朝が来てもそばにいて〜聖夜の約束〜

文字の大きさ
14 / 14

朝が来ても

しおりを挟む

「あのさぁ…。広いんだし、もうちょっと離れて座れば?」
「嫌だっ!!」

 それから少しして、顔を見せた久遠と一緒にみんなでリビングに移動した。疑問はたくさんあるし、聞きたいことだって山積みだ。だから、とりあえず話をしようということになったのだけれど。
 無駄に広いスイートルームは、ソファも豪華。ふかふかで広い。そこに座った爽真は、開いた足の間に凛を座らせ、自分の腕の中にすっぽりとその身体を抱き込んでいた。凛はちょっと困った顔をして、けれど爽真の望み通りにその背を爽真の胸に預けている。
 斜向いに座った久遠は呆れたような顔をしてるけど、関係ない。だって十三年も待ったのだ。このくらい、絶対、許される。と、爽真は思う。

「凛、なんか、ちっちゃくなったね」
「えっ? 今さら?」
「いや。わかってたよ?! さっきからずっと思ってはいたんだけど、改めて思ったっていうか…っ」

 そう。腕の中の凛は、爽真が記憶しているよりふた回りは小さい。……というか、全体的に、若い。なんで? と不思議に思いながらその頭や顔を撫で回していると、 益々呆れた顔をした久遠が、深く深くため息をついた後、パン!とひとつ手を叩いた。

「えーと……、何処から、話そうか?」

 久遠がそう切り出すと、はい。と小さな声が聞こえて、おずおずと凛が手を上げる。

「僕、まずは爽真に内緒にしてたこと、謝りたいです」
「ああー……」
「え? 内緒? どういうこと?」

 首を傾げて爽真が腕の中の人に問いかけると、榛色の瞳が少し迷うようにぱたぱたと瞬いた。

「あの、どう言えばいいかな。あの日、爽真に最後に会った日の後、僕はすぐに人に生まれなおしたんだ。だから最初からこのくらいの大きさになるまで会えないの、わかってたんだけど……。なんか、僕が生まれ直すこと内緒にしたせいで、爽真に大変な思いさせちゃったんだなって思ってて」
「……え?」

 クリスマスは毎年海外にいるらしいってSNS見て知って、本当にびっくりした。と言った凛に、爽真の方が驚いて思わず声が出る。

「あ、あのさ! 凛は全部正直に話したいって言ったんだけど、俺が止めたんだよ。あのときは俺、まだ爽真のことよくわかんなかっから……十年以上まったく会えないって言われたら挫折しそうだなーって思っちゃって。それで、爽真の方には、ちゃんと約束守って凛のこと待ってたら、天界のジジイたちも納得するし、凛も俺と同じ管理職になれて会えるようになるって説明してた。途中で訂正しようと思ったこともあるんだけど、爽真めっちゃ頑張ってたから言い出しにくくて……ごめん」

 言われたことがやっぱりよく飲み込めなくて、爽真は何度もパチパチと瞬きをした。
 今までのクリスマス、実は凛が来れる可能性が実はゼロで、それを爽真だけが知らなかった。というのは、かなりショックな話ではある。毎年毎年、結構、かなり、頑張ったのに! という気持ちもある。
 けれど、それよりも。

「……凛、もう、サンタじゃないの…?」

 さっき凛は『人に生まれなおした』と言った。久遠も『爽真にもう一度会うために生まれなおす』って言った。なら、それは。

「ああ。うん。ええと、普通に人になった。って言えばいいのかな?」
「じゃあ、朝になってもいなくならない…?」
「うん。朝になっても消えないし、クリスマスじゃない日でも、会いたかったら、いつ」

 いつでも会えるよ。と、最後まで聞く間すら我慢が出来なくて、爽真は腕の中の人をぎゅうときつく抱きしめた。痛い。と小さく抗議の声が上がって緩々と腕の力を抜くと、凛が首を回して、チラとこちらを見上げている。
 榛色の瞳もミルク色の肌もあの頃と同じだけれど、その頬はふっくらとしていて可愛らしいし、以前よりもずっと華奢で小柄になった身体の骨格は、まだ子供のそれだ。

「あの、じゃあ、凛、今、何歳なの?」
「ごめん……まだ、十三歳、で」
「本当はさ、十五歳になるまで駄目って言ったんだけど、凛、本当に言うこと聞かなくてさぁ…」
「だ、だって!!」

 斜向いから聞こえた声に視線をそちらに向けると、凛が久遠を静止するようにバタバタと細い手足を動かした。それを宥めるように頭を撫でて腰に回した手に力を込め動きを制限すると、凛がむう。と下の唇を噛んでそろりと爽真を見上げてくる。

 久遠が言うには、あの日、爽真と朝を迎えた翌日には、凛は新しく生を受ける手続きに入ったのだという。
 人間は死んだ後、魂が洗浄されて、それからまた生まれてくる。そういうものなのだと、以前凛に聞いた。その洗浄の段階で、前の記憶は全部なくなるのだとも。

「うん。そうなんだけど、それだと困るから、記憶を取っておいて、また戻して欲しいって、偉い人にお願いしたんだよ。本当は駄目なんだけど、僕は百年もサンタをしていたから、特別に許可してもらった」

 でも、ひとつの身体にふたつの記憶を入れるというのは、その心身にとても負担のかかることなのだという。

「だからね、ちょっとずつ、戻してもらったんだ」

 それは、凛が五歳になった年のクリスマスからはじまったのだという。

「久遠がさ、プレゼント持ってきたんだよね。それがさ、僕が欲しがってたおもちゃかと思ったら全然違うの。……誰かの記憶、だったんだよね。僕より少し年上の男の子に会った記憶だったよ」

 訳がわからないまま、次の年もその次の年も、誰かの記憶は凛にプレゼントされたらしい。

「最初は本当にめちゃめちゃ怖かったよ。自分だけど自分のじゃない記憶が入ってくるのが。しかも久遠が『絶対誰にも言うな』って脅すし。クリスマスって最悪な日だってずっと思ってた」
「しょうがないじゃん! 病院に連れて行かれて精神に作用するような薬使われたら、全部駄目になっちゃうんだから!」

 そうやって、サンタだった頃の凛の記憶を少しずつ取り込んで数年経った、ある日のことだったという。

「家でね、タブレットで動画見てたら、知ってる声が聞こえてきたんだ。初めて聞いたんだけど絶対に知ってる声で、その時にさ、ああ、毎年プレゼントされてる記憶は昔の自分のもので、出てくる男の子は、この声の主だって、理解して」

 それからというもの、凛の生活はその声の主───爽真一色になったそうだ。
 爽真のことを調べ、歌を聴き、動画も見て、放送も可能な限り聞いて。クリスマスに貰える新しい記憶を、すごく楽しみにするようになった。と、凛は話した。

「コイツの部屋マジでヤバいよ。爽真くんのグッズで溢れてんの」
「く、久遠!」
「えっ! 本当に? めっちゃ嬉しいんだけど!」

 視線を下に移すと、凛が居心地悪そうにもそもそと動いた。濡羽色の髪の隙間からピンク色に染まった耳が見える。あんまりにも可愛くて、衝動的にそこに唇を落とすと「ひゃあっ!!」と高い声が上がった。

「コラコラ爽真さん。そういう悪戯すんのは後にして」
「え? 後でならしてもいいの?」
「そ、そういう意味じゃないでしょ…!」

 片耳を手で押さえながら、凛がチラと振り返る。真っ赤になっている顔も可愛くて、その頬に自分の頬をぴったりくっつけると、凛の口から「ぐぉ……っ」と奇妙な声が漏れた。

「爽真。凛マジで爽真の限界オタクだから、それ以上やったら多分死ぬよ。ちょっとずつ慣らして」
「ええー……」

 それは、困る。

「まあ、それでね、凛、爽真が好きすぎて、本当に大変なの。記憶が全部揃うまで爽真本人には会わないようにって契約になってんのに、近くでリリイベやってるとフラフラ行こうとするし、ライブのチケットも勝手に取ろうとするし…」
「だ、だって! あの、めちゃめちゃ遠くからチラッと見るくらいなら大丈夫かな? って…」
「駄目に決まってんだろ。まあ、この調子だからもう無理だなって思って、クリスマスより一ヶ月早かったけど、最後の記憶を戻したんだ」

 久遠の言葉に、腕の中の身体がぴくんと反応した。『最後の記憶』というのは、あの最後に会った夜のことだろう。

「もうさぁ、戻した途端、爽真のとこ行きたい! って凛が騒いで大変で」
「ちょっ…! 久遠!」
「あれから一ヶ月、毎日凛のこと宥めててマジで大変だったわ」
「言わないでってば!」

 真っ赤な顔をした凛があわてたように久遠を止めた。
 
「……だって、記憶が揃えば揃うほど苦しかったんだもん。特に最後に戻した記憶、消える前に見た爽真の顔が忘れられなくて、胸が痛くて死んじゃいそうって思った。僕を待ってくれてる爽真も、こんな気持ちなのかなって。こんな気持ちのままで十年以上、待ってくれてるのかって思ったら、本当に、じっとしていられなくて」

 腰に回したままの手に、爽真よりもひと回り小さな手が重なった。緊張しているのか、その手は少し冷んやりとしている。それを温めるように爽真が握ると、ぴくんとその身体が跳ねた。

「爽真。見ての通り凛はまだ子供だから。あんまり、無茶なことしないでね」
「大丈夫! これ以上ないってくらい大事にするから! ね? 凛」

 久遠の言葉に、そう言ってもう一度頬をすりと合わせると、凛が「ふぉおぉぉ…」と震えて妙な声を漏らす。面白くて、ついつい悪戯したくなってしまって、正直ちょっと困ったなぁ。とは思っているけれど。

「んー。じゃあ、さ。話も一段落ついたし、ご飯食べようか?」

 そう提案すると、久遠がやった と立ち上がる。爽真も凛を促して立ち上がると、爽真のジャケットの裾を凛が引いた。頭ふたつ分低い位置から、榛色の瞳がじっと爽真を見上げている。

「あ、あの、ね! すぐ、追いつくから! 早く、もっと、大きくなるから!」

 凛の瞳は必死な色をしていて、それがまた愛おしくて、思わずぎゅっと抱きしめてしまう。

「いいよ、ゆっくりで」

 ぽんぽんと背を撫で囁くと、ウロウロと視線を彷徨わせた後爽真を見つめたその目元が、ほんのりと赤く染まった。



 二人のために用意したクリスマスディナーを振る舞って、デザートまで綺麗に食べ終えると、久遠は「朝になったら迎えに来るから」と言いおいて帰ってしまった。
 本当に物理的に凛を家から連れてきたらしく、両親が気づく前に凛を部屋に戻さないといけないらしい。幸い、時差は一時間程度だ。無駄に遠いところを選ばなくて本当に良かったと思う。

「ほら。おいで。凛」

 順番にお風呂に入って、寝る用のラフな服装に着替えると、ベッドに上がってポンポンと自分の傍らを叩いた。
 う、うん。と返事をしながらも、凛はウロウロと視線を彷徨わせていて、なかなか上に上がってこない。Tシャツ短パンからのぞく細い手足は、結構暴力的だなぁと思いながらその手を掴んで引くと、のそのそと凛がベッドの上にあがってきた。

「大丈夫。何もしないよ」

 仰向けに寝た凛の横に長くなり、肩肘をついて頭を支えその顔を見下ろすと、榛色の瞳がぱたぱたと瞬いて、身体の脇に下ろしていた手をきゅうと握った。

「……僕が、子供だから?」
「そう…だね」

 震える声の問いにそう答えると、凛が下の唇を噛んでぐっと口を引き結ぶ。
 見た目は十三歳の子供なのに、その表情や放つ色香は大人のそれで、アンバランスにも程がある。危うくて、うっかり手を伸ばしてしまいそうだ。
 再会まで十三年もかかったのは、本当に辛かったし大変だったけれど、その間に自分がある程度大人になったのは良かったのかもしれないと爽真は思う。なかなかの暴れん坊だった爽真自身もさすがに三十近くなって随分と我慢がきくようになった。今ですら、結構ジリジリと煽られている。これがもっともっと若い頃なら、うっかり凛を傷つけてしまったかもしれない。

「嫌に…なった?」

 凛が発した言葉の意味がわからなくて、首が傾いだ。嫌になる…とは、凛がまだ子供の姿で現れたから。ということだろうか。まさか。十三年、だ。……出会った頃からなら二十二年も恋焦がれている。その程度の気持ちだと思われたなら、かなり心外なのだけれど。
 大事にしたいだけ。不安にさせたい訳ではない。

「凛」

 おいでおいでと手招きすると、くるんと横に一回転してきて凛の身体が胸の中にすとんと収まる。その濡羽色の髪に顔を埋めすんと匂いを嗅ぐと、くすぐったいよ。とその細い身体が笑いで震えた。そのまま両の手で頬を包んでじっとその瞳を覗くと、少し眉を顰めて凛が困ったような顔をする。
 チュッと額に唇を落とすと、目の前の伏せた瞼がふるふると震えた。爽真のTシャツの胸のあたりを、凛の手がぎゅうと握る。ドキドキと破裂しそうな勢いで動いている心臓の動きが触れ合った皮膚から伝わってきて、くらりとめまいがした。子供のあどけなさを残したふっくらとした頬の上、爽真をじっと見つめる榛色は、その奥に欲をチラつかせていて、思わずため息が出る。

「好きだよ」

 口から零れた言葉に呼応するように、凛がぎゅうと爽真の身体にしがみついた。壊してしまいそうだ、と少し怯えながら、その背が撓るほどに抱きしめる。

「僕も、好き。爽真が、好き」

 甘い囁きに、じんと脳が痺れた。
 ほう。とその口から漏れた吐息すら甘く響いて、本当に毒だなぁと思う。

「あのね。おれはさ、凛が凛なら、見た目が大きくても小さくても、どっちでもいいんだよ。どっちでも大好き。本当に、すごくすごく大事にしようって思ってる。だから、色々、ちょっとずつ、ね。壊しちゃいそうで、恐い」
「大丈夫、だよ。そんな簡単に、壊れたりしない」
「うん。でも、少しずつにしよ?」

 そう言うと凛の瞳が揺れ、ちょっと不満そうにその頬が膨らむ。それを指先でつついて、それからそこに唇を落とした。応えるように伸びてきた細い腕が爽真の首に絡まり、クッと身体が引き寄せられる。

「好きだよ。凛」

 そういって触れた唇は、不安になるほど柔らかく、ひどく甘美な味がした。



 ヴーヴーとスマホが震え、アラーム音が鳴り響いていた。爽真は手探りでアラームを止め、ゆっくりと瞼を開けると、明るくなりはじめた空を窓越しに眺めて、それから自分の腕の中に視線を向ける。
 少しだけ口を開けて、無防備な顔で眠る凛は文句なく可愛い。ふふっと笑ってその額に唇を落とすと、ゆっくりと瞼が開いて榛色の瞳が爽真を映した。

 昔は、朝が来るのが怖かった。
 けれど、今は。

「凛。起きて。そろそろ久遠が迎えに来るよ」
「う…、うん…」

 眠い目をゴシゴシと擦る凛をベッドから追い出して、身支度をするように言うと、爽真もベッドから降りた。窓辺に近寄って、プライベートプールに朝日がキラキラと反射するのをじっと眺める。

「凛、冬休みっていつから?」
「え……? えっと、一昨日からもう、冬休みだけど…?」
「そうなの? じゃあ、おれ、これから帰る手配して東京戻るから、そしたらデートしよ? 行きたいとこある? 何処でも連れてくよ」
「……いいの? 本当に?」

 もちろん! と爽真は微笑む。
 だってもう、待たなくていいのだ。
 会いたければ会いに行けばいい。
 朝も昼も夜も、爽真と凛を隔てたりしない。

「約束」

 小指と小指を絡めると、凛がはにかんで笑う。
 そんな可愛い恋人の笑顔を、明るい朝の光がキラキラと映し出していた。

 
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

番に見つからない街で、子供を育てている

はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。 異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。 現世の記憶は失われているが、 この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。 街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、 ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。 だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。 再会は望まない。 今はただ、この子との生活を守りたい。 これは、番から逃げたオメガが、 選び直すまでの物語。 *本編完結しました

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

君に望むは僕の弔辞

爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。 全9話 匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意 表紙はあいえだ様!! 小説家になろうにも投稿

処理中です...