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ACT-13
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「ヘルメスの羽靴、初めて使ってみたけど、やっぱり速いな」(空間転移でぱぱっと行っちゃうと、迷宮に居るモンスターに出くわす可能性があるから、ここは安全な空から行こう…)
思った以上に神器の性能が良く、ものの数分で目的地に到着した。
「ここが迷宮か~」
健太郎が目的地としていた迷宮は、大陸一の難易度を誇る迷宮であり、豪華な見た目とは裏腹に、中には凶悪なモンスターが沢山いる。
「絶対に助けるからな、シエラ」(反動無効化の魔法デュアル、身体無敵化魔法エンチャント)
健太郎は空色の魔方陣を、飛んでいる自分の目の前に展開して、それに重なるように、もう一つの黄金に輝く魔方陣をくっ付けた。
(これで迷宮に突っ込んでも問題ない!!)
ミサイルが突っ込んだかのような爆音が、迷宮中に鳴り響いた。
「コホコホ、煙で…何も見えない」(焦って勢いを出しすぎてしまった)
「誰だ、お前?」
「えっ?」
あたりの煙が履けると、冒険者であろう者が、20人ぐらい倒れていた。
しかも、その近くには、大鎌を持った見るからに物騒な男がいた。
「喋んねー、ってことは、お前も冒険者か」
「そこを退け、今あんたの相手をしてやる暇はない」
「あん、俺様に向かって、今なんつったーーー!?」
健太郎は、今話している奴が魔王軍の幹部と直感で判断し、後ろの冒険者を守りに行った。
(油断してたとは言え、俺様の眼が追いつかないスピードを出せるとは、こりゃ面白いぜ)
「皆さん大丈夫ですか、待っててください、今回復させるので」
「なにシカトしてんだよ!」
幹部が持っていた大鎌から、魔力が練りこまれた赤い斬撃が放たれた。
「どうだ、思い知ったか!」
「悪りぃ、あんたの攻撃が遅すぎて、怪我している人たち全員を回復魔法で治療しちまった」
「なに!?」
健太郎は、幹部から繰り出された斬撃を、指の間で軽く挟み、その間にケガ人たちを治療していた。
「久しぶりに面白い奴に出会ったな。お前、名前はなんて言う」
「あんたに教える名前なんかない」
「その覇気に満ち溢れた言動は素晴らしいね~。粉々にぶっ壊してやりたくなる」
幹部が、迷宮の天井すれすれの高さまで跳ね上がった。
「回復した奴ら共々、消し炭にしてやんよ!! 喰らいやがれ!! ヘル・フレイム・バースト!!」
大鎌を回転させ、力のみで描いた魔方陣に、自身の魔力特性を混ぜることで、爆発的な破壊力を生み出す魔法を、幹部が放った。
威力は凄まじく、放たれた魔法の周囲は、全て消し炭となっていた。
「この魔法は、指では防げないだろう?」
「確かに指じゃ防げなかったよ」
「まだ生きているのか!?」
「だから、神器を使わせてもらった」
「神器だと!?」
「アキレウスの盾。これがあんたの魔法を防いだ神器の名だ!」
健太郎が使ったアキレウスの盾は、複数の神器の一つで、いかなる魔法も打ち消すことができる、対魔法戦術専用の盾。
「神族の犬コロが、なんでこんなところに…」
「次はこっちの番だ! 全力で倒させてもらう!!」
(クソ! 莫大な魔力を消費したせいで、身体がゆうことをきかない)
健太郎はアイテムボックスを開き、神魔剣エクスカリバーを出した。
「なんだ!? その剣は!」
「このエクスカリバーは、使用する人間の魔力量に応じて威力が上昇する神器。絶対命中も持っていて、避けることは不可能だ!」
「ちくしょう、こんなところで死んでたまるかー!!」
幹部は、最後の魔力を振り絞り、大鎌に魔力を付与した。
「俺様は負けられねーんだよ!!」
「一撃でぶっ飛ばす!!」
双方は、全く同じタイミングで攻撃をした。
強大な魔力同士がぶつかり合い、時空にヒビが入り、迷宮中は激しく揺れた。
「うわぁぁぁーー!!!!」
「このまま押し切る!!」
幹部の攻撃が緩んだ瞬間、それを見逃さなかった健太郎の攻撃が、全てを押し切った。
「やったのか…?」
激闘を繰り広げた二人の周りは、無残な光景を残し、その中央に鎌が刺さっていた。
「うっ……、魔王軍の幹部を討伐しなければ…」
「悪魔を野放しにはできない…、急いで闘はなければ…」
幹部にやられていた冒険者たちが、一斉に目を覚ました。
「おい、早く起きて見てみろ、幹部の姿が見えないぞ!」
「なに、奴はいったいどこに行った」
「そこの君、大鎌を持った悪魔を見なかったか」
「それなら、もう倒してしまいました」
「えぇーーー!!!!」
冒険者たちは、信じ難い現状を確認し、ギルドへと通達を出した。
「報告します、一体目の幹部、赤龍のトサツの討伐に成功。討伐主は、イベエラ街のギルド出身の冒険者、鑑定士スズキ!」
今回の件に関わっている、全ての冒険者ギルドに、健太郎の名が伝えられた。
「ご主人様、無事にトサツを倒せたようですね」
「このボクを目の前にして、よそ見とは、感心できませんね。まぁ、トサツ君がやられたのは予想外ですが、討伐主は疲れている筈、アナタたちを早急に殲滅して、討伐主もあの世で会わせてあげますよ」
「貴方はここで倒します。なので、下には絶対に行かせません」
「面白い、ならばお手並みを拝見させて頂きます」
健太郎がトサツを倒した裏では、別の戦いが始まろうとしていた。
思った以上に神器の性能が良く、ものの数分で目的地に到着した。
「ここが迷宮か~」
健太郎が目的地としていた迷宮は、大陸一の難易度を誇る迷宮であり、豪華な見た目とは裏腹に、中には凶悪なモンスターが沢山いる。
「絶対に助けるからな、シエラ」(反動無効化の魔法デュアル、身体無敵化魔法エンチャント)
健太郎は空色の魔方陣を、飛んでいる自分の目の前に展開して、それに重なるように、もう一つの黄金に輝く魔方陣をくっ付けた。
(これで迷宮に突っ込んでも問題ない!!)
ミサイルが突っ込んだかのような爆音が、迷宮中に鳴り響いた。
「コホコホ、煙で…何も見えない」(焦って勢いを出しすぎてしまった)
「誰だ、お前?」
「えっ?」
あたりの煙が履けると、冒険者であろう者が、20人ぐらい倒れていた。
しかも、その近くには、大鎌を持った見るからに物騒な男がいた。
「喋んねー、ってことは、お前も冒険者か」
「そこを退け、今あんたの相手をしてやる暇はない」
「あん、俺様に向かって、今なんつったーーー!?」
健太郎は、今話している奴が魔王軍の幹部と直感で判断し、後ろの冒険者を守りに行った。
(油断してたとは言え、俺様の眼が追いつかないスピードを出せるとは、こりゃ面白いぜ)
「皆さん大丈夫ですか、待っててください、今回復させるので」
「なにシカトしてんだよ!」
幹部が持っていた大鎌から、魔力が練りこまれた赤い斬撃が放たれた。
「どうだ、思い知ったか!」
「悪りぃ、あんたの攻撃が遅すぎて、怪我している人たち全員を回復魔法で治療しちまった」
「なに!?」
健太郎は、幹部から繰り出された斬撃を、指の間で軽く挟み、その間にケガ人たちを治療していた。
「久しぶりに面白い奴に出会ったな。お前、名前はなんて言う」
「あんたに教える名前なんかない」
「その覇気に満ち溢れた言動は素晴らしいね~。粉々にぶっ壊してやりたくなる」
幹部が、迷宮の天井すれすれの高さまで跳ね上がった。
「回復した奴ら共々、消し炭にしてやんよ!! 喰らいやがれ!! ヘル・フレイム・バースト!!」
大鎌を回転させ、力のみで描いた魔方陣に、自身の魔力特性を混ぜることで、爆発的な破壊力を生み出す魔法を、幹部が放った。
威力は凄まじく、放たれた魔法の周囲は、全て消し炭となっていた。
「この魔法は、指では防げないだろう?」
「確かに指じゃ防げなかったよ」
「まだ生きているのか!?」
「だから、神器を使わせてもらった」
「神器だと!?」
「アキレウスの盾。これがあんたの魔法を防いだ神器の名だ!」
健太郎が使ったアキレウスの盾は、複数の神器の一つで、いかなる魔法も打ち消すことができる、対魔法戦術専用の盾。
「神族の犬コロが、なんでこんなところに…」
「次はこっちの番だ! 全力で倒させてもらう!!」
(クソ! 莫大な魔力を消費したせいで、身体がゆうことをきかない)
健太郎はアイテムボックスを開き、神魔剣エクスカリバーを出した。
「なんだ!? その剣は!」
「このエクスカリバーは、使用する人間の魔力量に応じて威力が上昇する神器。絶対命中も持っていて、避けることは不可能だ!」
「ちくしょう、こんなところで死んでたまるかー!!」
幹部は、最後の魔力を振り絞り、大鎌に魔力を付与した。
「俺様は負けられねーんだよ!!」
「一撃でぶっ飛ばす!!」
双方は、全く同じタイミングで攻撃をした。
強大な魔力同士がぶつかり合い、時空にヒビが入り、迷宮中は激しく揺れた。
「うわぁぁぁーー!!!!」
「このまま押し切る!!」
幹部の攻撃が緩んだ瞬間、それを見逃さなかった健太郎の攻撃が、全てを押し切った。
「やったのか…?」
激闘を繰り広げた二人の周りは、無残な光景を残し、その中央に鎌が刺さっていた。
「うっ……、魔王軍の幹部を討伐しなければ…」
「悪魔を野放しにはできない…、急いで闘はなければ…」
幹部にやられていた冒険者たちが、一斉に目を覚ました。
「おい、早く起きて見てみろ、幹部の姿が見えないぞ!」
「なに、奴はいったいどこに行った」
「そこの君、大鎌を持った悪魔を見なかったか」
「それなら、もう倒してしまいました」
「えぇーーー!!!!」
冒険者たちは、信じ難い現状を確認し、ギルドへと通達を出した。
「報告します、一体目の幹部、赤龍のトサツの討伐に成功。討伐主は、イベエラ街のギルド出身の冒険者、鑑定士スズキ!」
今回の件に関わっている、全ての冒険者ギルドに、健太郎の名が伝えられた。
「ご主人様、無事にトサツを倒せたようですね」
「このボクを目の前にして、よそ見とは、感心できませんね。まぁ、トサツ君がやられたのは予想外ですが、討伐主は疲れている筈、アナタたちを早急に殲滅して、討伐主もあの世で会わせてあげますよ」
「貴方はここで倒します。なので、下には絶対に行かせません」
「面白い、ならばお手並みを拝見させて頂きます」
健太郎がトサツを倒した裏では、別の戦いが始まろうとしていた。
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