229 / 643
山水画
しおりを挟む
「うぎゃああああああ!! 死ーぬー!! 死ーぬー!! 死ーぬー!!」
俺の手からアニンを伸ばして籠にして、中にゴウマオさんを入れて一路南西のトホウ山へと飛行しているのだが、そのゴウマオさんがとても煩い。バヨネッタさんがトゥインクルステッキの人工坩堝をブン回して、超高速で飛んでいるのだ。こっちもそれに付いていくのに『時間操作』タイプBを使う必要があり、結構神経使うので黙っていて欲しい。
「無ー理ー!! マージー無ー理ーだーからー!!」
このまま放り出してしまおうか?
「つ、着いた……。嘘だろ? 馬車で十日以上掛かる道のりを、一日掛からずにやって来るとか、デタラメ過ぎるだろ」
「本当に。バヨネッタさんってデタラメですよねえ。付き合わされるこっちはたまったもんじゃないですよ」
「いや、これに付き合えるお前も大概だろ?」
俺がゴウマオさんの理解者たらんとしたら、逆にツッコミを入れられた。何故に? そんな、この世の者じゃない何かを見るような目を向けられたら、傷付くじゃないですか。まあ、この話はこれでスルーして、トホウ山である。
正に山水画のような絶景の中、一際高くそびえ立つ山があった。雲を軽く突き抜けて、天に突き刺さるかのように鋭く切り立った山。これがトホウ山らしい。そんなトホウ山をバヨネッタさんと俺は宙に浮きながら見上げていた。
「進まないんですか?」
尋ねたら眉間にシワを寄せられた。
「進まないんじゃなくて、進めないのよ。山全体に結界が張ってあるわね」
成程。
「トホウ山は聖域だからな。害ある者の侵入を防ぐ結界が張られているんだ。それこそ魔王軍だって入り込めねえよ」
へえ。きっと凄い結界なのだろう。見えないから良く分からないけど。
「どうします」
「ブッ壊すに決まっているでしょう」
ですよねえ。まあ、バヨネッタさんならそうするだろうと思いました。
「ちょっ、ちょっと待てよ! トホウ山は正式な手順を踏めば、誰にだって通行可能なんだ! 手荒な真似はやめろ!」
トゥインクルステッキの引き金を半引きにして、人工坩堝の回転を上げていくバヨネッタさんに、明らかに狼狽えるゴウマオさんが叫ぶ。確かに、ゴウマオさん的には、ここでゼラン仙者の不興を買って、敵に回したくはないだろうなあ。
「ちなみにお聞きしますけど、正式な手順ってなんですか?」
俺の質問に、ゴウマオさんは深く頷いてから口を開いた。
「まず、山の入り口に門があるのが見えるか?」
ゴウマオさんがトホウ山の下方を指差すので、そちらを見遣ると、確かに門がある。ここからでも門と認識出来ると言う事は、あの門、かなり大きいな。人間サイズの門じゃない。
「トホウ山の入り口はあそこだけだ」
「そうなんですか?」
「俺たちはな。この山の主であるゼラン仙者は、結界を自由に行き来出来るみたいだけど。んでだ。トホウ山には入り口から山頂までに全部で十二の門があり、その各門に門番がいる」
「門番、ですか?」
首を傾げる俺に、首肯するゴウマオさん。
「そうだ。簡単な話が、その門番を全て倒せば、ゼラン仙者のいる、トホウ山山頂にたどり着けると言う訳さ」
へえ。流石は仙者の住まう場所だけあって、試練的なものなんてのをやっているのか。きっとシンヤたち勇者パーティも、その試練を乗り越えて、ゼラン仙者に面会したんだろう。しかしペッグ回廊と言い、このトホウ山と言い、東の大陸は中ボス的なのを設置するのが好きなのか?
「どうします、バヨネッタさん?」
「話にならないわ」
そうきますよねえ。分かってました。聞いてみただけです。
「なんで私が、外道仙者の敷いたルールに合わせて、奴と面会しなきゃならないのよ。そんな事にいちいち従う義理はないわ」
ですよねえ。そんな感じで更にトゥインクルステッキの引き金を引き絞るバヨネッタさん。でもこのままだと、件のゼラン仙者と激突必至なんだよなあ。ゴウマオさんじゃないけど、俺としてもここは穏便に事を進ませたい。
「バヨネッタさん」
「なに?」
こちらを振り返るバヨネッタさんが、ちょっと凶悪に笑って見えるのですが、それはこの際無視するとして、
「バヨネッタさんは先程のヤマタノオロチ退治で疲れているじゃないですか、ここは一つ、俺が突破口を開きたいと思うのですが」
生意気かな? と思いながら具申すると、バヨネッタさんはスッと気が抜けたようにトゥインクルステッキの引き金から力を抜いた。
「それもそうね。ハルアキがここを突破出来ると言うのなら、私は楽させて貰おうかしら」
ふむ。やはり疲れを残していたのか。それでもここまで一直線に飛んできたとは、恐るべしバヨネッタさんのお宝愛。
「じゃあ、ハルアキが門番と戦うんだな? 先に言っておくが、門番は強いぞ。ハルアキの強さはデレダ迷宮で理解しているが、それでも苦戦すると思うぞ」
とゴウマオさんからありがたい忠告を頂いた。だが、
「いえ、俺、別に試練とか興味ないんで、門は通りません」
「!?」
いや、そんな絶句されても困るのですが。バヨネッタさんの方を見ると、当然よね。って顔をしてくれているので、なんか安心した。それとも俺も、バヨネッタさんのデタラメさに影響されてきているのだろうか。
結果から先に述べれば、俺たちは難なく結界を通り抜ける事に成功した。ゴウマオさんは自身が苦労したのであろう試練の門を通過せずに、俺たちが山頂までやってきた事にかなり驚いていたが、俺にはある程度の勝算があった。まあ、それでも一か八かだったけど。
やった事は簡単だ。俺たちの周囲を『聖結界』で覆っただけだ。それだけで俺たちはトホウ山の結界をスルー出来た。
俺の勝算と言うのは、この結界が害ある者の侵入を防ぐと聞いたからだ。あれ? それってなんか俺の『聖結界』と似ているなあ。と思ったのだ。もしも俺の『聖結界』とトホウ山の結界が同系統の結界であるなら、俺の『聖結界』はトホウ山の結界から弾かれる事はないのではないだろうかと。
そしてトホウ山の結界対俺の『聖結界』の対決は、無事に俺に軍配が上がった。山頂にあった白金の宮殿では、二人の男がこちらを見上げていた。
一人は壮年、四十代くらいの碧髪の精悍な肉体に漢服をまとった男で、女官を数名引き連れて、こちらを見上げて大笑いをしている。
もう一人は子供だ。金髪の癖毛で西洋の絵画に出てくるような美少年だが、道士服を着ているので違和感があった。その男の子は今、苦虫を噛み潰したような顔でこちらを見上げていた。
俺の手からアニンを伸ばして籠にして、中にゴウマオさんを入れて一路南西のトホウ山へと飛行しているのだが、そのゴウマオさんがとても煩い。バヨネッタさんがトゥインクルステッキの人工坩堝をブン回して、超高速で飛んでいるのだ。こっちもそれに付いていくのに『時間操作』タイプBを使う必要があり、結構神経使うので黙っていて欲しい。
「無ー理ー!! マージー無ー理ーだーからー!!」
このまま放り出してしまおうか?
「つ、着いた……。嘘だろ? 馬車で十日以上掛かる道のりを、一日掛からずにやって来るとか、デタラメ過ぎるだろ」
「本当に。バヨネッタさんってデタラメですよねえ。付き合わされるこっちはたまったもんじゃないですよ」
「いや、これに付き合えるお前も大概だろ?」
俺がゴウマオさんの理解者たらんとしたら、逆にツッコミを入れられた。何故に? そんな、この世の者じゃない何かを見るような目を向けられたら、傷付くじゃないですか。まあ、この話はこれでスルーして、トホウ山である。
正に山水画のような絶景の中、一際高くそびえ立つ山があった。雲を軽く突き抜けて、天に突き刺さるかのように鋭く切り立った山。これがトホウ山らしい。そんなトホウ山をバヨネッタさんと俺は宙に浮きながら見上げていた。
「進まないんですか?」
尋ねたら眉間にシワを寄せられた。
「進まないんじゃなくて、進めないのよ。山全体に結界が張ってあるわね」
成程。
「トホウ山は聖域だからな。害ある者の侵入を防ぐ結界が張られているんだ。それこそ魔王軍だって入り込めねえよ」
へえ。きっと凄い結界なのだろう。見えないから良く分からないけど。
「どうします」
「ブッ壊すに決まっているでしょう」
ですよねえ。まあ、バヨネッタさんならそうするだろうと思いました。
「ちょっ、ちょっと待てよ! トホウ山は正式な手順を踏めば、誰にだって通行可能なんだ! 手荒な真似はやめろ!」
トゥインクルステッキの引き金を半引きにして、人工坩堝の回転を上げていくバヨネッタさんに、明らかに狼狽えるゴウマオさんが叫ぶ。確かに、ゴウマオさん的には、ここでゼラン仙者の不興を買って、敵に回したくはないだろうなあ。
「ちなみにお聞きしますけど、正式な手順ってなんですか?」
俺の質問に、ゴウマオさんは深く頷いてから口を開いた。
「まず、山の入り口に門があるのが見えるか?」
ゴウマオさんがトホウ山の下方を指差すので、そちらを見遣ると、確かに門がある。ここからでも門と認識出来ると言う事は、あの門、かなり大きいな。人間サイズの門じゃない。
「トホウ山の入り口はあそこだけだ」
「そうなんですか?」
「俺たちはな。この山の主であるゼラン仙者は、結界を自由に行き来出来るみたいだけど。んでだ。トホウ山には入り口から山頂までに全部で十二の門があり、その各門に門番がいる」
「門番、ですか?」
首を傾げる俺に、首肯するゴウマオさん。
「そうだ。簡単な話が、その門番を全て倒せば、ゼラン仙者のいる、トホウ山山頂にたどり着けると言う訳さ」
へえ。流石は仙者の住まう場所だけあって、試練的なものなんてのをやっているのか。きっとシンヤたち勇者パーティも、その試練を乗り越えて、ゼラン仙者に面会したんだろう。しかしペッグ回廊と言い、このトホウ山と言い、東の大陸は中ボス的なのを設置するのが好きなのか?
「どうします、バヨネッタさん?」
「話にならないわ」
そうきますよねえ。分かってました。聞いてみただけです。
「なんで私が、外道仙者の敷いたルールに合わせて、奴と面会しなきゃならないのよ。そんな事にいちいち従う義理はないわ」
ですよねえ。そんな感じで更にトゥインクルステッキの引き金を引き絞るバヨネッタさん。でもこのままだと、件のゼラン仙者と激突必至なんだよなあ。ゴウマオさんじゃないけど、俺としてもここは穏便に事を進ませたい。
「バヨネッタさん」
「なに?」
こちらを振り返るバヨネッタさんが、ちょっと凶悪に笑って見えるのですが、それはこの際無視するとして、
「バヨネッタさんは先程のヤマタノオロチ退治で疲れているじゃないですか、ここは一つ、俺が突破口を開きたいと思うのですが」
生意気かな? と思いながら具申すると、バヨネッタさんはスッと気が抜けたようにトゥインクルステッキの引き金から力を抜いた。
「それもそうね。ハルアキがここを突破出来ると言うのなら、私は楽させて貰おうかしら」
ふむ。やはり疲れを残していたのか。それでもここまで一直線に飛んできたとは、恐るべしバヨネッタさんのお宝愛。
「じゃあ、ハルアキが門番と戦うんだな? 先に言っておくが、門番は強いぞ。ハルアキの強さはデレダ迷宮で理解しているが、それでも苦戦すると思うぞ」
とゴウマオさんからありがたい忠告を頂いた。だが、
「いえ、俺、別に試練とか興味ないんで、門は通りません」
「!?」
いや、そんな絶句されても困るのですが。バヨネッタさんの方を見ると、当然よね。って顔をしてくれているので、なんか安心した。それとも俺も、バヨネッタさんのデタラメさに影響されてきているのだろうか。
結果から先に述べれば、俺たちは難なく結界を通り抜ける事に成功した。ゴウマオさんは自身が苦労したのであろう試練の門を通過せずに、俺たちが山頂までやってきた事にかなり驚いていたが、俺にはある程度の勝算があった。まあ、それでも一か八かだったけど。
やった事は簡単だ。俺たちの周囲を『聖結界』で覆っただけだ。それだけで俺たちはトホウ山の結界をスルー出来た。
俺の勝算と言うのは、この結界が害ある者の侵入を防ぐと聞いたからだ。あれ? それってなんか俺の『聖結界』と似ているなあ。と思ったのだ。もしも俺の『聖結界』とトホウ山の結界が同系統の結界であるなら、俺の『聖結界』はトホウ山の結界から弾かれる事はないのではないだろうかと。
そしてトホウ山の結界対俺の『聖結界』の対決は、無事に俺に軍配が上がった。山頂にあった白金の宮殿では、二人の男がこちらを見上げていた。
一人は壮年、四十代くらいの碧髪の精悍な肉体に漢服をまとった男で、女官を数名引き連れて、こちらを見上げて大笑いをしている。
もう一人は子供だ。金髪の癖毛で西洋の絵画に出てくるような美少年だが、道士服を着ているので違和感があった。その男の子は今、苦虫を噛み潰したような顔でこちらを見上げていた。
11
あなたにおすすめの小説
無限在庫チートで異世界を買い占める〜窓際おじさんが廃棄予定のカップ麺で廃村エルフと腹ペコ魔王を救済したら最強商会ができました〜
黒崎隼人
ファンタジー
物流倉庫で不良在庫の管理に追われるだけの42歳、窓際サラリーマンのタケシ。
ある日突然、彼は見知らぬ森の中へと転移してしまう。
彼に与えられたのは、地球で廃棄される運命にあったあらゆる物資を無尽蔵に引き出せる規格外のスキル「無限在庫処分」だった。
賞味期限間近のカップ麺、パッケージ変更で捨てられるレトルトカレー、そして型落ちの電動工具。
地球ではゴミとされるこれらの品々が、異世界では最強のチートアイテムと化す!
森で倒れていたエルフの少女リリアをカップ麺で救ったタケシは、領主の搾取によって滅亡寸前だった彼女の村を拠点とし、現代の物資と物流ノウハウを駆使して商会を立ち上げる。
美味しいご飯と圧倒的な利便性で異世界の人々の胃袋と生活を掴み、村は急速に発展。
さらには、深刻な食糧難で破綻寸前だった美少女魔王ルビア率いる魔王軍と「業務提携」を結び、最強の武力を物流の護衛として手に入れる!
剣も魔法も使わない。武器は段ボールと現代の知識だけ。
窓際おじさんが圧倒的な物量で悪徳領主の経済基盤をすり潰し、異世界の常識を塗り替えていく、痛快・異世界経営スローライフ、開幕!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
転生して捨てられたけど日々是好日だね。【二章・完】
ぼん@ぼおやっじ
ファンタジー
おなじみ異世界に転生した主人公の物語。
転生はデフォです。
でもなぜか神様に見込まれて魔法とか魔力とか失ってしまったリウ君の物語。
リウ君は幼児ですが魔力がないので馬鹿にされます。でも周りの大人たちにもいい人はいて、愛されて成長していきます。
しかしリウ君の暮らす村の近くには『タタリ』という恐ろしいものを封じた祠があたのです。
この話は第一部ということでそこまでは完結しています。
第一部ではリウ君は自力で成長し、戦う力を得ます。
そして…
リウ君のかっこいい活躍を見てください。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
黄金の魔導書使い -でも、騒動は来ないで欲しいー
志位斗 茂家波
ファンタジー
‥‥‥魔導書(グリモワール)。それは、不思議な儀式によって、人はその書物を手に入れ、そして体の中に取り込むのである。
そんな魔導書の中に、とんでもない力を持つものが、ある時出現し、そしてある少年の手に渡った。
‥‥うん、出来ればさ、まだまともなのが欲しかった。けれども強すぎる力故に、狙ってくる奴とかが出てきて本当に大変なんだけど!?責任者出てこぉぉぉぃ!!
これは、その魔導書を手に入れたが故に、のんびりしたいのに何かしらの騒動に巻き込まれる、ある意味哀れな最強の少年の物語である。
「小説家になろう」様でも投稿しています。作者名は同じです。基本的にストーリー重視ですが、誤字指摘などがあるなら受け付けます。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる