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貯古齢糖 壬琉苦

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ACT-5

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「一時はどうなることやら、と思いましたが、寄って来る怖い人たちを平和的に追い払うなんて、さすがご主人様です」

「まぁ、大したことないよ。」(本当は、滅茶滅茶ビビってたんだけど、言わないようにしよう)


 色々とごたごたしていたが、無事にギルドメンバー登録を終え、二人は街を観光していた。


「メンバー登録も無事に完了したみたいですね」

  (あれ?女神様、今までどこに行ってたんですか?)

「鈴木さんたちの動向を見ているのが面白くて、つい黙りふけっていました」

  (そうですか…)

「それより、私をシエラちゃんに紹介してください」

  (え、いいんですか?)

「はい。大丈夫ですよ」

「わかりました。シエラー!」


 健太郎はシエラを呼び、女神様を紹介した。


「……」

「どうした、シエラ?」

「ま、まさか、異界の創造神様とお知り合いだったなんて、びっくりです…」

「そんな称号まで持っていたんですか、女神様」

「随分前のことですが、そう呼ばれて信仰されていました」


 女神様は照れているが、本当に凄いことらしい。


「そういえば、鈴木さん、まだ転生特典のお話をしていませんでしたね」

「そういうのもありましたね」

「転生特典?」

「では、ステータスプレートを見せて下さい」

「これでいいですか」


 健太郎が空に向かってステータスプレートを見せると、ステータスプレートが青く光り始めた。


「これで特典付与が完了しました。ステータスプレートを更新してみて下さい」

「了解です。…これって?」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:鈴木 健太郎 年齢:17 性別:男

 Level: 999 職業:鑑定士 ギルドランク:ダイヤ

 筋力:1000000(+9000000)

 耐久:1000000(+9000000)

 敏捷:1000000(+9000000)

 魔力:無限

 魔攻:1000000(+9000000)

 魔防:1000000(+9000000)

 魔法一覧

 全所得

 技能一覧

 [言語理解][身体能力向上][無病の身体]

 [不死王の魔眼][魔神の叡智][超魔力]

 [天使の剴切][道化師の魔術][賢者の恵み]

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 健太郎は、素のステータスでもチートだったのに、女神の魔改造で、さらにレベルアップした。


「付与したものをまとめてみると、若い肉体・強靭な身体・病気にならない身体・この世の全てを解読できる眼・複数神器のフリーパス・無尽蔵の魔力・六属性魔法全てを扱える適正・ユニーク魔法と呼ばれる伝説の魔法を扱える適正・古代から未来にまでかけて生まれる全ての魔法の知識・所持している魔法全てに良質な補正、こんなところです」

「シエラ、これってどういうこと?」

「ご、ご主人様は、この世で最強と謳われている魔王よりも、強くなってしまいました」

  (えっーー!!)

「でも、さすがご主人様です。こんな強大な力を手にしているのに、落ち着いているなんて」

  (いやー、内心パニックなんですけど…)

「歳はシエラちゃんと同じにしているけど、変な気は起こさないでくださいね」


 健太郎は、街の水溜りで、自分の顔を確認した。

 すると、死んだ魚のような赤目をしている、高校生の時の自分がうつっていた。

 32歳のおっさんは、転生して若返った挙句、超チート能力を複数個貰ってしまった。

  (俺、明日死ぬかもしれない)


「本来なら、異世界転生には、チート能力を一つ付与することになっていたのですが、私が鈴木さんに惚れてしまったので、ついひいきしてしまいました」

「ご主人様を好きな気持ちなら、私も負けません!」

「そこを張り合ってどうする…」

「これはライバル出現ですね」

「たとえ相手が女神様でも、絶対に負けません」

「収集つかなくなったな」


 沢山の幸福を得た健太郎は、これから先の不安で、胸がいっぱいになるのだった。
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