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Episode8 あなたとのキスに蕩けよう
あなたとのキスに蕩けよう
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俺はソファーに座ってスマホでゲームをしていた。もう長いこと、持ち帰りの仕事を頑張っている恋人の体が空くのを、ただ大人しく待っているのだ。
まだかな………。
いい加減ゲームに飽きてきて、ついウトウト微睡んでしまう。
静かな室内に響き渡るパソコンのタイピン音に、マウスをクリックする音……それがすごく心地いい。
その時、随分と聞きなれた声で名前を呼ばれる。
「葵」って……。
それと同時に、唇に触れる温かい感触に夢から現実に引き戻された。
「成宮先生、リップクリーム嫌いだから、唇がガサガサして痛いです」
本当はこんなじゃれ合いをずっと待っていたのに、強がって嫌がる素振りをしてしまった。
「うるせぇよ」
今度は深く口付けられた。
良かった、続けてくれて……。素直じゃない俺がそっと安堵する。
顔の角度を微妙に変えて、少しずつ熱を増すキスに酔いしれ始める。彼を受け入れるために顔を上げ、唇を薄く開いて舌の侵入を自ら迎え入れた。
普通、他人の唾液なんて気持ち悪いし汚く感じるのに、なんでこの人のは汚いと思わないんだろう……むしろ、もっともっと自分の口内に注ぎ込んで欲しいとさえ思ってしまう。
それはまるで全てを麻痺させる媚薬のようで。
柔らかい唇、温かい舌。時々漏れる甘い吐息。
全身の力が抜け、成宮先生の口付けに骨抜きにされてしまった。
「葵、もうとろけてる。お前、本当にちょろいな?」
成宮先生が悪戯っぽく笑うけど、気持ちいいんだから仕方ないじゃないか……。
お互いの舌を絡め合わせれば、キスの熱はどんどん高まり、
「あぁ…あ、はぁ、んんっ」
と、自然に甘い吐息が溢れ出す。これじゃあ成宮先生の思うツボだ。
「エッロ……」
ほらね…? 結局いつもみたいに弄ばれてしまう。
何かに捕まりたくて手をさ迷わせれば、両手の指を絡み取られ、そっとソファーに縫い付けられた。
もっとして……。
離された成宮先生の唇を、思わず視線で追いかけてしまう。
俺の体はすっかり火照り、こんなんじゃ全然物足りなくて。自分から成宮先生の体を引き寄せ、キスをねだる。
長い長い時間、お互いの唇を味わい続けた。
ふと、違和感を感じて目を開ければ自然と視線が絡み合う。
「なんで成宮先生は、キスしてる時、目を開けてるんですか?」
いつも感じる疑問。
まぁだいたい考えていることは察しがつくけど……。一般常識とか考えて欲しい。
「葵のキスしているときの顔、めちゃくちゃ好きなんだから仕方ねぇだろう」
予想通りの回答に思わず笑みがこぼれてしまう。
本当に可愛いな……。
額や頬、首筋にキスを受け、ねっとりと唇を貪られたら体が素直に次の行為を欲してしまって……。つい潤んだ目で成宮先生を見つめてしまったらしい。
ふと彼の目が悪戯っぽく、三日月のように細められた。
「葵、お前、今何を考えてんの?」
その言葉に一瞬息を呑む。顔に熱を帯びてくるのが自分でもわかってしまった。
素直に言おうか言わまいか悩むけど、ここは一つ可愛い恋人を演じようと腹をくくる。
そっと成宮先生を抱き寄せ、耳元で囁いた。
できるだけ甘えた声を出して。「これでもくらえ」と心の中でほくそ笑みながら。
「俺、成宮先生とエッチなことしたい……」
少しびっくりしたようだけど、満足そうに、幸せそうに成宮先生が微笑んだ。
その表情は、天邪鬼な彼が、俺への愛情を素直に表現してくれるように感じられて、心がくすぐったくなる。
そんな愛しい恋人にキスをされて、俺はまた蕩けてしまった。
優しくて甘くて、温かくて柔らかい。
あぁ……俺は、この人とのキスがすごく好きだ。
「あまぁい」
俺は成宮先生の唾液で濡れた唇で、そう囁いた。
まだかな………。
いい加減ゲームに飽きてきて、ついウトウト微睡んでしまう。
静かな室内に響き渡るパソコンのタイピン音に、マウスをクリックする音……それがすごく心地いい。
その時、随分と聞きなれた声で名前を呼ばれる。
「葵」って……。
それと同時に、唇に触れる温かい感触に夢から現実に引き戻された。
「成宮先生、リップクリーム嫌いだから、唇がガサガサして痛いです」
本当はこんなじゃれ合いをずっと待っていたのに、強がって嫌がる素振りをしてしまった。
「うるせぇよ」
今度は深く口付けられた。
良かった、続けてくれて……。素直じゃない俺がそっと安堵する。
顔の角度を微妙に変えて、少しずつ熱を増すキスに酔いしれ始める。彼を受け入れるために顔を上げ、唇を薄く開いて舌の侵入を自ら迎え入れた。
普通、他人の唾液なんて気持ち悪いし汚く感じるのに、なんでこの人のは汚いと思わないんだろう……むしろ、もっともっと自分の口内に注ぎ込んで欲しいとさえ思ってしまう。
それはまるで全てを麻痺させる媚薬のようで。
柔らかい唇、温かい舌。時々漏れる甘い吐息。
全身の力が抜け、成宮先生の口付けに骨抜きにされてしまった。
「葵、もうとろけてる。お前、本当にちょろいな?」
成宮先生が悪戯っぽく笑うけど、気持ちいいんだから仕方ないじゃないか……。
お互いの舌を絡め合わせれば、キスの熱はどんどん高まり、
「あぁ…あ、はぁ、んんっ」
と、自然に甘い吐息が溢れ出す。これじゃあ成宮先生の思うツボだ。
「エッロ……」
ほらね…? 結局いつもみたいに弄ばれてしまう。
何かに捕まりたくて手をさ迷わせれば、両手の指を絡み取られ、そっとソファーに縫い付けられた。
もっとして……。
離された成宮先生の唇を、思わず視線で追いかけてしまう。
俺の体はすっかり火照り、こんなんじゃ全然物足りなくて。自分から成宮先生の体を引き寄せ、キスをねだる。
長い長い時間、お互いの唇を味わい続けた。
ふと、違和感を感じて目を開ければ自然と視線が絡み合う。
「なんで成宮先生は、キスしてる時、目を開けてるんですか?」
いつも感じる疑問。
まぁだいたい考えていることは察しがつくけど……。一般常識とか考えて欲しい。
「葵のキスしているときの顔、めちゃくちゃ好きなんだから仕方ねぇだろう」
予想通りの回答に思わず笑みがこぼれてしまう。
本当に可愛いな……。
額や頬、首筋にキスを受け、ねっとりと唇を貪られたら体が素直に次の行為を欲してしまって……。つい潤んだ目で成宮先生を見つめてしまったらしい。
ふと彼の目が悪戯っぽく、三日月のように細められた。
「葵、お前、今何を考えてんの?」
その言葉に一瞬息を呑む。顔に熱を帯びてくるのが自分でもわかってしまった。
素直に言おうか言わまいか悩むけど、ここは一つ可愛い恋人を演じようと腹をくくる。
そっと成宮先生を抱き寄せ、耳元で囁いた。
できるだけ甘えた声を出して。「これでもくらえ」と心の中でほくそ笑みながら。
「俺、成宮先生とエッチなことしたい……」
少しびっくりしたようだけど、満足そうに、幸せそうに成宮先生が微笑んだ。
その表情は、天邪鬼な彼が、俺への愛情を素直に表現してくれるように感じられて、心がくすぐったくなる。
そんな愛しい恋人にキスをされて、俺はまた蕩けてしまった。
優しくて甘くて、温かくて柔らかい。
あぁ……俺は、この人とのキスがすごく好きだ。
「あまぁい」
俺は成宮先生の唾液で濡れた唇で、そう囁いた。
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