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after story兄弟になった日のこと
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(兄視点)
初めて弟の絋と出会った日のことを、今でも鮮明に覚えている。
あの日、家の中は妙にざわついていた。家政婦さん達が慌ただしく動き回り、父は普段通りの落ち着いた表情で書類を整理していたが、緊張した面持ちだった。
俺はまだ小学五年生で、少し前から父に話はされていたけれど何が起こるのか全部は理解できていなかった。
だけど、なんとなく皆と同じように緊張していた。
チャイムが鳴り、父に連れられて玄関まで一緒にお出迎えをしにいった。
「……凌、今日から一緒に暮らすことになる人達だよ」
父が俺にそう告げ、玄関の方を指差す。そこには、とても目がくりくりの、可愛い顔をした小柄の男の子とその子のお母さんと思われる人が立っていた。驚くほど綺麗な人で少しだけ緊張が増した。
「はじめまして、水沢由紀です」
女の人の声は、思ったよりも柔らかかった。
俺は小さく頭を下げる。
「……水沢紘です、よろしくお願いします」
男の子も挨拶をしたその瞬間、父がにっこり笑った。
「さあ、二人とも新しい家族として、仲良くね」
俺はその時まだ幼く、血の繋がりのない弟とどう接していいのか分からなかった。
しかし、父と母さんになる人の顔を見れば、拒否する理由はどこにもなかった。父は僕たちを見比べ、軽く頷く。
「凌、これからよろしく頼むぞ」
あの日から、僕たちは正式に兄弟となった。
しかし、最初の数週間はぎこちなさの連続だった。
俺は父の子で、将来的には父の会社を継ぐことになる身。
彼は母さんの連れ子で、まだ何も決まっていない立場。
家の中で一緒に食事をする時間も、会話も、ぎこちない沈黙で埋め尽くされることが多かった。
それでも、少しずつお互いを理解する瞬間が訪れた。
凌は運動神経が良く、要領も良かった。なんでも卒なくこなすという印象だった。
成長するにつれて勉強は疎かになっていったけれど、そんなことは些細な問題だった。
ある時、俺が先に体育の時間で苦戦していた逆上がりを絋が見よう見まねで簡単に習得し、目の前でやってみせた。
綺麗に、流れるような動作で鉄棒を回転する絋。
俺はそれを尊敬の眼差しで見つめ、コツを教えてもらううちに出来るようになった。
逆上がりが出来た時には二人で喜びあった。
この出来事から、絋はサポートする役割に意味を見出したのだと言っていた。
俺たちは、少しずつ心を開いていった。元々一歳しか変わらず、兄弟といっても年は近いし気は合う方だとは思っていた。
一方で、俺の存在も彼にとって必要なものになっていったのだと思う。
家族の中で、唯一気を許せる瞬間を互いに持つようになったのだ。
ある日のこと。父が絋に言った。
「絋、お前は将来的に凌の補佐をする立場になる。兄の秘書として、会社を支えるんだ」
俺は一瞬、戸惑った。
俺もまだ子供で、絋の人生までも決めてしまうような、そんな責任を背負える自信はなかった。
しかし、父の眼差しにも絋の眼差しにも真剣さがあった。
母さんも優しく微笑む。
「大丈夫よ、紘。お兄ちゃんことを信じて支えてあげられるでしょう?」
「うん!僕、兄ちゃんのひしょになる!」
そのとき、俺は決意した。
俺は後継者として、そして兄弟として、彼を導いていく。
血の繋がりはなくても、心で結ばれた家族になれる。そう信じて、俺は頷いた。
時は流れ、俺たちは高校生になった。家族の中での役割も明確になり、絋は俺と同じ学園に入学すると、秘書になる練習として日々の学校生活や家事、生徒会の仕事の手伝いもこなすようになった。
例えば、朝の登校前。絋はいつも先に台所に向かい、俺のために朝食を用意してくれる。
トーストを焼き、卵を焼き、紅茶を注ぐ。
俺が起きてくると、絋は挨拶してくれ、一緒に朝食を食べる。
いつも絋は俺が起きるまで待っていてくれる。
絋がトーストにバターを塗る手元をじっと見つめ、ふと「ありがとう」とだけ言うと、その言葉を聞いて胸を撫で下ろしてくれるのが可愛い。
夕方には、生徒会室から帰宅すると、絋は部屋につくなり資料を整理してくれる。
時には、鞄を開ける瞬間、資料が散乱したのを俺が手伝って拾うと、照れたように笑う。
その仕草を見て、俺はやっぱり微笑んでしまう。絋は相変わらず何でも卒なくこなし、時に難しい表情を見せることもあるが、部屋の中では少しずつリラックスした面も見せるようになった。
時々、ふと振り返る。
あの日、玄関で出会ったときのぎこちなさ、戸惑い、緊張──それが今では笑い話になりつつある。
絋と俺は、互いに支え合い、信頼し合い、家族として、そして後に俺の恋人とも深く結びつくことになる。
しかし、すべてはあの日、父が僕に手渡した「新しい家族として仲良く」という言葉から始まったのだ。
絋のサポートがなければ、修哉とは上手くいってなかったかもしれないと思うと、感謝で頭が上がらない。
実家に帰省していた夜、リビングで学校生活で取った写真を整理していると、父が微笑みながら話しかけてきた。
「学園生活、楽しそうだな」
俺は軽く頭を下げ、父の方を見る。隣にいる母さんはにこやかな笑顔を崩さない。
「はい、父さん。これからも兄弟で頑張っていきます」
父は満足そうに頷き、母も微笑む。俺は静かに心の中で呟いた。
――兄弟になった日から、僕たちの物語は始まったのだ。血の繋がりはなくても、家族として、そして未来を共にする存在として。
久しぶりの帰省となると、家族全員で過ごす時間が増える。
母さんが手作りのランチを作り、父は仕事の書類を整理しながらも、俺たちの話を静かに聞いてくれる。
俺はリビングのソファに並んで座り、学校での出来事や近況を話す。
ふと、お昼ご飯の時間なのに絋が居ないことに気が付いた。
実家だと気が緩むのか、いつも早起きをする絋も大体帰省中の朝は遅くまで寝ていることが多い。
けれど、流石に12時を過ぎても起きてこないのはいくらなんでも寝過ぎだろう。
「絋、出てきませんね。ちょっと起こしてきます」
「あら、絋なら昨日の夜に出かけていったわよ?」
「え?!」
なんていうことだ。昨日は修哉との関係を父に報告したり色々あってバタバタしてたからようやく絋と落ち着いて話せると思っていたのに。
「先輩の家に一週間くらい泊まるとか言ってたかしら……あの子結構奔放な子だからよくあるのよね」
「……よくあることなんだ」
「まぁ、もう絋君も高校生だし行先も分かってるから大丈夫だろ。凌、ほら食べながら学校での話しもっと聞かせてくれ」
俺の知らない絋の一面はまだまだ沢山ありそうだ。とりあえず帰ってきたら絋に話を聞こうと思った。
初めて弟の絋と出会った日のことを、今でも鮮明に覚えている。
あの日、家の中は妙にざわついていた。家政婦さん達が慌ただしく動き回り、父は普段通りの落ち着いた表情で書類を整理していたが、緊張した面持ちだった。
俺はまだ小学五年生で、少し前から父に話はされていたけれど何が起こるのか全部は理解できていなかった。
だけど、なんとなく皆と同じように緊張していた。
チャイムが鳴り、父に連れられて玄関まで一緒にお出迎えをしにいった。
「……凌、今日から一緒に暮らすことになる人達だよ」
父が俺にそう告げ、玄関の方を指差す。そこには、とても目がくりくりの、可愛い顔をした小柄の男の子とその子のお母さんと思われる人が立っていた。驚くほど綺麗な人で少しだけ緊張が増した。
「はじめまして、水沢由紀です」
女の人の声は、思ったよりも柔らかかった。
俺は小さく頭を下げる。
「……水沢紘です、よろしくお願いします」
男の子も挨拶をしたその瞬間、父がにっこり笑った。
「さあ、二人とも新しい家族として、仲良くね」
俺はその時まだ幼く、血の繋がりのない弟とどう接していいのか分からなかった。
しかし、父と母さんになる人の顔を見れば、拒否する理由はどこにもなかった。父は僕たちを見比べ、軽く頷く。
「凌、これからよろしく頼むぞ」
あの日から、僕たちは正式に兄弟となった。
しかし、最初の数週間はぎこちなさの連続だった。
俺は父の子で、将来的には父の会社を継ぐことになる身。
彼は母さんの連れ子で、まだ何も決まっていない立場。
家の中で一緒に食事をする時間も、会話も、ぎこちない沈黙で埋め尽くされることが多かった。
それでも、少しずつお互いを理解する瞬間が訪れた。
凌は運動神経が良く、要領も良かった。なんでも卒なくこなすという印象だった。
成長するにつれて勉強は疎かになっていったけれど、そんなことは些細な問題だった。
ある時、俺が先に体育の時間で苦戦していた逆上がりを絋が見よう見まねで簡単に習得し、目の前でやってみせた。
綺麗に、流れるような動作で鉄棒を回転する絋。
俺はそれを尊敬の眼差しで見つめ、コツを教えてもらううちに出来るようになった。
逆上がりが出来た時には二人で喜びあった。
この出来事から、絋はサポートする役割に意味を見出したのだと言っていた。
俺たちは、少しずつ心を開いていった。元々一歳しか変わらず、兄弟といっても年は近いし気は合う方だとは思っていた。
一方で、俺の存在も彼にとって必要なものになっていったのだと思う。
家族の中で、唯一気を許せる瞬間を互いに持つようになったのだ。
ある日のこと。父が絋に言った。
「絋、お前は将来的に凌の補佐をする立場になる。兄の秘書として、会社を支えるんだ」
俺は一瞬、戸惑った。
俺もまだ子供で、絋の人生までも決めてしまうような、そんな責任を背負える自信はなかった。
しかし、父の眼差しにも絋の眼差しにも真剣さがあった。
母さんも優しく微笑む。
「大丈夫よ、紘。お兄ちゃんことを信じて支えてあげられるでしょう?」
「うん!僕、兄ちゃんのひしょになる!」
そのとき、俺は決意した。
俺は後継者として、そして兄弟として、彼を導いていく。
血の繋がりはなくても、心で結ばれた家族になれる。そう信じて、俺は頷いた。
時は流れ、俺たちは高校生になった。家族の中での役割も明確になり、絋は俺と同じ学園に入学すると、秘書になる練習として日々の学校生活や家事、生徒会の仕事の手伝いもこなすようになった。
例えば、朝の登校前。絋はいつも先に台所に向かい、俺のために朝食を用意してくれる。
トーストを焼き、卵を焼き、紅茶を注ぐ。
俺が起きてくると、絋は挨拶してくれ、一緒に朝食を食べる。
いつも絋は俺が起きるまで待っていてくれる。
絋がトーストにバターを塗る手元をじっと見つめ、ふと「ありがとう」とだけ言うと、その言葉を聞いて胸を撫で下ろしてくれるのが可愛い。
夕方には、生徒会室から帰宅すると、絋は部屋につくなり資料を整理してくれる。
時には、鞄を開ける瞬間、資料が散乱したのを俺が手伝って拾うと、照れたように笑う。
その仕草を見て、俺はやっぱり微笑んでしまう。絋は相変わらず何でも卒なくこなし、時に難しい表情を見せることもあるが、部屋の中では少しずつリラックスした面も見せるようになった。
時々、ふと振り返る。
あの日、玄関で出会ったときのぎこちなさ、戸惑い、緊張──それが今では笑い話になりつつある。
絋と俺は、互いに支え合い、信頼し合い、家族として、そして後に俺の恋人とも深く結びつくことになる。
しかし、すべてはあの日、父が僕に手渡した「新しい家族として仲良く」という言葉から始まったのだ。
絋のサポートがなければ、修哉とは上手くいってなかったかもしれないと思うと、感謝で頭が上がらない。
実家に帰省していた夜、リビングで学校生活で取った写真を整理していると、父が微笑みながら話しかけてきた。
「学園生活、楽しそうだな」
俺は軽く頭を下げ、父の方を見る。隣にいる母さんはにこやかな笑顔を崩さない。
「はい、父さん。これからも兄弟で頑張っていきます」
父は満足そうに頷き、母も微笑む。俺は静かに心の中で呟いた。
――兄弟になった日から、僕たちの物語は始まったのだ。血の繋がりはなくても、家族として、そして未来を共にする存在として。
久しぶりの帰省となると、家族全員で過ごす時間が増える。
母さんが手作りのランチを作り、父は仕事の書類を整理しながらも、俺たちの話を静かに聞いてくれる。
俺はリビングのソファに並んで座り、学校での出来事や近況を話す。
ふと、お昼ご飯の時間なのに絋が居ないことに気が付いた。
実家だと気が緩むのか、いつも早起きをする絋も大体帰省中の朝は遅くまで寝ていることが多い。
けれど、流石に12時を過ぎても起きてこないのはいくらなんでも寝過ぎだろう。
「絋、出てきませんね。ちょっと起こしてきます」
「あら、絋なら昨日の夜に出かけていったわよ?」
「え?!」
なんていうことだ。昨日は修哉との関係を父に報告したり色々あってバタバタしてたからようやく絋と落ち着いて話せると思っていたのに。
「先輩の家に一週間くらい泊まるとか言ってたかしら……あの子結構奔放な子だからよくあるのよね」
「……よくあることなんだ」
「まぁ、もう絋君も高校生だし行先も分かってるから大丈夫だろ。凌、ほら食べながら学校での話しもっと聞かせてくれ」
俺の知らない絋の一面はまだまだ沢山ありそうだ。とりあえず帰ってきたら絋に話を聞こうと思った。
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