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一歩も引かない1
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ローランドとニールは空気に徹することにした。一機即発の状態に二人は口を出すことは出来なかった。
『………』
無言の数拍。最初に口を開いたのはコーデリア。モンドは深呼吸。ようやく笑いが治まってきた。
「エメラルドの宝石姫、アヤネはまだ15歳ですわ」
北の国では15歳になった者は、その次の年の一月に行われる成人の儀を経て、成人と扱われる。去年、15歳となった綾音は今年の一月で行われた成人の儀で、成人になってはいる。
「……15歳だったのか」
「歳も知らなかったのか!?」
空気に徹していたローランドが思わず叫ぶ。ニールは無言で顔を覆った。
コイツ、本当は反省していないのではないだろうか。
「……東の国、竜人族では違いましたわよね」
三人の反応に、コーデリアはなんだかどっと疲れてきた。
国、どちらかと言うと種族だろうか。それによって成人とされる年齢は違っていた。
寿命にそれほど差がない人族と獣人族の成人年齢は15歳となっているが、竜人族と海人族は長命の種族。しかも、寿命だけではなく、成長状態も異なっている。
「ちなみに、あんたの歳はいくつだ?」
ようやく息が落ち着いたモンドが尋ねる。先ほども笑いかけたがなんとか耐えることが出来た。
竜人族は海人族の次に長命の種族。そんな竜人族の成人年齢は18歳。
「22歳です」
「おお、そこまでいっていなかったか」
それぐらいなら問題ないなとモンドは頷く。問題は大有りだとコーデリアは睨む。
竜人族は産まれた時は人族、獣人族と同じように成長するが、10代後半になると、歳をとるのが遅くなる。青年期が長く、50代半ばになると人族、獣人族と同じように歳をとっていく種族だ。
余談だが、四種族の中で一番の長命種族は海人族。産まれた時から歳取るのが人族、獣人族の二倍ほど遅い。なので、海人族の成人年齢は30歳。
肩で切り揃えられた金髪に艶やかなサファイアの瞳を持った妖艶な顔立ち、海人族のコーデリア。外見年齢が20代半ばに見えるコーデリアの実年齢は52歳だ。
「なるほど、結婚はまだできないな」
納得した宗助が頷く。
大抵の混血は自身の血や特徴が強い方の種族、もしくは自身が住まう国で、成人年齢を決めたりする。
北の国に住まう綾音は人族と竜人族の混血。北の国では成人とされていても、東の国では15歳は未成年。そして宗助は東の国育ち、生粋の竜人族。そこは無視が出来ない。
「なので、婚約でお願いします」
「あんたすげぇな」
全くもって引く様子を見せない宗助に、モンドは拍手を送り、コーデリアは頭痛がしてきた。ニールとローランドは、ドン引き。
『………』
無言の数拍。最初に口を開いたのはコーデリア。モンドは深呼吸。ようやく笑いが治まってきた。
「エメラルドの宝石姫、アヤネはまだ15歳ですわ」
北の国では15歳になった者は、その次の年の一月に行われる成人の儀を経て、成人と扱われる。去年、15歳となった綾音は今年の一月で行われた成人の儀で、成人になってはいる。
「……15歳だったのか」
「歳も知らなかったのか!?」
空気に徹していたローランドが思わず叫ぶ。ニールは無言で顔を覆った。
コイツ、本当は反省していないのではないだろうか。
「……東の国、竜人族では違いましたわよね」
三人の反応に、コーデリアはなんだかどっと疲れてきた。
国、どちらかと言うと種族だろうか。それによって成人とされる年齢は違っていた。
寿命にそれほど差がない人族と獣人族の成人年齢は15歳となっているが、竜人族と海人族は長命の種族。しかも、寿命だけではなく、成長状態も異なっている。
「ちなみに、あんたの歳はいくつだ?」
ようやく息が落ち着いたモンドが尋ねる。先ほども笑いかけたがなんとか耐えることが出来た。
竜人族は海人族の次に長命の種族。そんな竜人族の成人年齢は18歳。
「22歳です」
「おお、そこまでいっていなかったか」
それぐらいなら問題ないなとモンドは頷く。問題は大有りだとコーデリアは睨む。
竜人族は産まれた時は人族、獣人族と同じように成長するが、10代後半になると、歳をとるのが遅くなる。青年期が長く、50代半ばになると人族、獣人族と同じように歳をとっていく種族だ。
余談だが、四種族の中で一番の長命種族は海人族。産まれた時から歳取るのが人族、獣人族の二倍ほど遅い。なので、海人族の成人年齢は30歳。
肩で切り揃えられた金髪に艶やかなサファイアの瞳を持った妖艶な顔立ち、海人族のコーデリア。外見年齢が20代半ばに見えるコーデリアの実年齢は52歳だ。
「なるほど、結婚はまだできないな」
納得した宗助が頷く。
大抵の混血は自身の血や特徴が強い方の種族、もしくは自身が住まう国で、成人年齢を決めたりする。
北の国に住まう綾音は人族と竜人族の混血。北の国では成人とされていても、東の国では15歳は未成年。そして宗助は東の国育ち、生粋の竜人族。そこは無視が出来ない。
「なので、婚約でお願いします」
「あんたすげぇな」
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