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···❆冒険者編❆···
受付嬢
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「冒険者には冒険者ランクというものがあり、上からA、B、C、D、E、Fとなっていて、Aの上にはさらにS、SSというランクがあります。一般的にはEランクFランクは初心者、DランクCランクは1人前、BランクAランクになるとベテラン、熟練者、Sランクになると化物級で、SSランクになると神話伝説級になります。
ランクアップの内容としては、C~Fまでは決まった数の依頼をこなすとランクアップし、Cから上に上がるには、それに加えてランクアップ試験というものがあります」
受付嬢さんが、どこからか1枚の紙を出して説明する。ランクや依頼について、冒険者になるにあたっての注意事項が書かれているみたいだ。
「依頼は、主に常時依頼と指名依頼の2つがあり、常時依頼は常に受け付けている依頼のことです。依頼を受けるには、そこの掲示板から依頼書を取り、受付に提出してください。ですが、常時依頼の場合は、依頼書を提出していなくてもそのまま出してくれれば大丈夫です。指名依頼は、その名の通り依頼主が冒険者を指名して依頼するものです。一応どのランクからでもいいことになってますが、基本的にはCランク以上の冒険者からということになってます。稀に、Cランク以下の冒険者に来ることもありますが……。依頼は自分の1つ上のランクのものまで可能です。セルン様とヤヨイ様は1番下のFランクですので、FランクとEランクの依頼を受けることが可能です」
すると、今度は冒険者カードの絵が描かれた紙を出した。
「次に、冒険者カードの説明をさせていただきますね。冒険者カードには持ち主の摩力が込められていて、その魔力と同じ魔力を持った人――つまり、持ち主以外は使えないようになっています。冒険者カードには、その人の名前、ランク、受けた依頼の数、倒した魔物の数などが記載されています。
また、冒険者カードにはお金を入れておくことができ、財布を持ち歩かずともこのカードを店のこのような魔道具にかざせば、その分だけカードからお金が引かれます。カードに入っているお金を確認されたい時は、カードを手に持って願えば見ることができます。カードから引き出して現金にしたい時は、ギルドの受付の横にある専用受付に言ってください。現金をカードに入れたいときは、同じようにギルドの専用受付に来てくだされば、カードに入れることが可能です。
これで大体は言い終わったと思いますが、何か質問はありますか?」
「いや、ない」
「知りたいこと、聞きたいことがあればいつでもここに来てくださいね」
受付をあとにした私達は、依頼を見るために掲示板にやってきた。
「色々あるね……」
「今日は初日だし、無難に薬草採取の依頼を受けよう」
そう言ってセルは、Fランクの依頼書の中から2枚の依頼書を取って、さっきの受付嬢さんのところに持って行った。
「これを頼む」
「採取依頼ですね。……はい、これで依頼を受注しました。期限の書かれていない依頼は、基本的には1週間が期限となります。それをすぎると依頼失敗とみなし、罰金を払ってもらうことになりますので、ご注意下さい。
それと、これを。この街の周辺の地図になります。採取依頼や討伐依頼でのそれぞれの薬草や魔物の発生場所が書き込まれています。ギルドで貸し出しているので、良かったら使ってください」
「助かる」
「いえ、これくらいのこと、ギルド職員としては当然のことですから。あっ、私はミレディアと申します」
ミレディアさんは吊り目の猫系美女だ。ゆるく三つ編みにされた深紅のような髪が特徴的で、見た目によらず意外と気さくだ。う~ん、これが姉御肌ってやつなのかな……。
それから少し薬草について教えてもらっていると、ギルドを出る頃にはお昼になっていた。
「昼飯を食べてから森に行くとするか」
「そうだね。実はギルドに向かってるときに美味しそうな食堂を見つけたの」
「なら、そこで食べるとしようか」
私達はその食堂でお昼ご飯を食べたあと、正門へと行った。
正門っていうのは、昨日通った門のことで、正確には南正門って名前らしい。リズ通りとシア通りにも門があり、リズ通りは東正門(通称:東門)、シア通りは西正門(西門)というらしく、南正門が1番大きいらしい。他にも、小さいけどいくつかの門が存在しているらしいけど、今日は昨日クラソフィアに来るために通ったドゥアンセラの草原近くのあの森へ行くから、正門へと向かった。
ランクアップの内容としては、C~Fまでは決まった数の依頼をこなすとランクアップし、Cから上に上がるには、それに加えてランクアップ試験というものがあります」
受付嬢さんが、どこからか1枚の紙を出して説明する。ランクや依頼について、冒険者になるにあたっての注意事項が書かれているみたいだ。
「依頼は、主に常時依頼と指名依頼の2つがあり、常時依頼は常に受け付けている依頼のことです。依頼を受けるには、そこの掲示板から依頼書を取り、受付に提出してください。ですが、常時依頼の場合は、依頼書を提出していなくてもそのまま出してくれれば大丈夫です。指名依頼は、その名の通り依頼主が冒険者を指名して依頼するものです。一応どのランクからでもいいことになってますが、基本的にはCランク以上の冒険者からということになってます。稀に、Cランク以下の冒険者に来ることもありますが……。依頼は自分の1つ上のランクのものまで可能です。セルン様とヤヨイ様は1番下のFランクですので、FランクとEランクの依頼を受けることが可能です」
すると、今度は冒険者カードの絵が描かれた紙を出した。
「次に、冒険者カードの説明をさせていただきますね。冒険者カードには持ち主の摩力が込められていて、その魔力と同じ魔力を持った人――つまり、持ち主以外は使えないようになっています。冒険者カードには、その人の名前、ランク、受けた依頼の数、倒した魔物の数などが記載されています。
また、冒険者カードにはお金を入れておくことができ、財布を持ち歩かずともこのカードを店のこのような魔道具にかざせば、その分だけカードからお金が引かれます。カードに入っているお金を確認されたい時は、カードを手に持って願えば見ることができます。カードから引き出して現金にしたい時は、ギルドの受付の横にある専用受付に言ってください。現金をカードに入れたいときは、同じようにギルドの専用受付に来てくだされば、カードに入れることが可能です。
これで大体は言い終わったと思いますが、何か質問はありますか?」
「いや、ない」
「知りたいこと、聞きたいことがあればいつでもここに来てくださいね」
受付をあとにした私達は、依頼を見るために掲示板にやってきた。
「色々あるね……」
「今日は初日だし、無難に薬草採取の依頼を受けよう」
そう言ってセルは、Fランクの依頼書の中から2枚の依頼書を取って、さっきの受付嬢さんのところに持って行った。
「これを頼む」
「採取依頼ですね。……はい、これで依頼を受注しました。期限の書かれていない依頼は、基本的には1週間が期限となります。それをすぎると依頼失敗とみなし、罰金を払ってもらうことになりますので、ご注意下さい。
それと、これを。この街の周辺の地図になります。採取依頼や討伐依頼でのそれぞれの薬草や魔物の発生場所が書き込まれています。ギルドで貸し出しているので、良かったら使ってください」
「助かる」
「いえ、これくらいのこと、ギルド職員としては当然のことですから。あっ、私はミレディアと申します」
ミレディアさんは吊り目の猫系美女だ。ゆるく三つ編みにされた深紅のような髪が特徴的で、見た目によらず意外と気さくだ。う~ん、これが姉御肌ってやつなのかな……。
それから少し薬草について教えてもらっていると、ギルドを出る頃にはお昼になっていた。
「昼飯を食べてから森に行くとするか」
「そうだね。実はギルドに向かってるときに美味しそうな食堂を見つけたの」
「なら、そこで食べるとしようか」
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正門っていうのは、昨日通った門のことで、正確には南正門って名前らしい。リズ通りとシア通りにも門があり、リズ通りは東正門(通称:東門)、シア通りは西正門(西門)というらしく、南正門が1番大きいらしい。他にも、小さいけどいくつかの門が存在しているらしいけど、今日は昨日クラソフィアに来るために通ったドゥアンセラの草原近くのあの森へ行くから、正門へと向かった。
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