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13 居室にて
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男性は迷いもせずにどんどん王宮の奥に進んでいく。私はフラーヌ様を抱きかかえながらその後に続いた。かなり奥まった…これ以上奥はないのでは?と思うくらいまで進んだところで、その男性は止まった。
「ここが姫様の居室だった場所です。どうぞ」
ドアを開けるとそこは女性の部屋とは思えなくくらい殺風景な部屋だった。広さもあり、1つ1つの家具は高級品のようだが、色味が少ない…強いて〝色味がある物〟と言えばベットの枕元にある可愛らしいクマのぬいぐるみくらいだ。それを見た彼はあからさまにがっかりした。
「…姫様、ぬいぐるみ置いて行ったんですね。陛下からのプレゼントなのに…」
「…忘れたのだ。今日持ち帰ろうかの、あ、クリス、もうおろして良い。ここまでくれば大丈夫だ。じいもありがとう、助かった」
フラーヌ様はひょいと私の腕の中から降りた。
「体調は?大丈夫ですか?」
心配する私を彼女はいたずらっ子のような表情で見つめた。
「体調は悪くない。ただ人目につきたくなくてな」
「人目につきたくないとは?」
「これだ」
そう言いつつフラーヌ様は右手の長手袋を外した。すると
「あぁ!腕が透けている!」
「いつもの身体的拒否反応ですか…」
「身体的拒否反応?」
男性が言うには昔からフラーヌ様は嫌いな人に触れられると小1時間ほどその部分が透けるらしい。
「それを私は身体的拒否反応と名づけました。摩訶不思議な事も名づければ納得しやすいですから」
非常に論理的な考え方のようにみえるが、摩訶不思議でなくなる訳ではないと思う。
「なるほど…ではこの透けているのはあの王子に触られたからですか?」
フラーヌ様は消えてしまった箇所をさすりながら
「そうだ、それを周りに気づかれたくなくて体調が悪い芝居をしてしまった。心配かけて申し訳ない。そう言えば紹介がまだだったな、じい、私の夫のクリス・チェスナーだ。で、こちらが アンドリュー・アシュランド、前の宰相様だ。私はじいと呼んでおる」
宰相?〝じい〟などと軽々しく呼んで良い人ではないがアンドリュー様は全く意に介してないようだ。
「初めてましてクリス様。宰相だったのは10年も前の事で今は家督も息子に譲ったただの隠居ですので、気軽にアンドリューと呼んでください」
彼の話によると、宰相を辞めた後、陛下に頼まれてフラーヌ様の様子を週一くらいの頻度で見にきて彼女と仲良くなったらしい。多分彼はどこの派閥にも属さない、陛下にとって信頼のおける人物だったのだろう。
「毒をもられるなんて洒落にならない嫌がらせがあったので、いわゆる牽制の為ですな。前の宰相が顔を出しているなら軽々に愚かな事をしないだろうと」
「あぁ…それで」
「それでも嫌がらせをする愚か者はいて、私がちょっと訪問の期間を空けた途端、姫様に食事も水も届けないという事を…」
嫌がらせのレベルではない。なんて陰湿な…
「そんな…死んでしまうではないですか…」
「向こうとしては2、3日で姫様が泣いて助けを求めると思ったのかもしれませんが…」
ーーー
数年前
「なんだと!それは本当か?」
「本当のようでございますアンドリュー様。心ある女中から密告がございました」
「今すぐ姫様のところへ向かうぞ」
私が家の都合で数ヶ月姫様のところへの訪問に行かれなかったのをいいことにやりおったな!姫様に水も食事も届けないとは…それももう数週間になるようだ。彼女は食事をあまり必要としないのは知っているがそれでも数週間…怒りのあまり目の前がクラクラした。
私は急いで王宮へ馬を走らせる。
「姫様!大丈夫ですか!」
私が姫様の居室へ駆け込むと、そこにいたのはいつも通りの姫様と侍女のハンナだった。痩せこけているわけでもなく本当にいつも通りのようだ。
「じい、どうした血相変えて?」
「姫様のところに水や食事が届けられていないという情報が入って…誤情報だったようです」
私は安心した。そんなヒトデナシな事をする輩はいなかったのだ。
「それは誤情報ではない。本当にここ一か月ほど私のところには水と食事は届けられておらぬ」
「え!ではどうやってお暮らしに?」
「ふふーん、これを見よ!」
姫様は得意満面な顔で窓を開けた。するとそこには…
「りんご?オレンジ?ぶどう?いちご…実のなる季節でもないのに、何故たわわに?え!あれは?」
裏庭に以前にはなかったたくさんの果樹があり、どれも多くの実をつけているのが見えた。そしてその中央には…
「泉だ。簡易的に噴水っぽくしてみた。かっこいいだろ?綺麗な清水だから美味しいぞ。じいも飲んでみるかの?」
