23 / 29
after story絋と悠里のその後
しおりを挟む
夏休みも後半になり、なんと僕――葉山絋――は先輩である奥沢悠里とお付き合いをすることになりました。
元々、僕は明るくて優しい、犬みたいな人がタイプなんですが、悠里はまさにそのど真ん中。
誰とでもすぐ打ち解ける人懐っこい性格と、どんどん好意を伝えてくれる健気さに好きになるのに時間はかかりませんでした。
誰にでも優しい人でしたが、僕にだけには特別にさらに優しいのです。
僕は見た目は小柄ですが、自分の思うように相手をリードしたいという気持ちは強く、いつも悠里の手を握り腰を抱きます。
それだけで悠里の胸が高鳴り、顔はすぐに赤くなります。そんな恋人を、僕は笑顔でからかうこともありますが、決して意地悪ではありません。
僕が悠里の家に突然押しかけた夜、誰にも言わないで家を出ようとしたところを母に見つかり、時間も遅いことを心配されました。
僕は、不良とかではないのですが昔から恋人に近い人が多かった為に泊まり歩くことが多く、母も緩く寛容なので泊まる事自体は特に止められません。
母の計らいでタクシーを呼んでもらえることになり、ものの10分程度で悠里の家に到着することができました。
あまりの速さにすごく驚かれました。
悠里はお風呂に入っていたのかほかほかでした。
僕は家の戸棚から適当に見繕ったクッキー缶や缶詰を手土産として渡しました。すると、悠里の顔色が変わります。
「えぇっ……こんな高そうなお菓子いただけないよ……」
「いえ、これから一週間泊めてもらうので当然のことです」
「あっ、本当に泊まるの」
「いやですか……?」
「全然!ようこそうちへ!あっ、荷物持つよ!」
「ありがとうございます。お邪魔します」
リビングに向かう間に、僕が持ってきた荷物の一部が落ちてしまいました。
悠里の視線が僕と落ちたものを交互に忙しなく往復します。
「……絋、くん?この首輪?は何用なの……?」
「ふふ、それはね。先輩用ですね」
「ん?ちょっ、絋君、服脱がさないで!ここ、玄関だから、あっ、ちょ、待っ」
「僕、犬みたいな人超タイプなんですよ。良かった、好みドンピシャな人が久しぶりに現れてくれて」
悠里の鳴き声は可愛く、とても躾しがいがありました。
その日が良い夜になったことは言うまでもありません。
こうして相性バッチリな僕達は順調に恋人になったのです。
当初の予定だった一週間どころではなく、夏休み中は殆ど悠里の家にいました。
付き合い始めてから最初の一週間、僕は意図的に彼の手を握ることを避けていました。
はじめからこちらのペースで飛ばしすぎては良い関係を気付けないので、少しずつ焦らし向こうから動いてもらいたいからです。
すると、一週間が経ったある日、二人で帰宅途中に小さなトラブルが起きました。
買い物の帰り、立ち寄ったスーパーの前で、突然大粒の雨が降り出してしまいました。
運の悪いことに二人とも傘を持っていなかったのです。
僕は慌てて悠里の腕を掴み、悠里の家まで引っ張り走りました。その瞬間、自然と手が絡まり、握る形になったのです。
「あ……」
「……あ、ごめん」
「え……」
気付いた瞬間、すぐに手を離すと悠里は悲しそうな声を出しました。
「……悠里は、手繋ぐの苦手?」
「え?」
悠里は驚いた顔で答えました。
「ううん、全然大丈夫だよ。むしろ嬉しい」
「じゃあ、なんで手繋いでくれなかったの?僕、悠里から繋いでくれるの待ってたのに……」
「絋君……」
僕は、計画が失敗してしまったショックですっかり落ち込んでいました。
「……ごめん、今の忘れていいから」
何も話さなくなった悠里に背を向けて、家の中に入ろうとしました。その時、悠里が僕の服の裾を掴み、何かを小声で話しました。
「……手、繋ぐとさ」
「ん?」
あまりにもぼそぼそと小声で話すので、よく聞こえません。
僕が聞き返すと、覚悟を決めたように真っ赤な顔で話し始めます。
「あの……その、手、繋ぐとシてる時のこと思い出しちゃってちょっとまずいことになる、というか……」
「え……」
「ごめん!俺、やばいよね……。こんな理由で絋くん不安にして情けない……」
悠里は手で顔を覆い泣き出してしまいました。
その瞬間、僕の胸の奥で小さな火花が弾けるのを感じました。
なるほど、これが恋というものなのか、と少しずつ理解していく瞬間でもありました。
それから少し経った数日後、僕たちは初めてのデートに出かけました。
行き先は街の中心にある小さな水族館。悠里は水槽の前で無邪気に魚を見つめ、僕を振り返っては楽しそうに笑います。その笑顔を見るたびに、僕は自然と彼の腰に手を回していました。
「ねぇ、こっちのクラゲ見てみようよ」
悠里は少し頬を赤らめながらも、僕の手を握って水槽の前に立ちます。
僕より大きな身体の彼を引き寄せる瞬間、僕は心の中で思いました――彼を守りたい、喜ばせたい、と。
水族館を出たあと、帰り道で小さなカフェに寄りました。
二人で向かい合い、カフェラテを飲みながら、悠里は真剣な顔で僕を見つめます。
「絋、いつもありがとう。俺、絋がいるから毎日幸せなんだ」
僕は思わず、彼の手を握り返しました。
「悠里……僕も、君といると幸せだよ」
そのときの目の輝きと笑顔は、今でも忘れられません。
夏休みが明け、新学期になりましたが僕たちは交際を始めてからも、校内ではできるだけ自然に振る舞う、ということで合致しました。
悠里は元気で社交的なので、学校でも気軽に話しかけてきます。
僕は生徒会という立場なので目立つことを避け、できるだけ冷静に振る舞いますが、隠れて手を繋いだりちょっかいをかけたりすると悠里は頬が赤くなる瞬間があり、僕はそれを楽しみにしました。
放課後の教室や図書館では、二人で静かに過ごす時間もあります。
僕は悠里から勉強を教わったり、修哉さんとの面白い昔話を聞いたりしながら、少しずつ彼との距離を縮めていきました。
付き合い始めて一ヶ月ほど経ったある日、僕たちは寮に向かう途中の中庭で二人きりになりました。
夕焼けが綺麗で、風も穏やかです。
悠里は僕に軽く寄り添い、楽しそうに笑います。
会話の途中、不意に悠里の方からキスをされました。
いつもは僕の方からするものよりも、もっと軽い、触れるだけのキスでした。
「絋……あの、いきなりごめんね」
それなのに僕は心臓がドキドキし、顔が赤くなりました。
「い、いいよ……」
お互い、照れてしまって中々言葉が出てきませんでした。
もっとすごいことを経験してきてる筈なのに、キス一つで照れてしまうなんて中々僕も純情な所があるものです。
僕の母は、電話で報告すると僕たちの交際に対して穏やかに微笑んでくれました。
「絋、楽しそうね。悠里くんと仲良くね。今度家にも是非連れてきて」と言われるだけで、僕は胸が温かくなります。
兄も、はじめのうちは悠里のことを目の敵のようにしていましたが、僕がいかに悠里のことが大好きなのか長時間語り尽くした上、毎日惚気話を報告していたら今では自然と微笑ましい顔で見守ってくれています。
修哉さんは時折、僕達のやり取りを横目で見ながら、「お前たち、バカップルだな」と言ってきます。
どの口が、と思いますが口に出すと怒られそうなのでその時は黙ります。
大抵、目線でバレてしまって普通に怒られるのであんまり意味はありません。
以前は遠慮していたのか、僕はあまり注意を受けることはなかったのですが家族公認の仲になったからなのか、やれ勉強をしろだとか試験の点数はどうだったとか兄を通り越して父親のようになってきました。
僕も負けじと右から左に受け流し、悠里に泣きつくふりをして慰めてもらうという流れが出来てきました。
当て馬のような使われ方をして大変不服らしいです。面白いですね。
周りの人にが温かく見守られる中で、僕たちは僕たちらしくずっと一緒にいられればいいな、なんて思う今日この頃でした。
元々、僕は明るくて優しい、犬みたいな人がタイプなんですが、悠里はまさにそのど真ん中。
誰とでもすぐ打ち解ける人懐っこい性格と、どんどん好意を伝えてくれる健気さに好きになるのに時間はかかりませんでした。
誰にでも優しい人でしたが、僕にだけには特別にさらに優しいのです。
僕は見た目は小柄ですが、自分の思うように相手をリードしたいという気持ちは強く、いつも悠里の手を握り腰を抱きます。
それだけで悠里の胸が高鳴り、顔はすぐに赤くなります。そんな恋人を、僕は笑顔でからかうこともありますが、決して意地悪ではありません。
僕が悠里の家に突然押しかけた夜、誰にも言わないで家を出ようとしたところを母に見つかり、時間も遅いことを心配されました。
僕は、不良とかではないのですが昔から恋人に近い人が多かった為に泊まり歩くことが多く、母も緩く寛容なので泊まる事自体は特に止められません。
母の計らいでタクシーを呼んでもらえることになり、ものの10分程度で悠里の家に到着することができました。
あまりの速さにすごく驚かれました。
悠里はお風呂に入っていたのかほかほかでした。
僕は家の戸棚から適当に見繕ったクッキー缶や缶詰を手土産として渡しました。すると、悠里の顔色が変わります。
「えぇっ……こんな高そうなお菓子いただけないよ……」
「いえ、これから一週間泊めてもらうので当然のことです」
「あっ、本当に泊まるの」
「いやですか……?」
「全然!ようこそうちへ!あっ、荷物持つよ!」
「ありがとうございます。お邪魔します」
リビングに向かう間に、僕が持ってきた荷物の一部が落ちてしまいました。
悠里の視線が僕と落ちたものを交互に忙しなく往復します。
「……絋、くん?この首輪?は何用なの……?」
「ふふ、それはね。先輩用ですね」
「ん?ちょっ、絋君、服脱がさないで!ここ、玄関だから、あっ、ちょ、待っ」
「僕、犬みたいな人超タイプなんですよ。良かった、好みドンピシャな人が久しぶりに現れてくれて」
悠里の鳴き声は可愛く、とても躾しがいがありました。
その日が良い夜になったことは言うまでもありません。
こうして相性バッチリな僕達は順調に恋人になったのです。
当初の予定だった一週間どころではなく、夏休み中は殆ど悠里の家にいました。
付き合い始めてから最初の一週間、僕は意図的に彼の手を握ることを避けていました。
はじめからこちらのペースで飛ばしすぎては良い関係を気付けないので、少しずつ焦らし向こうから動いてもらいたいからです。
すると、一週間が経ったある日、二人で帰宅途中に小さなトラブルが起きました。
買い物の帰り、立ち寄ったスーパーの前で、突然大粒の雨が降り出してしまいました。
運の悪いことに二人とも傘を持っていなかったのです。
僕は慌てて悠里の腕を掴み、悠里の家まで引っ張り走りました。その瞬間、自然と手が絡まり、握る形になったのです。
「あ……」
「……あ、ごめん」
「え……」
気付いた瞬間、すぐに手を離すと悠里は悲しそうな声を出しました。
「……悠里は、手繋ぐの苦手?」
「え?」
悠里は驚いた顔で答えました。
「ううん、全然大丈夫だよ。むしろ嬉しい」
「じゃあ、なんで手繋いでくれなかったの?僕、悠里から繋いでくれるの待ってたのに……」
「絋君……」
僕は、計画が失敗してしまったショックですっかり落ち込んでいました。
「……ごめん、今の忘れていいから」
何も話さなくなった悠里に背を向けて、家の中に入ろうとしました。その時、悠里が僕の服の裾を掴み、何かを小声で話しました。
「……手、繋ぐとさ」
「ん?」
あまりにもぼそぼそと小声で話すので、よく聞こえません。
僕が聞き返すと、覚悟を決めたように真っ赤な顔で話し始めます。
「あの……その、手、繋ぐとシてる時のこと思い出しちゃってちょっとまずいことになる、というか……」
「え……」
「ごめん!俺、やばいよね……。こんな理由で絋くん不安にして情けない……」
悠里は手で顔を覆い泣き出してしまいました。
その瞬間、僕の胸の奥で小さな火花が弾けるのを感じました。
なるほど、これが恋というものなのか、と少しずつ理解していく瞬間でもありました。
それから少し経った数日後、僕たちは初めてのデートに出かけました。
行き先は街の中心にある小さな水族館。悠里は水槽の前で無邪気に魚を見つめ、僕を振り返っては楽しそうに笑います。その笑顔を見るたびに、僕は自然と彼の腰に手を回していました。
「ねぇ、こっちのクラゲ見てみようよ」
悠里は少し頬を赤らめながらも、僕の手を握って水槽の前に立ちます。
僕より大きな身体の彼を引き寄せる瞬間、僕は心の中で思いました――彼を守りたい、喜ばせたい、と。
水族館を出たあと、帰り道で小さなカフェに寄りました。
二人で向かい合い、カフェラテを飲みながら、悠里は真剣な顔で僕を見つめます。
「絋、いつもありがとう。俺、絋がいるから毎日幸せなんだ」
僕は思わず、彼の手を握り返しました。
「悠里……僕も、君といると幸せだよ」
そのときの目の輝きと笑顔は、今でも忘れられません。
夏休みが明け、新学期になりましたが僕たちは交際を始めてからも、校内ではできるだけ自然に振る舞う、ということで合致しました。
悠里は元気で社交的なので、学校でも気軽に話しかけてきます。
僕は生徒会という立場なので目立つことを避け、できるだけ冷静に振る舞いますが、隠れて手を繋いだりちょっかいをかけたりすると悠里は頬が赤くなる瞬間があり、僕はそれを楽しみにしました。
放課後の教室や図書館では、二人で静かに過ごす時間もあります。
僕は悠里から勉強を教わったり、修哉さんとの面白い昔話を聞いたりしながら、少しずつ彼との距離を縮めていきました。
付き合い始めて一ヶ月ほど経ったある日、僕たちは寮に向かう途中の中庭で二人きりになりました。
夕焼けが綺麗で、風も穏やかです。
悠里は僕に軽く寄り添い、楽しそうに笑います。
会話の途中、不意に悠里の方からキスをされました。
いつもは僕の方からするものよりも、もっと軽い、触れるだけのキスでした。
「絋……あの、いきなりごめんね」
それなのに僕は心臓がドキドキし、顔が赤くなりました。
「い、いいよ……」
お互い、照れてしまって中々言葉が出てきませんでした。
もっとすごいことを経験してきてる筈なのに、キス一つで照れてしまうなんて中々僕も純情な所があるものです。
僕の母は、電話で報告すると僕たちの交際に対して穏やかに微笑んでくれました。
「絋、楽しそうね。悠里くんと仲良くね。今度家にも是非連れてきて」と言われるだけで、僕は胸が温かくなります。
兄も、はじめのうちは悠里のことを目の敵のようにしていましたが、僕がいかに悠里のことが大好きなのか長時間語り尽くした上、毎日惚気話を報告していたら今では自然と微笑ましい顔で見守ってくれています。
修哉さんは時折、僕達のやり取りを横目で見ながら、「お前たち、バカップルだな」と言ってきます。
どの口が、と思いますが口に出すと怒られそうなのでその時は黙ります。
大抵、目線でバレてしまって普通に怒られるのであんまり意味はありません。
以前は遠慮していたのか、僕はあまり注意を受けることはなかったのですが家族公認の仲になったからなのか、やれ勉強をしろだとか試験の点数はどうだったとか兄を通り越して父親のようになってきました。
僕も負けじと右から左に受け流し、悠里に泣きつくふりをして慰めてもらうという流れが出来てきました。
当て馬のような使われ方をして大変不服らしいです。面白いですね。
周りの人にが温かく見守られる中で、僕たちは僕たちらしくずっと一緒にいられればいいな、なんて思う今日この頃でした。
70
あなたにおすすめの小説
【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
推しにプロポーズしていたなんて、何かの間違いです
一ノ瀬麻紀
BL
引きこもりの僕、麻倉 渚(あさくら なぎさ)と、人気アイドルの弟、麻倉 潮(あさくら うしお)
同じ双子だというのに、なぜこんなにも違ってしまったのだろう。
時々ふとそんな事を考えてしまうけど、それでも僕は、理解のある家族に恵まれ充実した引きこもり生活をエンジョイしていた。
僕は極度の人見知りであがり症だ。いつからこんなふうになってしまったのか、よく覚えていない。
本音を言うなら、弟のように表舞台に立ってみたいと思うこともある。けれどそんなのは無理に決まっている。
だから、安全な自宅という城の中で、僕は今の生活をエンジョイするんだ。高望みは一切しない。
なのに、弟がある日突然変なことを言い出した。
「今度の月曜日、俺の代わりに学校へ行ってくれないか?」
ありえない頼み事だから断ろうとしたのに、弟は僕の弱みに付け込んできた。
僕の推しは俳優の、葛城 結斗(かつらぎ ゆうと)くんだ。
その結斗くんのスペシャルグッズとサイン、というエサを目の前にちらつかせたんだ。
悔しいけど、僕は推しのサインにつられて首を縦に振ってしまった。
え?葛城くんが目の前に!?
どうしよう、人生最大のピンチだ!!
✤✤
「推し」「高校生BL」をテーマに書いたお話です。
全年齢向けの作品となっています。
一度短編として完結した作品ですが、既存部分の改稿と、新規エピソードを追加しました。
✤✤
【本編完結】才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
ホマレ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
ハッピーライフのために地味で根暗な僕がチャラ男会計になるために
ミカン
BL
地味で根暗な北斗が上手く生きていくために王道学園でチャラ男会計になる話
※主人公へのいじめ描写ありのため苦手な方は閲覧ご注意下さい。
ある日、人気俳優の弟になりました。
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
天使な坊っちゃんの護衛中なのに、運命の相手がしつこすぎる。
濃子
BL
はじめて会ったやつに「運命の相手だ」、って言われたら?あんたならどうするーー?
ーーおれは吉備川 翠(すい)、明(あかる)坊っちゃんの護衛兼屋敷の使用人だ。坊っちゃんが男子校に行くことになり、心配した旦那様に一緒に通わされることになったんだけど、おれ、2つ上なんだよね。
その上、運命の相手だ、なんていう不審者にもからまれて、おれは坊っちゃんを守ることに、生命をかけてるんだよ、邪魔はしないでくれーー!
おまけに坊っちゃま高校は、庶民には何もかもがついていけない世界だし……。負けるな〜!おれッ!
※天使な坊っちゃんの護衛をがんばる、ギャグ多め、たまにシリアスな作品です。
※AI挿絵を使用していますが、あくまでイメージです。指のおかしさや、制服の違いなどありますが、お許しください。
※青春BLカップに参加させていただきます。ギャグ大好きな方、応援よろしくお願いします🙇
「推しは目の前の先輩です」◆完結◆
星井 悠里
BL
陽キャの妹に特訓され、大学デビューしたオレには、憧れの先輩がいる。その先輩のサークルに入っているのだが、陽キャに擬態してるため日々疲れる。
それを癒してくれるのは、高校で手芸部だったオレが、愛情こめて作った、先輩のぬいぐるみ(=ぬい)「先輩くん」。学校の人気のないところで、可愛い先輩くんを眺めて、癒されていると、後ろから声を掛けられて。
まさかの先輩当人に、先輩くんを拾われてしまった。
……から始まるぬい活🐻&恋🩷のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる