はそんなヤツだ。分かっててここまで連れてきた。
「楊……あなたは利用されていたのよ。伊能にも華叉丸にも。あなたの純真さを知っていて……」
カーラが抱きかかえながら必死に呼びかけている。俺のことは眼中にない。
「伊能さんは……命の恩人なんです。少しでも恩返しができたんなら……それよりカーラ……さん。最期に会えてよかった……。以前、ギルドを黙って離れたことを……謝れなくて……ごめんなさい」
「そんなことはいいの。そんなこと、わたしは気にしてなんていなかった……」
今のうちだ。俺は隠形を使い、スウッと消えながら楊の最期の表情を見届ける。
頭巾も布も取れ、猫耳と琥珀色の瞳が露になっている。
少し笑い、涙がこぼれ落ちたように見えた。
あばよ……楊。
0
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【完結】婚活に疲れた救急医まだ見ぬ未来の嫁ちゃんを求めて異世界へ行く
川原源明
ファンタジー
伊東誠明(いとうまさあき)35歳
都内の大学病院で救命救急センターで医師として働いていた。仕事は順風満帆だが、プライベートを満たすために始めた婚活も運命の女性を見つけることが出来ないまま5年の月日が流れた。
そんな時、久しぶりに命の恩人であり、医師としての師匠でもある秋津先生を見かけ「良い人を紹介してください」と伝えたが、良い答えは貰えなかった。
自分が居る救命救急センターの看護主任をしている萩原さんに相談してみてはと言われ、職場に戻った誠明はすぐに萩原さんに相談すると、仕事後によく当たるという占いに行くことになった。
終業後、萩原さんと共に占いの館を目指していると、萩原さんから不思議な事を聞いた。「何か深い悩みを抱えてない限りたどり着けないとい」という、不安な気持ちになりつつも、占いの館にたどり着いた。
占い師の老婆から、運命の相手は日本に居ないと告げられ、国際結婚!?とワクワクするような答えが返ってきた。色々旅支度をしたうえで、3日後再度占いの館に来るように指示された。
誠明は、どんな辺境の地に行っても困らないように、キャンプ道具などの道具から、食材、手術道具、薬等買える物をすべてそろえてた。
3日後占いの館を訪れると。占い師の老婆から思わぬことを言われた。国際結婚ではなく、異世界結婚だと判明し、行かなければ生涯独身が約束されると聞いて、迷わず行くという選択肢を取った。
異世界転移から始まる運命の嫁ちゃん探し、誠明は無事理想の嫁ちゃんを迎えることが出来るのか!?
異世界で、医師として活動しながら婚活する物語!
全90話+幕間予定 90話まで作成済み。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる