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焔の馬。
おうじさま?
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私の体がふわりと空を飛ぶ感覚。不思議と痛みはなかった。宙に浮いてる自分を確認するのが怖くて目を開けられず、むしろギュゥって思いっきり瞑る。
「怖いんならあの男みたいに逃げとけよ。」
ため息混じりの聞いたことある声が、頭上から聞こえる。
私は恐る恐る目を開ける。
かなりの近距離でカスミと目が合う。
カスミがバッと顔を逸らす。私もほぼ同時に顔を逸らす。
ビックリした!絶対私顔赤くなってる。
私は視線だけ少しカスミに向ける。カスミも少し顔が赤くなってる。照れたのかな?
私だけが照れているわけじゃないと分かって少し落ち着いた。
そこでやっと気づく。お姫様抱っこされている事に。妙な浮遊感はそのせいだったみたい。
私はさらに顔が熱くなるのを感じる。
だってお姫様抱っこですよ!?スポーツ系爽やかイケメン風な見た目の男の子に!これが照れずにいられようか!
「おっと。」
「きゃぁ。」
レッドホードが突進してくるのをカスミは察知し、飛び避ける。もちろん私は抱かれたまま。
私はここでようやくラブコメモードから目が覚めた。
そう言えばレッドホードにやられそうだったんだ!
「あれ!?そう言えばカスミ死んだんじゃ?あの光線で……。」
私を抱え、レッドホードの攻撃を避け続けるカスミに質問する。
「俺が死んだと思ってたのか!?心外だな!あの時俺は氷の盾を出してそれを踏み台にして避けたんだよ。それで戻ってみたらレッドホードが突進して来ているのに全く動かないモモコがいたから、焦ったわまったく!」
「それで助けてくれたんだ。ありがとう。」
「それより、いい加減下ろしてもいいか?」
「あ、ごめん重かったよね。」
「いや、札が両手とも塞がってたら使えないからさ。」
レッドホードの動きが止まった隙に私を降ろしてくれる。カスミの体温が遠くなり、少し不安になる。
「行くぞ!」
「え!?」
カスミの氷の冷気とは反対に暖かな左手が私の右手を包み、カスミは走り出す。
私は手を引っ張られているので、こけないようについて走る。
カスミの手が私の不安を消してくれた。
私は走りながらそんなことを考えていたが、その間私のすぐ横で炎やレッドホードと何度かすれ違っていた。
なんか、あれだな!お姫様になった気分だ!お姫様がどんなのかよくわからないけど。
「モモコ。止まるぞ!」
「え!?ふぐっ!」
変なことを考えていたせいで私は止まることができず、そのまま走りろうとした。その結果、手は繋がれたまま。カスミはピタリとその場で止まっている。私が走り続けてもビクともしない。私はバランスを崩し顔面から地面に倒れた。
「痛ぁ。」
顔についた土を落としながら起き上がる。
「だ、大丈夫か?」
驚いたような呆れたような顔をこちらに向けてくる。
私が無事そうなのを確認するとすぐにレッドホードがいる方に向き直る。
「あいつ、大技を出すみたいだぜ。」
カスミの額に一筋汗が流れる。
そう言われて私もレッドホードの方を見る。
レッドホードを取り囲むように炎が立ち込めている。
私の主観だとレッドホードが燃やされているようにしか見えない。
よく見ると足下の所付近は炎の密度が濃い?
体全体を覆うほどに燃え上がってはいるが、特別足下の炎だけは炎が光を反射しそうに透き通ってて綺麗に見えた。
「俺も大技出す準備するから、モモコは俺の後ろにいろ。」
「わ、わかった。」
私は頷いてカスミの背に隠れ、レッドホードを影から見る。無意識で服の裾をつまむ。
「怖いんならあの男みたいに逃げとけよ。」
ため息混じりの聞いたことある声が、頭上から聞こえる。
私は恐る恐る目を開ける。
かなりの近距離でカスミと目が合う。
カスミがバッと顔を逸らす。私もほぼ同時に顔を逸らす。
ビックリした!絶対私顔赤くなってる。
私は視線だけ少しカスミに向ける。カスミも少し顔が赤くなってる。照れたのかな?
私だけが照れているわけじゃないと分かって少し落ち着いた。
そこでやっと気づく。お姫様抱っこされている事に。妙な浮遊感はそのせいだったみたい。
私はさらに顔が熱くなるのを感じる。
だってお姫様抱っこですよ!?スポーツ系爽やかイケメン風な見た目の男の子に!これが照れずにいられようか!
「おっと。」
「きゃぁ。」
レッドホードが突進してくるのをカスミは察知し、飛び避ける。もちろん私は抱かれたまま。
私はここでようやくラブコメモードから目が覚めた。
そう言えばレッドホードにやられそうだったんだ!
「あれ!?そう言えばカスミ死んだんじゃ?あの光線で……。」
私を抱え、レッドホードの攻撃を避け続けるカスミに質問する。
「俺が死んだと思ってたのか!?心外だな!あの時俺は氷の盾を出してそれを踏み台にして避けたんだよ。それで戻ってみたらレッドホードが突進して来ているのに全く動かないモモコがいたから、焦ったわまったく!」
「それで助けてくれたんだ。ありがとう。」
「それより、いい加減下ろしてもいいか?」
「あ、ごめん重かったよね。」
「いや、札が両手とも塞がってたら使えないからさ。」
レッドホードの動きが止まった隙に私を降ろしてくれる。カスミの体温が遠くなり、少し不安になる。
「行くぞ!」
「え!?」
カスミの氷の冷気とは反対に暖かな左手が私の右手を包み、カスミは走り出す。
私は手を引っ張られているので、こけないようについて走る。
カスミの手が私の不安を消してくれた。
私は走りながらそんなことを考えていたが、その間私のすぐ横で炎やレッドホードと何度かすれ違っていた。
なんか、あれだな!お姫様になった気分だ!お姫様がどんなのかよくわからないけど。
「モモコ。止まるぞ!」
「え!?ふぐっ!」
変なことを考えていたせいで私は止まることができず、そのまま走りろうとした。その結果、手は繋がれたまま。カスミはピタリとその場で止まっている。私が走り続けてもビクともしない。私はバランスを崩し顔面から地面に倒れた。
「痛ぁ。」
顔についた土を落としながら起き上がる。
「だ、大丈夫か?」
驚いたような呆れたような顔をこちらに向けてくる。
私が無事そうなのを確認するとすぐにレッドホードがいる方に向き直る。
「あいつ、大技を出すみたいだぜ。」
カスミの額に一筋汗が流れる。
そう言われて私もレッドホードの方を見る。
レッドホードを取り囲むように炎が立ち込めている。
私の主観だとレッドホードが燃やされているようにしか見えない。
よく見ると足下の所付近は炎の密度が濃い?
体全体を覆うほどに燃え上がってはいるが、特別足下の炎だけは炎が光を反射しそうに透き通ってて綺麗に見えた。
「俺も大技出す準備するから、モモコは俺の後ろにいろ。」
「わ、わかった。」
私は頷いてカスミの背に隠れ、レッドホードを影から見る。無意識で服の裾をつまむ。
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