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第2章
ベアトリス女王国防衛編
9.つかの間の平和
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隠密スキル、忍者刀の魔剣のスキルで、周りに感知されなくなり、隠れる事のできるスキルだ。
何故そんな事をしているかと言うと、ほら、だって、気になるじゃん、普段自分が居ない所で、どんな話してるのか。
そんな言い訳を自分にしながら、澪達とエレナ姫が話してる場に近付く。
「明くん遅いね?」
「そう言えばそうね、まぁどうせ部屋で居眠りしてんでしょ」
「いえ、部屋から出てとっくに、こちらに向かったと聞いています」
「部屋を出たのに、まだ来てないのかい?」
「ふむ、明の事だから大丈夫であろうが…」
「探しにいった方がいいかな?」
「平気でしょ?」
「あの、皆様は気にならないんですか?
私は、工藤様の事が気になってしょうがないんですが…」
「それって、明くんの事が……」
「い、いえ、そうゆうわけではなく、工藤様が見えないところで、また何かとんでもない事をしてないか心配で」
「あー、魔王と戦ってたりね」
「さすがに、それはないんじゃないか?」
「加えて言うなら、お城を壊してないかとか」
「まるで、魔物みたいな扱いだね?」
「そ、そうゆう訳ではないのですが…」
「大丈夫だよ、明くんなら、何があっても皆を守ってくれるから!」
「そうよ、平気、平気、どうせトイレで、踏ん張ってるとかでしょ」
スパンッ!しまった、鈴が女子力皆無な
発言をするんで、つい手が出てしまった。
「あいた!何すんのよ敦!」
「いや、俺じゃあ…」
「明くん!」
「え?明?」
「うん、今明くんの匂いが……」
「ど、どこからですか?」
「クン、クン……ここだ!!」
パシッ!手を捕まれる、隠密は、一度認知されると、解けてしまう、ましてや触られたら……
「やっぱり明くんだ!」
「あー!あんたいつからいたのよ」
「鈴を叩いたのは、失敗だったな」
「やっぱり、あんたかい!」
澪の異常性により、隠密は解かれてしまった。余り面白い話が聞けなかったな、どちらかと言えばしょうもない話だ、しょうがないので普通にパーティーに参加しよう。
「楽しんでいただけているようで、何よりです」
「あぁ、料理も旨いしな」
しばらく澪達と話ながら、バイキング形式の料理を食べていると、ミレナ女王が挨拶に来た。
「今回は、ご参加頂けてよかったですわ」
「近くに魔王も、居ないしな」
「そ、それは良かったです」
「前回も、参加したかったが何せこの城の警備が雑でな、魔王が潜んだりしていたから……」
「できれば、それくらいで、お許しいただけませんか?」
「しょうがないな」
と、ミレナ女王と楽しい(?)会話をしていると、邪魔をする奴が一人。
ご存じ日野だ。
「よくも、偉そうにして」
「お前こそ、何で居るんだ?ここは戦勝会、戦った者を労う場だぞ」
「ふん、僕達は城を守っていたんだ」
「街に攻めてきてるのに、城を守ってどうすんだ、バカかお前?」
「城には、女王や姫が居るんだ、守って
当然だろ!」
「いや、その二人、前線に居たし」
「申し訳ありません、伝え忘れていました」
いや、この女王の反応、わざと伝えてなかったな。当然と言えば当然か、足手まとい処か、足を引っ張る様な奴を前線に出させないか。
それが、日野も分かったのか、真っ赤な顔で、俺に怒鳴る。
「俺をバカにしやがって、工藤、俺と勝負しろ!」
「お前、誰が魔王を倒したかわかってるのか?」
「そうですね、工藤様の実力なら、怪我もしないし、させないでしょう」
「うぐ、くそ、覚えてろよ!いつか、お前を殺してやる!」
あいつじゃ無理だろ、その後は特に何もなく、平和にパーティーは終わった。
「ふぅ、食べ食べた~」
「鈴、肥るぞ?」
「うぐっ、い、いいの!たまには!」
「たまには?」
「たまには!!」
「もう、二人ともまたケンカして……」
「でも、こうやってまたいつもの話が出来るのは良いことだよね」
「うむ、そうだな、皆無事で良かった」
「まだ、終わった訳じゃないがな、魔王は後五人も居るんだ」
「大丈夫でしょ!あんたが居るんだから!」
「そうだね、明くんが居るから安心できるよ」
「お前らの信用は何処からくるんだ?」
四人が全員根拠のない信用を向けてくる、昔から解らないものだ。
「あんたが気付いてないだけよ」
「はぁ、理解に苦しむ」
「その内解るさ」
「さぁ、みんなもう遅いし寝よう」
「うん、あたし疲れちゃった、おやふみ」
各々部屋に戻り、休む事に次の日からまた長い戦いが待っているとは、この時知るよしもなかった。
何故そんな事をしているかと言うと、ほら、だって、気になるじゃん、普段自分が居ない所で、どんな話してるのか。
そんな言い訳を自分にしながら、澪達とエレナ姫が話してる場に近付く。
「明くん遅いね?」
「そう言えばそうね、まぁどうせ部屋で居眠りしてんでしょ」
「いえ、部屋から出てとっくに、こちらに向かったと聞いています」
「部屋を出たのに、まだ来てないのかい?」
「ふむ、明の事だから大丈夫であろうが…」
「探しにいった方がいいかな?」
「平気でしょ?」
「あの、皆様は気にならないんですか?
私は、工藤様の事が気になってしょうがないんですが…」
「それって、明くんの事が……」
「い、いえ、そうゆうわけではなく、工藤様が見えないところで、また何かとんでもない事をしてないか心配で」
「あー、魔王と戦ってたりね」
「さすがに、それはないんじゃないか?」
「加えて言うなら、お城を壊してないかとか」
「まるで、魔物みたいな扱いだね?」
「そ、そうゆう訳ではないのですが…」
「大丈夫だよ、明くんなら、何があっても皆を守ってくれるから!」
「そうよ、平気、平気、どうせトイレで、踏ん張ってるとかでしょ」
スパンッ!しまった、鈴が女子力皆無な
発言をするんで、つい手が出てしまった。
「あいた!何すんのよ敦!」
「いや、俺じゃあ…」
「明くん!」
「え?明?」
「うん、今明くんの匂いが……」
「ど、どこからですか?」
「クン、クン……ここだ!!」
パシッ!手を捕まれる、隠密は、一度認知されると、解けてしまう、ましてや触られたら……
「やっぱり明くんだ!」
「あー!あんたいつからいたのよ」
「鈴を叩いたのは、失敗だったな」
「やっぱり、あんたかい!」
澪の異常性により、隠密は解かれてしまった。余り面白い話が聞けなかったな、どちらかと言えばしょうもない話だ、しょうがないので普通にパーティーに参加しよう。
「楽しんでいただけているようで、何よりです」
「あぁ、料理も旨いしな」
しばらく澪達と話ながら、バイキング形式の料理を食べていると、ミレナ女王が挨拶に来た。
「今回は、ご参加頂けてよかったですわ」
「近くに魔王も、居ないしな」
「そ、それは良かったです」
「前回も、参加したかったが何せこの城の警備が雑でな、魔王が潜んだりしていたから……」
「できれば、それくらいで、お許しいただけませんか?」
「しょうがないな」
と、ミレナ女王と楽しい(?)会話をしていると、邪魔をする奴が一人。
ご存じ日野だ。
「よくも、偉そうにして」
「お前こそ、何で居るんだ?ここは戦勝会、戦った者を労う場だぞ」
「ふん、僕達は城を守っていたんだ」
「街に攻めてきてるのに、城を守ってどうすんだ、バカかお前?」
「城には、女王や姫が居るんだ、守って
当然だろ!」
「いや、その二人、前線に居たし」
「申し訳ありません、伝え忘れていました」
いや、この女王の反応、わざと伝えてなかったな。当然と言えば当然か、足手まとい処か、足を引っ張る様な奴を前線に出させないか。
それが、日野も分かったのか、真っ赤な顔で、俺に怒鳴る。
「俺をバカにしやがって、工藤、俺と勝負しろ!」
「お前、誰が魔王を倒したかわかってるのか?」
「そうですね、工藤様の実力なら、怪我もしないし、させないでしょう」
「うぐ、くそ、覚えてろよ!いつか、お前を殺してやる!」
あいつじゃ無理だろ、その後は特に何もなく、平和にパーティーは終わった。
「ふぅ、食べ食べた~」
「鈴、肥るぞ?」
「うぐっ、い、いいの!たまには!」
「たまには?」
「たまには!!」
「もう、二人ともまたケンカして……」
「でも、こうやってまたいつもの話が出来るのは良いことだよね」
「うむ、そうだな、皆無事で良かった」
「まだ、終わった訳じゃないがな、魔王は後五人も居るんだ」
「大丈夫でしょ!あんたが居るんだから!」
「そうだね、明くんが居るから安心できるよ」
「お前らの信用は何処からくるんだ?」
四人が全員根拠のない信用を向けてくる、昔から解らないものだ。
「あんたが気付いてないだけよ」
「はぁ、理解に苦しむ」
「その内解るさ」
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