16 / 26
焔の馬。
ばしゃがほしい!
しおりを挟む
食べたら眠たくなってきたなぁ。火のそばであったかいっていうのも眠い理由のひとつかなー?
「先に休んどきな。」
察してくれたのかハルトが提案してくれる。
「ありがとう。そうする。」
そう言って、火のそばで横になる。
あー。お風呂入りたい。
そんなことを考えながら眠りについた。
朝日が昇り始めた。黒色の空が徐々に白くなっていく。私は夜中に起こされて今まで火の管理と周りの警戒をしていた。
「ハルトー。朝だよー。」
焚き火をしていたせいか魔物は全く寄って来なかった。
「おぅ。おはよう。大丈夫だったか?」
「うん。特に何もなかったよー。」
「そうか。じゃあ火を消したら早速移動を開始するか!昨日の遅れを取り戻すためにも!」
「そうだね!」
朝ごはんは食べたかったんだけど食材がなかったので諦めて私たちは歩き出した。
「ねぇ思ったんだけど馬車とかないの?」
2時間ぐらい歩いて今更な質問をする。
「本当になー。普通は馬車使うよなー。歩くとか馬鹿じゃん。」
その馬鹿が私たちなんだよねー。
もう2人とも歩き疲れて喋る言葉に覇気がなくなってる。
「馬車が欲しいよー。」
私が叫ぶ。
「金がないんだよー。」
ハルトが叫ぶ。
お互いに叫ぶにしては感情の篭ってない叫び。
話すのは無駄に体力を消費するだけだと思うかもしれないが、喋ってないと心がもたんのです!
「馬車通りかからないかなー。乗せてってくれないかなー。」
これは会話というよりほぼもう独り言だね。
「そんな都合よく通りかかる訳ねーだろー。」
そんな感じでダラダラと歩いていたせいで日暮れまでに村に到着することができず、また野宿をすることになった。
草原は超えて今は森の中。
木はいっぱいあるから火種には困らないね。
もう陽は完全に落ちているが山の方の空は、仄かに赤みがかった明かりが見える。明るいところに村があるのだろうか?
明るいのは分かるのだがまだ距離がありそうなので明かりの方には行かない。別に面倒くさいとか歩くの疲れたから行かないわけじゃないよ?
ちなみに今日の夕飯はシチューです!
牛乳みたいな汁を出す植物があったみたいで、ハルトが、
「そのエキス使って夕飯はシチューにするか!」
と言って作ってくれたのである!
お肉は鶏みたいな魔物の肉。魔物って食べれるの!?というか捌いてるところを見てしまって、あまりにもグロテスクだったので食欲が……。
「そろそろ出来るぞー。」
私がぼけーっとハルトがコトコト煮込んでいるところを眺めていると、声がかかった。
私はシチューを覗きに行く。
すごく良い香り!
魔物の肉?グロテスク?そんなもの調理前までです!輝きそうなほど白いシチュー!じゃがいもに人参!魔物の肉は緑色だったけど切り方のおかげでブロッコリーにしか見えない!見た目と匂いはものすごく良いのではないだろうか!?
ここは私がとりわけましょう!女子力です!
え?料理してない時点で女子力ない?料理は男の子にやって貰うのも女子力です!
「いただきまーす!」
美味しそうなものを見ると元気が出てくるのって不思議だね!
私は元気よく食材への感謝を口にして、シチューを啜る。
美味しい!なんでたいした調味料とかないのにこんなに深い味出るの!?魔物の肉か!?魔物の肉の出汁がこの味を出してるの!?
あったかいから体もポカポカする!
