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一目惚れ1
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ついていかなければよかったとA級ハンター、竜人族の宗助は後悔していた。
事の始まりは、商隊の護衛依頼で北の国の辺境都市に来た宗助が、それなりの付き合いである同じハンターのニールとの再会。そして、ニールがうまい酒が飲めると連れてきたのが、辺境都市の名物、フォーチュナ劇場。
最初、興味がない宗助は帰ろうとしたが、ニールに引き留めたられた。
フォーチュナ劇場は食事と酒がうまいと評判。邪魔が入らない、劇場の二階の個室、桟敷席だからと説得された。宗助は腹も空いていたこともあり、ニールに付き合うことにした。
到着したフォーチュナ劇場はこぢんまりとした、落ち着いた上品な雰囲気。そんな劇場の一階の席には、自分と同じハンターの姿に、宗助は目を瞬かせた。
ハンターは基本荒くれ者で、時に喧嘩などの騒動を起こすことから、ハンター被害と呼ばれることもある。そんなハンターが大声で騒ぐなどの周りに迷惑をかけることなく、静かに食事をしている姿はちょっと不気味だ。まあ、それは置いておこう。
騒がしいのは嫌いな宗助には、フォーチュナ劇場の雰囲気は好ましい。それとニールが頼んだ料理、芋と肉の揚げ物とトマトとチーズのツマミ。ニールおススメのキノコのオイル煮は味が濃くてうまい。それに酒、東の国でしか生産されていない花酒。
静かな場所での美味しい料理に、久々の故郷の酒は、宗助を満足させる。これがなければ、もっとよかった。
「見たか、ソウ!アンネちゃん、オレに手を振ってくれた!」
「そうか」
一階にいるウエイターの女性に手を振るニールに、宗助はどうでもよさそうに適当な相槌。だらしない顔をしたニールに宗助の気分は下がっていく。
宗助は恋愛事が苦手、否興味などがなかった。というか面倒だと思っていた。
時折起こる、ハンターギルドの騒動。男女のパーティーが恋愛関係で破綻、ハンターギルドの受付嬢にちょっかいを出しては、ペナルティや制裁などをくらう男ハンター。それを見るたび、宗助は馬鹿だなと鼻で笑った。
そもそも、彼は恋愛、愛なんて理解できなかった。したいとも思えなかった。
健全な男としてそれなりの欲はあるが、宗助の容姿はよく、おまけに高ランクハンター。困ることのない金もあるので、それなりの処理も問題なかった。恋愛、恋人や伴侶なんて自分には無用のものだと考えていた。
この時まで。
「お待たせいたしました!」
華やかな音楽に、舞台が照らされる。ニールが乗り出し、宗助は横目で舞台に視線を向けた。
「フォーチュナ劇場一の美姫、エメラルドの宝石姫の登場です!」
ふわりと軽やかに舞台に現れた彼女に、宗助の頭にガンっと殴られたような衝撃が襲う。
腰よりも長い銀色の髪。雪のように白い肌に、まだあどけなさを残す美貌。鮮明なエメラルドの瞳と、首から胸元、腕から手の甲、膝から足の甲まで、髪と同じ銀色の鱗が光を反射して輝く。
彼女は竜人族の証である銀色の鱗を持っていたが、翼はなかった。それは彼女が竜人族と人族の混血であることの証。そんなことは宗助にはどうでもよかった。
「えっ、おい!ちょっ、何してんの!」
ニールの静止の声を無視して、宗助は二階の桟敷席から翼を広げて、飛び立った。
事の始まりは、商隊の護衛依頼で北の国の辺境都市に来た宗助が、それなりの付き合いである同じハンターのニールとの再会。そして、ニールがうまい酒が飲めると連れてきたのが、辺境都市の名物、フォーチュナ劇場。
最初、興味がない宗助は帰ろうとしたが、ニールに引き留めたられた。
フォーチュナ劇場は食事と酒がうまいと評判。邪魔が入らない、劇場の二階の個室、桟敷席だからと説得された。宗助は腹も空いていたこともあり、ニールに付き合うことにした。
到着したフォーチュナ劇場はこぢんまりとした、落ち着いた上品な雰囲気。そんな劇場の一階の席には、自分と同じハンターの姿に、宗助は目を瞬かせた。
ハンターは基本荒くれ者で、時に喧嘩などの騒動を起こすことから、ハンター被害と呼ばれることもある。そんなハンターが大声で騒ぐなどの周りに迷惑をかけることなく、静かに食事をしている姿はちょっと不気味だ。まあ、それは置いておこう。
騒がしいのは嫌いな宗助には、フォーチュナ劇場の雰囲気は好ましい。それとニールが頼んだ料理、芋と肉の揚げ物とトマトとチーズのツマミ。ニールおススメのキノコのオイル煮は味が濃くてうまい。それに酒、東の国でしか生産されていない花酒。
静かな場所での美味しい料理に、久々の故郷の酒は、宗助を満足させる。これがなければ、もっとよかった。
「見たか、ソウ!アンネちゃん、オレに手を振ってくれた!」
「そうか」
一階にいるウエイターの女性に手を振るニールに、宗助はどうでもよさそうに適当な相槌。だらしない顔をしたニールに宗助の気分は下がっていく。
宗助は恋愛事が苦手、否興味などがなかった。というか面倒だと思っていた。
時折起こる、ハンターギルドの騒動。男女のパーティーが恋愛関係で破綻、ハンターギルドの受付嬢にちょっかいを出しては、ペナルティや制裁などをくらう男ハンター。それを見るたび、宗助は馬鹿だなと鼻で笑った。
そもそも、彼は恋愛、愛なんて理解できなかった。したいとも思えなかった。
健全な男としてそれなりの欲はあるが、宗助の容姿はよく、おまけに高ランクハンター。困ることのない金もあるので、それなりの処理も問題なかった。恋愛、恋人や伴侶なんて自分には無用のものだと考えていた。
この時まで。
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華やかな音楽に、舞台が照らされる。ニールが乗り出し、宗助は横目で舞台に視線を向けた。
「フォーチュナ劇場一の美姫、エメラルドの宝石姫の登場です!」
ふわりと軽やかに舞台に現れた彼女に、宗助の頭にガンっと殴られたような衝撃が襲う。
腰よりも長い銀色の髪。雪のように白い肌に、まだあどけなさを残す美貌。鮮明なエメラルドの瞳と、首から胸元、腕から手の甲、膝から足の甲まで、髪と同じ銀色の鱗が光を反射して輝く。
彼女は竜人族の証である銀色の鱗を持っていたが、翼はなかった。それは彼女が竜人族と人族の混血であることの証。そんなことは宗助にはどうでもよかった。
「えっ、おい!ちょっ、何してんの!」
ニールの静止の声を無視して、宗助は二階の桟敷席から翼を広げて、飛び立った。
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