Re : play / リプレイ

貯古齢糖 壬琉苦

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ACT-27

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「ご主人様、怪我人を連れて着ました」

「でかした、今すぐ治療をするから、アイビスたちの拘束は任せた」

「了解です」


 シエラは、他の冒険者たちと協力して、アイビスのメンバーを拘束した。


「さて、こちらも始めようか…」

「私も中級回復魔法が使えるので、お手伝いします」

「おお、それは助かる」


 健太郎とパフィーは、怪我人の容体を見る。


  (傷口がかなり深いし、出血も大量にしている。血の確保と、傷口を塞ぐことをメインに治療しないといけないな)

「スズキさん、傷口に毒薬の反応があります!」

「なんだって!?」(本当だ、鑑定スキルから、状態異常の結果が出てる…。しかも、この毒は…)

「この反応は、デセスペランサ…。毒薬の中でも、最も攻撃性が高いもの…」


 二人が治療方法を考えている間に、怪我人の顔色はみるみる青くなっていた。


「お願い! ママを助けて!」

「安心して、君のママは必ず助けてみせるから」

「スズキさん…」

「パフィー、俺が回復魔法を使って、毒を無効化するから、傷口を塞いでくれ」

「了解しました」


 健太郎は、創造魔法で半透明なドーム作り出し、パフィーと共に怪我人の治療を開始した。


  (まずは体に負担をかけないように、身体負担軽減の魔法を重複させ、体内に入っている菌や小石なんかを取り除かないといけない。それを全てした上で、毒を無効化する)

  (なんて、手際がいいの…。怪我している一つ一つの細胞を労わりながら魔法を使っている。その上で、スピードを落とさない魔力変換…。再構築の硬度も、文句なしの出来だわ)

「パフィー、手が止まっているぞ」

「は、はい」


 健太郎は複数のスキルを連鎖させて、爆発的な思考速度と身体精密度を上げ、治療を施した。


「こっちは、無事に毒を無効化したぞ」

「すみません、血液の生成が追いつきません」

「…!? 誰か同じ血液型の人から、血を分けてもらった方が良さそうだな。…いや、待てよ」

「怪我人の血液型はC型です」

「よし、分かった。俺がなんとかしてみよう」


 健太郎は、パフィーの手をぎゅっと握った。


「ひゃ、ひゃい!? 何をしているんですか」

「いいから、回復魔法を続けて」

「わ、分かりました」

  (俺の因果律操作と世界改変を使えば、傷口を浅くすることができるはず…。でも、初めて試みるスキルだから、失敗するかもしれない)

「スズキさん! 時間がありません!」

「考えるのは後だ! このスキルに全てを賭ける!」


 健太郎がスキルを発動させると、時空が歪み、空間が桜色に光り始めた。
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