このような事ができるのはあの方しかいない。
「…ソフィア様のお力ですか?泉も?」
「そうだ。じい、私に兵糧責めは効かぬと嫌がらせの相手に伝えてもらえぬかな?果物以外が食べたくなれば、ハンナに頼んで町に出て買い食いするだけだし…私の食事を廃棄してしまっているようなら実にもったいない」
と小さい姫様は私の目の前で淡々と言ってのけたのだった。
ーーー
とアンドリュー様はその時の様子を語ってくださった。
「あの時は開いた口が塞がらなかった…それ以来私は月一だった姫様への訪問を週一にして監視を強めたのです」
嫌がらせ相手の監視と…フラーヌ様の監視もかな?放っておくと何をしでかすかわからない方と判断したのだろう。
「そんな姫様が結婚とは感慨深いですな。…大変では?」
アンドリュー様は私を心配するように言った。
「フラーヌ様がきてから我が家はいい事づくめですのでご心配なく」
「そうですか…安心いたしました。では、私は陛下のところにこの事を一度報告に戻ります。心配なさっている事でしょうから。お2人はカトリーヌ様が迎えに来るまでごゆっくり」
そう言い残し部屋を立ち去ろうとするアンドリュー様をフラーヌ様は呼び止めた。
「じい!私が丹精込めた〝我が家の庭〟がそろそろ仕上がる。暇な時に遊びに来てくれ、他の〝家族〟にも紹介したい、待っとるぞ」
我が家…家族…その言葉が私の胸をじんわり温かくした。それはアンドリュー様も同様だったようだ。目を少し潤ませた。
「喜んで…是非」
アンドリュー様が立ち去り、部屋が静かになった。
「おう、忘れるところだった!!」
というと、フラーヌ様は部屋に面した裏庭に出て行った、私もその後に続くと、そこには何鉢かのバラがあった。どうやら彼女がここで育てていた物らしい。
彼女は屈んでバラの様子を確認した。
「あぁ…やはり少しへたっておるの…ハンナに頼んで、すぐ我が家に連れて帰ってやるからな」
「ひょっとしてうちの庭の一部空いているスペースはこのバラのためですか?」
「そうだ、この子たちの場所だ。きちんと受け入れられる場所を作ってから連れて帰ろうと思ってな」
受け入れられる場所…それは彼女にも言えるのかもしれない。この王宮はその場所でなかったのだ。
フラーヌ様はバラに話しかけながら、傷んだ葉を取り除いたりしている…その姿…どこかで…私の頭の中が霧が晴れたように急にはっきりした。
「あの時の〝ない〟さん!」
フラーヌ様との出会いの記憶を今やっと私は思い出せたのだ。
「…随分と時間がかかったのぅ」
そう言うと、フラーヌ様はドレスの裾を翻して振り返り、こちらに向かって微笑んだ。昔と変わらぬ笑顔だった。
「ここが姫様の居室だった場所です。どうぞ」
ドアを開けるとそこは女性の部屋とは思えなくくらい殺風景な部屋だった。広さもあり、1つ1つの家具は高級品のようだが、色味が少ない…強いて〝色味がある物〟と言えばベットの枕元にある可愛らしいクマのぬいぐるみくらいだ。それを見た彼はあからさまにがっかりした。
「…姫様、ぬいぐるみ置いて行ったんですね。陛下からのプレゼントなのに…」
「…忘れたのだ。今日持ち帰ろうかの、あ、クリス、もうおろして良い。ここまでくれば大丈夫だ。じいもありがとう、助かった」
フラーヌ様はひょいと私の腕の中から降りた。
「体調は?大丈夫ですか?」
心配する私を彼女はいたずらっ子のような表情で見つめた。
「体調は悪くない。ただ人目につきたくなくてな」
「人目につきたくないとは?」
「これだ」
そう言いつつフラーヌ様は右手の長手袋を外した。すると
「あぁ!腕が透けている!」
「いつもの身体的拒否反応ですか…」
「身体的拒否反応?」
男性が言うには昔からフラーヌ様は嫌いな人に触れられると小1時間ほどその部分が透けるらしい。
「それを私は身体的拒否反応と名づけました。摩訶不思議な事も名づければ納得しやすいですから」
非常に論理的な考え方のようにみえるが、摩訶不思議でなくなる訳ではないと思う。
「なるほど…ではこの透けているのはあの王子に触られたからですか?」
フラーヌ様は消えてしまった箇所をさすりながら
「そうだ、それを周りに気づかれたくなくて体調が悪い芝居をしてしまった。心配かけて申し訳ない。そう言えば紹介がまだだったな、じい、私の夫のクリス・チェスナーだ。で、こちらが アンドリュー・アシュランド、前の宰相様だ。私はじいと呼んでおる」
宰相?〝じい〟などと軽々しく呼んで良い人ではないがアンドリュー様は全く意に介してないようだ。
「初めてましてクリス様。宰相だったのは10年も前の事で今は家督も息子に譲ったただの隠居ですので、気軽にアンドリューと呼んでください」
彼の話によると、宰相を辞めた後、陛下に頼まれてフラーヌ様の様子を週一くらいの頻度で見にきて彼女と仲良くなったらしい。多分彼はどこの派閥にも属さない、陛下にとって信頼のおける人物だったのだろう。
「毒をもられるなんて洒落にならない嫌がらせがあったので、いわゆる牽制の為ですな。前の宰相が顔を出しているなら軽々に愚かな事をしないだろうと」
「あぁ…それで」
「それでも嫌がらせをする愚か者はいて、私がちょっと訪問の期間を空けた途端、姫様に食事も水も届けないという事を…」
嫌がらせのレベルではない。なんて陰湿な…
「そんな…死んでしまうではないですか…」
「向こうとしては2、3日で姫様が泣いて助けを求めると思ったのかもしれませんが…」
ーーー
数年前
「なんだと!それは本当か?」
「本当のようでございますアンドリュー様。心ある女中から密告がございました」
「今すぐ姫様のところへ向かうぞ」
私が家の都合で数ヶ月姫様のところへの訪問に行かれなかったのをいいことにやりおったな!姫様に水も食事も届けないとは…それももう数週間になるようだ。彼女は食事をあまり必要としないのは知っているがそれでも数週間…怒りのあまり目の前がクラクラした。
私は急いで王宮へ馬を走らせる。
「姫様!大丈夫ですか!」
私が姫様の居室へ駆け込むと、そこにいたのはいつも通りの姫様と侍女のハンナだった。痩せこけているわけでもなく本当にいつも通りのようだ。
「じい、どうした血相変えて?」
「姫様のところに水や食事が届けられていないという情報が入って…誤情報だったようです」
私は安心した。そんなヒトデナシな事をする輩はいなかったのだ。
「それは誤情報ではない。本当にここ一か月ほど私のところには水と食事は届けられておらぬ」
「え!ではどうやってお暮らしに?」
「ふふーん、これを見よ!」
姫様は得意満面な顔で窓を開けた。するとそこには…
「りんご?オレンジ?ぶどう?いちご…実のなる季節でもないのに、何故たわわに?え!あれは?」
裏庭に以前にはなかったたくさんの果樹があり、どれも多くの実をつけているのが見えた。そしてその中央には…
「泉だ。簡易的に噴水っぽくしてみた。かっこいいだろ?綺麗な清水だから美味しいぞ。じいも飲んでみるかの?」
このような事ができるのはあの方しかいない。
「…ソフィア様のお力ですか?泉も?」
「そうだ。じい、私に兵糧責めは効かぬと嫌がらせの相手に伝えてもらえぬかな?果物以外が食べたくなれば、ハンナに頼んで町に出て買い食いするだけだし…私の食事を廃棄してしまっているようなら実にもったいない」
と小さい姫様は私の目の前で淡々と言ってのけたのだった。
ーーー
とアンドリュー様はその時の様子を語ってくださった。
「あの時は開いた口が塞がらなかった…それ以来私は月一だった姫様への訪問を週一にして監視を強めたのです」
嫌がらせ相手の監視と…フラーヌ様の監視もかな?放っておくと何をしでかすかわからない方と判断したのだろう。
「そんな姫様が結婚とは感慨深いですな。…大変では?」
アンドリュー様は私を心配するように言った。
「フラーヌ様がきてから我が家はいい事づくめですのでご心配なく」
「そうですか…安心いたしました。では、私は陛下のところにこの事を一度報告に戻ります。心配なさっている事でしょうから。お2人はカトリーヌ様が迎えに来るまでごゆっくり」
そう言い残し部屋を立ち去ろうとするアンドリュー様をフラーヌ様は呼び止めた。
「じい!私が丹精込めた〝我が家の庭〟がそろそろ仕上がる。暇な時に遊びに来てくれ、他の〝家族〟にも紹介したい、待っとるぞ」
我が家…家族…その言葉が私の胸をじんわり温かくした。それはアンドリュー様も同様だったようだ。目を少し潤ませた。
「喜んで…是非」
アンドリュー様が立ち去り、部屋が静かになった。
「おう、忘れるところだった!!」
というと、フラーヌ様は部屋に面した裏庭に出て行った、私もその後に続くと、そこには何鉢かのバラがあった。どうやら彼女がここで育てていた物らしい。
彼女は屈んでバラの様子を確認した。
「あぁ…やはり少しへたっておるの…ハンナに頼んで、すぐ我が家に連れて帰ってやるからな」
「ひょっとしてうちの庭の一部空いているスペースはこのバラのためですか?」
「そうだ、この子たちの場所だ。きちんと受け入れられる場所を作ってから連れて帰ろうと思ってな」
受け入れられる場所…それは彼女にも言えるのかもしれない。この王宮はその場所でなかったのだ。
フラーヌ様はバラに話しかけながら、傷んだ葉を取り除いたりしている…その姿…どこかで…私の頭の中が霧が晴れたように急にはっきりした。
「あの時の〝ない〟さん!」
フラーヌ様との出会いの記憶を今やっと私は思い出せたのだ。
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