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旧友
目覚め
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朝……目を開くとぼんやりとしていた意識が覚醒していく。天井が見える、組み合わさった梁の構造がよく分かる。
しばらくぼんやりと天井を眺めていたが、今日の予定を思い出す。
「………………起きるかぁ」
あれ? 服を着ていない、入浴のあとそのまま寝てしまったのか……?
見ると浴槽の周りはびしょ濡れにままになっている。
私はベッドの上で体を起こしあくびと共に思い切り背筋を伸ばす。そして、まずは服を着る。寝ぼけ眼で立ち上がり窓を開ける。心地よい朝の風が吹き込んだ。
頭をぼりぼりと掻きながら浴槽の周りの惨状を確認する。
「……やれやれ」
掌から雷術魔法を放射して一瞬で床を濡らしている水分を蒸発させた。むわっとした白い煙があがり浴槽の周りは何事もなかったように乾燥した。
それから脱ぎ散らかした肌着を片付けているとドアをノックする音が聞こえる。ドアの外から女将の声がする。
「おはようございます、お目覚めでしょうか」
私は慌てて返事をした。
「あっ、おはようございます。起きてます」
「朝食の用意が出来ておりますが、いかがしましょうか」
「あ……そうですね、部屋まで運んでもらえますか」
「かしこまりました、すぐにお持ち致します」
女将の返事を聞いてから急いで身支度を調える。
「服!……服! 服!」
トランクから着替えを取り出して羽織る、姿見をのぞき込んで襟を整えるが髪が跳ねているのに気付く。手櫛で撫でつけるが耳の上だけが何度撫でつけてもすぐ跳ねる。すぐにノックの音が聞こえる。
「お待たせしました、朝食をお持ちしました」
もう一度耳の上を撫でつけてからドアを開けると女将がワゴンを押して部屋に入ってきた。女将は机の上にクロスを敷くと料理を一つずつ並べていく。私は椅子に座り並べられる料理を見た、どれも美味しそう。
「パンはおいくつ?」
女将が尋ねた。
「ひとつで……結構です」
耳の上を撫でつけながら私が答えると女将は会釈して男の人の拳骨くらいはあるパンを一つトングでつまんで私の前に置くとワゴンを押して退室していった。
机の上に並んだ料理を見ると卵料理が多い。茹でた羊肉には炒めた玉子が添えられており小皿には落とし玉子と呼ばれる卵料理もある。これは私の故郷ではよく食べられるがこのあたりでは滅多に見ない調理法だった。
市場などで卵を購入するとまあまあの値段であり宿で供される食事に複数の卵料理があるのはなかなかに格が高いと言えるだろう。相場よりも高い宿にした甲斐があったというものだ。パンも焼いたばかりなのかまだほんのりと温かくて柔らかい。
朝食を食べ終えた頃、女将が温かい茶を持ってきてくれた。窓を開けて通りの様子を眺めながら茶を飲んだ。
さて、今日の予定は……まずはギルドで書状を貰わなければならない。そして書状を持って領主を訪問……あまり早くに出向いてがっついた印象を与えたくはないかな……少しのんびりしてから出かけようか…………
ゆっくりと荷物を片付け、各地の情報を集めてもらっている行商人たちからの書状を整理しながらお茶のおかわりを貰って一息ついた。
「そろそろ出かけるかな…………」
トランクを持って階下のカウンターへと下りた。女将は私に気付くとにこやかに笑う。
「お出かけになりますか?」
「ええ、とてもゆっくりさせて頂きました」
女将は会釈で答えるとカウンターの上に書状を出した。退出の欄に署名するよう私に促す。
「朝食はとても美味しかったわ、たくさんの卵料理どれも美味しくて……」
そう言って私は部屋の鍵をカウンターに置いた。
「ありがとうございます、うちでは農場でたくさん鶏を飼育していましてね、とてもお安く卵料理も鶏肉もお出しできますのよ。次回は是非鶏肉料理も召し上がってくださいませ」
「………………………………あら、そうなの……じゃあ次回は是非に……」
私は署名を済ませると宿を出た。もう随分と陽が高くなってしまった。
とりあえずトランクを抱えてギルドや領主の城まで歩き回るのはしんどいな。
「我が名はトーリア、我の求めに応じ来たれアバンチュール号」
アバンチュール号とは長旅用に改造した私のホウキの名だ。
光の魔法に関する情報を求めて諸国を旅する私は荷物が多い。お父様に造ってもらった魔杖も魔法使いらしく持っているし帯刀もしている、日用品はもちろんいくつかの本や各地の情報を集めて貰っている行商人たちとの連絡用の書状もたくさん持ち歩かなければならない。
なのでトランクや魔杖を積んで飛べるように、長時間乗っていても楽なように椅子も備えてある。
たちまち必要なもの以外はアバンチュール号に積んだままにして、たいていは上空の見えないくらい高いところで待機させている。必要になれば呼べばすぐに私のところへ下りてくる。これも自動で発動する魔法を仕掛けてある。
荷物をアバンチュール号に積んで小さな鞄だけを持っていくことにする。
アバンチュール号の鼻先をぽんぽんと叩くと上空高くへと舞い上がっていった。
ギルドのドアを開けると中は混雑していた。仕方なくカウンターに並ぶ列の一番後ろに並んで待つことにする……やれやれ私の番はいつになるんだろうか、もう少し早く来た方がよかったかな?
対応中だった一人が終わると、並んでいる私に気付いた受付嬢が私の名を呼んだ。
「あ、トーリア様、お待ちしておりました。前にお越し下さい!」
大きな声で呼ぶものだから皆の視線を集めてしまった。列に並ぶ他の人達の怪訝な視線を痛く感じながら私はカウンターへと進んだ。
「おはようございます、トーリア様」
「おはようございます、あの……どうして私が?」
「領主様より至急の用件でしたので……それがどうかしましたか?」
「いや……あの、視線が……」
受付嬢は私の後ろに並ぶ面面を見た。
「ああ、そういうことですか」
何が、そういうことなのか分からないけど受付嬢はにこりと笑うと大きく息を吸った。
「皆さん、こちらのトーリア様はあの調教師一味を全員消してくれた方です。領主様より至急の呼び出しがかかっていますので最優先で受付させてもらってます!」
ギルド中がどよめいた。
「なっ! ちょ、ちょっと……」
受付嬢は慌てる私をにこにこと笑顔で見るだけだった。
「この……姉ちゃん一人で……あいつらを全員……だと!」
「どんな魔法を使えば……いや魔法使いは全員返り討ちにあったはずじゃ……」
「姉ちゃん、あんた剣士なのかい? それとも魔法使いなのかい?」
かえって注目を浴びることになってしまったがそれでも「なんだこいつ?」といった怪訝な視線は消滅した。
「……な……なんなの? あの調教師ってやつら、そんな凄かったの?」
受付嬢は大きく頷いた。
「それはもう……何度討伐隊を向かわせても誰も帰ってきませんでした。多くの魔法使いと手練れの戦士を亡くしました」
なんという事か、返り討ちに合わなくて良かった……と胸を撫で下ろす。でも、そんな凄いやつらには見えなかったけどな、相性が悪かったのかな? 私のことはあいつら誰も知らなかったみたいだし、魔法使いみたいな格好で現われて斬りかかられたんじゃ混乱もするよね。
「では、そういうことですので急いで手続きを済ませましょう、検分では問題なしの報告を受けていますので証書を発行します。内容を確認されましたらこちらに受取りの署名をお願いします」
受付嬢に渡された証書の内容を確認する。調教師一味の殲滅が確認出来たので至急に領主に面会するように、とだけ書かれている。契約の内容は領主に会ってからってことかな?
「契約のことがなにも書かれてないけど?」
「実は今朝早く領主様ご本人が見えまして……」
受付嬢はそう前置きをし話し始めた。
「深刻そうな顔でこうおっしゃいました『トーリア様がお見えになったら至急に私のところへご案内しなさい』私が思うに契約については全面的に認められると思いますよ、とにかく早く領主様に会ってください」
私は頷き、署名をして証書を受け取った。
ギルドを出てすぐに見える一番高い建物が領主の城だ。歩いて行くには少し遠い、急ぐように言われてることでもあるし私はアバンチュール号を呼んだ。
しばらくぼんやりと天井を眺めていたが、今日の予定を思い出す。
「………………起きるかぁ」
あれ? 服を着ていない、入浴のあとそのまま寝てしまったのか……?
見ると浴槽の周りはびしょ濡れにままになっている。
私はベッドの上で体を起こしあくびと共に思い切り背筋を伸ばす。そして、まずは服を着る。寝ぼけ眼で立ち上がり窓を開ける。心地よい朝の風が吹き込んだ。
頭をぼりぼりと掻きながら浴槽の周りの惨状を確認する。
「……やれやれ」
掌から雷術魔法を放射して一瞬で床を濡らしている水分を蒸発させた。むわっとした白い煙があがり浴槽の周りは何事もなかったように乾燥した。
それから脱ぎ散らかした肌着を片付けているとドアをノックする音が聞こえる。ドアの外から女将の声がする。
「おはようございます、お目覚めでしょうか」
私は慌てて返事をした。
「あっ、おはようございます。起きてます」
「朝食の用意が出来ておりますが、いかがしましょうか」
「あ……そうですね、部屋まで運んでもらえますか」
「かしこまりました、すぐにお持ち致します」
女将の返事を聞いてから急いで身支度を調える。
「服!……服! 服!」
トランクから着替えを取り出して羽織る、姿見をのぞき込んで襟を整えるが髪が跳ねているのに気付く。手櫛で撫でつけるが耳の上だけが何度撫でつけてもすぐ跳ねる。すぐにノックの音が聞こえる。
「お待たせしました、朝食をお持ちしました」
もう一度耳の上を撫でつけてからドアを開けると女将がワゴンを押して部屋に入ってきた。女将は机の上にクロスを敷くと料理を一つずつ並べていく。私は椅子に座り並べられる料理を見た、どれも美味しそう。
「パンはおいくつ?」
女将が尋ねた。
「ひとつで……結構です」
耳の上を撫でつけながら私が答えると女将は会釈して男の人の拳骨くらいはあるパンを一つトングでつまんで私の前に置くとワゴンを押して退室していった。
机の上に並んだ料理を見ると卵料理が多い。茹でた羊肉には炒めた玉子が添えられており小皿には落とし玉子と呼ばれる卵料理もある。これは私の故郷ではよく食べられるがこのあたりでは滅多に見ない調理法だった。
市場などで卵を購入するとまあまあの値段であり宿で供される食事に複数の卵料理があるのはなかなかに格が高いと言えるだろう。相場よりも高い宿にした甲斐があったというものだ。パンも焼いたばかりなのかまだほんのりと温かくて柔らかい。
朝食を食べ終えた頃、女将が温かい茶を持ってきてくれた。窓を開けて通りの様子を眺めながら茶を飲んだ。
さて、今日の予定は……まずはギルドで書状を貰わなければならない。そして書状を持って領主を訪問……あまり早くに出向いてがっついた印象を与えたくはないかな……少しのんびりしてから出かけようか…………
ゆっくりと荷物を片付け、各地の情報を集めてもらっている行商人たちからの書状を整理しながらお茶のおかわりを貰って一息ついた。
「そろそろ出かけるかな…………」
トランクを持って階下のカウンターへと下りた。女将は私に気付くとにこやかに笑う。
「お出かけになりますか?」
「ええ、とてもゆっくりさせて頂きました」
女将は会釈で答えるとカウンターの上に書状を出した。退出の欄に署名するよう私に促す。
「朝食はとても美味しかったわ、たくさんの卵料理どれも美味しくて……」
そう言って私は部屋の鍵をカウンターに置いた。
「ありがとうございます、うちでは農場でたくさん鶏を飼育していましてね、とてもお安く卵料理も鶏肉もお出しできますのよ。次回は是非鶏肉料理も召し上がってくださいませ」
「………………………………あら、そうなの……じゃあ次回は是非に……」
私は署名を済ませると宿を出た。もう随分と陽が高くなってしまった。
とりあえずトランクを抱えてギルドや領主の城まで歩き回るのはしんどいな。
「我が名はトーリア、我の求めに応じ来たれアバンチュール号」
アバンチュール号とは長旅用に改造した私のホウキの名だ。
光の魔法に関する情報を求めて諸国を旅する私は荷物が多い。お父様に造ってもらった魔杖も魔法使いらしく持っているし帯刀もしている、日用品はもちろんいくつかの本や各地の情報を集めて貰っている行商人たちとの連絡用の書状もたくさん持ち歩かなければならない。
なのでトランクや魔杖を積んで飛べるように、長時間乗っていても楽なように椅子も備えてある。
たちまち必要なもの以外はアバンチュール号に積んだままにして、たいていは上空の見えないくらい高いところで待機させている。必要になれば呼べばすぐに私のところへ下りてくる。これも自動で発動する魔法を仕掛けてある。
荷物をアバンチュール号に積んで小さな鞄だけを持っていくことにする。
アバンチュール号の鼻先をぽんぽんと叩くと上空高くへと舞い上がっていった。
ギルドのドアを開けると中は混雑していた。仕方なくカウンターに並ぶ列の一番後ろに並んで待つことにする……やれやれ私の番はいつになるんだろうか、もう少し早く来た方がよかったかな?
対応中だった一人が終わると、並んでいる私に気付いた受付嬢が私の名を呼んだ。
「あ、トーリア様、お待ちしておりました。前にお越し下さい!」
大きな声で呼ぶものだから皆の視線を集めてしまった。列に並ぶ他の人達の怪訝な視線を痛く感じながら私はカウンターへと進んだ。
「おはようございます、トーリア様」
「おはようございます、あの……どうして私が?」
「領主様より至急の用件でしたので……それがどうかしましたか?」
「いや……あの、視線が……」
受付嬢は私の後ろに並ぶ面面を見た。
「ああ、そういうことですか」
何が、そういうことなのか分からないけど受付嬢はにこりと笑うと大きく息を吸った。
「皆さん、こちらのトーリア様はあの調教師一味を全員消してくれた方です。領主様より至急の呼び出しがかかっていますので最優先で受付させてもらってます!」
ギルド中がどよめいた。
「なっ! ちょ、ちょっと……」
受付嬢は慌てる私をにこにこと笑顔で見るだけだった。
「この……姉ちゃん一人で……あいつらを全員……だと!」
「どんな魔法を使えば……いや魔法使いは全員返り討ちにあったはずじゃ……」
「姉ちゃん、あんた剣士なのかい? それとも魔法使いなのかい?」
かえって注目を浴びることになってしまったがそれでも「なんだこいつ?」といった怪訝な視線は消滅した。
「……な……なんなの? あの調教師ってやつら、そんな凄かったの?」
受付嬢は大きく頷いた。
「それはもう……何度討伐隊を向かわせても誰も帰ってきませんでした。多くの魔法使いと手練れの戦士を亡くしました」
なんという事か、返り討ちに合わなくて良かった……と胸を撫で下ろす。でも、そんな凄いやつらには見えなかったけどな、相性が悪かったのかな? 私のことはあいつら誰も知らなかったみたいだし、魔法使いみたいな格好で現われて斬りかかられたんじゃ混乱もするよね。
「では、そういうことですので急いで手続きを済ませましょう、検分では問題なしの報告を受けていますので証書を発行します。内容を確認されましたらこちらに受取りの署名をお願いします」
受付嬢に渡された証書の内容を確認する。調教師一味の殲滅が確認出来たので至急に領主に面会するように、とだけ書かれている。契約の内容は領主に会ってからってことかな?
「契約のことがなにも書かれてないけど?」
「実は今朝早く領主様ご本人が見えまして……」
受付嬢はそう前置きをし話し始めた。
「深刻そうな顔でこうおっしゃいました『トーリア様がお見えになったら至急に私のところへご案内しなさい』私が思うに契約については全面的に認められると思いますよ、とにかく早く領主様に会ってください」
私は頷き、署名をして証書を受け取った。
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