妻は六英雄だが俺はしがない道具屋です

どらごんまじっく

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北へ向かう6日目 アリナ視点

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「昨日の夜……すごかったですね……」
馬車の中、セシルが小声でそう話しかけてきた……おそらくゼロスと女山賊の行為のことを言っていると思うけど、私にはあなたの姿も十分すごかったと思ったが、流石にそれは本人には伝えられない。

今日の宿は古くてかなり年季の入った古宿であった……少し嫌な感じではあったが、小さな町で他に宿がないので仕方ない。

「すごいわね……壁とか薄いし……隙間だらけじゃないの……」
部屋に入ると、あまりにもボロさに一人で愚痴をこぼしてしまった……

壁が薄く、昨日のようにゼロスと女山賊がお楽しみを始めたら丸聞こえで大変なことになるところだったが、幸いなことに今日の隣はセシルで、ゼロスの部屋は離れている。

セシルの自慰くらいではそれほど害はないので、私は安心して床についた……


「ああああっ!! はああっ! アンアン!! ああはあっ!」
嘘でしょ……セシル……なんて声で一人で慰めてるのよ……

「はああっあん! ああはあっ! アハァ! あん!」

「……もう……どんなことすれば一人でこんなに盛り上がれるのよ……」
そう独り言で呟きながら、セシルの部屋の壁の方を見ると、大きな隙間があるのを見つける……あそこからならセシルの部屋が見えるかも……私は好奇心からそこからセシルを覗いてしまった。

「嘘でしょ……」
セシルは一人ではなかった……裸になったセシルは、大きく股を開いて巨大な男根を向かい入れていたのだ……その男根の持ち主は私もよく知ってる人物だ……
「どうしてゼロスなんかに……」

「あああっ! アン! はぁ……はぁ……ゼロスさま……もう……私……ああアン!」
「おいおい……自分から誘っておいてもう終わりか……もっと俺を楽しませてくれよ」
「はぁ……はぁ……アン!  あああっああ! すごい! 凄すぎます! 私……私のアソコ大きく広がっちゃう!」

嘘……無理やりじゃないの……セシルは自分からゼロスに抱かれてるの……

私はなぜか二人が激しくセックスする姿から目を離せなかった……あのセシルがゼロスに自ら抱かれている……その事実が信じられず……驚き戸惑っていた……

「あああん! はああん! あうっ! また……またいっちゃう……私、またいっちゃう! あああああっあああ!!!」

古い宿の一室に……セシルの絶頂の声が響き渡った……
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