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冒険の始まり。
みきさぁ?
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「マジであのバカ私置いてどっか行きやがった。」
あの後少し探したのだが見つからなかった。
普通女の子1人置き去りにしてどこか行く?ありえなくない!?私の感性がおかしい?
痛っ。
少し動かすとまだ腕が痛む。
そういえば助けてくれた後病院?ぽいところに連れていってくれたんだよね。なんか治癒魔法?ってやつをかけてもらって大分痛みはなくなった。
治療費も払ってもらってあんな態度とったのは流石に可哀想だったかなぁ。
いやでも大人ならもっとしっかりしてお金も持っとけよ!って思う!
「ん?」
適当に歩いているとバイト募集のチラシが道路に落ちているのを見つけた。
なんとなく拾って内容を読んでみる。
本日限定
薬の販売を手伝ってくれる人募集しています。
興味がある方は正午までに以下の地図の場所に来てください。
日本語でそんな感じに書いてあった。
もうお昼過ぎちゃってるなぁ。流石に無理かぁ。
でも取り敢えず行くだけ行ってみる。暇だし。
あの商店街みたいなところのお店か!
地図通りに行ってみると、青い薬を売りつけようとしていたおじさんのお店が目的地だった。
「おじさん!このチラシ見て来て見たんだけど……。もうダメかな?」
チラシを見せながら言うと、おじさんは驚いたように、
「おぉ!いやいや全然!実は人手が足りなくてねー。チラシ貼ったはいいけど誰も来ないしで困ってたんだ!来てくれて嬉しいよ!しかも容姿も申し分ない!ささっ。早速薬の調合を手伝ってもらおう。」
そう言っておじさんは露店の横の扉に誘導する。
「は、はぁ。薬の調合をするんですか?」
室内に入って周りを見渡す。草とか虫?とかなんか色々ある。
「あぁ。本当は売り子をやってもらいたかったんだが、生憎もう店じまいの時間なんだよ。」
「それじゃあ私は必要なかったんじゃない?」
「私が売り出しもしていたから、明日売る薬の調合が全くできてなくてね。手伝ってくれる人がいると助かるよ。」
「私薬の知識とか無いんだけど?」
「あぁ大丈夫、大丈夫。渡した薬草とかをすりつぶしてくれればいいから。調合とかきちんと知識を知りたいなら教えるよ?」
薬とか作れると旅してて怪我した時とか役にたつかも。
「作り方知りたい!」
「それじゃあそのかわりにつくりかたを覚えるまでうちで働いてくれないか?もちろん安めではあるが給料を出そう。」
「え!いいの?お金も欲しかったから是非お願いします!」
この人に雇われるってことは、敬語とか使った方がいいのかな?
「それは良かった!それじゃあ明日からは朝の7時ぐらいに来て。」
なかなかに早い!寝坊しないように気をつけないと。
「それじゃあこれからよろしくお願いします!」
元気よく頭を下げる。
「あぁ、そうだそうだ。」
そう言っておじさんはタンスの棚を適当に漁っている。
何か探しているのかな?
しばらくすると何かを持って戻ってきた。
「調合を始める前にお前さん。腕を見せてくれ。」
そう言って私の右腕を掴み、袖をめくり、巻いてあった包帯も剥がした。
「痛っ。」
「おぉ。ごめんごめん。すごい傷だな。治療した後はあるけどまだ酷いな。」
「魔法でもうまく治らなかったみたいで。後は自然治癒でなんとかみたいな感じです。」
「まぁこの傷は呪いみたいなものだから魔法じゃうまく治らんだろうよ。」
「呪い?」
「フェンリルドッグの仕業だろ?」
「?よく分からないけど狼みたいなのに噛まれました。」
「わしは狼がなんか分からんのだが……。まあいいか、取り敢えずこの薬を塗っておく。」
そう言っておじさんは私の腕に緑色の塗り薬?のようなものを塗った。
ちょっとしみる。
塗り薬は塗ったそばから肌に溶け、見た感じだと何も塗られて無いように感じる。でも塗られたそばから傷が跡形もなく綺麗に消えているのでどこに塗ったかは分かりやすいかな?
しかも塗ったところ肌も妙にツヤツヤしてるし!
腕を動かしても全然痛く無い!
「この薬すごいですね!多分代金払えないんですけど……。」
「いやいや、これはただの善意だって金を要求するつもりはない。」
そう言われてもこっちは納得出来んのです。
……でもお金もないので素直に善意を受け取りましょう。
「この薬って高いんですか?」
値段がきになるので聞いてみる。
「んー。どうだろうな。大体のケガなら塗れば治るし、病気なら水に薄めて飲めば治る。そんな万能薬だから売ればかなりの値が付くだろう。」
何か売れない理由でもありそうな喋り方。
「だがこの薬はここにあるのが最後なんだ。この薬のレシピが分からないから誰も作れないんだ。残ったこの一つを研究して複製しようとはしているんだがなかなか……。」
お手上げって感じで首を横に振っている。
「なんか勿体無いですね。」
なんて言ったらいいか分からなかったので取り敢えず適当に流すことにした。
「まぁ腕も治したし薬作りを始めようか!」
なんかおじさん楽しそうだな。
「早速色々とすり潰して貰おうかな。まずはこれとこれをお願いね。」
そう言っておじさんは大葉?みたいな葉っぱとほうれん草?のような草?を渡してきた。
「これですり潰せばいいんですかー?」
なんか円盤の刺さったお皿?のようなものを指して聞く。なんていうんだっけ?薬研?なんか歴史の授業で聞いたことある気がする。薬とかコロコロしてすり潰すんだっけ?
「そいつらはすり鉢でやってくれ!」
すり鉢?何だそれは!?
適当に探してみる。机にあるそれっぽいものを見つける。器の内側がギザギザになっていて棒とかでこすると簡単に擦り潰れそうなやつだ。
多分これだな。
そのすり鉢?の中にさっき貰った薬草?野菜にしか見えないけど、を入れて近くにあった棒ですり潰していく。器ギリギリまで薬草が入っているのでこぼさないようにするのが難しい。
何で少しづつ入れなかったんだろうか。
「あのー。ミキサー無いんですか?」
「ミキサー?何だ?それは?」
おじさんは野菜を洗ったり魚を捌いたりしていた。あ、野菜って言っちゃった。
普通に料理しているようにしか見えない。
「なんか自動で薬草とかかき混ぜてくれる機械です!」
まぁないよね。時代設定的に多分江戸時代辺りの文明までしかないだろうし。
「機械?それのことか?」
おじさんは棚に飾ってある機械を指差す。ってかミキサーっぽいものだね。
「その機械何に使うものなのか分からないからずっと放置したままなんだよね。」
「ちょっと見てもいいですか?」
おじさんに許可を貰って棚から取り出す。
見た感じコンセントは無いみたい。
ボタンを押してみる。
ゴゴゴゴゴッ。
すごい音を立てて動き出した!
「ちょっ!危なっ!」
慌てて手をはなす。コンセントもなし、電池もなしで動くなんて。ビックリした。
ボタンから手を離すと動かなくなるみたいだ。さっき立てていたのが倒れそうなほど右へ左へ、滅茶苦茶に動いていたのが嘘のように静止している。
「危なくてさわれたもんじゃ無いんだよ。」
一部始終を見ていたおじさんが残念そうに言う。
「これで良いんですよ!」
そう言って私はミキサーの中に薬草を入れて、まな板を蓋がわりにして、右手に体重をかけて蓋を抑える。
そしてボタンを押す。
ガガガガガガガ。
すごい音だなぁ。そして少しでも気を抜いたら暴れ出しそうで怖い。
「こんなもんでいいですかね?」
ミキサーで混ぜたものをその辺にあった皿に出して聞く。
「すごくトロトロに混ざってるね!凄い!その機械はそうやって使うものだったのか!便利だねー。」
顎に手を当てて頷いている。
「いや、でもこれ結構疲れますね。抑えるのに力がいりますし。」
手をぶらぶら幽霊みたいに降って。手が痛ーい。ってアピールする。
「でも作業効率はいいよ!数秒でここまですり潰せるなんて。今度からはそれを使っていこう!」
確かに。手でゴリゴリやってたら何分かかることやら……。
私はそれからミキサーでさらに色々と混ぜさせられた。
混ぜるものが全部終わったらおじさんが調合の比率やら薬草などの名前やら色々と教えてくれた。
一回聞くだけじゃあまり覚えられないのでいくつか薬の調合もやらせて貰った。
薬作るの楽しかったなぁ。おじさんも優しかったし。今日の分のお給料も貰っちゃった。
あと私が作った薬は売り物になるレベルじゃないと言うことで貰ってしまった。おじさんの監視下でミスもないはずだから、おじさんと同じように出来ているはずなんだけど……。多分初めて作った物だから記念にくれたのかな?勝手にそう思うことにした!
あの後少し探したのだが見つからなかった。
普通女の子1人置き去りにしてどこか行く?ありえなくない!?私の感性がおかしい?
痛っ。
少し動かすとまだ腕が痛む。
そういえば助けてくれた後病院?ぽいところに連れていってくれたんだよね。なんか治癒魔法?ってやつをかけてもらって大分痛みはなくなった。
治療費も払ってもらってあんな態度とったのは流石に可哀想だったかなぁ。
いやでも大人ならもっとしっかりしてお金も持っとけよ!って思う!
「ん?」
適当に歩いているとバイト募集のチラシが道路に落ちているのを見つけた。
なんとなく拾って内容を読んでみる。
本日限定
薬の販売を手伝ってくれる人募集しています。
興味がある方は正午までに以下の地図の場所に来てください。
日本語でそんな感じに書いてあった。
もうお昼過ぎちゃってるなぁ。流石に無理かぁ。
でも取り敢えず行くだけ行ってみる。暇だし。
あの商店街みたいなところのお店か!
地図通りに行ってみると、青い薬を売りつけようとしていたおじさんのお店が目的地だった。
「おじさん!このチラシ見て来て見たんだけど……。もうダメかな?」
チラシを見せながら言うと、おじさんは驚いたように、
「おぉ!いやいや全然!実は人手が足りなくてねー。チラシ貼ったはいいけど誰も来ないしで困ってたんだ!来てくれて嬉しいよ!しかも容姿も申し分ない!ささっ。早速薬の調合を手伝ってもらおう。」
そう言っておじさんは露店の横の扉に誘導する。
「は、はぁ。薬の調合をするんですか?」
室内に入って周りを見渡す。草とか虫?とかなんか色々ある。
「あぁ。本当は売り子をやってもらいたかったんだが、生憎もう店じまいの時間なんだよ。」
「それじゃあ私は必要なかったんじゃない?」
「私が売り出しもしていたから、明日売る薬の調合が全くできてなくてね。手伝ってくれる人がいると助かるよ。」
「私薬の知識とか無いんだけど?」
「あぁ大丈夫、大丈夫。渡した薬草とかをすりつぶしてくれればいいから。調合とかきちんと知識を知りたいなら教えるよ?」
薬とか作れると旅してて怪我した時とか役にたつかも。
「作り方知りたい!」
「それじゃあそのかわりにつくりかたを覚えるまでうちで働いてくれないか?もちろん安めではあるが給料を出そう。」
「え!いいの?お金も欲しかったから是非お願いします!」
この人に雇われるってことは、敬語とか使った方がいいのかな?
「それは良かった!それじゃあ明日からは朝の7時ぐらいに来て。」
なかなかに早い!寝坊しないように気をつけないと。
「それじゃあこれからよろしくお願いします!」
元気よく頭を下げる。
「あぁ、そうだそうだ。」
そう言っておじさんはタンスの棚を適当に漁っている。
何か探しているのかな?
しばらくすると何かを持って戻ってきた。
「調合を始める前にお前さん。腕を見せてくれ。」
そう言って私の右腕を掴み、袖をめくり、巻いてあった包帯も剥がした。
「痛っ。」
「おぉ。ごめんごめん。すごい傷だな。治療した後はあるけどまだ酷いな。」
「魔法でもうまく治らなかったみたいで。後は自然治癒でなんとかみたいな感じです。」
「まぁこの傷は呪いみたいなものだから魔法じゃうまく治らんだろうよ。」
「呪い?」
「フェンリルドッグの仕業だろ?」
「?よく分からないけど狼みたいなのに噛まれました。」
「わしは狼がなんか分からんのだが……。まあいいか、取り敢えずこの薬を塗っておく。」
そう言っておじさんは私の腕に緑色の塗り薬?のようなものを塗った。
ちょっとしみる。
塗り薬は塗ったそばから肌に溶け、見た感じだと何も塗られて無いように感じる。でも塗られたそばから傷が跡形もなく綺麗に消えているのでどこに塗ったかは分かりやすいかな?
しかも塗ったところ肌も妙にツヤツヤしてるし!
腕を動かしても全然痛く無い!
「この薬すごいですね!多分代金払えないんですけど……。」
「いやいや、これはただの善意だって金を要求するつもりはない。」
そう言われてもこっちは納得出来んのです。
……でもお金もないので素直に善意を受け取りましょう。
「この薬って高いんですか?」
値段がきになるので聞いてみる。
「んー。どうだろうな。大体のケガなら塗れば治るし、病気なら水に薄めて飲めば治る。そんな万能薬だから売ればかなりの値が付くだろう。」
何か売れない理由でもありそうな喋り方。
「だがこの薬はここにあるのが最後なんだ。この薬のレシピが分からないから誰も作れないんだ。残ったこの一つを研究して複製しようとはしているんだがなかなか……。」
お手上げって感じで首を横に振っている。
「なんか勿体無いですね。」
なんて言ったらいいか分からなかったので取り敢えず適当に流すことにした。
「まぁ腕も治したし薬作りを始めようか!」
なんかおじさん楽しそうだな。
「早速色々とすり潰して貰おうかな。まずはこれとこれをお願いね。」
そう言っておじさんは大葉?みたいな葉っぱとほうれん草?のような草?を渡してきた。
「これですり潰せばいいんですかー?」
なんか円盤の刺さったお皿?のようなものを指して聞く。なんていうんだっけ?薬研?なんか歴史の授業で聞いたことある気がする。薬とかコロコロしてすり潰すんだっけ?
「そいつらはすり鉢でやってくれ!」
すり鉢?何だそれは!?
適当に探してみる。机にあるそれっぽいものを見つける。器の内側がギザギザになっていて棒とかでこすると簡単に擦り潰れそうなやつだ。
多分これだな。
そのすり鉢?の中にさっき貰った薬草?野菜にしか見えないけど、を入れて近くにあった棒ですり潰していく。器ギリギリまで薬草が入っているのでこぼさないようにするのが難しい。
何で少しづつ入れなかったんだろうか。
「あのー。ミキサー無いんですか?」
「ミキサー?何だ?それは?」
おじさんは野菜を洗ったり魚を捌いたりしていた。あ、野菜って言っちゃった。
普通に料理しているようにしか見えない。
「なんか自動で薬草とかかき混ぜてくれる機械です!」
まぁないよね。時代設定的に多分江戸時代辺りの文明までしかないだろうし。
「機械?それのことか?」
おじさんは棚に飾ってある機械を指差す。ってかミキサーっぽいものだね。
「その機械何に使うものなのか分からないからずっと放置したままなんだよね。」
「ちょっと見てもいいですか?」
おじさんに許可を貰って棚から取り出す。
見た感じコンセントは無いみたい。
ボタンを押してみる。
ゴゴゴゴゴッ。
すごい音を立てて動き出した!
「ちょっ!危なっ!」
慌てて手をはなす。コンセントもなし、電池もなしで動くなんて。ビックリした。
ボタンから手を離すと動かなくなるみたいだ。さっき立てていたのが倒れそうなほど右へ左へ、滅茶苦茶に動いていたのが嘘のように静止している。
「危なくてさわれたもんじゃ無いんだよ。」
一部始終を見ていたおじさんが残念そうに言う。
「これで良いんですよ!」
そう言って私はミキサーの中に薬草を入れて、まな板を蓋がわりにして、右手に体重をかけて蓋を抑える。
そしてボタンを押す。
ガガガガガガガ。
すごい音だなぁ。そして少しでも気を抜いたら暴れ出しそうで怖い。
「こんなもんでいいですかね?」
ミキサーで混ぜたものをその辺にあった皿に出して聞く。
「すごくトロトロに混ざってるね!凄い!その機械はそうやって使うものだったのか!便利だねー。」
顎に手を当てて頷いている。
「いや、でもこれ結構疲れますね。抑えるのに力がいりますし。」
手をぶらぶら幽霊みたいに降って。手が痛ーい。ってアピールする。
「でも作業効率はいいよ!数秒でここまですり潰せるなんて。今度からはそれを使っていこう!」
確かに。手でゴリゴリやってたら何分かかることやら……。
私はそれからミキサーでさらに色々と混ぜさせられた。
混ぜるものが全部終わったらおじさんが調合の比率やら薬草などの名前やら色々と教えてくれた。
一回聞くだけじゃあまり覚えられないのでいくつか薬の調合もやらせて貰った。
薬作るの楽しかったなぁ。おじさんも優しかったし。今日の分のお給料も貰っちゃった。
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