普通の女子高生が異世界召喚!?

やなぎ

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焔の馬。

さんどいっち?

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遠くには山があり、その前には森が見える。私達は取り敢えずその森の近くの村に行くことにした。
おそらくこの前通ったのと同じ道を通っている。この前は真っ暗だったのでよくわからなかったのだが、辺り一面緑と青。自然の風の匂いはなんて言うか綺麗な匂いがした。
草が風になびいて擦れる音も私のいた世界じゃ感じられないもの。いつまでも聞いていたくなるような優しい音。
技術の発展は自然を壊してるんだなって思い知らされるなぁ。
この世界はいつまでもこんな自然が残ってる世界であってほしいと願う私であった。
「そろそろお昼にしない?」
お腹が喚き出す前に提案する。
「ん?別にいいけど食べるもん無いぞ?」
「朝作ってきたからあるよー。」
そう言って私はバスケットをちらつかせる。
「その荷物は食い物だったのか。武器を入れてるのかと思った。」
なんで武器なんだ?って思ったけどどうせハルトの事だから何も考えてないんだろう。という判断で聞くのをやめた。

「うまいな。このパン!間になんか挟んであるけど、それがまた味に違いを出してる!」
ハルトが美味しそうにサンドイッチを食べている。サンドイッチってこの世界にないのかな?いや、町で見たことあるから存在してるはず。ただハルトが知らないだけだろう。
青空の下、自然を感じながらサンドイッチを食べる。ピクニックみたいでなんかテンションが上がる。
「そう言えばこの前は可愛い犬やらフェンリルドッグって言うんだっけ?が襲ってきたけど。今日は襲って来ないね。」
周りをキョロキョロしながら言う。
「ん?あぁ、あいつらは夜行性みたいなもんだからなぁ。まぁ昼間はこんなもんだろ。」
おぉ。なんかハルトが頼りになるなぁ。
「夜になったら危険って事か。夜までに村まで行かないといけないのね。」
村までどのくらい距離があるのか分からないけど、陽が沈むまでは5時間ぐらいあるし間に合うでしょう。
「んー。このペースなら明日の夜には着きそうだな。」
「え?」
気のせいかな?村に着くのがこのままだと明日の夜って聞こえたんだけど……。
「今日は野宿だな。これからは食材も調達しながら村に向かおう。」
聞き間違いだと思おうとした私に追い打ちをかけてきた。
「夜って危険なんじゃなかったの?野宿とか大丈夫?」
「火でも炊きながら交代で見張りをしてれば大丈夫だろ。ほとんどの魔物は火を怖がるみたいだし。」
なんだろう。ハルトが頼れる人のように見える。そう言えば元々旅をしてたんだっけ?
「まぁ魔物が襲ってきてもハルトがなんとかしてくれるなら安心だね!」
私は笑顔で言う。
「え?」
「え?」
ハルトの間の抜けた返事に、私も間の抜けた返事をしてしまう。
「ひひいぃぃん!!!」
なんか馬みたいな鳴き声がきこえた。そしてなにかが走ってくる音も。
その音の方を見たときには私は宙を舞っていた。
3メートルぐらい飛ばされて地面に打ち付けられる。なんとか受け身をとってダメージを軽減する。
「モモコ!大丈夫か!?」
ハルトの声がする。ハルトの方を見るとハルトは飛ばされる前に私がいた場所の方を睨んでいた。
ハルトの睨む先には、赤色の馬がいた。
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