物凄く癒されてる感覚。
「疲労回復とか血行を良くする薬草とかも入れてみたからな。効果ありすぎたか?」
私の顔、と言うより全身が緩んでいるのを見てハルトが得意げにいう。
「ハルトの料理美味しいからこれからはハルトが毎回作ってー。」
「は?だるいからやだ!」
「えー。」
まぁそう言うだろうと思ったけどさぁ。
「俺はモモコが作る料理の方が好きだからむしろ作って欲しい。」
「え?」
う、うーん。そう言われると悪い気はしない。
「仕方ないなぁ。」
「よし!」
ん?なんか乗せられてないか?私。気にしたら負けな気がするので気にしないことにした。
食事を終えた後、明日起こることなど微塵も考えることなどなく、明日はシャワー浴びれる!とウキウキしながら眠りにつく私だった。
「先に休んどきな。」
察してくれたのかハルトが提案してくれる。
「ありがとう。そうする。」
そう言って、火のそばで横になる。
あー。お風呂入りたい。
そんなことを考えながら眠りについた。
朝日が昇り始めた。黒色の空が徐々に白くなっていく。私は夜中に起こされて今まで火の管理と周りの警戒をしていた。
「ハルトー。朝だよー。」
焚き火をしていたせいか魔物は全く寄って来なかった。
「おぅ。おはよう。大丈夫だったか?」
「うん。特に何もなかったよー。」
「そうか。じゃあ火を消したら早速移動を開始するか!昨日の遅れを取り戻すためにも!」
「そうだね!」
朝ごはんは食べたかったんだけど食材がなかったので諦めて私たちは歩き出した。
「ねぇ思ったんだけど馬車とかないの?」
2時間ぐらい歩いて今更な質問をする。
「本当になー。普通は馬車使うよなー。歩くとか馬鹿じゃん。」
その馬鹿が私たちなんだよねー。
もう2人とも歩き疲れて喋る言葉に覇気がなくなってる。
「馬車が欲しいよー。」
私が叫ぶ。
「金がないんだよー。」
ハルトが叫ぶ。
お互いに叫ぶにしては感情の篭ってない叫び。
話すのは無駄に体力を消費するだけだと思うかもしれないが、喋ってないと心がもたんのです!
「馬車通りかからないかなー。乗せてってくれないかなー。」
これは会話というよりほぼもう独り言だね。
「そんな都合よく通りかかる訳ねーだろー。」
そんな感じでダラダラと歩いていたせいで日暮れまでに村に到着することができず、また野宿をすることになった。
草原は超えて今は森の中。
木はいっぱいあるから火種には困らないね。
もう陽は完全に落ちているが山の方の空は、仄かに赤みがかった明かりが見える。明るいところに村があるのだろうか?
明るいのは分かるのだがまだ距離がありそうなので明かりの方には行かない。別に面倒くさいとか歩くの疲れたから行かないわけじゃないよ?
ちなみに今日の夕飯はシチューです!
牛乳みたいな汁を出す植物があったみたいで、ハルトが、
「そのエキス使って夕飯はシチューにするか!」
と言って作ってくれたのである!
お肉は鶏みたいな魔物の肉。魔物って食べれるの!?というか捌いてるところを見てしまって、あまりにもグロテスクだったので食欲が……。
「そろそろ出来るぞー。」
私がぼけーっとハルトがコトコト煮込んでいるところを眺めていると、声がかかった。
私はシチューを覗きに行く。
すごく良い香り!
魔物の肉?グロテスク?そんなもの調理前までです!輝きそうなほど白いシチュー!じゃがいもに人参!魔物の肉は緑色だったけど切り方のおかげでブロッコリーにしか見えない!見た目と匂いはものすごく良いのではないだろうか!?
ここは私がとりわけましょう!女子力です!
え?料理してない時点で女子力ない?料理は男の子にやって貰うのも女子力です!
「いただきまーす!」
美味しそうなものを見ると元気が出てくるのって不思議だね!
私は元気よく食材への感謝を口にして、シチューを啜る。
美味しい!なんでたいした調味料とかないのにこんなに深い味出るの!?魔物の肉か!?魔物の肉の出汁がこの味を出してるの!?
あったかいから体もポカポカする!
物凄く癒されてる感覚。
「疲労回復とか血行を良くする薬草とかも入れてみたからな。効果ありすぎたか?」
私の顔、と言うより全身が緩んでいるのを見てハルトが得意げにいう。
「ハルトの料理美味しいからこれからはハルトが毎回作ってー。」
「は?だるいからやだ!」
「えー。」
まぁそう言うだろうと思ったけどさぁ。
「俺はモモコが作る料理の方が好きだからむしろ作って欲しい。」
「え?」
う、うーん。そう言われると悪い気はしない。
「仕方ないなぁ。」
「よし!」
ん?なんか乗せられてないか?私。気にしたら負けな気がするので気にしないことにした。
食事を終えた後、明日起こることなど微塵も考えることなどなく、明日はシャワー浴びれる!とウキウキしながら眠りにつく私だった。
0
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
異世界配信〜幼馴染みに捨てられた俺を導く神々の声(視聴者)
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ペット(老猫)と異世界転生
童貞騎士
ファンタジー
老いた飼猫と暮らす独りの会社員が神の手違いで…なんて事はなく災害に巻き込まれてこの世を去る。そして天界で神様と会い、世知辛い神様事情を聞かされて、なんとなく飼猫と共に異世界転生。使命もなく、ノルマの無い異世界転生に平凡を望む彼はほのぼののんびりと異世界を飼猫と共に楽しんでいく。なお、ペットの猫が龍とタメ張れる程のバケモノになっていることは知らない模様。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる