62 / 84
第6章エルフの森
1.獣人族の引っ越し(準備)
しおりを挟む
魔王・デスが居なくなってから早一時間、まだダウンロードは終わってなかった。
「長いな」
「そうだね、電波悪いのかな?」
「いや、澪?電波ってそもそもどこから受信してるの?」
ダウンロードするからには発信元があるはず、しかし、ここは異世界。
「うーん、強いて言うなら俺から受信してることになるのか?」
「え!?明くんパソコンだったの!?」
「いや、違うけど」
「本当に?良かった、さすがに私でもパソコンとは子づく……」
「ところで、この後獣人の村に戻るがミーアはそれでいいか?」
澪が久しぶりにあれな発言をするので、言い終わる前に被せる、こうゆうので平和を実感するのは如何なものか。
「村に帰るのは思うところはあります、ですがこの身は明様に捧げていますので、異論はありません」
「あ、そう、あまり気負わないようにな?」
「はい、ありがとうございます!」
あー、やっぱりミーアを置いていけないだろうか?
「それにしても遅いわね!」
鈴が我慢の限界が来たらしく、ホムンクルスの瞳を再度覗こうとしたとき急に頭が持ち上がった。
「うひゃあ!びっくりした!」
鈴が驚いて飛び退く、ホムンクルスはしばらく目を開けず首をかくかく動かしていた。
〈マスターお待たせしました、これよりナビゲーションシステム再開します〉
瞼を開けるとそこにはエメラルド色の瞳があった、髪は黒のロングヘアー、全体的に人形ぽさをのぞかせている。
「声はいつも聞くナビさんの声なんだな」
〈はい、音声データもダウンロード済みです〉
「本当にアプリみたいだな」
ナビさんと話をしていると、困惑していた澪から質問がくる。
「明くんはこの人?の事知ってるの?」
「あー、そこら辺も話さないとな、まずは……」
〈マスター先に獣人の村に戻る事をおすすめいたします、話は落ち着きながらの方がよろしいかと〉
「それもそうだな」
鈴達特に澪の疑問に満ちた目はとりあえず置いておいて、先に村への報告を優先する、道中ミーアがぎこちないように見える。
「ご無事で何よりです工藤様」
「ただいま戻った」
村に戻るとエレナ姫とクロエ、そして村長が待っていた。
「ミーア……」
「村長……」
感動の再会か……。
「お帰り、あっちにスープがあるんで良かったらいただきなさい」
「はーい」
「あ、ちゃんと手を洗うんだよ?」
え?何この学校から帰って来たよ的な会話。
「ちょっと待て!」
『え?』
ミーアと村長が二人してきょとんとしている。
「感動の再会はどうした!?」
「感動?」
「そうだ、会うの久しぶりだろ?」
「ええ、一年ぶりに会いました」
「は?」
一年?割りと最近じゃん!?
「明様、確かにわたしは城に常駐を命令されていました」
「あ、ああ、だから会えないだろ?」
「しかし、一年に一回村に帰るように約束していたのです」
「そうだったのか」
「はい、でないと寂しいからとお爺様が」
「そのお爺様って……」
「こちらの村長です」
じいさん、魔王に頼むって何気に神経図太いな。
「デス様の前で皆が引くぐらい大泣きして、しまいには寝転がって駄々を……」
訂正、ダサいな。
「あの時は、若かったのぅ」
若いって問題じゃなくない?
「俺の感動返してもらっていい?」
目頭が熱くなって損した。
村入り口での一悶着後、村長宅にて腰を落ち着けて話をする事に。
「……なるほど、では工藤様はこれからエルフの森に?」
「ああ、そうゆう順番らしいからな」
「わかりました、では早馬でお母様にお伝えいたします」
「頼んだ」
「はい、ところでそちらの方は?」
そう言ってナビさんを見るエレナ姫、澪達も首を縦に振って、催促をする。
「こちらはホムンクルスだ、魔王・デスがいらないって言うんで貰って来た、中身はナビゲーションシステムと言って、今まで俺のサポートスキルとして助けてくれていた人(?)だ」
〈マスター、ここでご提案があります〉
「提案?」
〈はい、肉体を得ると言う悲願を達成しました〉
「肉体を得るって悲願だったんだ……」
〈はい、具体的には第1章4話33行目付近です〉
「いや、そこまで具体的に話すのはやめて貰っていいかな」
〈失礼しました、改めて悲願を達成した暁に、この身に名前を下さい〉
「じゃあナビさんで」
〈え?〉
ピシッと音が聞こえそうな程ナビさんの動きが止まる。
〈いえ、いえいえそうではなくマスター〉
「ナビさんで」
〈いえ、あの〉
「ナビさんで」
〈マスター……〉
「改めてナビさんだ」
今度は澪達に向かって紹介する様に言う、一連のやり取りを見ていた澪達は苦笑いである。
〈………ナビです〉
「あ、はい、よろしくお願いします」
「な、何て言うか、親しみやすい名前でいいと思いますよ」
「う、うむ、そうだな親しみやすさは大事だな」
「そ、そうだね、僕も大事だと思います、あの、ハンカチどうぞ」
どうやら無事打ち解けられたようで何よりだ。
〈まさか、肉体を得て初めて流す涙がマスターによる物とは〉
「人聞きの悪い事言うなよ、後とりあえず着替えたら?」
ナビさんの格好はデスの趣味なのか、薄手の白いワンピースのみである。
「クロエ、着替えを用意してやれ」
「畏まりました、ナビ様こちらへ」
クロエはナビさんを様付けなんだな。
数分後、着替えを済ませたナビさんとクロエが戻って来たが、あー、これはツッコまずにはいられないな。
〈ただいま戻りました、マスター〉
「うん、おかえり、で聞きたい事があるんだけど、なんでメイド服なの」
「ご説明いたしましょう!」
クロエが前に出る、なんでこんなにテンション高いの?
