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『星の魔法使い〜るなとお月さまシリーズ〜』
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小さな町の片隅に、
るなの家はありました。
窓からは、遠くに連なる山々の姿が望め、
夜になれば満天の星空を
楽しめる贅沢な場所でした。
るなは、幼い頃から夜空の星を見上げるのが大好きでした。
きらきらと輝く星々に、
自然と、想像力が
馳せられました。
星の輝きに癒されながら、
いつも、たくさんの星たちにいろんな願い事をしていました。
そして、ある晩、
るなは、学校の帰り道で出会ったお婆さんから、不思議な話を聞きました。
満月の夜は、
心から願ってきた事が叶う特別な日。
星の魔法使いが現れて願いを叶えてくれるのだと。
それを聞いて、心がとてもウキウキしましたが、半信半疑でした。
でも、せっかくだから試してみようと思い、明日の満月を心待ちにしました。
そして、満月の夜がやってきた時、部屋の小さな窓から、澄み切った空に輝く、
星々を眺めました。
優しい月明かりの下で、
ゆっくり深呼吸をすると、
心の中で願い事を
言いました。
「星の魔法使いさま。私の願い事は、この町の人々が助け合い、お互いを思いやる心を持つことです。
争いや憎しみがなくなり、
みんなが笑顔でいられますように...」
そしてふと、目の前で小さな光が揺らめくのに気づきます。
りん、りん、りんと、
綺麗な音が鳴り響くと、その光が次第に大きな星の形になっていきました。
「こんばんは、るな。
私は星の魔法使いよ。優しい気持ちの込められた願いを聞かせてもらったわ」
輝く星からは、やさしい女性の声が聞こえてきました。
目を丸くして じっと、魔法使いの姿を見つめました。
「あなたの願いをすぐに叶えるのは難しいけれど、少しずつならできるはずよ。
だから...この魔法の粉を使ってね」
魔法使いが言うと、るなの手のひらに小さな粉が、シャラシャラ シャランと、降り注ぎました。
「この粉は特別なもの。
愛と思いやりの力が宿っているの。これを人々に振り撒きながら、あなたの優しさを伝えていけば、必ず良い変化が訪れるわ...」
翌日から、るなは魔法の粉を持って町を歩き始めました。
人々に出会うと笑顔で挨拶し、困っている人には手助けをしました。
シャラシャラ と、魔法の粉を振り撒きながら...すると、
るなの優しさと思いやりの心が人々に伝わっていきました。
最初は戸惑う人もいましたが、次第に優しさに包まれ、心が温かくなっていきました。
そして、人々は助け合うようになりました。
隣人を思いやり、悲しみや喜びを分かち合う姿が生まれていったのです。
数週間後、
るなは星の魔法使いと再会することができました。
窓からきらめく星を見上げると、魔法使いの優しい声が聞こえてきました。
「見ておいでるな。この素晴らしい町の景色を。あなたの願いは確実に叶っています!」
「本当に...本当に夢みたい。すべては魔法の粉のおかげなのね!」
るなの目には、涙が溢れていました。
「魔法の粉の力は、確かに素晴らしいけれど、決して一人で出来ることではないのよ。そして、あなたが人々に温かな心を届けなければ、起こり得なかったこと。
あなたの愛と思いやりの心があってこそなのです。」
魔法使いの言葉を聞き、
るなは、自分がしたことがいい事に繋がって良かったと思いました。
そしてまた、人々への思いやりの心を忘れることなく、
これからも優しさを広げて いこう。と決めました!
今日届いた、明るい町の広報には...たくさんの人達の笑顔がありました。
町は今でも...
互いに思いやり、助け合い、分かち合う、穏やかな場所であり続けました。
ふと、夜空を見上げれば...満天の星空。
星の魔法使いが、微笑みかけているような気がして、
るなの心は、優しい安らぎに満たされるのでした...。
るなの家はありました。
窓からは、遠くに連なる山々の姿が望め、
夜になれば満天の星空を
楽しめる贅沢な場所でした。
るなは、幼い頃から夜空の星を見上げるのが大好きでした。
きらきらと輝く星々に、
自然と、想像力が
馳せられました。
星の輝きに癒されながら、
いつも、たくさんの星たちにいろんな願い事をしていました。
そして、ある晩、
るなは、学校の帰り道で出会ったお婆さんから、不思議な話を聞きました。
満月の夜は、
心から願ってきた事が叶う特別な日。
星の魔法使いが現れて願いを叶えてくれるのだと。
それを聞いて、心がとてもウキウキしましたが、半信半疑でした。
でも、せっかくだから試してみようと思い、明日の満月を心待ちにしました。
そして、満月の夜がやってきた時、部屋の小さな窓から、澄み切った空に輝く、
星々を眺めました。
優しい月明かりの下で、
ゆっくり深呼吸をすると、
心の中で願い事を
言いました。
「星の魔法使いさま。私の願い事は、この町の人々が助け合い、お互いを思いやる心を持つことです。
争いや憎しみがなくなり、
みんなが笑顔でいられますように...」
そしてふと、目の前で小さな光が揺らめくのに気づきます。
りん、りん、りんと、
綺麗な音が鳴り響くと、その光が次第に大きな星の形になっていきました。
「こんばんは、るな。
私は星の魔法使いよ。優しい気持ちの込められた願いを聞かせてもらったわ」
輝く星からは、やさしい女性の声が聞こえてきました。
目を丸くして じっと、魔法使いの姿を見つめました。
「あなたの願いをすぐに叶えるのは難しいけれど、少しずつならできるはずよ。
だから...この魔法の粉を使ってね」
魔法使いが言うと、るなの手のひらに小さな粉が、シャラシャラ シャランと、降り注ぎました。
「この粉は特別なもの。
愛と思いやりの力が宿っているの。これを人々に振り撒きながら、あなたの優しさを伝えていけば、必ず良い変化が訪れるわ...」
翌日から、るなは魔法の粉を持って町を歩き始めました。
人々に出会うと笑顔で挨拶し、困っている人には手助けをしました。
シャラシャラ と、魔法の粉を振り撒きながら...すると、
るなの優しさと思いやりの心が人々に伝わっていきました。
最初は戸惑う人もいましたが、次第に優しさに包まれ、心が温かくなっていきました。
そして、人々は助け合うようになりました。
隣人を思いやり、悲しみや喜びを分かち合う姿が生まれていったのです。
数週間後、
るなは星の魔法使いと再会することができました。
窓からきらめく星を見上げると、魔法使いの優しい声が聞こえてきました。
「見ておいでるな。この素晴らしい町の景色を。あなたの願いは確実に叶っています!」
「本当に...本当に夢みたい。すべては魔法の粉のおかげなのね!」
るなの目には、涙が溢れていました。
「魔法の粉の力は、確かに素晴らしいけれど、決して一人で出来ることではないのよ。そして、あなたが人々に温かな心を届けなければ、起こり得なかったこと。
あなたの愛と思いやりの心があってこそなのです。」
魔法使いの言葉を聞き、
るなは、自分がしたことがいい事に繋がって良かったと思いました。
そしてまた、人々への思いやりの心を忘れることなく、
これからも優しさを広げて いこう。と決めました!
今日届いた、明るい町の広報には...たくさんの人達の笑顔がありました。
町は今でも...
互いに思いやり、助け合い、分かち合う、穏やかな場所であり続けました。
ふと、夜空を見上げれば...満天の星空。
星の魔法使いが、微笑みかけているような気がして、
るなの心は、優しい安らぎに満たされるのでした...。
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