「聞けばナビ様は、明様がこの世界に下り立ってから仕えていたとか」
うん、仕えていたが正しいか分からないが、何せスキルだしな。
「そんなナビ様が着るものにメイド服以上の物はありません!」
「力説している所悪いけど、まったく分からん」
〈マスター〉
「うん?」
ナビさんの方を向くと、くるりと回って見せた。
〈どうでしょう?似合いますか?〉
「無表情じゃなけりゃな」
〈……解せません〉
やっぱりナビさんはナビさんでした。
「もういいや、とりあえずもういい、問題は……」
頭を抑えながらミーアの方を見る。
「ミーアさん?その格好は何かな?」
「はい、明様メイド服でございます」
「お前もか」
クロエにナビさんを頼んだ時、ちゃっかり着いていってたのは見えていたがやっぱりか。
「まぁ、いいそれももういい、が、村長はいいのか?」
「………」
「村長?」
「………」
「やばい!息してないぞ!」
「ぎゃー、心臓マッサージ!」
「あぁ、お爺様、ゆっくりお休みください」
「身内が一番諦めるの早い!?」
何とか村長の蘇生を試みる。
「ゴホァ!」
「良かった何とか戻って来た」
「おぉ、天使が、天使が下りましたじゃ」
「大丈夫だ、そんな奴いても俺が斬り倒す」
「お爺様大丈夫ですか?」
「お、おぉ、天使……」
「天使って自分の孫の事かよ!?」
「そしてまた息を引き取った!?」
「いい加減にしろ!じじい!」
拳で村長の胸を殴打する。
「ゴホァ!」
大丈夫、歴とした蘇生術の一つだ、他意はない。
「いや、いや、ご迷惑をお掛けしました」
「あぁ、本当にな」
「お爺様が無事で何よりです」
「お前諦めてたろ、それで村長、あんたの孫はついてくる気みたいだけどいいのか?」
「はい、かわいい孫には旅をさせろと言いますし」
「微妙に違う気がするが」
「しかし、条件があります」
「嫌な予感がするが聞こう」
「週に一度帰って来て貰いたいのです」
「やっぱりか、それは無理だ、幾らなんでもそんな余裕ないだろ」
「では、だめですじゃ」
「そうですか、では仕方ありませんね」
お?以外とミーアはすんなり諦めるのか?そうか、クロエみたいになっていたのは一時的なものだったんだな、さすがにあんなの大量に居たら堪らないからな、当然か。
「お爺様、お命頂戴!」
「何でそうなる!?」
「障害を排除してでも貫きたいものがあるのです!例えそれが身内であっても!」
「かっこいいなおい、でも、そこまでのものじゃないからね?」
「くっくっく、お主にできるかな?」
「じいさんもかっこいいな」
そしてじいさん強!ミーアの割りと本気の拳を避けてる!?
〈村長はミーアの武術の師でもあるそうです〉
「あー、ミーアの戦い方ってなんかの拳法じみてるなと思ったけど、そうだったのか」
「それより、明!止めなさいよ」
「明様、ここはお任せください」
クロエが前に出る、クロエもそれなりに強いしこれで止まるだろう。
「ミーア、力添えします」
「ありがとうございます、クロエ先輩!」
違った、止まるのは村長の心臓の方だった。
「いつの間に先輩、後輩の関係に……」
〈先ほど、着替えの際に〉
「そんな短時間で、あそこまで連携のできる往年のダブルスみたいに成るものなの?」
〈それほどまでに深い絆が芽生えたのでしょう〉
「明くん、これどうするの?」
「もうほっとこう、俺達は先に引っ越しを手伝おう」
「いいの本当に?」
「なら、あの中に入りたいか鈴?」
現在三人は、拳と暗器の応酬をしている。
「うん、ほっとこう」
さあ、引っ越し、引っ越し。
「長いな」
「そうだね、電波悪いのかな?」
「いや、澪?電波ってそもそもどこから受信してるの?」
ダウンロードするからには発信元があるはず、しかし、ここは異世界。
「うーん、強いて言うなら俺から受信してることになるのか?」
「え!?明くんパソコンだったの!?」
「いや、違うけど」
「本当に?良かった、さすがに私でもパソコンとは子づく……」
「ところで、この後獣人の村に戻るがミーアはそれでいいか?」
澪が久しぶりにあれな発言をするので、言い終わる前に被せる、こうゆうので平和を実感するのは如何なものか。
「村に帰るのは思うところはあります、ですがこの身は明様に捧げていますので、異論はありません」
「あ、そう、あまり気負わないようにな?」
「はい、ありがとうございます!」
あー、やっぱりミーアを置いていけないだろうか?
「それにしても遅いわね!」
鈴が我慢の限界が来たらしく、ホムンクルスの瞳を再度覗こうとしたとき急に頭が持ち上がった。
「うひゃあ!びっくりした!」
鈴が驚いて飛び退く、ホムンクルスはしばらく目を開けず首をかくかく動かしていた。
〈マスターお待たせしました、これよりナビゲーションシステム再開します〉
瞼を開けるとそこにはエメラルド色の瞳があった、髪は黒のロングヘアー、全体的に人形ぽさをのぞかせている。
「声はいつも聞くナビさんの声なんだな」
〈はい、音声データもダウンロード済みです〉
「本当にアプリみたいだな」
ナビさんと話をしていると、困惑していた澪から質問がくる。
「明くんはこの人?の事知ってるの?」
「あー、そこら辺も話さないとな、まずは……」
〈マスター先に獣人の村に戻る事をおすすめいたします、話は落ち着きながらの方がよろしいかと〉
「それもそうだな」
鈴達特に澪の疑問に満ちた目はとりあえず置いておいて、先に村への報告を優先する、道中ミーアがぎこちないように見える。
「ご無事で何よりです工藤様」
「ただいま戻った」
村に戻るとエレナ姫とクロエ、そして村長が待っていた。
「ミーア……」
「村長……」
感動の再会か……。
「お帰り、あっちにスープがあるんで良かったらいただきなさい」
「はーい」
「あ、ちゃんと手を洗うんだよ?」
え?何この学校から帰って来たよ的な会話。
「ちょっと待て!」
『え?』
ミーアと村長が二人してきょとんとしている。
「感動の再会はどうした!?」
「感動?」
「そうだ、会うの久しぶりだろ?」
「ええ、一年ぶりに会いました」
「は?」
一年?割りと最近じゃん!?
「明様、確かにわたしは城に常駐を命令されていました」
「あ、ああ、だから会えないだろ?」
「しかし、一年に一回村に帰るように約束していたのです」
「そうだったのか」
「はい、でないと寂しいからとお爺様が」
「そのお爺様って……」
「こちらの村長です」
じいさん、魔王に頼むって何気に神経図太いな。
「デス様の前で皆が引くぐらい大泣きして、しまいには寝転がって駄々を……」
訂正、ダサいな。
「あの時は、若かったのぅ」
若いって問題じゃなくない?
「俺の感動返してもらっていい?」
目頭が熱くなって損した。
村入り口での一悶着後、村長宅にて腰を落ち着けて話をする事に。
「……なるほど、では工藤様はこれからエルフの森に?」
「ああ、そうゆう順番らしいからな」
「わかりました、では早馬でお母様にお伝えいたします」
「頼んだ」
「はい、ところでそちらの方は?」
そう言ってナビさんを見るエレナ姫、澪達も首を縦に振って、催促をする。
「こちらはホムンクルスだ、魔王・デスがいらないって言うんで貰って来た、中身はナビゲーションシステムと言って、今まで俺のサポートスキルとして助けてくれていた人(?)だ」
〈マスター、ここでご提案があります〉
「提案?」
〈はい、肉体を得ると言う悲願を達成しました〉
「肉体を得るって悲願だったんだ……」
〈はい、具体的には第1章4話33行目付近です〉
「いや、そこまで具体的に話すのはやめて貰っていいかな」
〈失礼しました、改めて悲願を達成した暁に、この身に名前を下さい〉
「じゃあナビさんで」
〈え?〉
ピシッと音が聞こえそうな程ナビさんの動きが止まる。
〈いえ、いえいえそうではなくマスター〉
「ナビさんで」
〈いえ、あの〉
「ナビさんで」
〈マスター……〉
「改めてナビさんだ」
今度は澪達に向かって紹介する様に言う、一連のやり取りを見ていた澪達は苦笑いである。
〈………ナビです〉
「あ、はい、よろしくお願いします」
「な、何て言うか、親しみやすい名前でいいと思いますよ」
「う、うむ、そうだな親しみやすさは大事だな」
「そ、そうだね、僕も大事だと思います、あの、ハンカチどうぞ」
どうやら無事打ち解けられたようで何よりだ。
〈まさか、肉体を得て初めて流す涙がマスターによる物とは〉
「人聞きの悪い事言うなよ、後とりあえず着替えたら?」
ナビさんの格好はデスの趣味なのか、薄手の白いワンピースのみである。
「クロエ、着替えを用意してやれ」
「畏まりました、ナビ様こちらへ」
クロエはナビさんを様付けなんだな。
数分後、着替えを済ませたナビさんとクロエが戻って来たが、あー、これはツッコまずにはいられないな。
〈ただいま戻りました、マスター〉
「うん、おかえり、で聞きたい事があるんだけど、なんでメイド服なの」
「ご説明いたしましょう!」
クロエが前に出る、なんでこんなにテンション高いの?
「聞けばナビ様は、明様がこの世界に下り立ってから仕えていたとか」
うん、仕えていたが正しいか分からないが、何せスキルだしな。
「そんなナビ様が着るものにメイド服以上の物はありません!」
「力説している所悪いけど、まったく分からん」
〈マスター〉
「うん?」
ナビさんの方を向くと、くるりと回って見せた。
〈どうでしょう?似合いますか?〉
「無表情じゃなけりゃな」
〈……解せません〉
やっぱりナビさんはナビさんでした。
「もういいや、とりあえずもういい、問題は……」
頭を抑えながらミーアの方を見る。
「ミーアさん?その格好は何かな?」
「はい、明様メイド服でございます」
「お前もか」
クロエにナビさんを頼んだ時、ちゃっかり着いていってたのは見えていたがやっぱりか。
「まぁ、いいそれももういい、が、村長はいいのか?」
「………」
「村長?」
「………」
「やばい!息してないぞ!」
「ぎゃー、心臓マッサージ!」
「あぁ、お爺様、ゆっくりお休みください」
「身内が一番諦めるの早い!?」
何とか村長の蘇生を試みる。
「ゴホァ!」
「良かった何とか戻って来た」
「おぉ、天使が、天使が下りましたじゃ」
「大丈夫だ、そんな奴いても俺が斬り倒す」
「お爺様大丈夫ですか?」
「お、おぉ、天使……」
「天使って自分の孫の事かよ!?」
「そしてまた息を引き取った!?」
「いい加減にしろ!じじい!」
拳で村長の胸を殴打する。
「ゴホァ!」
大丈夫、歴とした蘇生術の一つだ、他意はない。
「いや、いや、ご迷惑をお掛けしました」
「あぁ、本当にな」
「お爺様が無事で何よりです」
「お前諦めてたろ、それで村長、あんたの孫はついてくる気みたいだけどいいのか?」
「はい、かわいい孫には旅をさせろと言いますし」
「微妙に違う気がするが」
「しかし、条件があります」
「嫌な予感がするが聞こう」
「週に一度帰って来て貰いたいのです」
「やっぱりか、それは無理だ、幾らなんでもそんな余裕ないだろ」
「では、だめですじゃ」
「そうですか、では仕方ありませんね」
お?以外とミーアはすんなり諦めるのか?そうか、クロエみたいになっていたのは一時的なものだったんだな、さすがにあんなの大量に居たら堪らないからな、当然か。
「お爺様、お命頂戴!」
「何でそうなる!?」
「障害を排除してでも貫きたいものがあるのです!例えそれが身内であっても!」
「かっこいいなおい、でも、そこまでのものじゃないからね?」
「くっくっく、お主にできるかな?」
「じいさんもかっこいいな」
そしてじいさん強!ミーアの割りと本気の拳を避けてる!?
〈村長はミーアの武術の師でもあるそうです〉
「あー、ミーアの戦い方ってなんかの拳法じみてるなと思ったけど、そうだったのか」
「それより、明!止めなさいよ」
「明様、ここはお任せください」
クロエが前に出る、クロエもそれなりに強いしこれで止まるだろう。
「ミーア、力添えします」
「ありがとうございます、クロエ先輩!」
違った、止まるのは村長の心臓の方だった。
「いつの間に先輩、後輩の関係に……」
〈先ほど、着替えの際に〉
「そんな短時間で、あそこまで連携のできる往年のダブルスみたいに成るものなの?」
〈それほどまでに深い絆が芽生えたのでしょう〉
「明くん、これどうするの?」
「もうほっとこう、俺達は先に引っ越しを手伝おう」
「いいの本当に?」
「なら、あの中に入りたいか鈴?」
現在三人は、拳と暗器の応酬をしている。
「うん、ほっとこう」
さあ、引っ越し、引っ越し。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる